1997JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第2戦参戦記

3/31(日)、浅間台スポーツランド、ドライ

1997JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第2戦
順位ドライバー車名型式1-st try2-nd trybest time
1位佐々木将人BRIG☆オセロット☆ランサーCN9A1'05"4771'05"1391'05"139
2位阿部浩二ACデルコ☆阿部商会☆ランサーCE9A1'05"9041'05"1611'05"161
3位中富智夫プロマテックポインターランサーCE9A改1'06"1491'05"5301'05"530
4位古屋政紀リミッツ東京ランサーCE9A改1'05"7281'05"5681'05"568
5位山口晃一アドバン丸平BRIGランサーCN9A1'11"293(P1)1'05"8731'05"873
6位阿保大輔DjacスターフラッグランサーCN9A1'09"9351'06"1851'06"185
7位清水容子中林ランサーCE9A改1'07"8621'06"2401'06"240
8位富樫一也中林自動車シャフトランサー2CE9A1'14"182(P1)1'06"2581'06"258
9位久島和実TBM☆ROBBY☆ランサー3CE9A1'07"3911'06"3901'06"390
10位東仁ポインタープロマテックランサーCE9A改1'07"4931'06"4191'06"419
14位遠藤康浩シルエットアドバンランサーCE9A1'07"5031'06"8981'06"898

1.まえがき

関東ではあちこちで桜が咲き始めた3月最終週に、今後の浅間台スポーツランドでのイベント参戦をにらんで、本気の練習会という意味を込めで千葉県シリーズに参戦してきました。浅間台の地元千葉県シリーズというだけに、苦戦が予想されますが、それでこそ勉強になると思っての参戦です。先々週にウェットで優勝と、ウェット路面ではそこそこ戦える自信がつきましたが、やはりドライで良い勝負ができる自信が無いと、シリーズで上位に入るには厳しいものがあります。今後の浅間台でのイベントに備え、ドライで良い経験ができればといったところです。朝起きた時は路面は完全ウェットで、会場に到着し慣熟歩行中もウェット部分が残っていましたが、A-4クラス出走時にはほぼ完全ドライに変わり、期待していた通りのコンディションとなりました。
ところが、なぜか今シーズンはイベント前日に飲む機会が多く、前日にうっかり自分で企画してしまった花見が、企画者である私の仕事のため夜の宴会に変わり、またまた当日は二日酔いで会場入りすることに。その辛さったら、もう絶対前日は飲まないと心に誓ってしまいました。

2.コース

コース図に目を通すと、なんとこの日のコース先日の全日本のコースそのものではないですか。実は、このコースの攻略法を少し教えて貰ったばかりだったので、その通りに走ることができれば結構いけるかもしれません。全日本のコースだけあって、かなり高速レイアウトとなっています。ポイントは、奥と手前の高速コーナーと、最後の島回りでしょう。
参加者は、いつもの神奈川県地方のメンバーとはだいぶ雰囲気の異なる参加者ばかりでした。驚いたのはA-4クラスの参加台数が31台もいることです。みんなこの浅間台を得意としている人達であると考えると、ちょっと上位入賞は難しいかもしれません。

3.第一ヒート

一本目の出走時には少し体調も良くなり、ドライセッティングでスタートです。6000rpm程度でスタートし、2速に入れ、軽くアクセルオフしてS字ぎみに奥のコーナーへ向かいます。3速から2速、1速とシフトダウンし、右コーナーをクリア。テールスライドしながらすぐ2速に入れ、奥の島を避ける様に右にターンした後左180度ターンへ。左180度ターン手前でテールが左に流れてしまい、カウンターをあてたままテールがグリップするのを待ち、グリップした直後にサイドターン。結局パイロンからかなり離れてしまいました。再び島を左に見ながら2速へ入れ奥の右コーナーへ。1速に落とし軽くサイドをあてクリアし、2速、3速とシフトアップして大きくS字を切りながら手前の高速コーナーへ向かいます。この途中、速度が乗り過ぎたと思い、軽くブレーキを入れてしまいましたが、減速し過ぎてしまった様です。高速コーナーは、アンダーを出さない様に気をつけますが、やはり少し失敗し、そのまま奥の左高速コーナーへ。3速からシフトダウンしターンしますが、後半、ハーフアクセルを使う様な失敗。気を取り直し島を横切る様に3速で手前の右コーナーへ。1速に落とし、右へ右へと向かいながら島の中へ進入します。島を使った右ターンでは脱輪を恐れ、サイドを2回あてるつもりでクリアしますが、失敗、一瞬加速後左90度をサイドでクリアし、2速にシフトアップしてゴール。タイムは1'07"5と、トップから2秒落ちの11位でした。

