山鹿市について








 山鹿市は熊本県の北部にあります。熊本市より

国道3号線を北に車で約1時間、距離にして

約25km、国道と菊池川が交差する山鹿盆地に

あります。人工は約3万4千人、農業と観光が

中心の静かな田園都市です。


 山鹿で有名なのは、何と言っても温泉・山鹿灯篭

(とうろう)・古墳でしょう。温泉は、古来より

知られておりましたが、保元2年(1157)、宇野親治

という人が、「山中で鹿が湯浴みしている」のを見て

温泉を発見し、国主菊池九郎隆直公の許しを受け湯主となり

大いに栄え今にいたっております。




 また、文明5年(1473)には、突然枯れて

しまいましたが、金剛乗寺の住職、宥明法印の

祈祷により、依然にもまさるお湯が湧き出た

とのことです。

この日は、温泉復活感謝祭として祈祷が

行われております。

 泉質はアルカリ性単純泉で、神経痛、

リュウマチ、胃腸病などに効能があるそうです。

山鹿市内にはほかにも熊入温泉、平山温泉などがあります。



 山鹿灯篭は、古く、室町時代を端に発するもので、金灯篭や神社仏閣などを、

和紙とのりだけで作り上げる伝統的な工芸品です。

毎年、大宮神社に献上され1年間灯籠殿に奉納されています。

山鹿灯篭祭りは、日本三大夏祭りの一つといわれ、

浴衣姿の女性が和紙で出来た金灯篭(中に火が灯っています)を頭にのせて「よへほ節」

を踊る、とても優雅で幻想的な祭りです。

特に美しいのは暗くなってからで、闇の中に揺れる灯篭は、

夢をみているような錯覚におちいるようです。

 この祭りは毎年8月15・16日に開催され、

全国ニュースで毎年取り上げられるので、ご存じの方も多いと思います。

毎年数十万人の見物客で賑わいます。



 山鹿市には装飾古墳が多いことでも有名です。

壁内の幾何学模様が女性の乳房にみえることからきた「チブサン古墳」、

弓矢を持った人物や船の彫刻がある「鍋田横穴群」など、

国や県指定史跡クラスの古墳が多数あります。

古代のロマンを感じられる歴史の町です。

 また、江戸時代は豊後街道の宿場町として栄え。古くから浴場も数多くあり、

かつては、道後温泉を建てた兄弟子がつくった桜湯等の数多くの浴場がつくられました。




 山鹿市は、最近は甲子園の常連となりつつある城北高校野球部のある町

としても知られるようになってきました。

他にも、明治時代に山鹿の町衆の私財をなげうって出来た、芝居小屋

「八千代座」(坂東玉三郎さんが毎年公演に来て下さいます)など、

山鹿市にはいろいろと名所旧跡があります。

 ぜひ一度山鹿市にお越し下さい。私達市民は皆様を歓迎致します。



 参考文献:湯トピア山鹿 山鹿温泉観光事典 平成7年3月 山鹿市役所


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