1997アドバンカップスピードマインドジムカーナ関東シリーズ第6戦参戦記

10/10(際)、浅間台スポーツランド、ドライ

1997アドバンカップスピードマインドジムカーナ関東シリーズ第6戦A4クラス
順位ドライバー車名型式1-st try2-nd trybest time
1位阿部浩二シルコリン☆阿部商会☆ランサーCE9A1'06"0601'05"3461'05"346
2位清水政幸アドバンラックリジットランサーCE9A改1'06"5451'05"3491'05"349
3位東仁ポインタープロマテックランサーCE9A改1'05"4951'05"8841'05"495
4位山口晃一スノコYH丸平BRIGランサーCN9A1'06"5471'06"1291'06"129
5位遠藤康浩シルエットアドバンランサーCE9A1'07"9181'06"3791'06"379
6位斉藤守弘リジット☆アドバン☆ランサーCE9A改1'07"4311'06"5471'06"547
7位岡部満春新寿司ひのでADVANランサーCE9A1'06"7431'07"2641'06"743
8位伊田和夫アドバンテトラリジットランサーCE9A改1'06"960ミスコース1'06"960
9位増田一良アドバン☆ランサーEVO2CE9A改1'06"9611'16"164(P2)1'06"961
10位三浦満カモメアドバンCコーンランサーCN9A1'07"0821'07"0981'07"082

1.まえがき

さて、このシリーズも今回を含め2戦を残すのみと、大詰めです。5戦中2戦をおやすみした上、上位入賞が無いため、シリーズポイント、スカラシップポイントともに10位前後をうろうろしている様です。県戦を超えるレベルともいえるこのシリーズで、一気に上位へ進出することは難しいと思われ、昨年の好成績とは裏腹に、今年はシリーズ6位には入れそうにありません。まぁ、考えてみれば昨年も、最終戦を迎えるまではシリーズ、アドバンスカラシップともに7位前後をうろついており、最終戦の優勝のおかげで6位以内に滑り込むことができたわけですから、極端に今年が悪いってわけでも無いかなぁなんて思ったりしています。とにかく、今回、最終戦と、精一杯、そして楽しく戦いたいと思います。特に今回は、言葉では表現しきれない程、本当にお世話になっている、中村社長率いるチームSTPが主催です。最近はなんとなく乗れていない自分であることもわかっています。でも、なんとかSTPという文字の入った入賞盾がほしいところです。
 浅間台でのイベントで唯一心配な雨は降る気配はありません。いろいろあって、3週間前の最悪の東京戦以来のドライビングですが、適度に気合を入れてがんばります。

2.当日

 考えてみると、久しぶりの早起き&会場入りとなるため、前日は早めに寝て3:00過ぎに起床します。しばらく現実逃避に出かけていたせいで、時差ぼけが直らず、眠いんだけど眠れないといったなんとも気合の入らない状況で家を出ます。
 会場へは、予定通り6:00ごろ到着。すでにたくさんの参加者が列をなしていました。会場入りすると、やはり、いつものスピマイカップ常連に加え、県戦や関東戦で活躍中のドライバーも参戦してきている様子です。元千葉チャンプの清水さんまでもが来ており、私の隣のパドックでした。でもこの日は、STPのクラブ員がオフィシャルに回っているため、ポイントゲットのチャンスです。
 ところが、コースを見ると路面はウェットです???千葉方面は雨が降ったのでしょうか。しかし、この日、午前中は雨は降らないとの予報。午後になると雷雨の可能性もありとのことで、第一ヒートで、きちんと結果を残すことが重要と思われます。コースは、ドライだったら結構楽しめそうなコースです。きっと路面も走行時には乾くでしょうから、気持ちよく走りたいものです。ポイントとなりそうなのは、奥の高速ターンと、奥から戻り島を斜めに横切りまた奥へ向かうあたり、そして、奥から島の一角をかすめてギャラリー前へ戻るあたりかと思われます。もちろん、ギャラリー前のサイドセクションも重要ですね。右手の2本パイロンの巻き方もタイムにひびきそうです。左コーナーとなる奥の外周の走り方がはっきりしませんが、あとは大体きまりました。
 セッティングは、ドライセッティングからフロントのエアを0.1落としてみます。タイヤはF:RS、R:R。

