アメリカ旅行記  
  西海岸の友人を訪ねて
4/15~4/25 2013

渡米の目的

・中学、高校時代の仲の良かったクラスメイトの友人が永住しているアメリカを見てみたいという思いを持ち続けていた。
・若いころから西部劇が好きだったので、広大なアメリカ大陸を見たいという願望があり、都会よりグランドキャニオンなど大自然を見たかった。


課題のクリア

・10年くらい前から行く計画はあり、友人はいつ来るんだよ、いつまでも若くはないよと言っていた。
しかし、仕事や地区の役、それに高齢の親のことなどもあり実現できなかった。
平成24年に母が90歳で他界し、平成25年99歳の父の介護だけとなった。
自分も71歳となり、体力的にも今行かないと機会を失うと思い、近所の地域ケアセンター・ひびき苑に2週間入所してもらい行くことにした。
地区の自治会長は3月で任期終了する。

事前の準備と出入国手続き  

・パスポート取得(10年にした)
・日程を決める(4/15~4/25)
・父親の施設入所手続き
・友人との打ち合わせ(eメール、電話、Skype電話)
・クレジットカード(ビザカード)
・航空券は2ヶ月以上前にインターネットで購入(スカイゲート)
e-チケットをダウンロードし印刷したものを受付カウンターで提示しチケット受け取る
・インターネットで旅行関連の参考資料閲覧や予約
(福岡空港駐車場、航空券、旅行保険、グランドキャニオンツアー)
ラスベガスのホテルは友人が予約してくれた
グランドキャニオンはラスベガス郊外飛行場から小型飛行機で(シーニック航空)
・アメリカは渡航ビザは不要だがインターネットでESTA承認を受ける必要あり
(必須で手数料支払はカードのみ)
・旅行保険ネットで加入(70歳過ぎると条件厳しいし、通院や投薬の事実が有れば入れる保険は無い)
・携帯電話の国際対応機能の確認(これが無かったら迷い子)
・福岡空港では入国手続き書類にパスポート番号、滞在住所などを英文で記入
・機内持ち込み品制限の確認
液体、ジェルなどは20cm四方程度以下のチャック付き透明ビニール袋一つまでok
・みやげ等の税関申告



訪れた主なところ

・西海岸のカリフォルニア州ハンチントンビーチ市の友人宅(6泊)と海岸。
ロスアンゼルス市内とハリウッド、ゲティミュージアム。
・友人の長女が住むサンタモニカ市。
・モハベ砂漠に有る銀鉱山跡キャリコゴーストタウン
・ネバダ州ラスベガス(3泊)。
・アリゾナ州グランドキャニオン(単独・日帰り)。


通貨交換

・福岡空港内(福岡銀行)で円をドルに交換。
・4月15日午後の円相場1ドル98円、手数料3%で実質101円。
・使いやすいように1,5,10,20,50$札(新札)を用意してくれた。
しかし、後日新札は扱いにくいことが分かる。



通貨の種類

硬貨:¢1,5,10,25,50,100セント(=1ドル)
・紙幣:$1,5,10,25,50,100ドル
・別名:¢25=クォーター
    ¢10=ダイム
    ¢5=ニッケル
    ¢1=ペニー
                     

小売売上税率(ネット調べ)

カリフォルニア:8,25%
・ネバダ:6.85%
・アリゾナ:5.3%


 買い物時に、つい値札の金額を出してしまう(外税)。レシートで計算してみると何故か合わない・・。


紙幣について

・紙の質が日本と違い、新札は数えにくい、そのため買い物する際、もたつく。
・対処法として、新札はあらかじめ手でぐしゃぐしゃにする。
・また、新札の間に古いのを入れると良い。



セキュリティー

・高額紙幣を人前で数えない。50、100ドル紙幣は別にしまっておく。
・貴重品やカバンなどは見える状態で車に残さない。
・貴重品(パスポート、カード、大金)は肌身につける。
・日本人は狙われやすい。



フライト行程(ネット予約資料コピー)




日本との相違いろいろ

・一般的な電柱はほとんど木柱。
・パトカーという言葉は無い、パトロールカー。
・パソコンではメールと言わない、eメール。携帯電話はテキストメッセイジ。
・トイレとは言わない。レストルーム(restroom)
・度量の単位が日本と違う。
グラム→ポンド、キロメートル→マイル、摂氏℃→華氏℉、リットル→ガロン
1米ガロン=3.78541178リットル
ガソリンは1ガロン4ドル前後(1リットル105円前後・2013年4月)+消費税
・住宅内の照明は暗め。
(友人宅・食卓以外は天井灯が無く、スポットライトや間接照明)
・左ハンドル、右側通行。
4差路の場合、右折はフリー、左確認義務。
トラック類はほぼすべてボンネット。(日本は狭い国土のせいかキャブオール)
・道路の種類
フリーウエイ、ハイウエイ、ブロバード、アベニュー、ストリート、ドライブ。
・虫が少ない、見なかった。乾燥のせいか?
・野鳥はいるが種類が少ない?
・チップ社会。(通常1ドルか2ドル)


