〜 Schuco Kommando-Auto ANNO 2000 〜

1937-1951 ドイツ

Germany (大戦前あるいは戦時中)

Kommando-Autoは空気の圧力によってスタート&ストップをコントロールする世界で初めての無線(コードレス)Toyであろう。 屋根のスリットの下に隠されたダイヤフラムが空気の圧力を感じることによってスイッチング動作をする。

Kommando-Autoは、その他にも後方に進行方向逆転機構があり、様々な遊び方が出来るようになっていた。 屋根の上の突起は、空気だけでなく、手で軽くふれるだけでスタートストップを出来るようにしたもの。 後にMagicoのアンテナに発展して行く。

バンパーの後ろに車輪のステアリングを決めるノブがある。ボンネットも開き、中にエンジンが見える、まさに至れり尽せりのギミックである。

様々な国のパテントが誇らしげに印刷されている。UK,USA,SVERIGE(何処それ?),イタリア,オーストリー、スイス、オランダ、中国(たぶん)、ベルギー、スペイン、POLSKA(ここも何処?),日本。 長い間力がかかったのか、後輪がパンク(ひしゃげている)しているのが残念。 スペアタイヤもいくつか持っているが、なにしろSchuco社のおもちゃは、その接合方法が複雑で専用治具がないと分解できない(と思う)。

中のメカの写真も持っているが、版権を侵さないというこのサイトのモットーで掲示しない。自分のマシンをバラす勇気もない。 構造を知りたい方は、Battenberg Sammler-Kataloge Schucoを参照されたい。 但しドイツ語。

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