おたふくかぜ(ムンプス、流行性耳下腺炎)ワクチン
おたふくかぜはムンプスウイルスによって起こる耳下腺などの腫れを主な症状とする病気です。しかし、合併症として無菌性髄膜炎をかなりの高頻度で起こしますし、すい臓や精巣・卵巣に炎症を起こしたり、難聴を生じることも知られています。
このワクチンは、世界の多くの国では定期接種として2回接種が行われています。しかし日本では任意接種で接種費用が自己負担となりますが、1歳以上で接種することができ、水痘ワクチンと同様、最近では2回接種することが勧められています。
副反応として、稀に無菌性髄膜炎を起こしたり、難聴を生じることもあるようですが、
病気にかかった時よりはるかに少ない頻度であると考えられています。