1997JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第2戦参戦記

2/23(日)、相模湖ピクニックランド、ドライ

1997JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第2戦
順位ドライバー車名型式1-st try2-nd trybest time
1位高橋浩之トップスSFホリノΩ・ランサーCE9A改54"90954"78354"783
2位三間康NEXTインプレッサbyなるとGC8改54"8301'16"314(P2)54"830
3位遠藤康浩シルエットアドバンランサーCE9A55"45854"92154"921
4位三浦満カモメC.CORNランサーよんCN9A59"65555"07255"072
5位佐々木将人BRIG☆オセロット☆ランサーCN9A55"322MC55"322
6位市川尚彦アトム☆天才ランサーオセロットCE9A改1'00"877(P1)55"77555"775
7位村本泰造杉本タイヤVERTEXランサーCE9A改58"04056"01756"017
8位森本泰弘オセロットぼけねこインプレッサGC8改56"0991'00"850(P1)56"099
9位長坂吉徳クレセント開成タイヤランサーCE9A改MC56"34756"347
10位漆原正新羽村・植村モータースランサーCE9A改56"73756"89056"737

1.まえがき

さて、前回富士で悔いの残る戦い方をしてしまい、自分の未熟さを痛感していましたが、落ち込む間も無く、神奈川県ジムカーナシリーズ第2戦に、2/23(日)参戦してきました。会場は相模湖ピクニックランドとなりますが、実はこの会場も、練習したことがあるのは、ランサーに乗ってジムカーナを始めたばかりのころ一度だけで、それ以外には、一般国道が閉鎖になるほどの雨で一回と、車の調子が最悪であった昨年末に一回、大会で走ったことがあるだけなのです。初戦から言い訳ばかりになりますが、とても走り込んでいるとは言えないため、6位くらいを狙って無難に走るしかない様です。

2.現地へ

大会当日は春一番が吹いた次の日で、朝の最低気温は0度くらいという、ものすごい寒さの中、山間にある相模湖ピクニックランドへ向かいました。実は前日、友人の結婚式があったのですが、当日起きてみると酒が残っていて、完璧に二日酔いではありませんか。下を向くとつらい体にムチうって、タイヤを積み、会場へ出発です。会場へは、ゲートオープン直前に到着し、少しでも仮眠をと思っているとすぐに入場でき、結局休む時間はありませんでした。

3.コース拝見

コースを見ると、第一戦とはうってかわって、サイドターンを多用しないと走れない様な感じです。自分の決めたアプローチ方法をもとに数えると、なんと、11回もサイドを引かなくてはなりません(たぶん、他のランサーの人より2回程多かったのではと思います)。今日のコースは、このサイドターンに全てがかかっている、なんて気がしてきました。作戦は、とにかく、最短距離ラインを狙って、サイドを多用し、いつも雑なサイドターンを丁寧に行うことです。あとは、かなりある傾斜をどれだけ考えて走れるか、パイロンの近くをどれだけ通れるかにかかっているかと思われます。
実は昨年2回経験したここでのイベントは、非常に悪い成績だったのです。一応シリーズ上位を目指す今年、3回ほど開催されるこの会場でのイベントに苦手意識を持たないで終わりたい気持ちで一杯です。そのためには、第一戦同様、6位入賞を目指したいところです。

4.第一ヒート

さて、早速第一ヒートのスタートです。路面温度は当然低く冷たい程度ですが、さすがA4クラス、いきなりファーストゼッケンのエボ4が他のクラスのトップタイムを2秒以上もちぎるタイムで始まりました。セッティングは、完璧ドライセッティングにし、私のスタートです。5000rpmくらいからクラッチミートし、直線で2速まで加速、ブレーキング&シフトダウンで左コーナーでしたが、やってしまいました、いきなりアンダーです。焦って加速しすぐにブレーキングから左サイドターンでは、4輪をロックさせ、最悪の状況。一瞬加速後の下りながらの右サイドでは、今度はフルカウンターになるほどテールスライドしてしまい。たった3つのコーナーで悪い自分が全て出てしまった様です。しかし、これでかえって冷静になれたのか、次の左サイドではきちんと無駄なく回れ、加速後の右270度も無難に、1速リミッターからの左サイドはパイロンぎりぎりをかすめ(実は触ってしまったかと思った)、スラロームしながら黄旗が振られていないのを確認しながら2速へ。その後1速シフトダウン&右サイドターンをクリアし、加速し2速から1速シフトダウン&右ターンをサイドをあててクリア(大抵の人はサイド使っていないでしょう)。1速全開から右ターン後左サイドですが、この右ターンで大きくテールスライドしてしまい、次のサイドは大暴れです。一瞬加速し再び左サイド(ここもみなサイド引いてないでしょう)で2速まで加速。最後に1速シフトダウン&左サイド後、右サイドでゴール。
タイムは55"458と、まずまずの4位でした。