4.第二ヒートの対策

やはり、ポイントと考えていた奥と手前の高速コーナーと、島回りでのミスが大きい様です。それ以外も奥のサイドターンの失敗や、奥から戻ってくる時の高速S字の走り方にも問題があり、それらを詰めていくしかありません。まず、2箇所の高速コーナーは、試験的に1速を使ってみることにしました。島は、サイドの2度引きはやめ、脱輪を恐れず一度引きでクリアすることに。奥のサイドも気をつけ、高速S字は極力スピードを乗せる様心掛けます。優勝は無理にしても、5秒台に入れ、なんとか入賞はしておきたいところです。
また、セッティングについては、路面温度がかなりあがってきたために、リアのショックを1段上げてみることにしました。いつもなら、大幅なアプローチ変更やショックの設定変更はしないことにしていますが、今回のイベントは、練習という意味あいも大きいので、今後のASLでのイベントに有効なデータが残せる様、いろいろ試してみることにしました。

5.第二ヒート

そして、第二ヒートが始まり、体調も大分回復してきました。6500rpm程度でスタートし、2速に入れ、アクセルオフなしでS字ぎみに奥のコーナーへ向かいます。3速から2速、1速とシフトダウンし、右コーナーをクリア。テールスライドしながら、と思ったらテールが流れ過ぎ、パイロンをクリアできないくらいの角度までインを向いてしまいました。フルカウンターで向きを修正し、すぐ2速に入れ、奥の島を避ける様に右にターンした後左180度ターンへ。左180度ターン手前でテールが流れすぎない様にターンに進入し、左サイドターン。再び島を左に見ながら2速へ入れ奥の右コーナーへ。1速に落とし軽くサイドをあてクリアし、2速、3速とシフトアップして大きくS字を切りながら、今度は、島をかすめる様なラインを狙いアクセルを踏みっぱなしで手前の高速コーナーへ向かいます。高速コーナーは、予定通り1速に入れてみますが、操作がぎくしゃくし、スムースにコーナリング出来ませんでした。そのまま全開で加速し、奥の左高速コーナーへ。こちらも予定通り1速まで落としターンしますが、1速で加速する方向が悪く、2速に入れる前にアクセルオフにする時間があり、失敗。その後島を横切る様に3速で手前の右コーナーへ。1速に落とし、右へ右へと向かいながら島の中へ進入します。島を使った右ターンではサイド一度引きでクリアする方法を狙いますが、心の中で脱輪を恐れていたのか、かなり大回りになってしまいました。一瞬加速後左90度をサイドでクリアし、2速にシフトアップしてゴール。タイムは1'06"8と、かろうじてタイムアップはしましたが、6秒1から6秒8までに9人がひしめく混戦で、トップから1.7秒落ちの14位でした。

6.さいごに

この日の走りを考えると、やはり高速コーナーの走り方に問題がある様です。少し前の練習でいい感じで走れる様になってきたと思ったのですが、イベントになると熱くなってしまうせいか、フロントタイヤのグリップを考えて走ることができないみたいです。タイム的には奥の高速コーナーで1秒、島回りで0.5〜0.7秒、スタート後奥のコーナーで0.7秒ほどのロスがあった様で、問題点は明確です。今後は、これらの課題を練習で克服していくしか無い様です。ただ、走行後のタイヤを見ると、アンダーを出して異常にショルダー部分を使ってしまう様なことは無かったみたいで、以前よりは良くなっているのかもしれません。
また、この日は、今までにないくらい体調が悪く、集中できなかったことも問題です。遊びでは無いのですから、大事なイベント前は飲み過ぎることの無い様気をつけ様と心に誓ってしまいました。
とにかく、4/5から大事なスピードマインドカップも始まることですから、この日の走り方をよく研究して、今後につなげたいと思います。

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last modified : 8/Apr/97
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