オンラインショップ 木家(ki・ya)建築日記 NET-EXHIBITION e-mail

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2006.8 - 2007.12
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展示会のおしらせ

2013.10.12(土)−14(祝)


プロジェクト・ティー・ハウスOPEN記念展
大宮静時 木器展
−能登里山の木のうつわ−

プロジェクト・ティー・ハウス
(10月新規オープン)
能登町上町(柳田植物公園正門前、きのみワイナリー隣)



2013/08/16 晴

野菜丼能登も酷暑の8月です。雨がほとんど降らず、そろそろ水源が心配になってきました。
さて、暑さ対策の一つ、
←全て自家製野菜を使ったヘルシーなスタミナ野菜丼です。
トマト、ナス、ピーマン、オクラ、平インゲン、ミョウガ、ニラの花芽、スイートコーン、味付けは和ダシに、能登の特産イシル(イカからつくった魚醤)とコンカサバ(鯖を米ぬかにつけ込み熟成発酵させたもの−かなり塩辛いのですが、軽くあぶってご飯と一緒に頂くだけでも、とても美味です。よくアンチョビみたいだといわれます。)を少々。これら発酵食品を加えることで更に野菜の旨味も引き出され、おかわりしたくなる1品です。




すいか
2013/07/28 曇

暑中御見舞い申し上げます。

連日、大雨や酷暑のニュースを聞きますが、大変な思いをしてらっしゃる方々には申し訳ないのですが、こちら能登は適度に雨が降り、気温も30度未満と過ごし易い7月です。
大宮農園でも、キュウリにナス、トマト、ピーマン、トウモロコシ、枝豆、オクラ等々沢山の野菜を収穫しています。
スイカも毎日少しずつ大きくなってきました。お盆頃には食べ頃となることでしょう。

器スタジオTRY 合鹿椀復元 大宮静時 木のうつわ展


2013.4.5(金)ー14(日)(休廊日・月、火) 11:00〜18:00
  奥能登に住む、つくる。・・・・先人の仕事に学び、挑む。
       合鹿椀復元 大宮静時 木のうつわ展

       在廊日 6日(土)、7日(日) 

  ギャラリートーク 6日(土)、7日(日) 各PM5:00〜
「合鹿椀の真実、漆と文化の関わり」大宮静時
  参加費500円(ワイン付き) *予約承ります  

  同時開催:大江政子のHOME MADE 布バック展

 器スタジオTRY 東京都新宿区中落合1−20−16
 (西武新宿線・中井駅徒歩1分、大江戸線・中井駅徒歩2分、東西線・落合駅徒歩8分)
 TEL(03)−3360−3155

器スタジオTRY大宮静時木のうつわ展器スタジオTRY中山達磨陶展


友人の中山達磨さんの展示会のお知らせ

2013.4.18(木)ー27(土)(休廊日・月、火) 11:00〜18:00
  奥能登に住む、つくる。・・・・先人の仕事に学び、挑む。
       中山達磨 陶展

       在廊日 20日(土)、21日(日) 

  ギャラリートーク 20日(土)PM5:00〜
「珠洲焼きの歴史と私の目指すもの」中山達磨
  参加費500円(ワイン付き) *予約承ります  

   器スタジオTRY 東京都新宿区中落合1−20−16
 (西武新宿線・中井駅徒歩1分、大江戸線・中井駅徒歩2分、東西線・落合駅徒歩8分)
 TEL(03)−3360−3155



2013.5.27(月)−6.2(日)10:30am−7:30pm
能登・合鹿椀 大宮静時のうつわ展

会期中、全日大宮静時在廊

ギャラリー風 
福岡市中央区天神2−8−136(新天町商店街・北通り)(092)711−1510


2013/03/15 快晴
久しぶりの更新です。
雪は春スノーシュー・トレッキングが可能な程、まだ残っているものの、一昨日までは暖かく、日差しもすっかり春なのですが、今朝は霜が降り、水たまりは凍っています。
さて、春本番4月、5月の展示会のお知らせです。

