西上州・二子山西岳I峰中央稜


1991.6.8 吉田(寛)、佐々木、武生、平塚
中央稜核心部 6月8日(晴れ) 秩父でやる徒登行祭のついでに登ることになった。前夜、所沢から2台の車で出発し二子山の麓で泊まる。現在地はわからないが、「二子山登山口」のプレートがあるから大丈夫だろう。しかし、何か変だと思いながら登り始めた山道は伐採地へ出てしまい、間違いだとわかり引き返す。

 来たこともないのに「二子山裏側の林道から入ればアプローチ5分」と言った手前、後ろめたさを覚えつつ2時間以上もかかって股峠へ。さらに取り付きへの道を下りすぎるなどケチがついて、取り付き着は10時過ぎになってしまった。ローソク岩では、トップロープで練習している人達がいる。

 吉田・佐々木、武生・平塚のオーダーで登り始める。1P目小リッジ状から凹状フレーク、小リッジをバンドトラバースしてハング下を登り、狭いレッジでピッチを切る。手のひらが切れるようなホールドや石灰岩特有の穴ホールドがあった。2P目が核心の凹角のすっきりしたクラック(写真)

 中央バンドの大テラスに出、コンテで少し歩いて3P目の取り付きへ。フェースから小ピナクルを越え、バンドをトラバースして草付でピッチを切る。最終4Pのみリードさせてもらう。草付からバンドを経て細かいが快適な凹角を直上。縦走路のちょっと手前が終了点であった。12時30分。45mロープなので4ピッチで抜けた。東岳との鞍部への道はすさまじい下降路。急峻で木にぶらさがるようだった。充実感に包まれビールの待つ秩父のログハウスへと向かった。

【コースタイム】 中央稜取付10:00 終了点12:30


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