奥利根のダム

[TCPCO電源PR館 パンフレットより引用]
1.奥利根湖・ 矢木沢ダム
[左の写真は満水時のもので、パンフレットより引用]
| 完成日 | 昭和40年12月 |
| 建設方式 | アーチ式ダム |
| ダムの高さ | 131メートル |
| 発電方法 | 揚水式発電方法 |
| 最大発電量 | 24万キロワット |
<<レポート>>
異常渇水でお馴染みの”首都圏の水瓶”こと「矢木沢ダム」です。
今回、「毎年のようにニュースで話題になってしまうこのダムを実際に見てみたい!」という不謹慎
な動機で出発しました。
ダムに行くには、ダムの下流にある洞元湖沿いを通るのですが、ここはさほど水位が下がっておら
ず本当に異常渇水しているの?」と思う程でした。
ところが矢木沢ダムに到着し、ダムの下を覗いてビックリ!、なんとそこには荒れ地が広がり、大き
な水溜(とても湖とは言えない)が遥か下の方に張り付いていました。
早速、歩いて水際まで降りてみると、土の露出した地面は本当に無残な状態でした。
そして、木に結ばれたボートが遥か上の方に置き去りなっている(普段はあそこまで水があるのだろ
う)のが印象的でした。
写真撮影を終えて登るのがまた大変でした。
(なお、この日は満水時の21%位しかなく、記録的な渇水状態だったそうです。)
<<ダムの概要>>
このダムは、昭和40年に東京電力初の揚水式発電所として、建設されたダムです。
揚水式とは一旦、発電の為にダムから落下させた水を下池に溜めて置き、夜間の余剰電力を利用して
再びその水をダムへ汲み上げ、昼間その水を再利用する事により、日中の電力需要を補っています。
<<アクセス状況>>
ドライブルートのコマ地図6番で紹介していますが、須田貝の[電源PR館]よりさらに30分く
らい奥にあり、途中一部が未舗装ですが、一般の車でも十分走ることができます。(徐々に道路の整
備も進んでいる様です)
2.奈良俣ダム
<<レポート>>
照葉峡谷に向かう途中に、白く輝く大きな奈良俣ダムが見えてきます。
ダムの上へは車でも行けますが、階段で登ってみるのも一つです。
足腰の弱い都会人には、かなり辛いものがありますが、徐々に広がってくる雄大な景色をきっと楽し
める事でしょう。
ここには資料館がありますので、時間のある方は行って見てください。
<<アクセス状況>>
このダムへのアクセスは、道幅も広く、迷うことなく比較的簡単に行くことが出来ます。
しかし、この先照葉峡方面への道は、道幅が狭くなりブラインドカーブも多いため、対向車に十分注
意し安全運転を心がけましょう。(譲り合いの気持ちでお願いします)
3.TEPCO電源PR館・須田貝 /須田貝発電所
<<レポート>>
矢木沢ダムに行く途中に、東京電力の「TEPCO電源PR館」があります。
なんと嬉しい事に入場無料です。
ここは、奥利根地区に作られている各ダムの建設方法や発電システムなどを、模型を使いわかりやす
く解説してくれています。
もう少し展示物が多いともっと良いのですが、それでも普段無意識に利用している[電気]について
の知識を深める事ができ、十分楽しめます。
ここでお勧めするのは、「須田貝ダム地下発電所へのミニツアー」です。
これは、電源PR館の方が、隣接する須田貝ダムの地下発電所に連れて行ってくれ、発電設備などを
わかりやすく丁寧に解説してくれるものです。
そびえ立つダムの地下に発電所があるなんて今まで考えた事もなかっただけにこれには驚きました。
地下への長い階段を降り、トンネルをくぐると、そこには大迫力で回る二機の発電用タービンが轟音
を鳴らし、私たちを迎えてくれました。
これはズバリ一見の価値アリです。
所在地 :群馬県利根郡水上町大字藤原6152
開園時間 :午前9時30分より午後4時(冬季は午後3時まで)
ミニツアー:10:00,10:30,11:00,13:30,14:00,14:30
休 日 :年末年始、2月2月の土・日・祝日(その他の月は無休)
電話番号 :(0278)75−2361
<<アクセス状況>>
ドライブルートのコマ地図6番を矢木沢ダム方面へ向かい、3分位走ると右側に見える巨大な発電
用タービン(約5m)が目印です。
この先に矢木沢ダムがあります。
[見学コースで説明を受ける作者] [須田貝発電所の発電システム] [須田貝発電所と須田貝ダム パンフレットより]
| 完成日 | 昭和30年9月 |
| 発電形式 | 立軸傘形発電機 |
| 出 力 | 48,000キロボルト |
| 電 圧 | 11,000ボルト |
| 水車形式 | 立軸渦巻フランシス型 |
4.須田貝ダム

[パンフレットより]
| 完成日 | 昭和30年9月 |
| 建設方式 | 重力式ダム |
| ダムの高さ | 72メートル |
| 最大発電量 | 4万6千キロワット |
レポート等は上記「電源PR館」を参照して下さい。
5.玉原ダム 玉原発電所
[パンフレットより]
| 完成日 | 昭和57年12月 |
| 建設方式 | ロックフィル式ダム |
| ダムの高さ | 116メートル |
| 発電方法 | 揚水式発電方法 |
| 最大発電量 | 120万キロワット |
<<レポート>>
すみません!! ここは、ルートから離れているので、行けませんでした・・・・・
<<ダムの概要>>
玉原ダムは、玉原発電所の上部調整池として作られたロックフィル式のダムです。
発電時の有効落差518m・揚水時の全揚程559mは世界最大級の規模です。
このダムの建設にあたり、玉原湿原を保護するため、ダムの高さを制限したり、発電規模を縮小する
などし、自然保護を優先したそうです。
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