2013/01/10 曇

自然発生・小さな雪玉

  今日のトレッキングにて。



大宮静時作合鹿椀

合鹿椀

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

2013年元旦

2013/01/09 小雪
雪上風景


スノーシュー2013年も、松の内も明け、皆さん、お仕事モードに入られていることと思います。
今年は、三が日にまとまった雪が降り、積雪50cm位。
ずっと以前から欲しいと思っていたスノーシューを年明け早々にアマゾンで購入。雪があるからこそ、スノーシューを履けば楽に入れる山に2人でトレッキングに出かけました。
雪の上にはウサギや狐等の動物の足跡だけ。冷たく新鮮な空気をお腹いっぱい吸い込み、いい汗をかきました。


2012/12/15

2012.11福岡展

あっという間に12月も半ばとなりました。
こちらは今月1日から雪が断続的に降り続き、
積雪50cmを越えていたのですが、
昨日、今日と暖かく、随分と溶けて20cm位になりました。


さて、11月の福岡展もお陰様で無事に終了しました。
今回は大宮だけの個展でしたが、
不思議な巡り合わせで、直前に
小学校の40年ぶりの同窓会があり、
私はタッチの差で参加できなかったにもかかわらず、
幼なじみの皆のお陰で
懐かしい面々、そして、6年生の担任だった雨森先生まで
会場にお連れ頂いて、とても懐かしく幸せな
再会の時を持つことが出来ました。

今の仕事をしていてつくづく有り難いと思うのは
様々な新しい出逢いがあると同時に
こうしてなつかしい再会の機会を与えて貰えることで、
皆さんのお陰で幸せをいただけることです。

お陰様で2012年も良い思い出と共に
締めくくることが出来そうです。


2012.11鈴懸本店個展DM


2012.11.20(火)−26(月)
11:00〜18:00

鈴懸 本店
福岡市博多区川端町12-20
ふくぎん博多1F

会期中、終日、在廊しています。



2012.11高島屋京都店

2012.10.31−11.6
高島屋京都店

「用の美」の現在−陶と漆−
佐久間藤也・大宮静時



しいのき迎賓館展ポスター

展示会のお知らせ

2012.10.16−10.22
しいのき迎賓館ギャラリーA、B

「能登・ものづくり人展」
−能登を愛した男−

 <出展作家>
 故・榎本友康、中山達磨、高嶋桂子、白井直樹、大江政子、大宮静時

2012/10/13 晴

秋もたけなわとなりました。キノコに栗(桃、栗3年、柿8年とはよく言ったもので、3年前に大宮が接ぎ木した大栗が遂に実りました。)のシーズン到来です。桜やブルーベリーの葉も色付き始め、いよいよ、明後日からはしいのき迎賓館での合同展開催です。皆様のお越しをこころよりお待ちしています。
それから、11月20日(火)から26日(月)まで、大宮静時の福岡個展のお知らせです。
会場は、鈴懸(すずかけ)本店 福岡市博多区上川端町12−20ふくぎん博多ビル1Fです。



ノカンゾウ
2012.16AUG


2012/08/16 曇、時々晴、一時雨

お盆も今日で終わり。
ツクツクボウシが鳴いています。
くずの花やススキも見られるようになりました。
少しずつ秋の足音が聞こえていますが、日中はまだまだ酷暑。
残暑御見舞い申し上げます。
皆様、お体大切にお過ごし下さい。


2012/07/23 曇のち晴




東京に住む妹に大宮農園で採れた
「ふぞろいのやさいたち」を送りました。
加賀キュウリでもないのに
この極太のキュウリは小学2年生の
姪っ子の、いい、絵日記ネタになることでしょう。


