仮称 IPv6 ブロードキャスティング ステーション  - 山梨版 - 

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  ブロードキャスト ステーションの役割
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        山梨県情報ハイウェイやIPv6活用 による地域活性化など 環境が整いつつある中で 山梨県の現在置かれている。地域産業の地盤低下、
    貴重な地域文化の消失 少子高齢化 教育問題 行政サービス 医療福祉など様々な問題を ICT技術を用い 総務省の提唱するU-Japan計画
    に基づき 山梨の情報発信能力の向上と住民サービスのための一つの礎となるシステムと そのサービスが必要となります。

     山梨の民間企業、県民、NPO、行政など皆様が ストリーミング配信を 地域でまとめて配信しコストを抑え、山梨県の観光資源、地場産業、
    地域文化、あらゆる情報を 世界や日本各地の多くの皆さんに伝え コンテンツをご覧になった皆様方が 山梨に興味を持たれ 来県、特産品
    の購入、居住の検討など、地域活性化の為のツールとしての役割となる事を期待できます。  

                           ※1ストリーミング配信
                必要な量のデータしか配信しませんのでトラフィックも安定し 視聴者側のキャシュにも蓄積されず 
               無駄のない送信方法です。
               長時間映像でもスムーズな再生が可能で 途中からの再生も可能です。
               過去の映像資産を自由に作成出来、各種広報活動のコストダウンも実現できます今までの。
               ホームページによる文章での説明と比較し視聴者への訴求力、説得力が大幅にアップします。

    この IPv6ブロードキャスティング ステーション計画(原案)は、2007年1月7日に作成され、総務省のe-Japan計画等により 世界最高水準の高速
   インフラが整備されようとしていく中、その高速通信基盤を利活用する為 県内にある技術で IPv6技術、マルチキャスト通信技術などの開発を行い
   高速 高画質による動画コンテンツを世界中,日本全国に発信しようというプランです。

   山梨では 一般市民(個人)によるプロジェクトにより 各種 基礎実験が行われており その中でも IPv4マルチキャストは2001年夏から、IPv6マルチキャストは2006年秋から、
   2007年春、NGN開通以降には 直近MLDルータ下での 実践的な模擬実験 も行われております。

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  ブロードキャスト ステーションの機能
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    山梨県の 観光業、企業の紹介や広告 個人の動画コンテツの配信、NPO等の活動の紹介などを 一括して集中してブロードキャスティング
   ステーションをおく事によって 強力な地域情報発信のハブ(絆)としての役割を果たす事ができます。

     行政システムの利用法

   1.県庁各部局、市町村、県内マスコミが持つ公共性の高い映像財産を インターネット上でストリーミングやマルチキャスト(IPv6)で配信できます。
   2. 各所で行われる イベント、講演会などは インターネット固定IP付ノート型パソコンがあれば サーバを経由して 多くの県民に LIVE配信(後に
     VOD配信)ができます。         LIVE配信のサーバ設定は一度設定すると 現場のパソコンを手順通り行えば常時使用できます。

    行政システムの ほかの機能

   1.公共ネットにより 常設室(県庁)から市町村(県庁各部署)へのLIVE配信※を行い 場所、時間、移動費などコストの低減化がなされます。 
   2.公共ネット、インターネットにより 防災監視カメラ等のLIVEデータを集め そのコントロールを県、国に置き、 他の行政機関とも共有する。
   3.公共ネット、インターネットにより テレビ会議システム、過疎地域への医療、福祉等への応用も期待できます。
   4.インターネットにより 小規模市町村議会の住民へのLIVE配信なども可能となり 住民の地域政治への関心も深まります。

  
                ※ 常設室(県庁)市町村議会からのLIVE配信のサーバ設定は一度設定すると常時使用できます。
                          尚、環境が整えば (IPv6)マルチキャスト配信でも行います。

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   ブロードキャスト ステーションの利用法
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  1.一般企業、個人用サービスは 各種検討しており コンテンツの持込型 クライアント型等などがあります。

