1997JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第9戦参戦記

10/19(日)、浅間台スポーツランド、ドライ

1997JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第9戦A4クラス
順位ドライバー車名型式1-st try2-nd trybest time
1位東仁ポインタープロマテックランサーCE9A改1'00"3610'58"9580'58"958
2位市川尚彦アトム☆天才ランサーオセロットCE9A改0'59"8981'10"792(P2)0'59"898<
3位佐々木将人BRIG☆オセロット☆ランサーCN9A1'06"7091'00"2451'00"245
4位三浦満カモメアドバンCコーンランサーCN9A1'00"9511'00"2791'00"279
5位高橋浩之GホリノΩトップスSFランサーCE9A改1'02"0141'00"5111'00"511
6位浜中一輝ALBAシルエットランサーCE9A改1'01"3411'01"0351'01"035
7位遠藤康浩シルエットアドバンランサーCE9A1'01"5441'01"1921'01"192
8位岡田和浩オセロットレイブリックランサーCE9A改1'08"987(P1)1'01"2431'01"243
9位馬場靖典ISZアドバンBRIGランサーCE9A1'01"4881'01"5361'01"488
10位森本泰弘オセロットぼけねこランサー借物CE9A改1'03"2721'02"1631'02"163

1.まえがき

 今年の神奈川シリーズも残すところ、2回となりました。A4クラスは比較的混戦模様で、3位に位置する私までチャンピオン獲得の可能性を秘めています。とは言うものの、実質的にほぼ不可能ではありますが。まぁ、2位はまだまだ狙える位置にいますので、なんとかがんばりたいと思います。
 天気予報では、雨が降る可能性はほとんど無いとのこと。妙な心配をしなくて済むので、がんばることにします。

2.当日

 そして当日、気温は低く、そろそろシーズンも終わりに近いことを肌で感じられます。シーズン終盤ということもあって、来シーズンの話があちことで聞かれます。A4クラスでは、話題のエボ5に乗り換えを考えている人、現在の車を来年のレギュレーションに合わせて改造する予定の人、現状の車をそのまま改造なしで乗る人、など、さまざまですが、維持費や参戦費などがかかることから、現状の車をそのまま乗る人が多い様です。我がチームはというと、シーズン前から宣言していた、シリーズチャンプがとれた場合のみ、JMRC関東を頑張って戦うことにしていますが、シリーズチャンプを逃した場合には、来年度計画は白紙なのであります。私にとってはこの日にシリーズチャンプの可能性が無くなるかどうかがかかっているため、気合だけは十分な状態での参戦となりました。こういうときに限って成績悪いのが心配ではありますが...
 コースは、サイドを引く回数も数回で、一見イケイケっぽい感じですが、よく見ると、高速ターンの出口が全て回り込む様ないやらしい設定になっています。ターンを終了して全開で抜ける様な気持ちよい部分はありません。うーん、ちょっと心配。出口で踏んでいくことはできるのですが(それは誰でもできるって?)、出口がきついコーナーを丁寧に抜けるのは大の苦手です(ただ運転が雑なだけです、はい)。アンダーを出したらタイムにつながらないことは承知していますので、いかに気合を抑えて、突っ込み過ぎ、踏み過ぎに気をつけられるかどうかがポイントになりそうです。
 セッティングは、ドライセッティングからフロントのエアを0.2落とし、リアはエアを0.1落とし、ショックを1段上げてトライすることにします。

3.第一ヒート

 そして第一ヒート。スタートし2速へ入れ、全開付近から軽くブレーキングで向きを変え、左パイロンを通過し、3速で奥のコーナーへ。丁寧にブレーキングして2速に落とし、アクセルオン。軽いテールスライドとともに鋭角な右ターンへ向かいます。ここまではまずまず。出口がきつい右ターンのため、ブレーキングで車の向きを変えようとしますが、ブレーキングが遅れ、ドアンダーに。グリップを待ちアクセルを入れ、アウトに膨らみながら加速。おかげで次のラインがきつくなり、排水口を避ける様に一瞬アクセルを抜き、荷重を右に移しかえてギャラリー前まで3速に入れて加速、シェルコーナーへ。この区間、かなりのタイムロスです。入り口で2速に落とし、シェルコーナーをやや直線的に一瞬アクセルを入れ、出口で1速に落とし、グリップで左ターン。ブレーキングが甘く、オーバースピードで左ターンに進入してしまい、アウトにはらみながらシケインぎみの島をクリア。完全にタイムロスです。各ターンでつまりながら島を抜け、全開で奥の左コーナーへ。3速から2速に落とし、多角形ぎみに左奥へ加速し、ブレーキング後1速で軽くサイドで気持ち向きを変え、加速します。排水口を避け、島へS字気味に向かいますが、ここは、比較的最短ラインを狙い大きな挙動が発生しない様に島に進入。島の出口で1速に落とし、シェルコーナーをグリップで加速。再び鋭角に島に進入しシケインを脱出しますが、すべてグリップでトライしました。しかしこのあたりはかなりぎくしゃくし、やっぱサイド使えばよかったなぁと思いながら加速、間隔のやや広い2本パイロンへ向かいます。2速に入れ、2本パイロンで1速に落とし、サイド。浅めの蛇角で大きく回り、加速。ここはうまく行きました。2速で島に進入し、シケインぎみに島を出る前に1速へ。向きを変え加速しながら最後のスラロームへ向かい、スラローム入り口でサイドをあて、スラロームを加速しながら2速に入れてゴール。タイムは**でした。