2012-07/17 曇のち晴
カキランネジバナ


3日前に初鳴きを聞いたヒグラシの
大合唱、開始です。


この時期に咲く蘭の仲間を
2種ほど、ご紹介します。
←カキラン、ネジバナ→
です。



2012/07/15 晴
ブルーベリー、ジャム
ブルーベリーを収穫しています。
植えて2年目、それなりの量が採れるようになり、
甘さ控えめ、果実100%ジャムを作りました。

梅雨の晴れ間、
小鳥のさえずりを聞きながら、
せっせと摘み取り、
コトコトと煮詰め、
ジャムにする日々です。




キンシバイ(オトギリソウ)
2012.23JUN

2012/06/30 晴

ブルーベリー ブルーベリーが色付き始めました。

 夕べ、食後に近くの田圃まで蛍を見に行きました。
 まだ、2.3匹しか飛んでいませんでしたが、
 ホタルブクロが咲き始める頃と同じなのは、おもしろいと思いました。




2012/06/26 晴

お知らせ

梅雨とは思えない、晴天の日が続いています。
洗濯物もあっという間に乾いてしまいます。

さて、本日発売の雑誌「自遊人」8月号に大宮の合鹿椀の取材記事が1P程、掲載されています。


2012/06/23 晴

梅雨の晴れ間、清々しい日です。
伽羅蕗、山椒の実の佃煮、ストロべーリージャム(野生化した赤崎苺)、桑の実ジャム作りと、5月の終わりから収穫&保存食作りに精を出しています。後は梅干しと言うところでしょうか。大宮さんは、畑をどんどん増殖し、豆類、芋類、果樹類、その他野菜と多種多様な食料栽培に鍬振り&種まきに励んでいます。
ところで、実を付けるものには花が咲くもので、「これ、なんの花だ?」クイズを思いつきました。
お時間がお有りの方は、メール等でお答え下さると嬉しいです。

○○○の花
○○の花
  ←問1.都会でもたまに玄関先の棚柵
       などで育てているお宅を目にする
       ことがありますので、こちらの方
       が簡単かと思います。


  →問2.チョット難しいですが、葉っぱから
       想像してください。





シャクヤク
2012.06JUN



2012/06/10 雨のち曇

昨日は、1日中久しぶりの雨でした。これを境に北陸地方も梅雨入りしました。
待ちわびていた雨のおかげで、ブルーベリーの青い実は少し大きくなり、木々の枝も伸びたようです。
ヤマアジサイも花芽が目立ってきました。ササユリは今が満開です。

2012/06/06 晴
展示会のおしらせです。

今年1月、急死された友人の榎本友康さんの遺作展です。
明後日、6月8日ー10日までの3日間
午前11時〜午後7時
JR原宿駅すぐそばの積雲画廊にて
東京都渋谷区神宮前1−19−14サンキュービル1F
03−3478−0993


ヤマシャクヤクヤマシャクヤク今日、ついにシャクヤクの花が開きました。
ヤマシャクヤクは、一足早く5月半ばくらいに先ず、白花が1輪、1週間遅れて赤花が1輪咲いてくれました。園芸品種と自然のものでは、こうも大きさ、花びらの枚数が違うものかと思いますが、どちらもそれぞれに魅力的で、同じくらいに好きな花です。榎本さんが生きていらっしゃったら、どんな風に描かれるのかなあと思ったりしています。今頃天国で、空の上の空の絵でも描いてらっしゃるのかしら?心からご冥福を祈りながら。






