キャッツアイ友達から連絡が来たのが前日の夕方。急ぎの仕事もないわけではなかったけれど、ライブのエキストラとは別にあのキャッツの5人に会えるってことで、仕事には無理矢理都合を付けて行くことに。行かないであとあと後悔するといやだなぁと思ったので。
出演者の写真はありませんが、ロケ地写真はこちらから。
早起きして現地へ
ロケ場所は、マスターのお店である「野球狂の詩」。朝8:00に現地集合とのことで、木更津駅で友達と待ち合わせ。その時間に木更津に着くためには、朝5:13の山手線に乗らなくては間に合わない。ってことで朝は4:30に起きて、晴れたときのために帽子と日焼け止め、雨が降ったときのために合羽と折り畳み傘というフル装備に加え、いざというときに備えてペットボトルにちょっとした食料も持ち、すっかりフェス仕様で出かける。
朝早い時間なので山手線もけっこう時間間隔があって、しばらく待つ。山手線で東京駅まで出て、総武線快速に乗り換えて千葉まで。山手線は20分くらいだったからそうでもなかったけど、総武線の方はうとうとしながら。千葉で内房線に乗り換えるところでパンを買い発車前にコンパートメントでむしゃむしゃ食べる。こちらも40分くらい乗らなくてはいけないので、通学途中の高校生に交じって半分寝ながら。無事7:20に木更津駅到着。友達と合流してタクシーで現地へ。「野球狂の詩」はかなり離れたところにあってタクシーの運ちゃんによれば「間違ってもタクシーなんか通らない」ってことなんで、帰りのことを考えてタクシー会社の電話番号もらって降りる。考えてみればそのときにこの場所の住所とか聴いておけばよかったのね。降りてみると数日前までは全然なかったという「野球狂の詩」のセットはすっかり出来ていて、喜んで写真など撮る。
もしかして...やっさいもっさい?
駅でもハッピ姿の人を何人も見かけたのでもしかして...と思っていたら案の定。着いてみると浴衣の団体やハッピの団体が10人くらいずつ5つくらいなのかな。野球狂の詩からちょっと離れたところでは「第2回ミスター木更津コンテスト」のトラックの飾り付けの最中。早速「第2回もあるんだー」とちと感動。この間木更津に来たときには、野球狂の詩までは来なかったので役者さんたちの到着前にせっせと写真など。ちゃんとメニューの看板とか出てるのがいいね。
8時も過ぎて私たちのような普通の服装の人たちもけっこう集まってくる。やっさいもっさいの踊り手さんと合わせても100人ちょっととかって感じだけど。そうこうしているうちに役者さんたちロケバスにて到着。ちょっと姿が見えるたび、私たちお客さんはけっこうきゃーきゃー。テレビとかで見るキャラどおり、マスターはちょーサービス精神旺盛でみんなに手を振ってくれたり。バンビははっぴ姿。アニは相変わらずきれーな金髪。うっちーもあの調子で手を振ってくれた。車の準備もできたようで私たちもちょっと遠い場所に移動させられていよいよ撮影開始、と思ったら役者さんスタッフ全員で大きな円陣。いきなり「木更津〜」って始まるかと思ったら違うのね。ちょっと「シャーシャー(?)」って言ってから、いつものかけ声。こっちの気分もイヤでも盛り上がる。
第2回ミスター木更津は....
