1997JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦参戦記

2/9(日)、富士スピードウェイNコース、ドライ

1997JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦
順位ドライバー車名型式1-st try2-nd trybest time
1位三間康NEXTインプレッサbyなるとGC8改1'06"3191'04"9011'04"901
2位和田恒幸和功☆スタウト☆ランサーCN9A1'06"7591'05"1991'05"199
3位市川尚彦アトム☆天才ランサーオセロットCE9A改1'06"8951'05"7291'05"729
4位村本泰造杉本タイヤVERTEXランサーCE9A改1'06"3021'05"8581'05"858
5位佐々木将人BRIG☆オセロット☆ランサーCN9A1'12"128(P1)1'06"0591'06"059
6位三浦満カモメC.CORNランサーよんCN9A1'27"906(P3)1'06"1701'06"170
7位今関傑隆オセロット☆シルエットランサーCE9A1'13"515(P1)1'06"2041'06"204
8位遠藤康浩シルエットアドバンランサーCE9A1'06"8691'06"3721'06"372
9位森本泰弘オセロットぼけねこインプレッサGC8改1'17"804(P2)1'07"3051'07"305
10位浜中一輝ALBAシルエットランサーCE9A1'08"4461'07"4601'07"460

1.まえがき

 私にとって1997年最初のエントリーとなる神奈川戦第1戦に参戦してきました。つい先日、オーバーホール&仕様変更後慣らしを終えたばかりで、どうも車を操作しきれていない状態に加え、富士Nコースは一度も走ったことが無いどころか見たことも無いという状況でした。実際のところ、こんなに早くシリーズが始まってしまうとは思っていなかったのです...

2.現地へ
 で、当日、ゲートオープンは8:00ということだったので、早めに家を出て、とある場所でタイヤ交換をし、7:30頃富士スピードウェイのゲート前に到着しました。既に30〜40台程度の参加車両がゲート左手のスペース(駐車場なんでしょうか?)で待機しており、みんながみんな速そうに見えます。定刻でゲートが開き、どこにNコースがあるのか知らない私は、他のジムカーナ車両を追いかける様にしてNコースへ。一人だったらコースへたどり着くことは難しかったかもしれません。

3.コース拝見
 コースを見た印象は、結構奥行きがある、奥のパーマネントコース部分は道幅が狭そう、傾斜がかなりある、といった感じです。準備、受け付け、車検を終え、コース図に目を通します。前半のパイロンセクションと後半のパーマネントコースセクションとに分けられるので、覚えやすそうです。まぁ、あれこれ考える程のデータを持ち合わせていないので、自分の車の特性と私の技術、そして前日までに多くの方から伺った情報をもとにアプローチ方法を決めました。
 A4クラスは17台の参加ですが、慣れないコースとは言え、シリーズで上位に入るには(目指すのは勝手ですよねぇ)、できれば6位以内に入っておきたいところです(なんて強気なんでしょう)。
 慣熟歩行で実際にコースを歩くと、パイロンセクションには足に負担を感じるほど勾配があり(体力無さ過ぎ?)、上り下りのアプローチ方法に少し気をつけないといけないみたいです。奥のパーマネントの部分は、やはりかなり狭い感じで、1速か2速か迷うポイントがかなりあります。考えた末、この日の作戦は、パイロンセクションは全て2速でサイドは無し、予定のアプローチが出来なかった場合もしくは予想以上にスピードが落ち込んだ場合のみ1カ所だけ1速を使うことに。後半のパーマネントのセクションも全て2速でだらだらと走ることに決めました(これじゃぁ作戦になってない?)。

4.第一ヒート
 そして、路面はドライですがかなり冷えている感じで、A4クラス第1ヒートが始まり私の出走です。1速6000rpmくらいで一気にクラッチミートし加速、2速全開から冷えたタイヤを考慮してゆっくりブレーキングしながら右左トS字ぎみにクリア。S字の終わりで強くブレーキングしテールを振り出そうとしますが、スピードが低いせいか何も起こらず、グリップ走行のままアクセルオン。鋭角ぎみの下り左コーナー手前でブレーキングとステアリングでテールをうまく振り出し、車の向きが変わってからアクセルオン。しかしここからが上りのせいか加速が鈍く、なんとか2速全開まで加速。再び下りながら大きめの右コーナーを出口のパイロンを離れない様にブレーキングとステアリングでクリアし全開で3速まで入れながら後半のパーマネントコースセクションへ。ここまではまずまずといった感じでした。まず左右というシケイン手前で2速に入れ、シケインをクリア、一瞬加速し左ターン、2速全開まで加速し左90度、加速しながら右のオープンスペースを使ってフェイントぎみに軽く振って左90度、一瞬加速し右左のシケイン、加速後左90度、2速全開まで加速しブレーキングから左ターン後、最後の高速右ターンへ。ここでコース幅とそのスピードからハーフアクセルぎみで右ターンをクリア後、左ターンして最後の直線に入りますが、左ターンの直前で思わず3速に入れてしまい、なおかつ、インに寄り過ぎ、左ターン時にスピードを落としてしまい、そのまま3速全開まで加速しゴール。
 タイムは1'06"8で、トップと0.5秒落ちの4位のタイムでした。  初めて走った割には順位が良く、後半のセクションでもう少し積極的に走れば、1秒以上はタイムを詰めることができると思われます。

5.第二ヒートの対策
 次第に路面温度は上がり、第二ヒート時には温い程度まで上がりました。そこで、第二ヒートの作戦は、自分の予想以上にグリップする後半のパーマネントセクションをもっと積極的に走り、最後の高速セクションできっちりスピードを乗せること、さらに欲を出して、パイロンセクションで積極的にテールスライドさせスピードを乗せることに決めました。

6.第二ヒート
 そして第二ヒート、1速6500rpmくらいで一気にクラッチミートし加速、2速全開からテールを振ると、狙い以上にテールが滑りフルカウンターに。その直後の左ターンはカウンターを利用してなんとかクリアしましたが、またまたおつりをもらって再びフルカウンターに。あらぬ方向へ車が向いてしまい、完全に車がグリップするのを待ち、下りの左ターンをゆっくりクリア、2速のまま加速し、全開から再び下りながら大きめの右コーナーですが、そこまでのミスによるあせりからか、思い切りアンダーを出しながら、出口のパイロンも離れながらアンダーのままクリア。もう、この時点でタイムアップは望めないと確信してしまいました。しかし、後半のパーマネントセクションへ向かう加速中に気を取り直し、3速へ入れてパーマネントコースセクションへ。とにかく、脱輪だけしない様に、第一ヒートよりもブレーキングを遅らせ、ラインをきっちりとれる様ほぼ第一ヒートと同じアプローチでクリアします。大きなミスも無く、最後の高速セクションでは、ラインを気にしながら極力アクセルを離さず(でも結構怖かった)、3速全開でゴール。
 それでも1'06"3と0.5秒程タイムアップしましたが、順位はトップと1.4秒落ちの8位に終わりました。

7.さいごに
 こう考えると、前半のパイロンセクションのミスが相当悔やまれます。やはり、練習でも滅多にできないことを狙ってしまったことが敗因でしょう。なぜか、第一ヒートで予想以上に結果が良かったことが自分の気持ちを必要以上に高めてしまった様です。


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last modified : 26/Feb/97
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