合鹿椀展2012
photo by Hideya Amemiya design by VOLTAGE





展示会のお知らせ

能登・合鹿椀 大宮静時のうつわ展

同時開催:大江政子の布バッグ

2012.3.19(月)−3.26(月)
12:00amー8:00pm(初日は4:00pmから)
全日、大宮、大江共に在廊しています。

LAPNET SHIP
東京都神宮前1−9−11
TEL03.5411.3330




合鹿椀展高島屋京都店6階美術工芸サロン



合鹿椀 能登塗 大宮静時漆芸展
2012.2.15(水)−21(火)
10:00〜20:00
高島屋京都店6階美術工芸サロン

お陰様で無事終了致しました。






能登 合鹿椀 大宮静時のうつわ展

同時開催:大江政子の布バッグ

2011.11.1(火)−4(金)
エルガーラホール

お陰様で無事終了致しました。






2011.05.02 ヤマブキ

2010/05/26 久々の快晴

並河靖之記念館・水の庭園今週初め、京都へ行っていました。月彩(かっさい)マスター三島さん・板長シゲさん
久しぶりの京都は、この時期にしては
少し寒く、また、大震災の影響はここにも及んでいるようで、観光客も例年に比べて少ないように感じました。が、しかし、1200年の都の底力は、人、物、食、建造物、庭園、風景に綿々と受け継がれ、やはり京都はパワフル!とあらためて実感した、楽しい旅になりました。22日、私の誕生日をと、大宮さんが連れて行ってくれた(初めて入ったお店ですが)、木屋町通りにある創作割烹・「月彩(かっさい)」さんで、食(材)に人に熱いパワフル京都人のご主人・三島さんと、北から南まで、魚、塩、酒の話ですっかり盛り上がり、鱧や若鮎など初夏の京都の味を堪能しました。締めにデザートは、バースデーバージョンに盛りつけて料理長・シゲさんのバースデーソング他、スタッフの皆さんで祝ってもらい、涙ものの感激・感謝一杯の美味しく嬉しい誕生日を迎えることが出来ました。
そして、BS特集で見た並河靖之七宝記念館では、明治の恐るべし!職人技と、何処までも七宝の色に美を探求し続けた並河靖之という人の魂に驚くばかりでした。また、その庭園は明治の名庭師として知られる「植治」七代目・小川治兵衛が、明治の大事業「琵琶湖疏水」を利用した「水の庭」。

初夏の京都は、何処までもきらきらと水、緑に輝き、知人宅で頂いたカキツバタ、テッセンを写した上品な味わいの和菓子もふくめ、美しい色の記憶を又ひとつ、プレゼントしてくれました。



中山達磨陶展DM

中山達磨陶展
2011.5.26(木)−6.7(火)
AM10:00−PM6:00(最終日はPM4:00)
キャラリー ノア 白三市番匠町235−5
TEL(076)276−4486

2010/05/19 晴



5月21日、金沢 海みらい図書館 開館です!


設計は、あの工藤和美さん(シーラカンスK&H代表取締役・東洋大学建築学科教授)。
時々、このHPにも登場してもらっている高校時代からのお友達です。


「21世紀美術館」の次はコレ!と
世界中のメディアも注目している超話題の建築作品です。

いざ、私達も見学に!

2010/05/02 曇 時々晴

キリコ 上り龍・下り龍−大宮静時作 
 早いもので、GWも4日目。
 奥能登は、4月から天気が安定せず、
 寒く、雨の日が多いです。
 今年の桜はかわいそうに随分遅く咲き、
 あっという間に散ってしまいました。

 大宮さんは、畑を始めました。
 又更に開墾して、昨日は里芋、生姜、
 今日はレタス、下仁田ネギ、枝豆などを植えました。

 キリコの上り龍・下り龍(←)も完成させ、納品済み。

 不安定な季節に振り回されることなく、
 その時々の変化をよみ、畑と仕事+αを
 相変わらず淡々とやっています。



new hakama-bag
スイートバイオレット+ムスカリいろいろ+タチツボスミレ

さて、私は、一気に開いた
 ムスカリ、スミレなどを愛で、

初夏にチョット遠出する為の
 my bagを作りました。

 

2010/04/13 晴(風吹く)
ヤマザクラとマンサク
なかなか暖かくならない春ですが、
昨年より1週間遅れで開花したヤマザクラが、
昨日満開になりました。
これは、金沢でのソメイヨシノの開花も満開日も同じでした。

