2010.3.13

 「第12回 トロンボーン・フェスティバル」懇親会にて。

 スペシャルコンサートにて演奏された「西田 幹 & The Best Bee-Brass in Japan」のメンバーであり、現在フリーランスとして全国各地で活動している、福島県出身のトランペッター「佐藤秀徳」さんです。NIKEの兄貴であるたっきーの、ラッパを通じてのお知り合いであるため、以前からお名前は存じ上げておりました。まさかのトロンボーンのイベントにて、やっとこうしてお会いすることができるとは! バストロ阿部が一目惚れしちゃったようで(笑)、「我先に!」と他の誰よりも早く記念撮影させていただきました♪ 秀徳さん、今後の更なるご活躍を期待しております!!! いわきにも遊びに来てくださいね♪(アベより…ウソ)

 ということで、結局時間がないと言いつつも、スタッフの方々の温情のおかげでいつもと同じような盛り上がりになったため、予定よりはるかに時間オーバーして懇親会が終了しました。呑みのエースである赤池がホテルでダウンしていたせいもあり、そのままホテルに直帰。例年なら二次会で潰れるまで呑むので、ちと寂しいなと思ったNIKEはそれから1人で部屋呑み決行。勝手に酔い潰れ、記憶にも無いmixi日記を書きながら就寝(ひどい内容を書き綴ってました…笑)。他の2人は優秀なのですぐに寝たそうな。

 さて、これ以降の写真が無いため(汗)、あとは文章のみで。2日目は子アンパンが出場する毎年恒例「T-1バトル」に向けて意気揚々と目が覚める。赤池もなんとか復調した様子。再び滝野川会館へ向かう。まずは抽選会。例年は代表であるNIKEがクジをひいてましたが、直前になり腹が痛くなり(笑)、代わりに赤池がクジ引き。1回戦は、二十歳からまりの若者達のクァルテットとの対戦となりました。1,2回戦、準決勝、決勝と、4回演奏の機会がありまして、その都度曲を変更してもいいルールになっています。子アンパンはハイドン作曲の「天地創造」を1回戦にもってきました。そして、チューニング室で合わせ練習をしようとしていると、隣に部屋から聞き覚えのある曲が。そう、対戦相手も同じ曲でした!(笑) うちらは音を出さず、ひっそりとその聴こえてくる天地創造を聴いておりました。演奏者が変われば当然ながら解釈もまた別。うちはガツーンとかましちゃれ!的な作りに仕上げてきており、聴こえてくる音楽は解釈が真逆で、とてもていねいに作りこんだものでした。でも、結局は審査員の方々の判断に委ねる為、それはそれということで、もう一度練習してきたことを確認しながらステージへと向かいました。先に対戦相手が演奏しました。暗譜による演奏で、テンポもいたって軽快。正直、演奏直前にでも曲目変更は可能なのですがあえて同じ曲で勝負。これが判断ミスだったのかもしれません(下手なのは置いておいて…笑)。結果は、審査員5人中、3人が対戦相手、2人がうちに票を入れました。昨年に続きまたしても1回戦敗退...。うちは比較的遅めのテンポで1つ1つの音を大事に、という感じで仕上げてきたため、相手の軽快なテンポ練習につられないようにと思いながら演奏しましたが、それが裏目に出て重い感じの演奏になってしまったようです。とはいえ、個人的にはやってきたことを出し尽くせたので、残念ではあるけれど後悔は無し。仕方ないです。

 ということで、11時には我々のメインイベントが終わってしまいました(笑)。早々と敗者子アンパンは私服に着替え、各々興味あるイベントへ散る。昼に落ち合って近くのそば屋に行き献杯(笑)。それからまた散り(野郎3人は楽器の展示会に入り浸り、阿部は会場周辺にある古河庭園を散策)、15時ぐらいからは4人で残りのイベントを堪能しました。今年から「ハイトーン選手権」という企画が始まりました。その名の通り、1番高い音を出せる人が勝者!ってなやつです。これはもの凄く面白い企画でした! 確か、8人ぐらいでやってたんですが、その中に、いわき出身で現在フリーランスで活動中の酒井君が混じっておりました。めちゃめちゃ応援していたのですが、いいとこまでいって敗退。自分のことのように歯痒かったです(笑)。決められた音を3秒間延ばさなきゃならないんです。聴いてるこっちが汗かいてきます。そのぐらい白熱したイベントでした! 優勝は、失礼ながら意外や意外、毎回ご来場されている同じアマチュア奏者であるぼ〜んぼ〜んずのYさん(W hi-Esまで出したかな?)。並み居る強豪達を差し押さえての勝利。ホントすんばらし〜! 来年は、この企画をとても気に入ったうちのエース赤池が参戦しますので、Yさん、覚悟してください!(笑)

 そのあとは、邦人の作曲家の皆さんによるトロンボーンのために作られたソロ曲の発表会がありました。いわゆる初演ってやつですね。曲は2曲あり、村田厚生さんと、NHK交響楽団の池上鴻さんが演奏されました。池上さんの生演奏は初めて。とても素晴らしかったです!

 さて、最後に残すは、T-1バトルの決勝! 団体名は忘れてしまいましたが、若手クァルテットと、芸大のトリオでの対戦。どちらも上手でした! が、軍配は芸大トリオ。芸大トリオは、やはり芸大!って感じで、個人の技量が素晴らしかったです。意外と淡々と吹いていましたが、やってること自体はハイレベルでした。ホンモノですね。うちも、あんな風に吹けたらなぁとひたすら感心。表彰式を終えて全体合奏。遠距離の子アンパンはここで退散。

 昨年、そのレベルの高さに驚いたT-1バトルでしたが、今年も相変わらずでした。出るからには1回でもいいから勝ちたいと思ってるのですがなかなかどうして(泣)。万が一決勝に進めたら吹くつもりでいた、ウーバーの「3つの小品」を人前で吹けなかったのが心残りです...。また来年、懲りずに参戦しようと思います。

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