錦湯

住  所 京都市中京区堺町通錦小路下ル八百屋町535
最寄駅 阪急&地下鉄 烏丸駅下車 徒歩約5分
地図 by マピオン 現地周辺の地図 現地の天気も掲載されています
電話番号 075-221-6479
料  金 大人350円 中人140円 小人60円 
種  類 主湯(深、浅)、電気風呂、気泡風呂(入浴剤入り)、水風呂
 配置図
営業時間 16時から24時
定休日 毎週月曜日

 阪急烏丸駅の大丸がある出口を出て、四条通を河原町方面に向います。大丸の一つ東側の通りを北に上がった右手に位置します。すぐ北には錦市場があり、ぶらぶらと散策するには絶好のエリアです。市場は活気があり、様々なお店が軒を連ねていますよ。中でも八百屋さんや、漬物屋さんそして魚屋さんが多かったように思います。
 銭湯は木造の3階建てで、阪神間ではお目にかかる事のできない代物です。かなりの数の銭湯を回りましたが、独特のオーラが感じられ何故か緊張しながら暖簾をくぐります。暖簾の奥には引き戸があり、建物の中に入ります。すると、そこにあるはずの玄関と下駄箱スペースがなく、まず番台が待ち構えます。いつもなら、靴を脱いで下駄箱に入れてから、小銭を用意して番台で渡す準備をするのですが (^_^;)。番台前であたふたと財布を探す私に、ご主人の「350円です」の一言。いかん!完全に錦湯のペースにはまっているじゃないか!冷汗をかきながら湯銭を渡し番台と反対側にある下駄箱に靴を入れます。木製のカギは少し大きめの昔風のタイプでした。
 さて脱衣所に入ると、とりあえず周りを見渡してみます。まず目に付くのが木製の脱衣箱と柳行李(衣服を入れるカゴで柳製)で、柳行李には「末鮒」とか「利の津」などの意味不明の文字や、「中田」「市山」など名前と思われる文字が書かれています。私はそこで聡明にも、柳行李は個人の所有物であると言う事を思い出したのであります。「そうだこれは使ってはいけないのだ!風呂オタクを舐めるな!」と思いつつ横に目をやると黄色いプラスチック製のカゴが転がっています。「ウームこれに入れるのか?」「私は柳行李に入れたいのだ」と思ったものの、無い物は仕方ありません。「チッ! 一見客はプラスチックかよ!」と心の中で叫びながら服をカゴの中に入れます。当日の夜は知人と待ち合わせてたので、風呂に4000円もの大金を持ち込んでいたため、脱衣箱を利用しようと箱の扉を開けたその時!「歴史が動いた」ではなく(バカ)、中には柳行李が入っていたのです。「○×※▲?!」。言葉がありません。泣きそうになりながら、プラスチックのカゴから柳行李に衣服を入れ替えます。背後から冷たい視線を感じましたが、気付かない振りをしました。しかし、これでようやく裸になり銭湯準備完了です。「こうなれば銭湯オタクの本領発揮だ。この銭湯を裸にしてやるぜ!」と気を取り戻して浴室へ向います。
 浴室は入って左手に水風呂がありカランを挟んで深、浅(ジェット併設)と続きます。浅の横は電気風呂と気泡(入浴剤入)があります。まず深から攻めてやろうと足をつけます。「アチチッ!」浴槽では熱攻めが待っていました。かなりの高温で熱いのが苦手な私は足をつけただけで降参です。その湯船の中にいるおじさんは涼しげな顔で私を見ています ( ̄ー ̄)ニヤリ。「私は猫舌なんだ。だから熱いのは苦手なんだ!」とまたしても心の中で返事をして、浅に入ります。浅は適温でしたので、のんびり浸からせていただきました。お湯は子供が乗った魚の口から注がれています。ちょっとユーモラスですね。
 さて風呂上りに、ご主人にお話をお伺いしました。まず柳行李ですが、今では作り手がなく貴重なものだそうです。また修繕も大変なもので、「大切に使ってや」とおっしゃられていました。銭湯は昭和の初期からやってられるそうですが、この界隈も銭湯が減ったそうです。そうそう錦湯さんは、脱衣所を利用して様々なイベントをされてるそうで、写真を見せていただきました。脱衣所は観客で一杯でご主人の行動力には敬服いたします。次回は寄席をして森乃福郎がくるそうです。ほんと気さくなご主人で、「落語家よりご主人が喋った方がええわ」と私が言うと、「それもええな」とおっしゃられていました。
 途中ふざけた表現で書きましが、ご容赦下さい。実は京都の古いタイプの銭湯に入ったのはここが初めてでした。それだけに、阪神間との違いに驚くと同時に、銭湯めぐりの楽しみを再認識しました。


写真をクリックしてください
(おじさん写真を有難うございます)

脱衣箱1 脱衣箱2 柳行李

画像処理1 画像処理2 錦市場

2004年6月




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