安藤広重 王子音無川石堰 世俗大滝と唱
熊野の音無川を借りてこの部分だけを音無川と呼びました。左手が飛鳥山でしょう。
滝のように見えるのが石堰で高さが1丈2尺(約3.6m)あったそうです。


安藤広重 王子 不動之滝
王子七滝のひとつで、正受院の不動堂の後ろから落ちていた滝。
飛鳥山や滝野川は納涼の観光名所で、広重も江戸百景で4枚も描いています。


安藤広重 王子 滝野川
右上の屋根は金剛寺(紅葉寺)、鳥居は弁天、橋は紅葉橋。
この付近は紅葉の名所で、手前が石神井川の上流側、150mほど下ると上記不動堂の滝になります。


安藤広重 飛鳥山北の眺望
遠方に荒川が横切ってその向こうは筑波山。
飛鳥山は8代吉宗が王子権現に寄進したもので桜を2千本植えました。
後に吉宗はここで花見の宴をひらき、それがどんちゃんさわぎの無礼講のはじまりともされます。