ANOTHER MIND


                         〈登場人物〉

混沌の呼び声(Call of Chaos):当地の管理者。かつては覇王と呼ばれたが今現在はただの隠居。
                   得意技は批評と混沌召還(召喚ではない)。旧姓「夏凰翔」。

  輝光王 (Light-Lord)  :管理者の良心と慈愛の化身。よって(一応)暴走の阻止役。
                   事務及び後始末担当。つまり貧乏籤引き。
  闇帝王  (Dark-Lord)  :邪悪なる意識の権化。管理者の闇の心の化身。それゆえ単純。
                   企画・立案担当。ただし最後まで創り切ったためし無し。




第4話  人それを後悔と呼ぶ


C:_| ̄|○


D:……で、復活早々何やってんだあいつぁ。
L:何でも、話の流れで「HP更新したらお見せする」とお知り合いの方に見栄切ってしまっ
 
たらしくて、ここのしょーもないコンテンツの山を今さら披露する羽目になって落ち込んで
 るみたいです。

D:まぁいつものこったな。しかし、オレ達のド突き漫才ばっか見せてもしゃーあんめぇに。
L:……自覚してたんですか。
D:ネタが無いときゃドンパチやるのが一番手っ取り早いだろ?
 むしろ協力的姿勢と言ってほしいね、フフン。

L:あんな投げっ放しのド突き合いじゃネタにもなりません(きっぱり)
D:行数稼ぐくらいはできるだろ。
 だいたい、アイツがしっかりコンテンツの構成や更新をやってりゃオレ達が身体張って行数
 稼ぐ必要なんざねーだろが。順番が違うっつの。

L:まぁ、それはそうですが……でもそれって、ひいては私達自身の首を絞めてません?
D:それを言うな、虚しいから(汗)


C:そういうわけだからお前達、頼むぞ。
D:………。
C:どうした、不服そうな顔をして。
D:いきなり振ったあげくネタはオレ達任せかこの野郎!
C:はっはっは、いつもの事ではないか。気にするな、私も気にせん。
D:……ふ。
 甘いなてめェ。

C:何?
D:とっくにネタは割れてンだよ。今回はお前の自爆で久々に更新するハメになったんだろ?
 それを人任せにしちゃあ、ちぃとばかり恥ってもんじゃねーのかねェ。ヒッヒッヒ。

:……ほう、そう来るか……

 確かにその通りだな、お前達に頼りきりでは私の立場もないというもの。

D:……やけに素直だな。
L:顔は笑顔なのに目が全然笑ってないですけどね。
 ……こういう時はだいたい最悪の結果を招きますよね……

D:不吉な事言うなや……

C:そんなわけだから、今回の雑記は後半を新コンテンツの面々にお任せしよう。
 我々は裏方に徹し、彼らのデビューを支えようではないか。

D:ほほぉ、なるほどそういう……
 ってちょっと待て。それってまさか……!?

L:「今回、私達の出番はこれで終わり」ってことですね。
D:っ……! ざけんなオイ! 2年越しに復活だっつーのに出番カットかよ!?
 納得いかねー! リコールを要求するッ!!

C:お前の言う通りにしたまでだ、文句あるか。
D:そんなんありかぁ――!?




 (唐突にカメラ切り替わり)

女闇妖精:……あら、もうこっちの番? 意外と早かったわねぇ。
黒騎士:そろそろ茶会はお開きにするかね?
ヤクザ者:放っとけ放っとけ。このまンまでもやるこたァ同じだしよ。
戦神官:しかし、物事にはすべからく相応しい形というものが……
ヤクザ者:いーってことよ。どうせ座談会みたいなもンだろ?
 しゃちほこばってカツカツにやるよか、今のリラックスした雰囲気の方がやりやすいんじゃ
 ねーか? ん?