4.第ニヒートの対策

 なんだか、ぎくしゃくぎくしゃくと全く乗れていません。前回のスピマイカップの方がまだましといった走りです。完全に気合と運転が空回りしているのが自分でもよく分かります。走りの狙いがどうこうというより、勝ちたいという精神的な不安定さが、非常に影響している様です。
 とにかく、アンダーを出してしまった部分はきちんと抑えて走ること。そして、なんとかリラックスして走りたいところです。
 参加台数の少ない神奈川戦、あっと言う間に第二ヒートとなります。セッティングはそのままで、なんとか良い結果を目指します。

5.第ニヒート

 さて、第二ヒートのスタートです。スタート後2速全開付近から軽いブレーキングで向きを変え、左バイロンを通過。今度は2速リミッターのまま奥のコーナーへ。丁寧にブレーキングして、テールスライドとともにアクセルオン。ターン後半テールがグリップし、向きが変わりきらなかったため、きつい出口へ向けブレーキングして車の向きを変えます。アンダーを出したこともあり、車速を落とし過ぎ、ストール気味から加速。なにをやってるんだか。とにかく踏んで、3速からシェルコーナーへ。入り口で2速に落とし、一瞬加速後、シェルコーナー出口で1速に落とし、サイド。しかしこのサイドが中途半端で、きちんと向きを変えることができず。やはり島を利用したシケイン各コーナーでつまりながら島を抜け、全開で奥の左コーナーへ。3速から2速に落とし、一瞬加速後、1速でサイドをあてましたが、今度は思いっきりテールを流してしまい、カウンターまであてる始末。最悪です。排水口を避け、最短ぎみのラインでS字ぎみに島へ向かいます。島の出口で1速に落とし、シェルコーナーをグリップで通過。シェルコーナー出口で軽くサイドをあて、なんとなく島を利用したシケインを脱出します。さっきよりは良い感じはしますが、なんともいまいちな走りでした。間隔の広い2本パイロン目指し2速へ加速。ブレーキング&1速シフトダウン後、Rを大きめにとってサイドターン。ここはそれなりに通過し、2速で島に進入。シケインぎみに島を出る前に1速へ。一瞬加速し、スラローム入り口でサイドをあて、スラローム中に2速に入れてゴール。タイムは***と、若干タイムアップはしたものの、順位 は7位と納得のいかない結果となりました。

6.さいごに

 結局、最低限のタイムアップはできたものの、がちがちの走りで、トップとは2秒以上も離されてしまい、今期最悪のタイム差となってしまいました。順位も、とうとう入賞圏外へはみ出してしまいました。課題であった精神面の弱さが完全に露呈された結果となりました。なにしろ、前日の練習会では、ポイントリーダーの佐々木さんや優勝者の東さんを上回るタイムを出すことができていたのですから、運転うんぬんではないというのがよくわかります。
 走行後の、A4クラス参戦者どうしのポイント集計によると、ポイントリーダーの佐々木さんが2位の市川さんに破れたため、チャンピオンの決定は最終戦へ持ち越しとなりました。私はというと、当然ながら佐々木さん、市川さんに破れたため、シリーズチャンプの可能性は無くなりました。2位はというと、最終戦優勝して市川さんがポイントアップできなかったとしても、同点となり、市川さんの方が上位入賞回数が多いため、3位以降が決定です。さらに4位の高橋さんにも今回破れたため、シリーズ3位、4位は私と高橋さんで争うことに。一応ポイント的には私の方が有利で、高橋さんが私を逆転するには、最終戦高橋さんが優勝して、なおかつ、私が7位以下が条件となります。安心はできませんが、まぁほぼ3、4位も決まったと言えるでしょう(とか言ってて逆転されたりして)。
 今回で、神奈川県シリーズチャンピオンの夢がもろくも消えてしまい、がっくりきてしまいました。なんとなく、全てが終わったなぁという感じです。そのため、来年度、JMRC関東へのステップアップはなし、そして、来年度の自分のシートの保証もないということになりました。イベント終了後には、無料の練習会が開催されたので、今までの思いをかみしめながら、2本ほど浅間台のコースを走行しました。来年の活動計画は完全に白紙となり、どうするかは監督との相談になりますが、今年一杯はきっちり戦う予定に変わりはありません。念願の関東ジムカーナフェスティバルへの参戦権も獲得できたので、今年一杯は、思い切り走りたいと思います。
 最後に、ジムカーナ2年目に神奈川チャンプを獲得するという、無謀な目標に向かう私および監督を応援してくださったみなさまありがとうございました。残念ながらチャンピオン獲得はなりませんでしたが、もう少し、我がチームの戦い様を見てやってください。


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last modified : 5/Nov/97
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