大谷資料館


採掘場の写真
採掘場

名 称 石の里大谷,美術・資料館(大谷資料館)
所在地 栃木県宇都宮市大谷町909
問合せ先 028−652−1232
利用時間 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
入場料 大    人 :600円
 中学生以下  :300円
休 日 年末年始(12月28日〜1月1日)
駐車場 100台
ご案内  この資料館では、江戸時代中期から現代までの大谷石採掘の歴史や機材の展示が、わかり易く展示されています。
でも、この資料館の目玉は「未知なる空間」と言われる地下採掘現場の跡です。
資料館右側の階段を降りていくと突然、巨大な地下空間が出現します。
その広さは2万平方メートル、最深部は地下60mの大空洞で東京ドームがすっぽりと入ってしまう大きさです。
平均気温13度と年間を通じて一定しているため、戦時中は食料倉庫として使われたり、中島飛行機の軍事工場としても利用されました。

現在では、喜多郎のコンサートや、やまもと寛斎のファションショーなどを始め、美術展・演劇などのイベントスペースとして、平和利用されています。

感 想  狭い階段から地下に降りるとその巨大さに圧倒されました。
この、巨大な空洞は「行って、見てください!!」としか説明のしようがありません。
ここを歩いていると、反響した足音・エコーのかかった声が、一種の神秘感をかもし出し日常のざわめきを忘れさせ、普段忙しく緊張している心に安らぎを与えてくれました。

大谷石とは?  大谷石は、今から約2千万年前、火山の海底爆発によってできた凝灰岩の一種です。
大谷石はざらざらして穴が多く、軽石を含み,全体に緑色のかすり模様が入っているのが特徴です。
また、「みそ」と呼ばれる柔らかい褐色の部分が斑点状に含まれています。
大谷石は、軟らかい石材で加工がしやすいこと、石特有の冷たさが無く、耐震・耐火・防湿性に特色があるので、建物・石垣等その用途は多方面に渡っています。
大谷石の採掘が本格的に始められたのは、江戸時代の中頃からですが、それ以前,奈良時代に建立された下野国分寺・尼寺の 土台としても使われています。
また、江戸時代,宇都宮城主本多正純が宇都宮城を改修した際にも大量の大谷石が使用されました。

特に、大正期にアメリカの建築家フランク・ロイト・ライドが設計した東京の旧帝国ホテル(現在は愛知県明治村に保存)の建築用石材として使われたことは有名です。
関東大震災の際にも大きな被害を受けず、大谷石の耐震性の優秀さが全国に実証されました。

                         <<栃木県ホームページより>>
アクセス




1. ドライブルートのコマ地図11番を直進する。
2. 案内板に従い左折する。(消防団が目印)。
3. 約700メートル先、多喜屋酒店の先を左折する。
4. 小川を越え、約200メートル先を右折する。
5. 更に約200メートル進み、左折する。
関連HP 巨大地下空間「大谷資料館」のホームページ



採掘場の写真1 採掘場の写真2
採掘場の写真(ストロボなし)                採掘場の写真(ストロボあり) 
                            中央の人と比較すると、巨大きさが分かります

資料館の建物の写真1  資料館の内部写真2
資料館の建物                    資料館の内部



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