1996スピードマインドジムカーナ関東シリーズ第3戦

5/19(日)、筑波ジムカーナ場、ドライ


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1996スピードマインドジムカーナ関東シリーズ第3戦 A4
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位岡留康文CE9A改0'54"2980'54"298
2位加藤正隆GC8改0'54"6240'54"4270'54"427
3位高橋義人CE9A0'54"5830'54"583
4位石川浩史BNR320'54"8720'54"872
5位斎藤守弘CE9A改0'54"9290'54"929
6位伊田和夫GC8改0'55"1820'55"0090'55"009
7位丸山憲一GC8改0'55"2810'55"281
8位池亀昭BNR32改0'57"0590'55"3470'55"347
9位中村真幸BNR32改0'55"9930'55"6050'55"605
10位増田一良CE9A改0'55"6110'55"611
12位遠藤康浩CE9A0'57"2790'56"6540'56"654

1.まえがき

 当日は、4:00過ぎに家を出発しましたが、前日寝すぎたせいかなかなか寝つけず、かなり寝不足状態となってしまいました。おまけに、前回5位に入ってしまったというプレッシャー(?)からか、かなり緊張していた様子で、顔からは血の気が引いて真っ白だった様です。
 会場に着き、準備、受付を済ませ、参加者リストを見ると、A4クラスの出走台数は 15台と、あまり多くありませんでした。話によると、この会場でのイベントは毎年人が集まらないようです。コースが狭いことと、このコースは県シリーズやその他の格式のあるイベントで使われないことが原因の様です。しかし、この15台、ほとんどが名前を聞いたことがある人ばかりで、なんか苦戦が予想されますが、私自身は第1戦7位、第2戦5位とポイントゲットしているため、出走順は後ろから5番目という身分不相応なスタート順でした。

2.コース

 コース図を見ると、高速コーナー2箇所、各高速コーナー手前のパイロン、後半のテクニカルセクション3箇所あたりがタイムの決め手になるのではと思われます。路面はけっこうグリップするとの当日の情報でしたが、自分自身、以前一度走った時には、路面温度が低かったせいか、あまりグリップしないという印象があります。今日のこのコース、シードドライバーがランサーで試走したところ、53秒台〜52秒台で走っていました。このコースの走行経験は1回しかありませんが、一応今回の目標も6位入賞です。早速競技が始まりましたが、ビギナークラスに出ている小栗君の走行後のコメントでは、かなりグリップするねぇとのことでした。
 私の出走も近くなり、特に難しいことも考えず、セッティングはいつもの通りでトライすることに。今回もタイヤはSSではありません。しかし、寝不足となぜかかなりの緊張とで体調が悪く、集中できません。何回も頭の中でコースのイメージを繰り返しましたが、どうもいつもと感覚が違い、イメージがスムースにできませんでした。

3.第一ヒート

 路面はドライで、路面温度は温め(?)ということで、6500rpmくらいでクラッチミート。全開から2速へシフトアップして一瞬アクセルオフから右90度ターンです。若干アンダーを出しながらアクセルを入れて一番奥の左回りのパイロンへ。予定よりパイロンに近付き過ぎましたが2速6000rpmくらいからフルブレーキングし1速に落としグリップでクリア。そこから左回りの高速コーナーで加速し2速にシフトアップし、Rのきついところをアクセルオフでまわり、次の左鋭角コーナーで1速に落としてサイドターン。加速して2速に入れ、すぐに1速に落として180度のサイドターン。再び加速し、2速に入れ、すぐ1速に落として右180度ターンをグリップでクリア。その後全開で加速して2速にシフトアップするところでシフトが抜け、しばらく惰性で走る時間が。気を取り直して2速に入れ、2速の長〜い高速右コーナーを、途中Rのきついところで一瞬だけアクセルを緩め、2速全開。その後3本並んだ真中の1本を230度ターンするため、フルブレーキングから1速に落としサイドターン。このサイドターンは、左右にある規制パイロンを意識しすぎたせいか、完全に回り切れず予定外の方向へ。加速して2速に入れ次のパイロンへ向かいますが、手前の脱出方向が悪かったせいで次のS字に変な方向から進入するはめに。ここは左右左というS字&最後の左ターンは180度向きを変え戻り、再び手前の2本の間を通るというテクニカルセクションであり、先週練習した振り返しが使える絶好の場面と思われました。ところが、進入が悪く、最初に右に振るべきターンに逆に加重が残った状態で進入したため当然サイドブレーキきかず、その後の180度ターンも失敗と、最悪でした。そして、加速し、2速に入れるべきところを1速でリミッターを効かせながら走ってしまい、2本パイロンへ。縦に並んだ2本のパイロンをぐるっと右回りし、その最後に左に向きを変える規制パイロンが。ここも2本パイロンの奥でサイドターンが中途半端でテールスライドしきれず、ドアンダーのままクリア、そのままゴールでした。
 タイムは57"279と、そこまでで7位。結局A4クラス全ての走行が終り1本目を10位で終えました。ん〜、1戦のビリから比べればいいとは言え、前回1位で折り返したのとは大違いです。

