![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| コルラへの道は、ゴビ砂漠の中の平坦な道ばかりではない。天山山脈の支脈が迫り、道はV字に口をあけた裂け目に入っていく。道は岩肌をむき出した峡谷を縫うように高度を上げていき標高2000mの峠を越える。 行き交うのはほとんどが荷物を満載したトラック。乗用車はほとんど見かけない。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| コルラに近づくと、ポプラ並木を背景にヒマワリ畑が広がっていた。ポプラ並木の向うには天山山脈が見える筈だが、空は一面曇っていて何も見えない。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 昼食を取った食堂の店先。若い女性が料理を作っていた。 | |||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| ハミ瓜を売っている二人の少女にカメラをに向けると、その1人が可愛いポーズをしてくれた。ウイグルの子供たちは写真を撮るのをよろこんでくれる。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| コルラの北部にある昔の関所。ここは古代、タリム盆地へ入る重要な通路だった。関所は晋(紀元3世紀)にも受けられ、その堅固なことから鉄門関と呼ばれた。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 昨夜からの雨はコルラを出発するときにも未だ降っていた。コルラからクチャまでは約280kmの行程。やっと昼頃になって雨が上がり青空が広がってきた。ここにきてようやく天山山脈の白銀の高峰にお目にかかることができた。 天山山脈は東西2000キロ、南北の幅が400キロの、日本の本州がスッポリ入ってしまうほどの巨大な山脈である。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 砂漠の河は、河床は広く、浅い。このところの雨で赤褐色の濁水が幾条にも分かれて流れていた。 川底が深く、流水の多い日本の川とは全く違う。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 川幅が数百mから1kmにも及ぶ砂漠の河では、道路なのか、橋なのか分らないものが渡されている。橋とすれば、日本でいう「沈下橋」のようなものだろうか。増水した濁流がその橋を越えて流れていた。タンクローリーが1台、河底に転落していた。 沈下橋・・・増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 午後4時頃、突然バスがストップした。前方に多くの車(ほとんどトラック)がじゅずつなぎに停車している。河の増水のため橋が通れなくなり、多くの車が待機しているというのだ。ここは天山南路、砂漠の一本道だ、もちろん迂回道路などあるはずはない。 いったいどうなるのか、と心配していたらバスが動き出して、停車している車を追い越して河床に出た。河床の幅が1kmもあるかと思われる巨大な河だ。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 河原には建設用か、農業用か分からないが、多数の大型のトラクターが集まっていた。トラックやバスは、トラクター1〜2台で牽引して比較的浅い流水の場所を選んで渡る。乗用車、小型車は荷台に載せてトラクターが牽引して渡す。自力で流れを乗り切れるのは大型トラックだけ。 多数の車は、渡しの順番を待っているか、水が引いて自力で渡れるようになるのを待っているのだ。まさにシルクロード版「大井川の渡し」である。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||
| ところでわが方のバスも、牽引してもらうトラクターと交渉しているのだろうと待機していたら、添乗員が驚くべきことを告げた。バスの運転手が自力で渡れるといっていると。 いろいろやりとりがあったようであるが、結局運転手の主張どおり、自力で渡ることになった。濁流にバスを乗り入れ深みに進むにつれて、水が入口の扉から流れ込んでくる。思わずツアー客が悲鳴を上げる、このままバスごと流されたらと強い不安に襲われた。 結果として、無事濁流から脱出、われわれ全員拍手。運転手さんと日産バスに敬礼!はからずも日本製バスの優秀性が証明されたのだ。 何とわれわれのバスをみていた周囲の人も拍手をしていた。この程度のバスが自力で渡ったのは、よほど珍しいケースだったのであろう。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
| 現在ではかなり改善されていると思いますが、5年前頃には、中国を訪れる観光客から悪評高かったのがトイレ、特に公衆トイレでした。どのような悪評であるのかは、多くの旅行記に書かれていますので、具体的に述べることは差し控えますが、その話を聞くだけで、中国の旅を敬遠した人が多かったといえば十分かもしれません。 ここでは西域シルクロードでのトイレの話をしましょう。 今回の旅では広大な砂漠地帯に点在するオアシスからオアシスへバスで移動する旅です。一日の移動距離は200km〜600kmにもなります。砂漠の道を何時間走っても人家など全く無いことが多いのです。そこで、いわゆるトイレ休憩をどうするか、ということになりますが、当然ながら大自然の中で“用をたす”ということになります。人を隠す程度の草木の茂みや砂の起伏があれば、その場所でトイレ休憩ということになります。見渡す限り平坦な砂漠ではそのような場所はなかなかありません。見つかるまで延々と走り続けることになります。やっと適当な場所を見つけてバスが停止すると、ガイドが“道路の左が男性、右が女性”などと指示をします。 勿論、食堂やガソリンスタンドのトイレを利用することもあります。その多くは程度の差はあれ、かの悪評高いトイレなのです。直ぐに誰もが、清潔この上ない大自然のトイレで用をたすことを望むようになりました。勿論女性もです。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
「西域シルクロードの旅」へ戻る 次は「クチャ」です |
|||||||||||||||||||||||||||||