2004.10.4

 「新生」子アンパンです。

 
【いわきの新ホールについて考えるミニコンサート】というイベントに出演しました。以後、平成16年10月現在の話ということで...。

 現在ある「平市民会館」を取り壊し、「全国に誇れる」新しい音楽主目的ホールを建築することが決まりました。が、市の方では現在1800席弱
ある座席数を一気に1600台まで減らす計画をたてました。それに異を唱えたのが、いわき吹奏楽連盟・合唱連盟・そして旅館組合。少なくても吹連の言い分は「吹奏楽コンクールが開催できなくなってしまう」というもの。現在、いわきの吹奏楽は全国大会に出場する団体がいくつもあるような地区です。それが、県大会のような規模のコンクールを開催するにあたって、2000席規模のホールが必須条件らしく、新ホールの1600席では到底開催にはこぎつけられないということなのです。また、吹連としてはそういった面だけではなく、単純に「多目的ホール」建設を望んでいるのです。「作った、座席数が足りない、入場者数が制限」ではシャレにならんということですね。

 わがYABEAは、2003,2004年と、吹連のご好意により「フラワーコンサート」で特別演奏をさせてもらいました。その吹連から演奏依頼が舞い込みましたので、YABEAとしてはご恩返しの意味も含めまして、今回のイベントに協力することにいたしました。YABEA自体には2000席という数字はまったくもって縁がありませんが(笑)、少なからず子アンパンメンバーも「座席が減るのには首を傾げちゃうね」という考えで一致しましたので、ささやかながらの協力をということで、一肌脱ぐことと相成りました。

 残念ながら、お客様はあまりおりませんでした。このイベントは新聞等でかなり宣伝していたようなんですがねぇ。市民にとってはあまり関心がないのかな???まぁ、子アンパンとしてはある意味デビューステージなので、出る以上は張り切ってやるのみ、ということで、しっかり練習して臨みました。と書きつつ、ドヴォルザークの「ユーモレスク」はたった1回のみの練習でしたが(汗)。

 この日は、国立音大の大阪先生を講師に迎え、講演会やパネルディスカッションなども行われました。残念ながら子アンパンズはそれらは拝聴することが出来ませんでしたが、かなり有意義なものだったという報告を受けました。

 どう転ぶかは判りませんが、市と吹連・合連・旅組の双方が納得しあって、いわきの文化をさらに発展させる方向に持っていければ、うちらとしては報われるところであります。

【この日の演奏曲目】
1.HEY JUDE
2.ユーモレスク
3.ゴスペルタイム

(左から、NIKE、赤池、「新メンバー」田野、遊佐)

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