多言語環境でパソコンを使うために

April 18, 2000

多言語環境の構築

目次

  1. 海外で日本語を使おう
    • 手軽な方法(WWWの利用)
      • ホットメール
      • SHODOUKA
      • ろうま字郵便局
    • ソフトの導入
      • Global IME の利用
      • 南極星の利用
  2. 海外の言葉を使おう
    • ヨーロッパ系言語の使用
      • HTMLでのスペイン語表記
    • 非ヨーロッパ系言語の使用(Windows2000)
    • 非ヨーロッパ系言語の使用(Windows95/98)
  3. リンク↓



1.海外で日本語を使おう

 現時点では多言語環境の構築が必要なのは旅行や留学、あるいは仕事等で海外にいる場合でしょう。現地語に精通している、いないにかかわらず、英語やその他の言語のOSが導入されているパソコンで日本語を使う必要は出てくると思います。そんなときはどうすれば良いのでしょう。

 残念ながらパソコンの多くが採用しているWindows95/98においては、英語以外の言語を本格的に使うためには各国語ごとに販売されているOSをインストールする必要があります。(下記に述べるGlobal IMEを用いれば一部使用可)

 しかしながら持ち運び可能であるパソコンを持っていけない場合には、これでは困ります。たとえば出張中や旅行中などに自分宛に届いたメールを確認したい時も出てくると思います。少なくともホームページの閲覧やメールのやりとり程度は出来なければ、今日では仕事になりません。
ここで述べた方法は主としてこのような状況にある人のためのものです。

 マイクロソフトが開発したWindows2000が導入されていれば、 以下の方法は必要ありません。このページ内のWindows2000の項目を参照してください。
 しかしながら、Windows2000は企業、法人向けとされているため、すべての人がこれを利用した多言語環境を手に入れているとは限りません。ましてや海外でWindows2000にであう可能性は低いでしょう。したがってその場合には以下の手段を用いる必要があります。
 
マック・ユーザーの場合も以下に紹介するホームページの提供するサービスを利用すれば良いと思います。



○手軽な方法(WWWの利用)

ホット・メール
 代表的なウェブ・メールのひとつです。ブラウザーを用いてウェブ上でメールを送受信することができます。 いまでは世界各地にあるインターネットカフェを利用すれば、どこからでもメールの確認が出来るのです。ただし当然のことながら、送受信できる言語は、そのコンピュータの言語環境に依存します。

 日本語表示を可能とする設定がなされていない場合、画面に表示された段階ではホットメールは文字化けして、正しく読めません。しかしながら受信したデータをフロッピーに落とした後、日本語表示の可能なコンピュータで読み込めば、日本語で読むことが出来ます。 ただし日本語表示の可能な携帯端末があれば、の話ですが。
 もちろん送信も可能です。
 日本語で書いたメールをカット&ペーストで張り付ければ良いわけです。張り付けた時には文字化けして読めなくても、受信側で日本語に対応していれば、たいてい読むことが出来ます。
 世界中にあるインターネットカフェでは、デフォルトの画面が多くの場合ここのサイトなので利用しやすいと思います。付随するさまざまなサービスと併用すれば日本語メールの送受信がわりあい手軽に出来ます。たとえば他プロバイダーのアカウント宛に届いたメールもhotmailの画面上で閲覧することが可能です。無料なのでひとつはアカウントを獲得していても損はしません。
 なおこの項のホットメールの利用についてのアイデアは「アジアスケッチ」を参照させていただきました。 この場を借りてお礼を申し上げます。


SHODOUKA
 ここはHPの閲覧には非常に便利なサイトです。どんな環境下にあるパソコンからでも、日本語のサイトが読めるのです。OSや機種に依存することも、特殊なソフトやフォントのインストールも必要ありません。
 このサイトにアクセスした後に、希望のHPのアドレスを打ち込むだけです。HPの閲覧だけならこれでOKでしょう。掲示板の書き込みも可能です。ただし上記ホットメールなどのウェブメールサービスは残念ながら使えません。
 ただし、表示に時間がかかるのが欠点といえましょう。


