2004.3.21

 日本トロンボーン協会主催の「第6回トロンボーンフィスティバル」に子アンパンズが行ってきました(東京都北区滝野川会館)。

 オープニングは、日本トロンボーン学生連盟によるコンサート。超ムズの「線路は続くよどこまでも」などを演奏しました。約15人での演奏でしたが音がまろやかで
とてもまとまってました。次に、「トロンボーン・コンペティション」入賞者の演奏があったが、ヤボ用があったので聴けず...。

 そして次が子アンパンズの出番である「トロンボーン・アンサンブル・コンテスト2004 《T−1バトル》」。昨年は、制限時間10分で1曲丸々吹いて審査、というオーソドックスな形式だったが、今年はなんとトーナメント制!つまり、他の団体と1vs1で対決するという、この業界では前代未聞の形式ですな。それだけでもエグいのに、決勝戦のみ全曲演奏の権利あり、他は3分。ほとんどのプレイヤーは、賞うんぬんの前に「全曲演奏したい」という希望があるでしょうから、こりゃもう心臓に悪い企画ですわな(笑)。

 ということで、組み合わせのクジ引きから始まりました。1回戦で絶対当たりたくなかった、日ごろから世話になってる「国立の森」さんとは別ブロックに。初戦はやはりお世話になっている「Mr.Bones 《Memories》」さんと。で、このバトルのもう1つ凄いとこは、バトル相手の演奏を同じステージ上で聴くということです(笑)。まぁ、やってみると相手からのプレッシャーを感じる余裕もないぐらい演奏に集中しちゃってたんですけどね。でも、相手の演奏を聴いてる時はかなりドキドキでした。だってウマいんですもん。うちはリチャーズの「組曲」の1楽章(ファンファーレ)のみ演奏したのですが、この楽章はたった1分ちょいで終わるんです。なので、「勢いあるべし!」とガンガン吹き倒しちゃいました。結果はうちの勝ち。会場で聴いてたテラ君(たっきーのお友達)は「1分しか吹かないのはズルい」と言ってました(爆)。

 2回戦は「M.G.ボーンズ5s」さん(女子高校生組)。うちの営業の十八番である「小さな世界」をやりました。うちはリチャーズの4楽章でした。パワーとテクでなんとかごまかして(笑)決勝に名乗りをあげさせていただきました。

 別ブロックでは決勝であたると思われてた「国立の森」さんが、元気良すぎる神奈川の高校生チーム「EIGHTEENS」のゴスペルタイムに敗退するという波乱(?)もありまして、決勝の組み合わせが決定しました。うちの今回の目標は「全曲演奏!あわよくば2連覇...」(笑)だったんで、そりゃ決勝のボルテージは最高でしたよ。うちとしては今までにないぐらいの好演ができたと自負しております。そんな感じでしたので、昨年に引き続き「優勝」と相成りました!当然来年も参戦です。みなさんの挑戦待ってますぅ!このぐらい書けば来年の出場団体が増えるかな?(JAT様に協力・・・笑)あっ、アンコン終了後に「バンドジャーナル」にフェスティバルの記事を書く、JAZZトロンボーン奏者の溝田氏からインタビューを受けました。ついつい偉そうなこと言っちゃいました(笑)。溝田氏、顔立ちも良く、かなりの好青年でしたぜぇ。

 ここからはサッと書きます(疲れてきた・・・苦笑)。

 次はゲストステージでした。昨年はジパング&向井トロ。今年はなんと4団体でした!個人的感想をしたためてみます。

●【ポザウネシュトラーセ】(Trb4)
ドイツ系の音楽を中心にプログラム。アンコンで金8がよくやるプレトリウスの舞踏組曲や、スザートの組曲などを演奏しました。リードの近藤氏はソプラノトロンボーンなども器用にこなされておりました。けして無理をしない演奏に好感が持てました。とても参考になるステージでした。
●【ザ・ジョイフルブラス】(Trp2,Trb2,Tub,Perc)
とにかくゴキゲンでした!とても明るいサウンドで会場を魅了してました。特筆すべきは、ハッシーこと橋本氏(Trb)のプレイ!凄かったです。こういう編成でもぜひやってみたいと思っちゃいました。
●【ブルートロンボーンズ】(Trb4+リズムセクション)
ナイスなミドルガイのアンサンブル。多国籍ユニットでもあり「音楽は万国共通!」を地で行くバンドです。利根川氏(Trb)のプレイには脱帽しました。同じTrbの岩崎氏が、利根川氏のキチガイのようなハイトーンにビックリして演奏中にもかかわらず大笑いしてたのが印象的でした(笑)。子アンパンズも、本番でなにかをやらかすぐらいの意気込みが欲しいです(爆)。
●【谷啓 with ブラストラボーンジャパン】
今回の本命です!あの谷啓氏が楽器を吹くということもあり、この時ばかりは客席もだいぶ埋まってましたね。ステージは30分以上あったのですが、Trbを吹いたのは約3分ぐらい。あとはコメディー中心にやってました(笑)。このステージの面白さはとても文章には書けません。直接見た僕らの中にしまっておきます...。ちなみに、バックバンドのトラボーンは、読売響メンバー中心に構成されてまして、読響in福島の際に一緒に呑ませて頂いた、長谷川氏(Trp)と久永氏(Hrn)がおられました。

 この後は全員合奏。ということで、やっと写真の説明ができます(爆)。演奏曲は、「タンホイザー序曲」、「大きな古時計」、「さくら」でした。指揮は昨年に引き続き、JAT会長の三輪氏(元N響Trb奏者)でした。

 ということで、赤池&NIKE&テラ君が合同演奏に参加しました。さぁ、どこにいるでしょう?(爆)

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