2月 5
しもつかれ 
今年も「節分・初午・しもつかれ」の季節がやってきました。

初午にはお赤飯と一緒に稲荷様に捧げ、無病息災・五穀豊穣を祈るそうです。
今年は節分と初午が同じ日だったので二日遅れのしもつかれ仕込みとなりました。

小中学校の学校給食でもこの季節になると必ずメニューに加わるそうですが、殆どが残飯になって戻ってくるそうです。せっかく作ったのに残念・・・とは、給食室で調理をする友人の言葉です。しかし今家庭でも作らなくなったこの郷土料理を後世に伝えようとする教育委員会の方針のようです。
でも、子供には余り嬉しくない献立ですね。
子供のみならず好き嫌いのはっきりした食べ物と言えます。

このしもつかれ作り。いつのまにか私の季節の風物詩となってしまいました。

材料は塩鮭の頭・大根・ニンジン・大豆・油揚げ・酒かすです。

この鮭の頭は昨日デパートの「新潟県物産展」で5個300円で売っていました。新潟県村上産のものです。本来捨てるべき頭が売れるのですから新潟の魚屋さんにとってもありがたい話しとなるでしょう。この季節、各地から鮭の頭ばかりが栃木県に集まるとか。なんとも妙な話です。
大根・ニンジン・大豆は近くの野菜直売所で求めます。
大根1本100円。ニンジン1袋3本入って100円。大豆(もちろん地場産)1袋100円でした。
ちなみに白菜2個1束300円。カブ1束100円。トマト1袋(3個入)200円。その他、ほうれん草・ネギ・サトイモetc。農家から直売ですから新鮮で安価です。
ありがたい施設です。
大根とニンジンは「鬼おろし」というおろしでおろします。木や竹で出来たものが売っていますが一年にこの料理のほかは殆ど登場しません。普通のおろし金よりも粗いおろしとなります。
この作業が重労働なのです。このしもつかれを待っている人が数人いるので大量に仕込みます。明日は小分けにして配る仕事が待っています。東京に住む姉には宅急便で送ります。世田谷区広しと言えどしもつかれを食している人はそう多くないでしょう(笑)
おろした大根・ニンジンを鍋に入れ、圧力釜で柔らかくした鮭の頭と大豆・油揚げを加え、煮る事3時間。最後に酒かすをちぎって入れます。味付けは鮭の頭の塩気によりますが殆ど何も加えずにちょうどいい感じです。今日は塩とみりんを少々加えました。
温かいよりも冷えた方が美味しくいただけます。

さぁ、今晩は日本酒を頂いちゃいましょうか!
2005/02/05
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豆まきの豆はジャンがおしっこタイムで庭に出た時のおやつとなりました。

「なかなかうまいよ!この豆!」