他の木草花はまだまだ、鶯もまだ来ていません。
もう少し・・・。
今年は気長に待つことにしましょう。



ミスミソウ
2011.4.1


2010/04/01 快晴 風やや強い
2011.4.1撮影ブルーベリー畑

今日は、暖かく春らしい新年度の始まりです。

奥能登の桜はまだです。(本日撮影→)

雪割草(↑)、咲きました。




能登合鹿椀展3.15-21東京展designed by VOLTAGE graphic studio
能登合鹿椀展3.15-21東京展designed by VOLTAGE graphic studio


東北・関東地震で被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。

お陰様で展示会は、無事、終了しました。
震災直後の大変な時にわざわざご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。


会場風景UPしました


3/15(火)−21(月・祝)

能登 合鹿椀 大宮静時のうつわ展


同時開催
大江政子のhome made布バッグ


12:00〜20:00(初日は16:00から、最終日は17:00まで)

LAPNET SHIP
(ラップネットシップ)
東京都渋谷区神宮前1−9−11



2011/03/26 雪


LAPNET SHIP 能登 合鹿椀 大宮静時のうつわ展2011.3.15-21

予定どおり展示会を開催し終え、無事に能登へ戻りました。

荷物の発送手配を終えた直後の3月11日夕刻、甚大な被害を引き起こした大地震発生を知りました。
時間の経過と共に少しずつ見えてくる悪夢のような被災状況。
東京も大混乱が予想され、この展示会の開催自体をどうするか考えましたが、
会場のある原宿エリアは被害はない様子。計画停電案も上京日、14日未明に発表されましたが、
会場付近を含む都内の中心部では自主的節電はされていますが、停電は実際には行われておらず、
また、事前に、首都圏、周辺在住の方々を始め、アメリカや博多、金沢等のお客様や友人知人から
必ず見に行きますとの連絡をもらっていましたので、こちらサイドに何ら支障もない以上、
勿論、いつ、余震や原発の状況が変化するのか、この先どうなるのかわからないことだらけの中、
取り敢えず告知スケジュールどおりに、先ずは、幕を開けることにしました。


そして、震災直後の大変な時でしたが、わざわざ足を運んでくださったお客様達との
有り難い、うれしくたのしい出逢い、再会、ご縁を、また、いただくことができました。

初日、DMのデザインをお願いしたヴォルテージの内田雅之さんが、
地震でオフィスが大変なことになっていらしたにもかかわらず、
お出でくださり、合鹿椀にまつわる事やいろいろな話を
沢山、とっても楽しくさせていただきました。

2日目、開場直後、ずっとお会いしたいと願っていた母校・福岡県立修猷館高等学校の先輩・I様が
わざわざ超ご多忙の中、お出でくださって、初めて作品を見て頂いてお話しできました。
また、I様の会社のモデル住宅・駒沢の家と奥様が責任者をされているギャラリーにお招き頂き、
素敵な空間の中で、懐深いI様ご夫妻と楽しくゆったりとした一時を過ごさせていただきました。

合鹿椀の里、旧柳田村出身の在京の方々がお出でくださって、
心強い応援、ご協力をいただきました。

夕方、暗くなって「朝日新聞掲載記事を見て。」と若い男性がご来場くださいました。

3日目、やはり、「朝日新聞を見て。」という年輩の男性が、お見えになりました。

4日目、高校の同窓会大幹事・某大企業・ゼネラルマネージャーのM君が忙しい仕事の合間、ご来場。
丁度、I様の奥様もお見えになって、双方、お知り合いなので、皆での会話も一段と弾んでいる頃、
小川まあさん(私達は初めてお会いしました)が、いつの間にかいらして作品をずっと見て下さってました。
感想をご自身のブログ「うるしが、いいね。」(2011.3.19記事)で書いてくれています。