戦神官:……確かにそれはそうですが……皆さんはどう思われます?
女闇妖精:いいんじゃない? このまま進めちゃいましょ。堅苦しいのは性に合わないわ。
黒騎士:私もどちらでも構わんよ。どうせ大して喋るわけでもない。
蒼魔獣:がる。
ヤクザ者:……そこの犬は何つってンだ?
蒼魔獣:がるるる! がうッ!
女闇妖精:「どっちでもいいのダ」、ですって。
 あと「オレは犬じゃないゾ! 失礼な事言う奴は噛んでやル!」だそうよ(笑)

ヤクザ者:痛て痛て痛てェ! もう噛んでるじゃねーか馬鹿たれ!
機械歌姫:私モ、コレクライ盛リ上ガッテイル方ガ楽シイワ。ウフフ♪
戦神官:……なるほど。それでは皆さんの希望を尊重すべきですね。
 それじゃ、皆さんまずは順番に軽い自己紹介でもどうでしょう。

女闇妖精:ん、私からでいいのかしら?
 じゃあ改めて……私はプリーアディーズ、“七ツ星”プリアよ。
 つい最近までいた世界(※1)から(わけアリで)隠遁して、今は別のところ(※2)でト
 レジャーハンターの本業に精を出してるの。たまに戦争とかもやってるかな?(笑)

黒騎士:国家間戦争に関わらずにおれんのは、前世(※3)からの宿縁のようだな。
プリア:……なんで貴方が私の前世を知ってんのよ。(睨)
黒騎士:さて、な。(曖昧に微笑)
 ついでに名乗っておくか……私の名はレオン=レガシオス=マーグハルト。
 人は私を“黒騎士”レオンハルトと呼ぶ。
 一度は降り立った世界が失われたりした(※4)が……今は別の世界(※5)で、ゆっくり
 冒険やら人助けやらやっている。のんびりしたものさ(微苦笑)
 ちなみに……精神や魂を力に換え全てを斬る剣技「暗黒剣」、私はその流派のひとつ“黒狼
 剣”の伝承者だ。

戦神官:他に“黒霊剣”と“黒炎剣”が存在するんでしたね、「暗黒剣」には。(※6)
レオン:…さすが戦神に仕える神官。よく知っているな。
戦神官:まぁ、噂程度にですが。
 あ、僕はアレックス=D=ガーウィン。レオンハルトさんの言う通り、戦神の信仰のもとに
 戦う神官戦士です。
 今は何人かの仲間とともに、「宝玉」と呼ばれる大いなる力に満ちた世界(※7)で冒険の
 旅を続けています。よろしく。(深々礼)

ヤクザ者:如才ないねェ。別に頭下げる相手がいるわけでもなし……
アレックス:(憮然として)……礼儀とは自らに課すものです。人の反応を期待して行うのは
 礼節の道理に反することですよ。

ヤクザ者:へぃへぃ。聖職者だけに説教臭いこったぜ(ぼそり)
 んじゃま俺サマも自己紹介しとくかね……“ジャガーノート(蹂躙するもの)”の二つ名を
 もつ闇の使徒、ロウ=センチネル。通称ザガロだ。
 今は一癖ある訳ありな世界(※8)で冒険者の真似事をやってるが、あまりお天道様にゃ顔
 向けできねェ仕事もしてたもンでな、本名は滅多に名乗らねェ。
 ま、名乗るとしたらせいぜい長く組んでる仲間連中ぐらいかね。

機械歌姫:仕事ドコロカ趣味モアマリ自慢ハデキナイト思ウケド。
ザガロ:やかましい。俺サマの炎は世の中の穢れを浄化する闇の炎なンだよッ。
 俺サマに火ィ付けられたんなら感謝してもらわにゃーな。ヒヒヒ。

プリア:さすがナチュラルボーン放火魔ね。
ザガロ:おゥよ♪
アレックス:……皮肉、効いてませんよプリアさん。
プリア:……みたいね。なかなかやるじゃない……(ぐっ
レオン:対抗意識を燃やしてどうする(苦笑)
 さて、あとはそこの機械仕掛けと魔獣だな。

蒼魔獣:ばう! がうがう! がるるるる。がうっ。がう!(尻尾ぱたぱた振り)
アレックス:プリアさん、通訳どうぞ。
プリア:確か自力で喋れたはずなんだけどなぁ……(苦笑) 何かの手違いかしら。
 まぁいいわ……えーと、「名前はフェンローランだゾ。マスターがつけてくれた名前で、と
 ってもお気に入りなのダ♪」……ですって。
 「マスターが隠居してからは別れて活動(※9)してテ、今は強化装置(※10)を背負って
 仲間と一緒にモンスター退治に励んでるのダ!」……だそうよ。

