太極拳は中国で生まれた武術で、
今日では気功と同様、健康法として
多くの人々に愛好されています。
太極拳には、伝統的な陳式、楊式、呉式、
孫式などのほか、これらの伝統拳をもとに
新たに作られたものなど、数多くの種類が
あり、日本でも様々に普及しています。
これらの中で、楊式太極拳は、大きく
ゆったりとした動きが特徴で、年齢に
関係なく、誰もができることから、
今では世界各国で、多くの人々に愛好
されています。
楊式太極拳の起源は、19世紀中頃
(清の道光年間)にまで遡りますが、
河北省永年県の楊禄禅が河南省陳家溝
の陳長興に太極拳を学んだことに始まり
ます。
その後、楊禄禅から子供の楊班候、楊健
候へ、さらに孫の楊少候、楊澄甫らへと受
け継がれていくのに従って、広く世の中に
広まっていきました。
その後は、楊澄甫の子孫やお弟子さんたち
など、多くの先生方が楊式太極拳の普及に
尽力しています。
「永年楊式太極拳」より掲載しました。
*傅鍾文先生(Fu Zhongwen 1903〜1994)
*傅声遠先生(Fu Shengyuan 1931〜2017)
*傅清泉先生(Fu qingquan 1971〜)
●世界永年太極拳聯盟の活動
・2010年7月 世界永年太極拳聯盟
教練資格培訓班及技術提高班
(於:上海)
・2011年5月 第四回世界永年太極
教練培訓及技術提高班(於:上海)
更新日 2022年10月31日