  2.各動画配信者にクライアント権(CAL)を配布する事により パソコンから 各ユーザ別ディレクトリー単位に FTPプロトコルにより HP製作等と同じ
    要領でアップロードする事により 各ユーザは自由に そのディレクトリーよりストリーミング配信出来ます。 (クライアント(メタ)型)

    尚、基本サービスとして 10Gbyte(通信速度500kbpsで≒20時間分の配信が可能です。)以上が必要となります。

   ビデオコンテンツからエンコードそして貼り付けまで 或いはLIVE配信の学習法はいくつかのブロックに分け リーダーを決めて頂き 各グループ
  でLIVE配信やコンテンツの運用法を学んで頂きます。 

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   地域のICT化は・・・・・
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     マスタープランは 日本の各ICTの専門家のご意見を基に作成するべきです。

     しかし 専門家、大企業、政府 等に すべてをお任せする。という様な 安易な考え方ではなく その地域がICTへの積極的な姿勢をとる事
    が重要な要素になると考えられます。

     よく 各自治体で先端技術を使ったイベントや企画等が 大々的に行われますが その基盤(中心)となる技術が 借りモノの場合 その後は行われず
     単なる一過性の "先端技術のイベント,企画” だけで終わってしまう事が よくあります。

     先ず 各自治体は 情報通信技術を 長い年月と労力、費用を費やし人材(基礎)を育成し その地域 独自の情報通信基盤をつくり上げる事です。
    その上で 各分野での地域活性化に熱心な方々と共に様々な事業を展開する。 それを ”情報通信技術(ICT)による地域活性化”というのでは
    ないでしょうか。

     今、 地方による地域情報化を推進する 二つのキーワードがあります。 それは IPv6とユビキタス社会です。
    現在のインターネットで使われているIPv4は 2011年初頭頃から枯渇し始める予測です。(IPv6については 下項にあります。) 

     特にIPv6については 数年後には どちらにせよ どこの組織も対応しなければならないのです。それをいち早く 前倒し、対応する事によって
    先駆的地域となり 地域のICT(情報通信技術)による地域の活性化を促進する事ができます。

    地域社会のユビキタス化は IPv6を推進する事によって 長い年月をかけて 発展していきます。

     これらは 各自治体の首長,行政のセンス次第です。


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  ストリーミング配信とは
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      基本的な動画配信には 大きく分けて二通りあります。

    一つはダウンロード配信です。 
   これは Web上の写真などと操作が同じで その動画があるディレクトリーとファイル名を示すだけで動画は配信できます。
  最近のブロードバンド化では手軽に 誰もが動画配信できるようになりました。 しかし ダウンロード動画はトラフィックが制御できない事で パソコン、
  回線の負荷の増大や 観ている方々のパソコンのキャシュに残る為、著作権等も問題になります。特に 長編な動画には向いていません。
        (しかし 全部を読み込み込めば パソコンのキャシュには残りますので 途中からでもご覧になれます。)

    さらに 同時接続数が少ないのであれば 固定IPを使い、直接、自宅のパソコン(XP:Pro等)から 各ユーザがWeb上に パソコンの記憶容量にある
   大容量のダウンロード動画を 配信する事も出来ます。             (注: IISなどが使える アマ上級者程度の知識が必要です。)

    もう一つはストリーミング配信です。 
   これは一般の方々には区別がつきにくいと思いますが ご覧になられる分だけを配信する方式で、長編の映画等も ご希望する場所(途中)か
   らでも ご覧いただけます。パソコンのキャッシュには残りません。トラフィックも安定しておりますので動画もスムーズな動きとなります。 
   配信側もトラフィックが制御されれますので 計算が出来 観光 広報 LIVE等広範囲な利用が考えられます。
              ストーリミング配信 一例  

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  マルチキャストとは ユニキャストとは 
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    ユニキャスト配信とは 配信側と受信側が 一対一の対になって通信する方式です。
   一般的な方式ですが 受信者の数が増えると 送信側にトラフィックは全部集まりますので分散が必要になります。 観光案内や広告、過去の
   アーカイブ等の配信に向いております。

