山鹿市中心市街地活性化基本計画報告書

lV.中心市街地の位置及び区域

●山鹿市における中心市街地の位置は、歴史的なまちの形成から菊池川水運の集散地であり、かつ豊前街道との結節点でもある旧山鹿町及びその周辺地域である。


●この地域に本市の主要な商業・文化・観光・行政機能が集中し、豊前街道を始めとする歴史資源とともに本市の顔ともいえる地域である。

●中心市街地活性化基本計画における中心市街地の区域としては、以下の3点の視点からその範囲の設定を行った。

@多様な都心機能の複合による魅力的な中心市街地の形成の観点
●豊前街道を中心に国道3号、325号、旧3号線沿いに集積する商業機能を始め、菊池川沿い及び宗方通り沿いに集積する温泉・観光機能、旧3号線沿いに集積する行政機能等の配置を勘案する。

A中心市街地の魅力の要因である歴史資源及び自然資源との連携の観点
●歴史資源としての豊前街道・往還沿いの歴史的な街並み、その裏側に分布する寺社や八千代座、さらに小路(しゅうじ)などの歴史的環境地区、さらに伝統的な祭りである灯籠祭り開催の核となる大宮神社などの配置を勘案する。
●自然資源としては隣接する菊池川及び吉田川があり、この2つの河川環境については中心市街地と一体となった環境の改善と活用を目指して総合的な施策展開を進める.

B既存の関連計画との整合の観点
●中心市街地については、山鹿市都市計画マスタープランにおいてもその整備・改善による活性化の必要性が強くいわれ、全体のゾーニングの中で「都心商業地」として位置づけられている区域を勘案する。
●また、当該計画の中で位置づけられる各種都市計画事業の想定や候補となる土地の分布を考慮する。

●以上のような観点から、菊池川及び吉田川に囲まれた約146haの範囲を区域とする。
●なお、山鹿市都市計画マスタープランにおける土地利用の基本方針に沿って、当該区域外での商業機能の無秩序な分散を避けることとし、そのための規制方策(条例等)の検討及び実施が必要である。

■中心市街地区域図

詳細データはここ


Back