西海岸の気候
・西海岸は冬以外はあまり雨が降らないので雑草が少ない。
10日間ほとんど快晴だった。
また乾燥しているので洗濯ものは乾きが速い。
街路樹や庭木にはパームツリーが圧倒的に多い。
湿度が低いので日向と日陰で体感温度差が大きい。
・年間を通じて湿度は低い。
・雨があまり降らない(年間降水量300mm、冬に多い)
・水はコロラド川と北部の山岳地帯などから引いている。
水を撒かないと草花は育たない。
・台風や大きな嵐が無い、郊外は砂漠気候。
(現地で暮らす日本人にロスアンゼルスで暮らす理由を聞くと、ほぼ100%の人が、まずは「そりゃ、この気候でしょ」(ネット情報)



一路アメリカへ
4月15日朝、自宅を車で出発。ネット予約していた福岡空港駐車場に到着、出国手続き後、14時25分発の国内線ANA機で成田に到着。17時10分発国際線ANA機に搭乗、一路アメリカに向けて出発。約13時間後の朝、眼下に西海岸が見えてきて、アメリカに来たんだという感慨にひたる。
やがてロスアンゼルス空港に到着。
 ・ハプニング
入国手続きは長蛇の列で約2時間。その間迎えの友人に連絡しようと携帯電話を見るが圏外。出国前に店での国際対応機種確認済みだが、どういうことか心配に。後ろに並んでいる日本の女性は電話で話しているので聞いてみると他メーカーだった。
やっと手続きが済み、手荷物を見つけ税関通って、友人から聞いてた右の通路へ進んで出口を出たが、そこに友人の姿は無い・・・なぜだろう?。携帯電話見ると依然圏外。裏通りの様な所で待機していると、しばらくしてやっとアンテナが立った。そして友人に電話すると、お前どこにいるんだよ!と第一声。正規の出口で長時間待つも出て来ないと。どこにと言われても、とにかく出口を出たとしか言えず、そのうち友人はその辺の人に電話渡せと言うので出口の警備らしき女性に渡し話してもらったら、なんと20mくらい離れているところにいるではないか。
どうやら正規の出口ではなく、カナダへの乗り換えチェック場に行ってしまったらしい。しかし、何処で間違ったか未だに分からない。
本来なら、にこにこして、よー!とハグでもするところだがご機嫌斜め。お互いブツブツ言いながらも駐車場に。
ハンチントンビーチ
空港駐車場に停めてある車に乗って出発。やがてフリーウエイに出ると、さすが自動車大国アメリカだ、広い所で片側7,8車線あり、大量の車が整然と走っている。

車線左のCAR POOL LANE(カープールレーン)は複数人乗車の車しか走れない。
違反した車は罰金。金額を書いた標識もある。


約一時間南下し、途中軽い食事(IN-N-OUTハンバーガーショップ)をしてハンチントンビーチ市の彼の自宅に到着。日本でグーグルマップのストリートビューで見ていた画像は彼の住宅に間違いなかった。
しばらくお世話になることに。
奥さんは仕事で、その日は家でのんびり過ごした。そして提供してくれた部屋のベッドで就寝。
長旅だったが特に疲れてはいなかった。だが機内での睡眠時間が4時間くらいだったせいか、その夜は10時間くらい眠った。
よく時差ボケの話を聞くが、ピンとこない。というのも、成田を日本時間15日17時10分で夜を機内で過ごし、約9時間でロスに到着したのが現地時間朝の10時50分だったので特に時差を感じなかった。というか、自分感覚が鈍いのかも。

・翌日(16日)は、近所のセントラルパークまで歩いて行き、公園内を彼の話を聞きながら散策。
帰宅後、彼の車でビーチへ。広大なビーチにびっくり。海まで伸びた桟橋を歩き、眺望を楽しんだ。
ハンチントンビーチはサーフシティとも呼ばれ世界的に有名なサーフィン大会が毎年行われるとのこと。
海岸付近にはきれいなホテルや店が並んでいる。店には沢山のTシャツがあり、サイズなど友人の通訳を交えながら交渉、とりあえず孫たちに土産の5,6枚買った。値段は8~20ドル。

