山鹿市中心市街地活性化基本計画報告書

Y.テーマ別事業・施策展開の方針

2.歴史に浸ろう

A. 歴史資源の再確認

重点施策
★【A-1. 歴史資源の掘り起こし・PR計画の策定】
●歴史的ストックの掘り起こし
・逸話、伝記等の発掘
・菊池川(水運)の歴史の掘り起こし(山鹿の豪商〜遊女白菊伝説)
・旧町名の確認
●身近な所から広げていく
・大きな資源だけでなく、街角の小さな地蔵さんなどの発見(宥名公園の虫け観音・よだれ観音等)
●祭りの再評価(小さな祭りから灯籠祭り、温泉祭まで)
・温泉に感謝する気持ちの発掘
●市民(特に子供や高齢者)の参加
・学校での授業との連携
●歴史の各時代毎の物語とそれにまつわる場所・資源の発掘・PR
●歴史的資料の再発行
●市民参加型の研究雑誌の発行
●知恵袋であるお年寄りの活用(語ってもらう、伝統を伝える、世代間のコミュニケーション)
●歴史に詳しい人を呼びかけ(公募)て、現場を訪ねて話しを聞く
●歴史に詳しい人に博士の称号を授与し、登録して、様々な催しに活躍してもらう
重点施策
★【A-2. 和紙をたどる】
●和紙づくりの歴史・技の発掘・復元
●山鹿傘とろうそくの歴史発掘
●和紙を灯籠とともに考える
【A-3. 歴史スポットの整備】
●歴史資源にふれることができる場の確保

B. 歴史環境の向上

重点施策
★【B-1. 豊前街道イメージアップ戦略】
●豊前街道の入り口に象徴的なゲートを
●豊前街道沿いでの歴史資源を示すサイン・壁画の整備
●豊前街道に合った建物ファサードの整備
【B-2. 情緒ある歴史的環境地区の整備】
・路地等の持つ多様な機能に着目
   (避難路、憩い生活の場、通風等)
・小路や地蔵を大切にし、整備を行い、物語性をもたせる
【B-3. 歴史的環境を活かした居住環境形成】
・歴史的な面影を残した、商業と住宅の秩序ある土地利用の整序
【B-4. 西南の役と民主政治発祥をアピールするシンボルづくり】
・西南の役と民主政治発祥の碑を建てる
・西南の役に関連する歴史資源の再認識と再生
【B-5. 山鹿城跡の整備と活用】
・山鹿姓のシンポジウム
・国衆一揆の関わり
【B-6. 豊前街道の歴史的街並み誘導の仕組みづくり】
・街並み協定、伝統的建造物保全条例の締結
・景観形成建造物の指定/登録
【B-7. 歴史的環境形成を支える仕組みづくり】
●古い建物等の解体に際して、材としてストックしていく仕組みづくり

C. 歴史資源の様々な活用方法の充実

重点施策
★【C-1. 灯籠民芸館の充実とPR】
・オープンな展開
・製作実演とビデオ上映
・展示形式や照明(内部及び外部)の改善
・ひな祭りや子どもの日などでの季節の催しにちなんだ灯籠の製作
・灯籠祭り体験機能(衣装・踊り等)
・民芸品の収集及び展示
重点施策
★【C-2. 菊池川を活かした歴史的雰囲気づくり】
●水運の歴史活かしたイベントの実施
●旧山鹿大橋の復活
重点施策
★【C-3. 特徴のある歴史散策ルートづくり】
●物語やテーマ性のあるルートづくり
  ・大宮神社を活かす
  ・周辺資源との連携
  ・ルートマップづくり
  ・小、中学生向けの学習ルートづくり
  ・資源ごとのルートづくり
●歴史資源の時代ごとのゾーニング
●個々の貴重な歴史資源のリンクが大切
【C-4. 歴史資源の魅力化・環境整備】
●歴史資源活用のソフトの充実
 ・物語づくり
 ・金剛乗寺参道での市の開催
 ・街道沿いの祭り・イベント展開
 ・小さな歴史資源活用の祭り・イベント開発
【C-5. 多様な歴史資源PRの展開】
●金灯籠ばかりでなく、制作灯籠(宮づくりなど)をもっとPRする
●義士祭りと義士膳のPR
●義士サミットの開催
【C-6. 歴史資源案内システムの充実】
●観光客が気軽に頼める案内人システム
●高齢者の知恵を活かすシルバーガイドの充実


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