5日目、大宮の奈良市在住、都内在住の親戚の皆さんが、

ギャラリー関係者Nさんのご両親が、お母様が石川県ご出身とのことでお出でくださいました。

高校の同窓生の皆がわざわざギャラリー近くのお店での小規模同窓会を設定して
見に来てくれました。この時間帯、会場が大いに盛り上げっていたのは言う間でもありません。

閉場30分前、日本全国、海外を飛び回って仕事をしている有名女流建築家シーラカンス・工藤和美さんが
(この3月に石川県金沢市立・金沢うみみらい図書館−5月21日開館−が完成)
息子さんの卒業式の後、超々多忙の中、何とか時間をつくって来てくれました。
久しぶりの再会。大宮と3人、楽しく会話をしながら遅い夕食を一緒しました

最終日、開場と同時に、高校の同級生で昔よくいろんな話をしていた、
今は有名某財団のお偉いさんでアートと音楽に造詣の深いS君が来てくれました。
「やっと、大宮作品に逢えた。良い意味で期待を大きく裏切られたね。」と。
丁度、それから少しして、前々日に来てくれていた、やはり、大幹事のN君が、ご友人と再来場。
(またしても会場はプチ同窓会状態)
ご友人の方にも合鹿椀にとっても感動していただきました。

以前、珠洲焼館で2人展をしたときに、大宮作品をご購入下さった陶芸家の方が、
この皿に肴をのせて一杯!と一文字皿を。
そして、午後5時、作品を片付け始めた時に、5日目、「朝日新聞を見て」のご来場で合鹿椀を
お求め下さった年輩の方が、奥様に「わたしのは?」と言われたのでと、
多分、奥様にぴったりの朱で美しい造形の椀を。


会期中は各地の友人知人達が心配して電話やメールをくれました。



皆さん、本当にありがとうございました。
心より、深くお礼申し上げます。

大宮静時・大江政子

会場風景

2011/02/24 快晴


暖かい2月でしたが、特に今週はうららかな春のお天気です。
春風に乗って嬉しいお便りや美味しいものが届いています。
全国的にも好天のよう。こんな時はフラッと何処かへお出かけしたくなりますよね。
そこで、福岡市中央区にありながら緑豊かな住宅街で
今、開催中の大穂迢雲(ちょううん)さんの個展のご案内です。
大穂さんは、私の母校・修猷館高等学校の大先輩でもあり、
お若いときから独学で始められた絵と書はご自身の生き方同様、
自由で哲学的(否、哲学そのもの)。大宮や私だけでなく、沢山の人を魅了して止みません。
そして、大穂さんから「額を作って欲しい」と言われ、大宮作品として
朱と黒の漆を塗ったチェンソー額が誕生したのは、もう、十数年前のことです。

福岡の皆さん、是非、お出かけになってみては如何でしょう!

大穂迢雲「花椿」大穂迢雲書

















大穂迢雲ミニスケッチ展
2月26日(土)まで
風景・花椿・龍 50点
Cafe & Gallery 吾木香(われもこう)
吾木香だより(大穂迢雲ミニスケッチ展)
福岡市中央区笹丘2−7−14
090−4586−7404
 

2011/02/10 小雪


2月4日、暦の上での立春以降、暖かく晴れの日が続き、大宮さんの身長くらい積もっていた雪も1mチョットになりました。あかるくやわらかい春らしい日差しで樹木や軒先のつららから、ぽたぽた落ちるしずくがきらきら光り、除雪された道路の側溝へ雪解け水の流れる音、「あ〜、春が来た〜。」と喜んでいたのですが、やはり、来ました、冷たい寒波。今日は、早春の雪解け同様、気持ちも少しゆるんだ私に「渇!」を入れてくれているような空模様です。

さて、2月も10日、この寒さももう少しの辛抱です。後1ヶ月もすれば、南から桜便りも聞かれ、本当の春を綴りお届けしていることでしょう・・・が、先ずは一足早く、春個展のお知らせです。↑

