学校はおもしろい所だ

昔は遊戯施設が少なく、家にもそんなにおもちゃもなかったから、友達にたくさん会えて、互いのおもちゃやマンガを
交換できた学校はとても楽しい場所でした。
ひとりで遊べるテレビゲームなんてないから、遊び相手をすぐ募れる学校は、子供の最高の社交場。
最近、授業を楽しくとか、負担を軽くなんて話がTVや新聞で聞かれるけど、昔から授業は別に楽しくも苦でもなく、
皆とじゃれあう休み時間と校庭で遊べる昼休みと放課後の間に、授業があったという感じだった。
(一生懸命教えてくれた先生ごめんなさい)
屋上 高い建物が少ない中、4階以上の建物で、子供が上がれるのは、学校とデパートだけ。高いところに登りたがるのは年齢・男女を問わずですよね。
教室 授業はあんまり覚えてないけど、休み時間に遊んだことは覚えてる。馬乗りやっていて、危険だからと先生に注意されたこともあったっけ。でも今の子よりみんな知恵があった気がするんですが、どうですか世のおとうさん、おかあさん。
校庭 鉄棒、砂場、花壇、グランド。全部が子供専用ワンダーワールド。縄跳び、野球、世界一周、ゴム段、ビー球、チエリング(後ろ2つは賭け事だからダメと禁止になった)。とにかく人間相手の遊び、外での遊び、金がほとんどかからない遊びが多かった。自然と年上、年下の子供と駆け引きや、手加減、自慢したり、思いやったりということを体で実感して身につけていった。今の子供の色々な問題って、こんな遊びの違いからもきているのではと思う。
校舎の裏 低学年のころは、校舎の裏が結構恐かった。だいたい日当たりが悪く、コケが生えていたりして、なんとなく何かがいそうで。ハリーポッターの世界。妖怪、妖精、おばけ、子供にはそんなものが出そうな場所が必要なのでは。生意気で夢のない子供に出会うと、そう感じます。
プール 区営・市営のプールがほとんどない時代、夏のプール解放は、タダで遊べるレジャーランド。当番の先生には申し訳ないが、体育の授業と違って、自由に遊べるのが最高!
特に新宿は泳げるきれいな川や池はなかったからね。(悲しいかなその頃の川は汚いものって定着してた。ドブもあったね。逆に今の子供たちは、あの灰色の臭いドブは知らないだろうな。それは今の方がいい。)
通学路 最近は一人で登校なんてありえない世の中になってしまった。集団登校はせいぜい小学校の1・2年。今じゃ帰りも皆と一緒。いつから日本はこんなに危険になったのか?集団の登下校は仕方ないけど、益々一人立ちできない子が増えてきそう。

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