山鹿市中心市街地活性化基本計画報告書

Z.事業化計画

●事業化計画は、前章までの6つのテーマを基本とした方針を踏まえて、「中心市街地活性化基本計画」における事業・制度の枠組みに即して再整理したものである。(すなわち「市街地の整備改善」と「商業の活性化」の2つの枠組みのなかでの整理)

●「市街地の整備改善」については、都市基盤整備・居住環境整備・公共公益施設整備・ソフト施策の4つの整理で、テーマ別での事業・施策との対応関係を考慮しつつ「事業の概要」「実施主体の想定」「実施時期」及び「実施手法・制度の想定」を示す。

●「商業の活性化」については6つのテーマに即した再整理を行い、「市街地の整備改善」と同様に「事業の概要」「実施主体の想定」「実施時期」及び「実施手法・制度の想定」を示す。

●なお、「実施主体の想定」及び「実施手法・制度の想定」については、現段階で最終的な絞り込みが出来ないものが多く、可能性としてある主体や手法・制度を併記している。

●中小小売商業高度化事業(TMO)での事業実施区域については、中心市街地の区域とほぼ同様の区域とする。

●「実施時期」については、以下のようなポイントを重点に短期的な対応を進めることとした。

【市街地の整備改善について】
●現在事業実施中の歴みち事業を中心に歴史環境の充実を進める。
●既存施設の有効利用により魅力化を促進させる。
●現在の中心市街地環境の使いやすさの増進を図る。
@八千代座・豊前街道を中心としたシンボル的な歴史環境の改善
A温泉プラザや市民会館等の既存の中核的施設や空店舗の有効活用
Bバリアフリー化の促進
C案内誘導サインの体系化

【商業の活性化について】
●基本的には、ソフト施策を中心に各主体が自ら取り掛かれる可能性の高いものから随時進めていく

●特に、官民がそれぞれ本計画に基づいて出来るだけ早く実施可能な事業・施策に手をつけ、活性化の動きを具体的に目に見えるものにしていくことが重要である。


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