    マルチキャスト通信とは インターネット放送型とも呼ばれ Web上でルターがコピーする一対多の通信方法です。
   これは 送信側の負担が軽く 高画質動画を 同時に大量の相手に送る事が出来、大きなイベント、世界へのニュース配信等に 特に効果的
   であり トラフィック上も合理的です。将来 IPv6時代には 多用される事が予想されます。       (モバイル(デバイス)レベルなどでも )

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    ストリーミング配信とマルチキャスト配信の重要性  
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     公共機関、個人がダウンロード型で動画配信を行う場合 IPv6環境ではEnd to Endで高速に流れてしまいます。特に公共機関等が 大容量の
    動画などを制御が効かないダウンロー配信する場合、通信に支障を起こす可能性もあり トラフィック上安定した配信が可能な ストリーミングや
    マルチキャストなどでの配信が求められます。

     マルチキャスト (IP放送局型とも呼ばれる)技術は 特に重要な技術で デジタル高画質動画を多チャンネルで動画配信出来き 全世界や広域
    を対象とした地域情報発信にも使えますが 山梨県域内でもマルチキャストを使い 各分野の地域活性化にご活躍中の方々と共に 有効な活用
    が行われれば 医療、介護、福祉、防災、防犯、教育、観光、産業、省エネ、様々な分野での発展が期待出来ます。 

     マルチキャスト配信は センターサーバなど大規模なシステムからではと考えがちですが,(勿論、センター経由が合理的です。) 場合によっては
    システム環境が整っており マルチキャスト対応サーバソフトが入っていれば、一般のパソコンなどからでも 多数のクライアントに 高画質画像を
    一斉に送ることも出来ます。

     マルチキャストはIPv4でも出来ますが 膨大なアドレス空間を持つIPv6上によって本格的な運用がなされます。

            ※ 当サイトでは 通信域(MLD対応ルータ)内において IPTV用の模擬実験(IPv6 MultiCast)を行っております。
                              Network Monitor ⇒30 70 100Mbps


                                  (上記 マルチキャスト通信は クライアント側に マルチキャストプロトコルが入っていることが前提です。)
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  備考
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       地域活性化のシステムは 各利用者さんの知恵や工夫によって成長、拡張するする事が重要です。

   例1. ICTメディア技術を使った遠隔地間の会議、首長、専門家等の情報伝達は 効率性がよく 省エネ効果もあります。

   例2. 山梨県の膨大な映像資源を 世界各国の皆さんに各国言語で紹介し 観光、地域産業のグローバル化にもお役立て出来ます。
                                  (上項の固定IPを使ったダウンロード型など 多彩な方法があります。)

   例3. 学習意欲はありながら 事情があり就学できない生徒に対し クライアント権を配布し 学習のお手伝いをする事も可能です。
                   ( 伝染病等による非常事態に マルチキャストを使った 自宅などでの授業等も可能です。)

   例4. 各所のパソコンにCCDカメラを付け その画像をメッシュでサーバに集め、祭りの放映、連続多発事件の監視、等々にも使えます。(IPv6)注1

   例5. プライバシーが確保されれば 過疎地にお一人でお住まいの高齢者の方々の ご家族(CAL権を配布)による生活状況の確認にも使えます。
                                                                                
(IPv6)注1

    利用者の皆様方に ご自分の専門分野で ICT 技術(光の道)を使って 利活用できるアイデアを 沢山持ち寄って頂き、その中から実行可能なモノを
    順次 創り出し 県民の皆様方が創る 新しい山梨のツールとして役目を果たす事ができます。

注1 NTT-NGNが 地域利用が可能となった場合です。       

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   IPv6移行の重要性 (IPv4アドレス枯渇問題と将来性)
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    1. インターネット(IPv4)の歴史

     1969年、DARPA(ダーパ)のARPANET(アーパネット)が起源とされ パケット(小包)
通信方式で クモの巣(Web)状の回線を経路を決めずに
    目的地に信号を到達させる目的で開発されました。そして 約43億個(2^32)のIPv4アドレスが用意されました。  
    (注、DARPAのARPANETが起源ですが、直接、軍用技術が今のインターネットになった。という説は 誤って伝わった俗説である。と村井純先生は仰っております。)