ザガロ:むしろ自分がモンスターだろっつー話だけどな。犬だし。
フェン:がうがう! がうっ!(怒)
ザガロ:痛てェ痛てェ痛てェっての! だから噛むなっつってンだろ!
プリア:自業自得だわね。
アレックス:まったくです。
レオン:うむ。
機械歌姫:サテ、ざがろサンノゴ冥福ヲ祈リツツ私ノ紹介ノ番ネ。
ザガロ:死んでねェよ! 痛てェこら引っ掻くンじゃねーっ!
フェン:がうがう!
機械歌姫:私ハでゅりえる=でゅろす。「造られた肉体」デコノ身ノ半バヲ埋メラレタ、半人
 半機ノ存在デス。ソレ以外ノ詳シイでーたハ、私ノめもりーニハ登録サレテイマセン。
 今ハ「願いの叶う宝玉」ガアルト言ワレル島(※11)デさばいばるシテマス(謎)
 私ノコトハ「でぃー」ト呼ンデクダサイネ、皆サン。

レオン:簡単に言えば「記憶喪失の改造人間」といったところか。
アレックス:……ちょっと簡単に言いすぎな気もしますが……
ディー:デモ的確ダト思イマスヨ? ソノ表現。
アレックス:……それならいいのですが。


プリア:さて……こんなものでいいのかしら?
レオン:心なしか人数が少ない気がせんでもないな。過去に活躍した者や、現在活躍中の者達
 ももっといるだろうに。

アレックス:えぇ、そうなのですが……今回は「現在動いていない者」は登場をご遠慮願った
 そうです。「今頑張っている者」にまずはスポットを当てたい、との意向らしく。

レオン:なるほど……それで暗紅翁やジェネシス、老ガノッサ(※12)は来なかったのか。
プリア:わお、懐かしい名前だこと。
 じーさま連中は軒並み落選ってことか、かわいそうにねぇ(苦笑)

レオン:ジェネシスに至っては、昔の私と同じく世界が無くなってしまった(※13)らしいが
 な……気の毒と言えば気の毒だ。(苦笑)
 ……だが、他にも何人か「現在活躍中」な者が確かいなかったか? フリー・バード、それ
 にあの女も……。

ディー:「ないとはると」ノコトカシラ?
アレックス:フリー・バードさんは「オレはまだ個性ついてないから」とのコメントを添えて
 登場を辞退なさったようです。ナイトハルトさんは……まだ活躍を始めていないので、これ
 また今回は辞退、ということのようですね。

レオン:次回があれば、今度は彼らが一同に会するというわけだな。
 フ……暗紅翁とナイトハルトの二人は、どうやっても一緒になる運命と見える。

ディー:ソレ、読ンデル人達ニハ分カラナイねた(※14)ダト思ウケレド。
レオン:説明は他の奴に任せるさ。
アレックス:……いいのかなぁそれで……
プリア:いいんじゃない?(手ぱたぱた振り)
 それじゃ、本チャンはこの辺でお開きかしら。あとはお茶の続きでもしましょ♪

アレックス:あ、それじゃ僕は何か軽くつまめるものを作ってきますよ。
レオン:ふむ、では頼む。たまにはこういう時間を取るのもいいものだ……
ディー:イロイロナ世界デ別々ニ存在シテルカラ、コウシテ集マルコトモ無イモノネ。

ザガロ:……だぁ痛てェんだっつの! 刺すな蹴るな噛むなー!
フェン:がう! ばうばうっ! がるるー!