春爛漫の3月15日(火)から、ラップネットシップ(渋谷区神宮前)にて、大宮・大江の個展、同時開催です。

今回、DMデザインを、ご活躍中の内田雅之さん(VOLTAGE graphic studio)にお願いしました。とっても素敵に仕上がって嬉しくて、後1ヶ月、東京ど真ん中、表参道での個展で、私自身、美しいサクラを咲かせて皆さんに見ていただきたいと、ひたすら制作に励む旧正月、2月です。



2011/01/28 曇時々晴
(3週間ぶりくらいに雪が止んでいます)



今日は、 ニューヨークでも80数年振りの記録的な大雪について放送していましたが、
ニュースでは連日、北日本、特に日本海側の大雪ついて報道しているらしく
(と言うのもBSしか受信できない我が家では石川県内のローカルニュースどころか、
国内の普通のニュースも、あまり見ることもできません)
あちらこちらに住む友人、知人、親戚から心配の連絡をもらっています。

↑これが今の我が家近辺の風景です。
能登はこの3週間以上、雪が降り続いています。
はっきり言って、物凄い大雪だった去年を遙かに凌いでいます。
家の中からは外の景色は全く見えません。
(去年はリビングから宝立山が、真白な雪の大地続きのように見えました)
でも、私たち2人、元気に生きています!
タイミング良く日中、除雪車が来てくれた日には、即、食料品の買い出しに行きます。
郵便物も宅急便も今のところ無事に届いています。

大寒の日には宇出津までお塩汲みに行き、薪ストーブに掛け塩づくり
また、大宮さんは夏にMさんから頂いた大浜大豆で味噌づくり
大浜大豆で味噌づくり
毎年変わらぬ我が家の、冬の光景です。

取り急ぎ、近況報告まで。


2011/01/20 雪

連日、雪です。
お友達の個展のお知らせをひとつ。
中村治「夏の由布岳」  中村 治 個展
  −私の由布岳−
  2011.1.28(金)〜30(日)
  10:00〜19:00 
  九州英数学館セミナーハウス
  (中村治四郎記念館)
  福岡市中央区大濠2−13−1
  (092)726−4141
  由布岳だけを見つめ、描く治さんの「私の由布岳」
  治さんの描く骨太な作品、大宮も私も大好きです。
  今回も見に行けないのが残念!!。
←「夏の由布岳」(パステル)


2011/01/16 大雪

ウルトラ級の寒気団が居座っているとかで、能登半島もこの冬一番の寒さと大雪(一晩で50cmの積雪です)。
今年も白銀の年明けです。2011年1月1日は、1が、4つも並び、それだけでとってもめでたい、新しい何かが始まる感じがしますね。こんな時代だからこそ、そんな感覚的にもウキウキ、ワクワクする方向へ持っていくことが大切な気がします・・・。2日は博多で人気の小じゃれたアーバンリゾートホテル、WITH THE STYLE FUKUOKAにて、新年会も兼ねたワインとイタリア料理で祝う高校時代の同窓会に、二次、三次会まで参加し、大いに美味しいワインと食事、そして、旧友たちとの会話を楽しみました。初詣、ショッピング・・・にも出かけ、それなりに都会の正月を満喫し、さあ、大宮さんの待つ能登へ戻ろうと思っていた矢先、新型インフルエンザもしっかり体験する羽目になりましたが、幸い早い時期にタミフルを服用しましたので大事に至らず、これで新型インフルエンザに対する免疫力も手に入れ、パワーアップして元気に能登の大自然のもとに戻ってくることができました。
既に悲喜交々、新しい何かが始まり、体験している2011年のスタートです。





2011年 正月

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。

大宮静時・大江政子



2010/12/13 曇のち小雨


今年は暖かい師走です。
先週はやや寒い日もありましたが、例年に比べると、とても北陸の冬とは思えないくらいです。
ただ、残念なことに雨の日が多くて新年に向けて片付けや掃除、準備をするには(本日、12月13日は、旧暦の正月事始めと言うことで新暦でもそうなったそうです)ちょっと困りものですが、まあ、水不足になるよりは良いかと、できることから少しずつやることにしました。