5.第二ヒートの対策

なんだか、第一戦と同じように、思ったより好位置につけています。明らかなミスが4箇所ほどあり、これらの全てが改善できればトップも夢ではありません。一方気になるのは、他のランサー勢とはアプローチ方法の異なる箇所が何カ所かあることです。しかし、この慣れない会場では、トップなんてとれるわけもないでしょうし、とにかく確実に6位以内を目指すということで、一本目と全く同じアプローチをし、ミスせず走ることを目標にしました。なにしろ、第一戦では、欲を出して、一本目と違ったラインを狙い、思い切り失敗してしまったのですから。
少し思ったのは、このコース、スタートした直後のタイヤが冷えている時と、数回ターンした後タイヤが温まった時とのグリップの差が大きい様に感じます。ですから、一本目ゴールした時の感触で二本目スタートしてしまうと、またまたアンダーを出してしまうことが十分に予想されるので、とにかく二本目は、タイヤの冷えている最初の3つのコーナーを丁寧にいくことを肝に命じて走ることにします。

6.第二ヒート

そして、路面温度は温いくらいまで温まった第二ヒートのスタートです。6位に入るには54秒台は必要と思いながら、ミスせず、タイムアップを狙います。6000rpm程度でクラッチミートし、2速まで加速した後、問題の第一コーナー、Rを大きく取れる様なライン取りを狙い、気持ち早めにブレーキングを開始し、1速にシフトダウンして左コーナーをクリア。やりました、うまくいきました。すぐに加速し、左サイドターンも丁寧にブレーキングしてサイド。これもうまくきまり、あと一つ右の下りながらのサイドでは、軽くサイドをあてる感じでテールスライドを抑える様狙いますが、これもばっちり決まり、やればできるじゃんとか思いながら上機嫌で次のコーナーへ。左サイド、右270度とまぁまぁといった感じでクリアし、1速リミッターから左サイドをまたパイロンぎりぎりでクリア。スラロームしながら2速に入れ、右180度で、シフトダウン&サイドといったところで、なんと、ブレーキペダルから足が外れてしまい、思いっきりパイロンを通過、すぐにブレーキングしながら1速に入れた瞬間サイドを引き、全開で加速。やってもうたぁ、ここまでうまくいってたのにぃと落ち込み、とにかく最後まで走ろうと、右コーナーをサイドを軽くあてて抜け、さっき思い切りテールスライドしてしまったところでは、丁寧にブレーキングしてインをつき、左サイドターン直後もう一度左サイド。2速まで加速し、1速シフトダウン&サイドで左ターン後、すぐ右サイドターンでゴール。
 まどを開けてタイムを聞くと“来ましたつ!54秒台!でも届かないつ!”とのことで、54"921でした。この後、大きくタイムアップした人はおらず、3位で終了することになりました。

7.さいごに

なんと、慣れないと言いながらも、予想をはるかに超える、3位という成績。もちろん、県戦での表彰台は初めてです。もう、うれしくてうれしくて。アプローチの方法など、考えるべき点は多くあると思いますが、現状の私の技術では、結構うまく走れた方だと思います。あのブレーキペダルミスが無ければ...と言いたいところですが、そんなことを言ったら、優勝者以外はそう思ってるのでしょうから、しかたがないですね。
これで、第3戦以降、得意では無いのですが、最近頻繁に走る様になった浅間台スポーツランドでのイベントが楽しみになってきました。シリーズポイントをどうこう言える様な位置にはまだいませんが、3戦以降、どれだけポイントを重ねられるかに今シーズンの結果がかかっていると思われます。期待してください。

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last modified : 26/Feb/97
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