     1988年、アメリカで商用インターネットが始まり 現在に至ります。 
    元々 アメリカが発祥でありアメリカには大量のIP(v4)アドレスがありますが、近年の中国、インド等に代表される新興国の発展やIP携帯電話
    などによるIPアドレスの消耗は 以前の予想より激しく 現在は 平成23(2011)年からのIPv4アドレス枯渇が予想されております。

     IPv4のIPアドレスが枯渇するといっても 急にインターネットが使えなくなるという事ではありません。 新しいIP(v4) が取れないという事で
    す。そのため IP価格の高騰や新興国の大規模なIP不足が起きます。当然 日本でも様々な影響が起きます。各ISPや その他 各組織での
    早急な対応が急がれます。

     日本では IPv6への移行(IPv4とIPv6との共存)期間は すでに一部では行われておりましたが、マルチプレフィックス問題が生じ 改めて
    様々な問題を抱えながら 平成23年4月からトンネル方式とネイティブ方式(当初は3社) で行われる予定になっております。

    それから 完成度の高いIPv4で十分満足されている既存ユーザーの方々に まだ 未知数のIPv6への移行コストを どう理解して頂くのか!?
    も重要な課題です。

   2. 完全IPv6への移行

     総務省  WIDEプロジェクト IPv6普及高度化推進協議会等で IPv6への移行の広報活動は行われておりますが なかなか IPv4アドレス
    の枯渇問題が 企業や一般国民にまでは浸透していないのが現状です。 

   3.IPv6のIPアドレスの大きさ! (IPv4が2の32乗、IPv6が2の128乗)

     IPv6のIPアドレスの大きさが ほぼ無限とか言われますが 私たちには検討がつきません。!?
    それを 具体的にいうと 例えば IPv4を43億個のIPが入ったのが バレーボール位の大きさだとすると 同じ一粒 IPの大きさで IPv6は 
    ”きっと 太陽位の大きさだろう!?”と考えられるそうです。
     ( IPv4は約43億個、IPv6は約340澗(340兆の1兆倍の1兆倍)個 )

    この大きさは 人類がこのまま順調に発展して 様々なモノに使っても 数百年以上は 大丈夫と言われております。

   4.IPv6の利点

     上記のアドレスが膨大に増える事でしょう。 
    膨大にある為 あらゆる物(製品や部品)にIPアドレスが付けられます。 
   それは これからの ユビキタス( いつでも、どこでも、何でも、誰でも が簡単にネットワークに繋がる)社会の実現に大きな原動力となります。

     組織同士が IPv6化がされておれば IPv4の様に組織が統合する際 アドレスの付け替え作業はありません。
    IPv4ではよくあった IPアドレスへのスキャン攻撃も 数が多すぎ 困難になります。その他・・・・・・・。

   5.地域活性化とIPv6

     甲府市で1月23日に行われた” IPv6 Summit in YAMANASHI 2009”では 慶應大学SFCの中村修教授が 後半に 前方に出られ ご提案
    されておられましたが ”各地域で これらに先に取り組み先駆けとなる事が地域活性化の有効な手段としても考えられ また 千載一遇の
    チャンスでもあります。” と・・・・・・・・・。


      (全国では IPv6先進県と呼ばれる 広島県 岡山県 は有名ですが その他 数自治体も ICT(IPv6)基盤の整った 先進的自治体として知られております。)

 情報通信白書 平成22年版 ポイント版 概要版   

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 備考
   現在 IPv6アドレスは 主なもので グローバル(****:: 6to4 2002::)、リンクローカル(FE80::) > 、ユニークローカル(FD00:: FC00::?)、
などの
   ユニキャストアドレスと マルチキャストアドレス(FF**::)があります。    (上記 グローバル Add ****::は、他に規定されたAdd以外のモノとなります。)
   特にユニークローカルは注目のアドレスで 将来定義ですが 1bitでグローバルやローカルになる 新しいアドレス方式で サブネット(65536個)を有効に使う事によって 
   将来、地域の活性化に役立つものと考えられます。

甲府 オリオンスクエア タイヨードー(xor-one.com)                    野田直人 注)XOR-ONEとは ”排他的の一”ですが 転じて ”世界に一つだけ”と言う意味で使っております。

 全国版 2009.6.7〜]  
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