奥多摩・川乗谷本谷(竜王橋〜百尋の滝)


1989.10.1 橋本、岡庭、滝沢、佐々木

 10月1日(曇り) 川乗谷本谷遡行(川乗橋〜竜王橋)の続きをやろうということで、前回終了地点の竜王橋から入渓。9時35分。前回ほどの悪場もなく魚止めの滝8mとなり、左岸から高巻く。北の沢が右岸から入ると登山道が横切っている。長滝12mは迫力があり、やはり左岸から高巻いて越す。大きな滝はなくなり小滝のへつりや淵の通過を楽しむ。落ちても威圧感を感じないほどの水量となった。

 左岸から入る火打石沢を過ぎてトイ状の滝を登る。古い遡行図にはこのあたりに「クラヤミ淵」の名称があるが、どれがそうなのかはわからなかった。ガレの押し出しや流木が目立つようになり、両岸は岩壁で特に右岸は100mの高さを誇る。もうそろそろ百尋の滝20mが近いようだ。登れない滝が現れ、右から大きく高巻くと川乗山登山道に出て百尋の滝下に下る。12時3分。ハイカーが10人ほど昼食中だった。我々も昼飯を食いながら百尋の滝の上も面白いかもしれないなどという話をする。林道を下山しながら今度は倉沢谷かななどと誰かが言っていた。

 川乗谷本谷は、聖滝から竜王橋までが美しく核心部といえる。夏の盛りに聖滝を泳いで左岸に取り付きアブミで突破すればより充実するだろう。百尋の滝から上の本谷は桂谷と名を変えるが、堰堤ばかりで面白くないという。

 【コースタイム】 (10/1)川乗橋9:00 竜王橋先9:35〜10:00 火打石谷出合11:40 百尋の滝下12:03〜12:35 川乗橋14:35 白妙橋14:40


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