小野照崎神社  台東区下谷2丁目13−14



工事中

平安初期の歌人学者である小野篁(おののたかむら)を祀ります。
小野篁は延暦二十一年(802)に生まれ、上野国司となりました(下野では足利学校を創立)。
その子孫には書家の小野道風や六歌仙の小野小町がいます。

任期を終えて帰国の帰路で上野忍岡の風景を賞し、亡くなった後にその地に霊を奉拝し、後の上野寛永寺造営のとき(1625)長左衛門稲荷があった当地に移転したといわれます。
(上野忍岡にあった孔子聖廟が昌平橋に移転した頃(1691頃)ともいう)

配神:菅原道真公
境内社
富士浅間神社:木花開耶姫命・大山祗命・磐長姫命・天津彦火瓊瓊岐命
 富士山より岩石を運び天明年間(1782)に築造、文政十一年(1821)に修復
御嶽神社:国常立命、国狭槌命、豊斟命 御嶽信仰者に依り古くに創建
三峰神社:伊邪奈岐命、伊邪奈美命 大正九年合祀
琴平神社:素盞雄命 江戸末期に合祀
庚申塚:猿田彦命 日本三大庚申の一つ 最古の塔は天保二年(1647)の作
稲荷神社:宇迦之魂命 長左衛門稲荷と称し、小野照崎神社遷座前より当地の地主神
織姫神社:栲幡千千姫命 昭和二十九年に織物組合庭内に奉斎されていた織姫神社を合祀