レオン:……まだやっとるのかあいつらは。
プリア:楽しそうだから放っとけば?
レオン:うむ。





※1:ネットゲーム「KINGDOM of CHAOS」の「ネバーランド大陸」。
  最近まで敵対国家の根絶合戦や大規模テロが盛んだった(爆)

※2:ネットゲーム「エンドレスサーガ」の「アルカディア大陸」。
  7つの国が大陸の覇を決するべく戦っている世界。毎日更新システムでちょっと大変。

※3:プリアの原形は、PLが昔やっていたTRPGキャンペーンの背景設定NPC。
  (彼女に限らず、だいたいのキャラクターは↑が元になっているケースが大半)
  その当時の設定、「KINGDOM of CHAOS」時代、そして現在の「エンドレスサーガ」と、
 やたら国家間戦争に関わるキャラになってしまっているのは偶然なのか何なのか……
  PLも驚いていたりする(笑)

※4:定期更新ゲーム「Invisible Nightmare」のこと。
  GMの事情により、好評のうちに閉鎖された。残念。

※5:定期更新ゲーム「エレメンタルスフィア」。現在アルファテスト中。
  レオンハルトは職も設定もINからそのまま移行した珍しいパターン。

※6:PLオリジナル設定。「暗黒剣」そのものは某FFからのパクり(自爆)

※7:定期更新ゲーム「Eden's Shift」の「フェリシア大陸」。
  強大な力を封じた「宝玉」のシステムが特徴的だが、それ以上にGMのセンスが個性的。

※8:定期更新ゲーム「Grand Blaze」の「閉ざされた世界・グランドブレイズ」。
  剣と魔法のファンタジーに近未来風機械も加わったトンデモ世界(褒めてるつもり)。

※9:元はプリアが「KINGDOM of CHAOS」でペットとして飼っていた。種族はケルベロス。
  後に定期更新ゲーム「Dark Kingdom2」に行き、プリアのゲーム移動と共に完全な別行
 動という形になった。ただし主従の関係はそのままらしい。

※10:定期更新ゲーム「Dark Kingdom2」の「機械兵」という職種が装備できる特殊能力。

※11:定期更新ゲーム「ALIVE」の孤島。
  とにかく生き残るのが第一の目的。「飢え死に」システムすらある希有なゲーム。

※12:それぞれ「KINGDOM of CHAOS」(オールド大陸)、「Wired Angel」、「エターナル
 デザイアー」というネットゲーム/定期更新ゲームに存在したキャラクター。

※13:定期更新ゲーム「Wired Angel」のこと。
  GMが某巨大掲示板と対立して、テストプレイ中に突然閉鎖されてしまった。南無。

※14:いや、読んでる人どころかおそらくPL自身にしか解らない(自爆)
  ちなみに、該当カップリングの話は某ローカルPBC(なりちゃ)でのみ少しだけ披露し
 たネタなので、そこの当時の参加者なら「あぁあれか」、と思うかもしれない(謎



ANOTHER MIND

   雑記第4話を追加。
UNHOLY PRAY    「NetGames」を追加。
   まだ中身は空っぽだが、少しずつ拡張予定。



 (また唐突にカメラ戻り)

C:……というわけで、上記の更新がひとまず完了した。
 コンテンツはまだまだ不十分だが、徐々に拡張していく予定だ。基本的には各キャラクター
 のSS(ショートストーリー)などを載せていくなどして、彼らのイメージを広げる一助と
 する方針だ。

L:はぁ……。
D:………。
C:どうした闇帝王。不服そうだな。
D:ひとつ聞く。
C:なにかな?
D:オレも実は「現在活躍中のキャラクター」だったりするんだが。
 てめーに駆り出されてな。

C:はっはっは、何を言うかと思えば。
D:何だよ。
C:「中の人」がキャラに混じってたらおかしいじゃないか。
D:オレは実際に登録されてるっつーんだよ!
C:ま、記事のコンセプトに合わない要素はいらんということだな。はっはっは。
L:……!(脱兎のごとく物陰に避難)
C:? どうした輝……
D:………(ぶちっっ)

    バ キ バ キ  ギャー
 (破 壊 音)




L:(瓦礫の影から這い出て)……えー、現場の輝光王です。
 進行役担当者が2名ほど消滅したため、番組続行が不可能になりました。
 担当者が再生・帰還し次第また続編を放送いたしますー。

 それまで見捨てないでくださいね〜……(泣)



以下次号に……たぶん、つづく


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