泉質について
温泉には様々な物質が溶け込んでいて、一つとして同じ成分の温泉などありません。そう温泉は千差万別なのです。と言っても何らかの方法で分別しないと理解できませんね。このページでは、温泉の泉質について書いてみます。

泉質を理解するのは、大変です!


まずはじめに、泉質とはとても理解しずらいものです。
こう書いてしまうと、読む気を無くされるかもしれませんが、できるだけ分かりやすく書きます。

そこでまず、分かりにくい理由からあげていきます。

泉質名には、新旧二つの名前が混在しています
(例)  ナトリウム−炭酸水素塩泉 と   重曹泉 

旧泉名は大きく11種類に分類され、「重曹泉」をはじめ「食塩泉」や「硫黄泉」など比較的理解しやすい名前がついています。一方、新泉名は含有物質の多い物を基準にして名前を付けています。そのため高校時代に化学を無視した私のような文系人間は、アレルギーがあります。


含有成分により、泉質が細分化される点 長くて理解できない
(例)  ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉   含食塩・含芒−重曹泉

これよりも長い泉質名の温泉もあります。お経でも唱えてるようですね。


同じ物質でも、温泉法の定義療養泉の定義で、含有量が異なる
(例) 遊離二酸化炭素(遊離炭酸)という物質(身体に泡がつく)は、温泉法では250mg/1kg以上含まれていれば温泉ですが、療養泉では1000mg/1kg以上となっています。


温泉法で定義されてる物質を含んでいるのに、泉名がない
(例) 中村市の安並温泉は、温泉法で規定されてる「メタホウ酸」という物質が基準以上あります。しかし「メタホウ酸」は療養泉では規定されていない為、正式な泉名がありません。「メタホウ酸で規定」、「メタホウ酸泉」等と呼んでいます。



よくある泉質から覚えましょう  ( )は旧泉名  

単純泉 (単純泉)    Hopperでの紹介は 多い
溶存物質量が1g/1kgに満たないもので、泉温が25℃以上のもの。成分が薄いからとバカにしてはいけません。入りやすくさっぱりとしたお湯が多く、下呂や道後、湯本など名泉と誉れ高い温泉もこの泉質です。特に液性による分類でpH8.5以上のものをアルカリ性単純泉と言います。ツルツル感のあるお湯が多いのが特徴です。

ナトリウム−塩化物泉 (食塩泉)    Hopperでの紹介は 多い 
溶存物質量が1g/1kg以上あり、ナトリウムイオンが陽イオンの、塩素イオンが陰イオンの主成分となる温泉です。塩分が多く、なめると塩味がします。良く温まるお湯で、「熱の湯」と言われています。この泉質のうち、ナトリウムイオンを.5.5g/kg以上、塩素イオンを8.5g/kg以上含むものをナトリウム−塩化物強塩泉(強食塩泉)といいます。また副成分にカルシウムイオンを含んだ ナトリウム・カルシウム−塩化物泉や炭酸水素イオンを含んだナトリウム−塩化物・炭酸水素泉(含重曹食塩泉)もよく見かけます。

ナトリウム−炭酸水素塩泉 (重曹泉)    Hopperでの紹介は やや多い
溶存物質量が1g/1kg以上あり、ナトリウムイオンが陽イオンの、炭酸水素イオンが陰イオンの主成分となる温泉です。入浴するとツルツルする浴感の温泉で、美人の湯として女性に人気のある泉質です。塩素イオンを副成分に含むと、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(含食塩−重曹泉)となります。

硫酸塩泉    Hopperでの紹介は ほとんど無い
溶存物質量が1g/1kg以上あり、陰イオンが硫酸イオンの温泉です。陽イオンにより下記のように分けられます。
* 陽イオンがナトリウムイオン ナトリウム−硫酸塩泉(芒硝泉=ぼうしょう泉 )
* 陽イオンがカルシウムイオン カルシウム−硫酸塩泉(石膏泉=せっこう泉)
* 陽イオンがマグネシウムイオン マグネシウム−硫酸塩泉(正苦味泉=しょうくみ泉) 

単純二酸化炭素泉 (単純炭酸泉)    Hopperでの紹介は やや少ない
鉱水1kg中に、遊離二酸化炭素(炭酸ガス)を1000mg以上含み、固形成分が1000mg未満のもの。温泉法上では、遊離炭酸が250mg以上で温泉です。入浴すると身体中が炭酸ガスの小さな気泡に覆われます。この炭酸ガスは、毛細血管を拡張する作用があり、血圧低下に効果があるとされています。ヨーロッパでは「心臓の湯」と言われます。飲んでみると甘みのないサイダーのようで、嗚咽感のあるものもあります。サイダーで気抜けしたものは最悪ですね。それと同じで炭酸泉も循環さすと気抜けします。是非とも新鮮な源泉に入っていただきたい泉質です。他の泉質に遊離二酸化炭素も含まれる場合は、含二酸化炭素−○○泉(含炭酸−○○泉)となります。

単純硫黄泉    Hopperでの紹介は 少ない
卵が腐ったような独特の臭いがする温泉です。鉱水1kg中に、硫化水素イオン(HS-)、遊離硫化水素(H2S)、チオ硫酸イオン(S2O32-)の総計が2mg以上含まれるもです。温泉法では1mg以上で温泉です。旧泉名では、硫黄が遊離硫化水素の形で含有されているものを硫化水素泉、それ以外のものを硫黄泉と呼んでいます。双方を新泉名で区別する場合は硫化水素泉を硫化水素型と呼んでいます。他の泉質に硫黄も含まれる場合は、含硫黄−○○泉となります。

放射能泉    Hopperでの紹介は やや多い
鉱水1kg中に、ラドンを100億分の20キュリー(5.5マッヘ単位/kg)以上含んでいれば、温泉法上で温泉です。療養泉の規定は、30キュリー(8.25マッヘ単位/kg)以上含むものをさします。この内8.25マッヘ単位/kg以上50マッヘ単位/kg未満のものを単純弱放射能泉。50マッヘ単位/kg以上のものを単純放射能泉と細分化します。
放射能といえば、身体に害があるのでは?と心配されますが、極めて微量なので被爆など心配は無用です。利尿効果が増すことから、痛風に効能があります。他の泉質に放射能も含まれる場合は、含(弱)放射能−○○泉となります。





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