4.第二ヒートの対策

 1本目には明確なミスがあり、2本目はそれらを改善するしかありません。大きな点は、2回目の高速左コーナー加速時のシフトミス、3本パイロン真中のサイドターン失敗で予定外の方向へ脱出、振り返しを使いたかったテクニカルセクションでのサイドターンミス、ゴール直前のテクニカルセクションでのサイドターンミス。シフトミスは気をつければいいはずです。振り返しを使うには、その前のコーナー脱出方向が決め手になると思われます。最後のテクニカルセクションは、手前で失敗してしまったあせりもあったので、落ち着いてしっかりサイドを引くしかありません。あとは、やっぱりアクセルの踏み方が中途半端の様なので、もう、目一杯踏むことを決意しました。また、2回ある高速コーナー手前のターンを2回ともグリップで回ったのですが、進入方向によってはサイドを引くべきと判断し、ラインによっては極力サイドを引くことにしました。
 昼前には、もう眠くて眠くてしかたなく、30分くらい炎天下で寝てしまいましたが、おかげで気分がすっきりして、体調は良くなってきました。

5.第二ヒート

 そして、気分もすっきりして、2本目のトライです。いやぁ、本当に、1本目とは集中力が全く違う様に感じ、結構いけそうな気がしてきました。セッティングは、路面温度が上がっているということで、リアのエア圧を高めに設定してみました。
 A4クラスがスタートしましたが、みんなタイム的には伸び悩んでいる様です。路面温度がかなり上がっているせいで、ターンしづらくなっているのかもしれません。先ほどのポイントを頭にいれ、とにかく、踏むことと、サイドを目一杯引くことを念頭にスタートです。エア圧が当ったのか、1コーナーはいい感じでテールスライドしながらクリアできました。一つ目の高速コーナー手前のパイロンでは、1本目よりライン取りが良かったため、またまたグリップで。高速コーナーを床まで目一杯踏んで、ブレーキング&シフトダウン&サイドというところで、サイドを引く前にテールがでてしまい、カウンターがあたり、そのままアクセルを入れる勇気が無くグリップさせたのが間違い、結局サイドをひけず、グリップで大回りに。その後の180度サイドターンでは、シフトダウン時に1速に入らず、そのままサイドを引いてしまい、当然加速時にはニュートラ状態で一瞬車が止まるスピードに。回転数と車速が合っていないので1速には入らないのですがそんなことを言っている場合では無く、ミッションが壊れるのではというくらいの音をたてて無理やり1速に入れ加速。もう、泣きそうでした。その後の高速コーナー手前のパイロンもライン取りがそう悪くないと判断しグリップでまわりました。高速コーナーをまたまた目一杯踏んで、ず〜っとアンダーを出したまま、ちょっと恐いくらいのスピードがでてしまいましたが、ターン前でフルブレーキングし若干ロックぎみでターンに進入、3本パイロンの真中という規制のあるサイドターンで、やはり意識しすぎてクラッチをつなぐ時にタイムラグが。しかし、脱出方向はそれなりに。その後の2箇所のテクニカルセクションでは、気合いを入れてサイドを引き、もうこれでもかというくらいアクセルを踏みつづけました。かなり回転半径が大きくなってしまいましたが、振り返しもなんとなくでき、ゴールへ。
 タイムは56"654と、今一つでした。やはり、各所でのミスが大きかったみたいです。結局、1本目ミスをした人達は2本目きっちり走ったようで、最終的に12位になってしまいました。
6さいごに
 う〜ん、1.5秒以内に11人も入るくらいの接戦で、少しのミスですぐ順位が落ちてしまうことがわかりました。後で優勝した岡留さんには、勝つ確率を上げるならサイドもっと使うべきだというアドバイスを受けました。路面温度によってサイドを使うかグリップで回るかという判断をするという知識は自分には無く、考えさせられるコメントでした。なにしろ今まで、パイロンの位置関係とライン取りだけで、サイドを使うかどうか、判断していたからです。まあ、日頃練習会でもサイド引きまくっているのに、本番でグリップで回るというのは意味が無いのかもしれませんね。
 課題は、操作が不安定なことや、サイドターンはできる様になってきましたが、ライン取りを考えていない(余裕がない)こと、そして経験不足というのもあるでしょう。今まで2月から3ヶ月程走ってきましたが、路面温度が低い状態しか知らないわけで、これからの季節は未知の条件となります。いろいろな条件で走ったり、いろいろ試したりしている人は安定して強い様な気がします。まあ、この辺は、もう少し走り込んで体得するしかないでしょう。まぁ、徐々に安定して上位に入れるようになればいいと思います。と、いうことで、期待されていた方もいたかもしれませんが(いないって?)、今回は惨敗でした。次回は、6/16に浅間台スポーツランドでの第4戦です。ランサーでは1度しか走ったことが無いので、今回同様ちょっとつらい気がしますが、今後はこの会場を走り込む予定にしているので、まあ、どんなもんか、楽しみではあります。

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last modified : 5/May/97
yasu-e@jms.jeton.ne.jp