その夜の睡眠は4時間半、夕べ寝すぎたせいか、歳のせいだろう。
    
                友人の自宅



            突き出た桟橋から見たビーチ


          友人夫妻
自宅プールサイドにて


ロスアンゼルス市内見物


・ハリウッド

翌日はロスアンゼルス市内見物に出発。405号線を経て北上、山腹のハリウッドサインの看板が見えてきた。町中に入り、広場に停車。そこは市内遊覧バスの発着場で、友人はバスを指差し、私に一人で行って来い、自分はその辺をブラブラしているからと。
バスはマイクロバスくらいの車の天井を取っ払ったオープンカーで私は運転手横の助手席に乗って約2時間の遊覧に出発。しかし、運転手兼ガイドの案内は英語でベラベラ喋るのでさっぱり・・。目抜き通りを過ぎ、丘陵地帯のビバリーヒルズ高級住宅街にさしかかり有名人たちの住宅そばを通る。いろいろ喋ってくれるが、時折分かるのはマイケルジャクソン、プレスリーなど人名くらいで、後ろの客の反応や運転手とのやり取りで何とか分かろうとするがアカン!。持参したビデオカメラを前方に向け回しっぱなしでキョロキョロ。やがて住宅街を過ぎ、ハリウッドの看板が横に見える小高い丘のマルホーランド・ドライブのハリウッドボウルオーバールック
展望台に到着。眼下にハリウッドの町、遠くにロスアンゼルスのダウンタウンのビル群が一望に見える。
広い道路はハリウッドフリーウエイ。片側5車線、とにかく広い!
 
      ハリウッドサイン


 
 
目抜き通りの舗道にスターたちの名前を入れた星型のタイル。


ワックスミュージアム前のマリリンモンローとツーショット。


チャイニーズシアター前の広場には往年のスターたちのサインと手形のタイルが嵌めこんである。写真はグレゴリーペック。

  
マリリンモンローの手形は沢山の人が触るので手垢で黒くなっている。


ストリートミュージシャン、カメラ向けたら下を指差し"お金を入れろ"。

・チャイナタウン
午後1時頃ハリウッドを後にしてロスアンゼルスのダウンタウンに向けて走り、午後2時頃到着。
  



・オルベラストリート

チャイナタウンで遅い昼食、歩いてオルベラストリート(エルプエブロ州立史跡公園)に。ここは旧メキシコ領のロスアンゼルス発揚の地でメキシコから移ってきた人たちが集落を作り、その後独立戦争などを経て1850年にアメリカ31番目の州として併合されたとのことで古い建物が沢山保存されている。
オルベラ街のレンガ敷きの路地にはメキシコ料理店や土産物屋が軒を連ねている。ここを散策し、小さな広場でしばらくくつろいだ。
  


         ロサンゼルス発揚の記念碑




     広場では歌手がラテンを歌っていた。

・リトルトウキョウ
チャイナタウンで遅い昼食してすぐ近くのリトルトウキョウを見て歩いた。
  

 





           天ぷらうどん$8.5 うなぎ丼$12.0
                            
  
                寺院


           電車(ゴールドライン))

 
            路線バス

 
     中心街、 前の車はヒュンダイ

・ゲティミュージアム(J・ポール・ゲティ美術館)→クリック
翌日はロスアンゼルスにあるゲティ美術館を見学した。
編集中



・サンタモニカ

ロスアンゼルスに隣接した市でロスアンゼルス見物の帰りに彼の娘さんの家に立ち寄り、3人の孫にも面会。



一路ラスベガスへ(編集中)
・旅程:3泊4日(4/19日~4/22)
・移動手段:友人の車(トヨタ・カムリ)
・午前8:00ハンチントンビーチの友人宅を出発、一路ラスベガスへ
それにしても道路が広い!


・モハビ・フリーウエイ(15号)をひた走り、やがて荒涼とした砂漠地帯に。
週末のせいか意外と車が多い。
運転免許証持ってきたので運転してみたかったが奥さんの新車だったこともあり、遠慮した。

州堺の高原地帯付近のサボテン。
 
生まれて初めて見る壮大な景色を見ていると友人が、西部劇で向こうの丘から馬に乗ったインディアンが襲って来るシーンを連想するだろ、と。

・途中立ち寄ったバーストー地区で見つけたハンバーガーショップ(IN-N-OUT・インネアウト)で軽食し、エリア内に有るアウトレットショッピングモールを散策(約1時間)。

・次に少し走ったところに有る西部開拓時代の銀鉱山跡・キャリコ・ゴーストタウンを見学。
 



 



                      
 ー続く


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