山鹿市中心市街地活性化基本計画報告書

Y.テーマ別事業・施策展開の方針

5.商売を考え直そう

※クラフトマンシップとは・・・
 クラフトの目指すものは、生産だけではなく、その思想を通して地域全体の生活思想を育て、クラフトを必要とする生活スタイルと環境をデザインし、クラフトマン自らがそこへ積極的に参画し、働きかけることでもあるのです。そのことは、地域活性に欠かすことのできないエネルギーになって行くでしょう。

A. 1つ1つの店から商売を考え直す

重点施策
★【A-1. 接遇向上の推進】
● コンサルタントの導入
● 接遇改善の研修(独自性の検討)
● 顧客リスト・顧客情報管理の充実

重点施策
★【A-2. 魅力ある店づくり】
● ニーズの把握
● 店の主張、特徴の確認
  ・クラフトマンシップに沿った店づくり
  (生活スタイルをデザインする商売)
  ・コンサルタントの導入
● 建物の環境整備(街並み、夜景など)
  ・照明の工夫などによる楽しい夜の演出
●様々な人が憩える場所の提供

【A-3. 魅力ある商品開発】
● 独自のもの、山鹿ならではのもの
●クラフトマンシップの思想に沿った商品開発やサービスの開拓
●和紙・絹織物などの工芸・クラフト

B. 商店街単位で商売を考え直す

重点施策
★【B-1. 地元に愛される商店街づくり】
●閉店時間、定休日の工夫
●高齢者対応のサービスの充実
  ・買い物カートの貸し出しサービス
●バリアフリーの商店街づくり
●クラフトマンシップの思想に沿って、手づくりの温もりのある商店街づくり (環境にも配慮)
●地域に密着した商店街としての取り組みの工夫
 (情報発信、各種公益サービス)
●商店街でのATMや各種証明発行などの公共施設の設置
重点施策
★【B-2. 商店街ぐるみでの後継者対策の推進】
●業種転換や外部人材の導入の検討
●ゾーニングによる店舗配置の適正化
●活性化による現業種・業態の経営効率の向上
【B-3. 商店街毎の個性ある街並みの整備】
●看板、色の統一
●ファサードの協調的な配慮
【B-4. 商店街毎の通りの環境整備】
●それぞれの個性に応じた道路の高質舗装整備
  (ショッピングモール整備)
●特に歴史的みちすじにおける歴史環境を際立たせる道路空間づくり
●セットバックによる道路空間の充実
【B-5. 中心商業ゾーンの強化】
● プラザ5を中心とする中心商業地の都市機能更新
●バスターミナル機能の充実
【B-6. 商店街組織の再編成による組織化と法人化の推進】
【B-7. 共通商品券の発行】
【B-8. カード化事業の検討】
・公共カードとの連携

C. 新しい魅力づくりから商売を考え直す

重点施策
★【C-1. 回遊道路の整備】
● 楽しく歩いて買物ができるように
● 歩道の拡幅

重点施策
★【C-2. 空家の活用】
●空家の集積による拠点形成・連続性の確保
●魅力ある店づくり
●イベントによる活用
●博物館、ギャラリーとしての整備
【C-3. 自転車利用環境の向上】
● サイクリングターミナルの町中での設置
【C-4. 不足業種の導入】
●専門店(ファッション、パソコン、スポーツ・・・)
●娯楽的な店(ゲームセンター、ファーストフード・・・)
●コンビニ的な夜間営業の店
●喫茶店、飲食店
●観光客をもてなす店
●採算性を踏まえた導入の検討
【C-5. 回遊性を促進させる店街づくり】
●人が歩ける仕掛けづくり
【C-6. 空家の活用の仕組みづくり】
●仕組みづくり(地元+外部+行政)
【C-7. 市内農村部、及び周辺町村との連携】
●空床利用による農産物のPR・販売
 ●市街地の広場などを利用した朝市などの開催
 ●物産展の開催
【C-8. シンボル施設・装置の確保】
●シンボル的なものをつくって集客を図る
●「大きな樹」等、山鹿を象徴するようなシンボルを湯の端公園へ

D. 旅館も商売を考え直す

重点施策
★【D-1. 接遇、サービスの改善】
●山鹿の良さを感じるサービス
●歴史資源の理解とPR
  ・山鹿の勉強会の開催
● コンサルタントの導入
重点施策
★【D-2. 他団体との連携】
●商店街・八千代座・旅先案内人等との連携 

重点施策
★【D-3. PR戦略づくり】
●まちの全員が旅先案内人になれるように
●山鹿セールスのための検討のプロジェクトチームの設置、調査研究の実施

【D-4. 開放型の推進(囲い込み型の脱却)】
●まちに開いていく旅館(ハード・ソフト)
●温泉やロビー、喫茶等のまちへの開放の推進
【D-5. 旅館の集約化】
●温泉観光ゾーンの形成
●明るく健康的な歓楽


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