湯島神社  文京区湯島3丁目30−1

祭礼


工事中

御祭神:菅原道眞 天之手力雄命
摂社:戸隠神社(地主神、天之手力雄命)
末社:稲荷神社(笹塚稲荷、宇迦之御魂神)

雄略天皇の勅命によって458年に天之手力雄命を奉斎して創建されたと伝えられ、正平十年(1355)に湯島郷民が霊夢によって菅原道真を勧請し、文明十年(1478)に太田道灌が再建しています。
(現在の社殿は平成七年に改築)

徳川家康の江戸入城と家康の崇敬により1591に所領を寄贈されてにぎわうようになり、江戸俯瞰三景(神田明神、愛宕神社)のひとつで遊興街となっていました。

銅製の鳥居は1667に作られ、1671に修理と刻まれています(東京都重文)。
境内に「奇縁氷人石」と称する石碑があり、迷子探しの張り紙をする標だったそうです。

上野山の旧五条社、旧下谷社は日本武尊伝承の神社ですが、雄略天皇は不忍池(篠輪津池)をはさんでそれを見張るように対面する丘の斜面に手力雄命を置いているのが興味深いです。