山鹿市中心市街地活性化基本計画報告書

2.活性化の必要性と事業の一体的推進の意義

【県北地域の中核都市としての役割を担うために】
●中核都市の役割を担い、かっての「経済・流通」「観光」「行政」「文化」等の中心的存在として各種の都市的サービスが享受出釆、都市的な賑わいや歴史と伝統に育まれた風格のあるまちとなるために中心市街地の活性化が不可欠である。
●そして、その活性化はまちづくりと商業活性化との一体的事業・施策の推進により、歴史的環境や文化的環境を磨き上げ、そのイメージを高めるとともに、多様な都市機能の魅力化を図ることか出来る。

【山鹿市民としての誇りを持つために】
●市民が自分のまちに誇りを持ち、山鹿市に住んで良かったと思うまちであるためには、歴史に培われた文化や産業、人に自慢でさる外に開かれたもてなしのある暮らしの環境(生活観光)を象徴するような山鹿独白の「まちの顔」をはっきりと意識できることか必要であり、そのために中心市街地の活性化が不可欠である。
●中心市街地には、山鹿の歴史の中で蓄積された多くの誇るべさ素材があり、それを活かしたまちづくりと商業活性化との一体的事業・施策の推進により、市民、事業者自らがそれらの資源を十分に使いこなす暮らしや産業活動を、誇りを持って営んでいくことが出来る。

山鹿市民の豊かな暮らしのために】
●高齢社会を迎え、かつ地球環境の視点からも中心市街地のこれまでの歴史の中で何百年にもわたって投資されてさた都市的資源を見直し、高齢者にも優しくかつ地球にもやさしい暮らしの空間を再構築するために中心市街地の活性化が不可欠である。
●暮らしを豊かにする文化や伝統が中心市街地のなかで培われてきており、それを再評価しつつまちづくりと商業活性化との一体的事業・施策を推進することにより、改めて山鹿らしい暮らしの豊かさを市民が実感することが出来る。

【活力ある山鹿の産業の育成のために】
●かつての周辺農業集落との結びっきの中で営まれた経済や流通の活性化は、中心市街地の機能の集積によるものであり、再度中心市街地の活性化を図ることによって全市や近隣町村の農業を始めとする様々な産業の活性化に結びっき、かつそれによって新たな産業の育成、就業機会の創出にもつながるものである。

【次世代へ魅力ある山鹿を継承していくために】
●先達が営々と築さ上げてさた歴史と伝統を、絶やすことなくより磨さ上げたものとして次世代に引さ継ぐことが、今の市民に課せられた責務であり、それは中心市街地の活性化に他ならない。
●市民自治の理念や八千代座建設、復興の力をこの中心市街地活性化の動きの中で結集していくことが必要である。


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