手術について

術式
甲状軟骨形成術III型

甲状軟骨形成術III型とは…
声を低くする場合に効果的な手術方法。
京都大学名誉教授、一色形成外科・耳鼻咽喉科医院院長の一色先生が考案した手術の方法。
皮膚切開して甲状軟骨の一部分を切り取ることによって声帯をゆるめることにより声を低くすることができる。
逆に声帯の緊張を高めることにより声を高くするのはIV型。
利点は手術時に声を出しながら調整できるので、大体希望通りの高さにできるのと、
声帯に直接さわらないで済むので声が悪くなることが少ないらしい。
欠点は皮膚切開をするので、首に手術跡が残ることである。だが、首のしわにあわせて切開することで目立たなくすることは可能。
術後1週間程度発声禁止の期間が必要なこと、発声禁止が解除された後も1週間程度は大きな声を出さないようにする必要があることくらいである。

< 体験からいえること… >
入院期間は1週間程度で退院後は仕事等の制限はなし。
手術部位を強打すると術跡が開いてしまうので、強打しないように注意が必要だが、滅多に強打することはないので特別心配はない。
術後3ヶ月程は手術跡が赤くなるそうだが、テープ固定して紫外線に当てないようにすればかなりきれいになるということらしい。
発声制限が解除された後しばらくは声が出しにくい期間があり、声帯に負担がかかりやすいので、
無理をしないように気をつけること、発声方法に気をつけることが一番らしい。
術後、喉の状態を確認するため退院後1〜2週間後に通院すればいいだけで、定期的な通院は必要ない。(僕の場合はまだ通院してるけど…)