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作成: 2007年3月7日
改訂2: 2007年3月16日
Template It!を使うと、気になる文章のバリエーションを容易に作ることができます。気になる文章を選択して、それをテンプレートにして、そのいくつかの部分を置き換えながら、いくつものバリエーションを作ることができます。
文章を、いわゆる「テンプレ」化するテンプレ・ジェネレーターであり、かつ、そのテンプレからコピペ、すなわちバリエーションを生成するコピペ・ジェネレーターでもあります。
一番の狙いは、バリエーション作成の敷居を低くすることで、バリエーション作成を促し、その過程から様々な気づきを引き起こす(inspire)ことです。特に、元の文章について様々な発見をするでしょう。すなわち、バリエーションを作ることは手段であって、元の文章を深く読むことが目的です。これは文章リーダーなのです。
そうはいっても、これは単に道具ですから、様々な使い方を拒みません。
例えば:
などなど。
これら、Template It!の作業結果として、作成したバリエーションを、xfyのクリップボードに設定することができます。これを貼り付けることで、元の気になる文章とは別の文章でも、バリエーションを使うことができます。
「罪を憎んで人を憎まず。」という格言に、Template It!を使ってみましょう。
「セットアップ」に従って、Template It!がxfy Blog Editorのユーザーコマンドとして登録してください。メニュー名「Template It!」で登録されているとします。
xfy Blog Editorで図のようにエントリーを書きかけているとします。
ここで、「罪を憎んで人を憎まず」という部分を選択して、「拡張コマンド」メニューから「Template It!」を実行します。
すると選択部分を「Original」として取り込んでTemplate It!が起動します。
「↓Template It!」ボタンを押すと、「Original」領域の「罪を憎んで人を憎まず」文字列が、作業対象として「Working」領域にコピーされます。
「Working」領域の「罪」部分を選択して、右クリックなどしてコンテキストメニューを表示し、「Mark it」を選択します。
すると、「罪」が置換対象文字列として「Phrases」領域に登録され、「Working」領域の「罪」がハイライト表示されます。
同様に「人」を「Phrases」領域に登録します。
こうして、テンプレートが生成されました。このテンプレートは、文章全体が「罪を憎んで人を憎まず」で、「罪」と「人」が置換対象文字列になっています。
バリエーションを作ってみましょう。
「Phrases」領域で二重矢印の右側の「罪」を、例えば「遅刻」に書き換えてみましょう。すると、「Working」領域の「罪」が「遅刻」に置き換えられます。
「↓Log it!」ボタンを押すと、「Working」領域の文章が、「Variations」領域にコピーされます。バリエーションが1つできました。
途中で置換対象文字列を増やすこともできます。また「Working」領域の文字列は、直接書き換えることもできます。
「Clip these」ボタンを押すと、バリエーションがxfyのクリップボードにコピーされて、ダイアログが閉じ、Template It!が終了します。
xfy Blog Editorに戻ったところで、「編集」メニューから「貼り付け」を実行します。
すると、先ほどの4つのバリエーションが貼り付けられました。置換対象文字列だった部分はem要素を使って強調されています。
ここからはxfy Blog Editorの普通の編集操作で編集できます。
(後述、2007/03/12)
Version | 0.3.2 |
---|---|
リリース日 | 2007-03-16 |
match |
|
システム要件 | xfy Blog Editor またはxfy Basic Edition 1.3(どちらかが必須)。 |
利用条件 |
xfy Communityの利用条件に準じます。 |
次のファイルやフォルダを、xfy Blog Editorをインストールしたフォルダの下にある"scripts
"フォルダから削除してください。
また、TemplateIt_for_Blog_Editor.xvcdをスクリプトファイルとして登録した、xfy Blog Editorのユーザーコマンド(拡張コマンド)を削除します。
ダイアログレイアウトの改善。
最初のリリース。