3.第一ヒート

 そしてスタートです。スターターはA4ポイントリーダーの上原さん。なぜか緊張してしまう私でした。6500rpm程度でスタート。3速まで加速し、左パイロンを2速に落としてクリアしすぐ全開。若干テールが右に流れながらじんわりブレーキングを開始し、パイロンへ進入。1速に落とし、サイドを当てて、次のパイロンまでテールスライドを維持して、と思ったら、サイドをあてた後、テールが激しく流れ、2本のパイロン中心付近ですでに脱出方向にフロントが向いてしまいました。最悪ですが、ここでアクセルを戻したらパイロンをクリアできないので、仕方なくアクセル全開で無駄なスライドをしながら次のパイロンクリアを待ちます。パイロンをクリアした後、アクセルをゆるめ、グリップさせてから2速へ。このシフトアップも早かった様で、ややエンジンストールぎみで加速します。奥の排水口を右手に見ながら緩く右へターンし、出口のきつい右1本パイロンへ1速&サイドで進入。ここもテールスライドが大きく、カウンターをあてて奥の右高速コーナーへ。2速からややブレーキングを遅らせ気味に、と思ったら、予想通りアンダーの嵐でぎくしゃくと2速のままコーナーを抜け、出口のパイロンには向きが合わず、踏んでしまえとばかりにアンダーを出しながらその外のパイロンに思いっきり近づいて島回りへ。おかげで島の進入がややきつくなり、3速から2速へ落とし、車を気持ち振って島へ進入。島の中を加速後、シェルコーナー入り口で1速に落とし、グリップでターンし、全開。テールを思い切り暴れさせてしまい、ラインも悪く2速、3速と加速し大きくS字ぎみに奥の高速コーナーへ。進入が直線的に取れる様、アウトから入り、1つ目のパイロンで2速に。そのままだらだらと軽いブレーキングのままターン奥まで進入してアンダーを出しながら脱出。結局、だらだらと2速で回っただけでした。直線を加速後、3速から左1本パイロンでブレーキングし2速に落とし、パイロンから離れながら一瞬加速して島の一角で1速に落とし島を脱出しますが、オーバースピードで、シェルコーナーの島ぎりぎりで脱出。無理なラインから2速にシフトアップし、ギャラリー前の左ターンで1速に落としサイド。このサイドがなんと強過ぎてフルカウンターぎみに次の2本右巻きパイロンへ。この2本右巻きパイロンへのアプローチはかなり離れ、無理やりサイドをひいて、大きなだらだらとした弧を描いて2本巻きをクリア。リミッターをきかせたまま最後の左ターンへ進入し、無難にサイドをあてて加速後ゴール。タイムは1'07"99と、10位でした。

4.第二ヒートの対策

 なんだか、全くアクセルやサイドのコントロールができず、どうしようもない走りでした。このまま雨でも降ろうものなら、東京戦に続く最悪の結果になりそうです。なんとか2本目ドライで走れることを祈るばかりです。
 それにしても、このふがいない走りはなんなんでしょう。微妙な操作なんてあったもんじゃありません。思い切り落ち込んでいると、STPの小峰さんや岡留さんから、『走りが雑だよ』との言葉。その通りでございます。(T_T)。『サイドの後のターンであんなにラフに踏んだらだめだよ、もっとトラクションかけなくちゃ』とのことでした。分かっちゃいるんだが、体が...、うまく動いてくれません。やっぱブランク開けちゃぁいかんなぁと反省してしまいました。しかし、とにかく、今日だけは頑張りたいのです。1本目トップタイムの東さんは5秒台中盤と、奥のコーナーもうまく走っている様に見えました。シードクラスのトップが3秒台ということからも、A4のトップ争いは、5秒台の前半くらいが予想され、とてもそこまでタイムを縮められる気がしません。なんとか5秒台に乗せられる様、とにかく丁寧にターンをこなし6位入賞を目指したいと思います。
 それにしても、この日は眠く、寝てしまえとばかりに、午後に入ってすぐに30分ほど寝てしまいまた。大分すっきりし、第一ヒートよりはいける気がしてきました。
 しばらくすると監督から連絡が入り、今からこっちに向かうとのこと。この日監督は、都内で用事があったため来てなかったのですが、STP主催のイベントが最後かもしれないということで、どうしても見ておきたいと駆けつけてきたのでした。こうなっては、さらにふがいない走りをするわけにはいきません。1本目のタイムと順位を言ったら嘆いてましたが、まぁ、勝負はとにかく第二ヒートです。天気もなんとか持ちそうですので、がんばりましょう。
 セッティングは、今後のデータどりも考えて、さらにフロントのエアを0.1落としてみることにします。アプローチはほぼ1本目と変えずに、めりはりのある走り、ターン立ち上がりのトラクションだけを考えて走ることにしました。