予想に反して(?)というか予想どおりというかバンビらしい。いきなりバンビがトラックの上に乗って、その後ろについてる踊り手さんと合わせて踊りながら進む場面の撮影。私たちのような見学の人たちは、映らないようにちょっと離れたところに移動して見る。
それが終わったら私たちは「やっさいもっさいを見に来ている人」という役らしく、やっさいもっさいの列の両側に配置される。わたしは一番後ろの端の方だったのでたぶん映ってないと思うけど(笑)。音楽に合わせて音ありだったりなしだったり。バンビと一緒に司会の人もトラックに乗っていて「第2回ミスター木更津も第1回に続いて、中込呉服店の太くんです!」とのこと。バンビ一人で演技したり、行列が野球狂の詩の前を通りかかって残りの4人が出てきたところの演技したり。
ストーリーとしては、第2回ミスター木更津のバンビがパレードのトラックの上で踊ってるところへ「負ける気がしねぇ」(by ぶっさん)「やっべ!夏のVシネスマイルだよ〜」(by アニ)のぶっさんが強引にトラックに乗り込んで踊り、結局つまみ出されるって話しらしい。セリフもちょっと説明的だったし、特に他のシーンとつながりがあるって感じじゃなかったかも。
私たちは途中で、撮影した内容をチェックする出演者の方がよく見える位置に移動。みなさんタバコ吸ったり、差し入れらしきとうもろこしやスイカ食べたりしながらも真剣にチェック。シーンの撮影を終えたアニやバンビがすぐ横を通ってチェックしに行ったり、なんだか夢のようだった。「次はやっさいもっさいの練習」って言われたバンビは「踊りはカンペキっすよー」って言ってたり、見に来て手を振ってる私たちにうっちーがこっそりウィンクしてくれたり(笑)、みんな楽しくやってる感じがこっちまで伝わってきた。音入れではぶっさんのやっさいもっさいが面白かった。みんなの前で声だけ出すからすっごく恥ずかしそうにやってたんだけど、最初一生懸命「おっさおっさおっさ、ソレソレ〜」とか繰り返したら、監督さんに「使いたいのは『ソレソレ〜』2回くらいだけなんだけど」と言われ、大テレながら再度やり直し。この音入れが終わったときの拍手が一番大きかったような。ぶっさんがつまみ出されるシーンでのはじけっぷりがもうたまらん。あのおバカなぶっさんが帰ってきたっつーか。キャッツのみんなも他の番組に出てるときとちがって、あのキャッツそのものなんだよねー。うっちーとか特にね。
そして、ぶっさんのつまみ出されるシーンでは私たちもしかして映りそうな場所にいたかも。他の人はちゃんとやっさいもっさい覚えて踊ってたんだけど、見に来てる私たちが全員踊ってるのもあれかなってのもあって、言われたとおりに取りあえずバンビに集中(笑)。でも映ってもやだなー。というわけで、8時から12時近くまでかかって撮影終了。出演者の方々も三々五々撤収。アニとかは帰りにも窓開けて手振ってくれたり。かわうぃーうぃー。私たちはその辺にいたおばさんにこのロケ場所の住所を聞いてタクシー会社に電話して、迎えに来てもらう。
ホテル銀河〜みまち通り
例のライブのエキストラの申し込みをしてあるホテル銀河でお昼を食べようと向かうと、そこにはアニの乗っていたロケバス他ロケ隊の車がたくさん止まってる。別に追っかけしてるわけじゃないのにそう思われるのもイヤでちっと時間つぶしにウロウロしてたらロケ隊は無事に出発。私たちはおいしい刺身定食などいただいて、飾られている出演者のサインなど見たり。
食堂で会計のおばさんに聞かれて「キャッツアイの撮影見に来たんです」と言うと「そういえばこの間は野球場で撮影してたわよ。哀川翔さん来てたみたい。」という情報をもらう。もしかして日本シリーズってキャッツvsヤクザ球団か?と期待も高まる。帰りにホテルのフロントまで行ってポスターに全員のサインの入ったパネルも見せてもらう。クドカンはもちろん中村獅Doくんや三宅弘城さんなどのサインを見つけて喜んだり。
その後ぐっさんの事務所、木更津東映などを通って、ドラマが終わって撤収されてしまっていたバーバータブチが復活してるとのことで、みまち通りへ。まだ途中だったけど内装もけっこう出来ててすごい。例のロゴもかわいくできてるー。喜んで写真撮ってみまち通りを駅の方に向かったら、なんとそこでもロケやってる〜。
通行できてなかったので回り道をして正面に向かうと、アニとうっちーがオジー像のリヤカー引いて(例の「ビール!ビール!」のように)「オジー!オジー!」って走ってくるシーン。二人ともちょーかわいい。観客もかなり増えてきた様子。ここでスタッフの人が見ている地元の人に向かって「知り合いでトヨタのヴィッツの2ドア持ってる人いない?」と聞いている。なんでも用意したヴィッツが手違いで4ドアのものが届いてしまい困ってるとのこと。たしかに佐々木写真館の車が4ドアじゃあんまりだよねー。
結局アニとうっちーのそのシーンが終わったところでみまち通りの撮影も終了らしく、みなさん撤収。私たちも最後に思いがけずプレゼントをもらった気分で木更津を後にする。ピーカンでものすごーく暑くて疲れたんだけど、早起きして行った甲斐があったってもんだわ。キャッツのメンバーが5人揃ってるところこんなに近くで見られるなんて、ありえねぇ。垣間見えたストーリーもかなり脱力系で、映画の完成がますます楽しみー。
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