ろうま字郵便局
 このサイトは英語環境において日本語メールをやりとりするためのサービスを提供するイリノイ大学の大学院生の運営する非営利サイトです。 
利用にあたっての最大の利点は、ブラウザーを用いたいわゆるWeb Mailの一種であるため、インストールの必要がないことです。したがってWWWに接続できる環境にあれば機種、OSに依存しません。

 基本的にはローマ字を用いてやりとりしますが、特殊な方法を用いて漢字表記が可能になっています。
 書き込む際にはちょっとしたコツがいります。


○ソフトの導入

 もしソフトをインストールできる環境にいるなら、 マイクロソフト社のサイトからソフトをダウンロードして、導入するのが手っ取り早いです。 Global IME 5.0を導入すればHTMLを利用して日本語表示が可能となります。 けれども、当然のことながらHTMLを表示することが出来なければ日本語表示は不可能です。 今のところ正式に対応を表明しているのはIE4.0以降のブラウザー、Outlook、Outlook Expressのみ*です。 また、メールのやりとりにあたっては受信側もHTML形式に対応している必要があるので注意が必要です。
*IE4.0で使用すると非常に不安定になるとの報告あり。IE5.0ならばOK。同様にOffice97でも使用は出来なくはないが、不安定になるとの事。これもOffice2000ならばOK。
 Global IME5.0のダウンロード 
「南極星」というのはワープロソフトの名前です。これを使うと様々なOS上で中国語、日本語、韓国語の使用が可能となります。オーストラリアの会社がWeb上で販売しています。




2.海外の言葉を使おう


ヨーロッパ系言語の使用(Windowsのみ)

 ヨーロッパ系言語の使用については、Windowsの場合さほど難しくはありません。windows95/98の方は以下の方法で設定してください。
  1. 言語の追加
  2. 実際の使用

ヨーロッパ系言語の使用(HTMLの場合)

 今のところスペイン語のみの解説ですが、htmlを用いた表記法を知れば、掲示板やメールでスペイン語表記が可能となります。



非ヨーロッパ系言語の使用(Windows2000)

 ようやくWin2kが出ました。このOSの最大の売りはもちろんその安定性とセキュリティの高さですが、個人的にはUnicodeの採用による多言語環境の構築が可能である点を高く評価しています。同じOSで同時にいくつもの言語を扱うことができるようになったのです。もちろんWindows95/98においてもヨーロッパ系の言語ならばキーボードの設定を変えれば可能でしたが、アジア系の言語は基本的にはその言語のOSに入れ替えて使う必要がありました。
 Unicodeについては賛否両論があります。また規格自体の詳しい説明は私には荷が重く、またここでは不必要ですので省きます。
 
以下にその設定の方法を述べます。ヨーロッパ系言語の場合も設定方法は同じです。

  1. 言語の追加
    1. コントロールパネルを開く
    2. 地域の設定をクリック
    3. 入力ロケールの設定で該当する地域を選ぶ。
  2. Microsoft Visual Keyboardの導入

Microsoft Visual Keyboardのダウンロード

現在の制限と今後の課題
 上記Visual KeybordはOffice2000が導入されていないと動作しないようです。(現在検証中)


非ヨーロッパ系言語の使用(Windows95/98)

Global IME 5.0 の導入(Windows95/98のみ)

 上記のGlobal IMEは日本語環境における外国語使用にあたっても、用いることができます。手順は同様です

南極星をつかう


以下のページを参照してください。

TakeNOKO's Learning Thai Page!! (on Internet)
以下のページを参照してください。

Cambodian Information Center Homepage

多言語対応のソフト



3.リンク

海外通信マニュアル ここを見ればたいていのことはわかります。世界中のプロバイダのAP情報など。

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