5.第二ヒート

 そして第二ヒートのスタート。直線で3速まで入れ、2速で左にターンし、全開後ゆっくりとブレーキングしながらパイロンへ進入。1速へ落とし、ラフにならない様に、丁寧にサイドをあて、アクセルコントロールしながら車の角度を調節して2本パイロンをクリア。完璧とは言いませんが、1本目よりは明らかに良い感じでクリアできました。2速へ入れ、排水口を右手に見ながら右1本パイロンへ。1速に落としサイドを軽くっと思ったらちょっとテールが出過ぎてしまいました。そして2速で奥の右高速コーナーへ。やっぱり姿勢作りがうまくいかず、アンダーを出しながら向きを変えアクセルオン。出口のパイロンではやっぱり向きがあいそうもなく、アクセルオフで向きを整え全開。向きはうまく変わり、島へ向かいます。3速から2速に落とし島を斜めに進入。シェルコーナー入り口では1速グリップでターンし、全開。やっぱりテールを振り過ぎてシェルコーナーを抜けます。大きくS字ぎみに3速まで入れ奥の左高速コーナーへ。うまく走れそうになかったので、アウトから入り早めに2速に落とし、加速。コーナー奥でブレーキングして向きを変えてアクセルオン。やっぱりだめだなぁなんて思いながら最後のセクションへ。スピードの乗りが悪く、2速のまま島の一角に進入。オーバースピードに気をつけ、島に入って1速に落とし、島を脱出。この後のラインで外に出るはずが、気ばかりはやって、ついインぎみのラインをとってしまいました。2速から先程テールを出し過ぎた左ターンで、軽く軽くと思いながら1速に落として、軽くサイド。こんどはちょっと向きが変わりきれずに、次の2本右巻きパイロンの進入が思い切りきつくなり、加重移動してサイドを引くスペースが全くないくらいパイロンに近づく羽目に。しかたなく、前輪がパイロンを越えてからステアリングを切り、思い切りサイドをあてると、なんとかテールはスライドし、大回りながらも向きは変えられました。かなりのロスだなぁと思いながら、最後の左ターンへ1速リミッターのまま進入し、サイドをあててターン後ゴール。タイムは、1'06"38と、一応タイムアップはできた様です。順位もなんとか5位に入れました。

6.さいごに

 前回も同タイムと、なぜか縁がある山口さんの0.2秒落ちの5位。トップとは1秒差があり、タイム的にはもう一歩ですが、不調だったわりになんとか入賞できたことには、満足しています。おまけに最近2本目タイムダウンが目立っていましたが、今回はタイムアップでき(1本目が悪過ぎという話もありますが)、かなり良い気分でイベントを終えることができました。念願のSTPの文字入りの盾ももらえたし。おまけに、アドバンタイヤ装着車両で3位、リジットパット装着車両で3位と、たくさんの賞品もいただけました。
 噂で聞いていたとおり、STP主催のイベントは今回でしばらくないとのことで、とても残念ですが、またいつの日か、主催者として戻ってきた時には、ぜひとも参戦したいなぁと思ってしまいました。無理して都内から駆けつけた監督も、すばらしい運営と、豪華な賞品に?大喜びでした。私の走りだけがバツだったみたいです。  今年も、残すところあとわずかとなり、スピマイシリーズは最終戦のみとなりました。今回、上位進出できなかったことで、シリーズ順位が落ち込んだかと思われましたが、常連組の中では山口さんに次ぐ順位とあって、シリーズ順位、スカラシップ順位ともに5位あたりに入ってきた模様です。不思議ですねぇ。とは言うものの、4位〜10位くらいまではほとんど差が無い感じで、要は最終戦の結果次第ということが言えます。まぁ、途中参戦できなかったことで、シリーズ順位は一時あきらめたくらいでしたから、駄目もとで、最終戦に挑みたいと思います。

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last modified : 5/Nov/97
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