足尾・松木川黒沢


1991.2.17 吉田(寛)、永瀬、佐々木、武生、平塚、森廣

 2月17日(曇り時々雪) 前夜、新宿駅南口から車で午後7時すぎに出発し、日光経由で足尾に入る。大堰堤を過ぎて松木川に行く道に迷ったと思って戻るが、久蔵沢に入ってしまう。やはり最初の道が正しいことを工事帰りの車の人に聞いて確認する。予定していた飯場手前の工事小屋内にテントを張って仮眠。頻繁に車が通り過ぎ、明日の混み具合が予想される。

30mのF3 翌朝、武生君らとの待ち合わせ場所である飯場に着くと、吉越氏の姿が見えない。向こうも先発で来ていると思っていたらしく、東京に置いてけぼりしてきたことを知る。新宿午後8時の待ち合わせのつもりだったのか、連絡不徹底のようだ。とにかく武生君のワゴン車に全員乗り替え、黒沢出合に行く。

 夏小屋沢もいいが、とりあえず黒沢に入ることにする。本流にかかる堰堤の上流側から、靴を濡らしながら対岸へ渡る。山腹を少し横切って黒沢へ。後から数人パーティーが続く。

 最初の20m滝は下部の結氷が甘く、右から巻き気味に取り付き、上部は快適にダブルアックスで越す。すぐ30m滝となる。吉田トップで左端を登る(写真)。他パーティーは右の傾斜のある部分を登る。右壁からザイルをつけ大きく巻くパーティーもある。40m3段の下段4mほどは右の岩の部分が悪く、ゴボウで登ってしまった。中段30mは左から豪快に登る。傾斜は60度くらいでちょうどいい。上段とのテラスでピッチを切り、上段を右上して終了。

 ここより30分ほど沢を詰めると、結氷の甘い15m滝となるが、いったん取り付いたパーティーもあきらめたので、下降することにした。それぞれの滝を懸垂下降して出合の車に戻る。吉越氏に下山連絡したところ、やはりショゲていたという。

 【コースタイム】 (2/17)黒沢出合8:40 F4下(戻る)12:00〜30 黒沢出合14:20


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