斑女 1961 |
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監督 |
中村登 | |
製作
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深沢猛 | |
原作
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村松梢風 | |
脚色
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権藤利英 | |
出演
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岡田茉莉子 山村聰 佐々木功 |
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村松梢風の原作を中村登が映像化した松竹メロドラマの一編。岡田茉莉子と佐々木功の駆け落ちに始まり画家山村聰が絡みホステスとなった岡田茉莉子を中心に様々な人間模様が描かれる。物語は少々逸脱しがちだが昭和30年代の「古くて新しい」東京を舞台としている点でも貴重な作品といえよう。映画冒頭山村聰が当時出来たばかりの東京タワーを描くシーンはまさに象徴的なシーンである。 当HPでは初登場の中村登監督であるが実は私はかなり好きな監督の一人である。おそらく「修繕寺物語」や「紀ノ川」「古都」などで有名な監督であろうがその手堅い演出、ゆっくりと移動するカメラワークの素晴らしさなどは松竹で数多く取られたメロドラマでも如何なく発揮されている。 |
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![]() 山村聰、東京タワー、岡田茉莉子 |