丹沢・水無川新茅ノ沢


1974.9.21 佐々木(単独)

 9月21日(曇り) 水無川林道を1時間歩いて新茅ノ沢出合の新茅橋着。水無川本流の対岸のモミソ岩は懸垂岩とも呼ばれ、よく岩登りの練習に使われている。高差20mでルートはどこからもとれるようだ。1時間ほど登下降して遊んでから遡行開始。11時10分。

 最初はやや薄暗い中、F1を越え、F2・7mを迎える。左側を慎重に登る。すべての滝には巻き道がはっきりしているので安心。10分ほどでどうどうと水を落としている大棚12mを見る。水量はさほどでもないが、幅広くすだれのように水を落としているのでなかなかきれいだ。滝の前で大休止してまじまじと眺め入る。直登は右側であるが悪そうだ。単独なので、もちろん右岸の巻き道をたどる。これ以降、小滝、ナメが連続して面白い。

 沢が急傾斜になると岩がもろくなり落石に気をつかう。水が消え急なガラ場を行くと目前にチョックストンで行き詰まり、烏尾尾根に逃げることにする。ヤブコギもなくわずかで下山路に出た。13時30分。急な道を一気に下る。尾根末端あたりは伐採されて塔ノ岳がなかなか立派であった。

 【コースタイム】 (9/21)大倉9:05 新茅橋10:05〜11:10 大滝前11:20〜12:30 烏尾尾根13:30 烏尾山荘14:10〜15 大倉15:05


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