奥日光・男体山〜大真名子山〜小真名子山〜女峰山〜赤薙山


1973.11.18〜19 佐々木(単独)
 11月18日(曇りのち雪) 8時10分に歩き出す。中禅寺温泉のバス停から男体山登山口まで風がとても冷たかった。10分で登山道入り口の二荒山神社中宮祠山門だが、シーズンオフで固く閉ざされていた。仕方なく右手から回り込んで登山道に出る。大きな犬に吠えまくられて怖かった。

 男体山(2484m)を中禅寺側から登ると標高差が1200mほどある。かなりきついが道は手入れされているし、中禅寺湖が真下に見えるのでどんどん高度を稼げる。三合目を過ぎるとガスに覆われて、雪が舞ってきた。次第に本格的な降りとなり、1時間ほどで15センチほども積もった。13時20分、頂上着。強風でほおに吹き付ける雪が痛くて小屋(社務所?)にいったん逃げ込む。反対側へ下り志津小屋に泊まることにする。15時20分着。荒れた掘っ建て小屋という感じで寒々としていた。矢板から来た単独行の人と一緒になる。

 11月19日(晴れ時々曇り一時雪) 6時に出発。きのうからの雪で山はすっかり雪化粧した。大真名子山(2375m)の登りから見た男体山のモルゲンロートは素晴らしかった。遠く丹沢方面まではっきり見渡せる。雪道となっても迷うようなことはないが、大真名子頂上直下の鎖場と小真名子山(2323m)の下りのガレ場には要注意。

 南会津の山々はもう真っ白で印象的だ。帝釈山(2441m)に登るころから吹雪となり苦しかった。女峰山(2464m)にかけてのヤセ尾根の通過も強風の場合は慎重に行くべき所だろう。13時5分、女峰山頂は吹雪で視界が効かない。二荒山神社に下るという矢板の人とはここで別れる。赤薙山(2010m)まではさらに長く感じてきつかった。

 下りは、樹林帯の暗さと雪のためスリップして何回も尻餅をつく。18時を過ぎて霧降スキー場の上部で星空となり、下方に灯りがともりはじめた。枝道に入り込んで右往左往したが、ちょうど車に拾われ19時まえに日光駅に着くことができた。

 【コースタイム】 (11/18)中善寺温泉8:10 登山口8:20〜40 三合目9:05〜15 六合目10:10〜25 八合目11:35〜12:30 男体山13:20〜14:00 志津小屋15:20〜(11/19)6:00発 大真名子山8:15〜20 鷹ノ巣8:55〜9:05 小真名子山9:55〜10:00 富士見峠10:35〜40 帝釈山12:25 女峰山13:05〜15 2273m峰14:35 赤薙山15:30〜40 焼石金剛16:45〜17:10 霧降スキー場駐車場18:30

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