先月下旬、石川県立輪島市漆芸美術館館長、漆器考古学者(歴史学博士)の
四柳嘉章先生(漆器文化財科学研究所所長、美麻奈比古神社宮司)が、
我が家をお尋ね下さいました。

四柳先生は、
日本列島各地の遺跡から出土した考古資料に化学的解析の光をあてその謎に迫り、
縄文時代から現代まで、「日本人の基礎文化と漆の関わり」
民俗学の手法や絵巻物・文献資料も活用し、様々な角度から取り上げ、
漆と日本人の精神的・社会的活動の歴史(文化史)
として体系的に綴った「漆の文化史(2009年岩波新書)」や
漆T・U(2006年法政大学出版)」などの著書他、
論文を多数発表。全国の博物館、美術館などで講演もされています。

また、合鹿椀の研究調査にもお父様の代から関わられ、
初めて古い合鹿椀を化学分析を行って、
その結果を「図録・合鹿椀−柳田村発刊」に著されています。


先生の著書の一節にもある
「漆器を科学する」と言う、
今までになかった
漆器研究に考古学と科学的分析、絵画史料などを組み合わせ、
自ら「漆器考古学」と名付け、
従来の漆工芸史では描けなかった漆の世界に
新しい道を切り開いたパイオニアでいらっしゃいます。


このように書くと、とっても難しいお話のように聞こえてしまうかもしれませんが、


縄文時代には既に今の技法のほとんど、もしくは、現代以上の技法を持って作られた
それは美しい造形の漆器があった、
縄文時代は朱の文化、それが弥生時代には黒の漆文化に変わったことから考察されるのは・・・、
「何故、合鹿椀の高台が高いのか」という謎に対する本当の答えや中世の漆器についてなど。
また、「この世界は日進月歩です」と先生は楽しげに言われます。
毎日のように遺跡や資料が発見され、それを調査、解明する科学技術も進んでいる。
先生の漆に関するお話は、明解でとてもわかりやすく、楽しく、
特に漆文化に見られる縄文人の高い精神性と技術については、
驚きと尊敬の念を深くせずにいられませんでした。
四柳先生から大宮が頂戴した著書「漆の文化史」
(輪島塗と合鹿椀の関係も詳細に触れられています)も、
専門書であるのに、素人の私にとっても非常に興味深く、
先生にお伺いしたことを思い出し、楽しみながらゆっくり拝読しています。


それは、考古学者、科学者、そして、宮司、また、あの辻口博啓氏に「心の遺伝子」となる
言葉をかけた高校時代の恩師でもあられる
クールで熱く、紳士で少年のようなお心をもたれた
とっても素敵な四柳先生が語りかけてくださるからだと思います。


それから、不思議な縁と言っていいのかどうかはわかりませんですが、
四柳先生とお会いする4ヶ月程前、
7月19日、先生と辻口パティシエトの関係をテレビで初めて知り、

3ヶ月前、8月20日、たまたま寄った七尾市のス−パーで
辻口夢プロジェクト、長谷川等伯没後400年・辻口基金として
夢の絵を募集し、アートを目指す子供達に本物に触れる機会をとの主旨から
大賞受賞者と家族をルーブル美術館に招待すると言うもので、全国からの応募の中、
入賞、入選した絵の展示が始まっていて、
その開会挨拶の為に来場した辻口氏と一緒に写真を撮らせてもらい、少しお話しを。
(物腰軟らかに、親切に接してくれました。流石ですね。)

2ヶ月前、
能登町の広報誌にて「合鹿椀」(合鹿椀そのものについて、大宮静時についても
念密な下調べと取材のもと、きちんと書かれていますので、是非、ご一読を)の特集のため、
大宮さんは、広報誌担当の道下さんと共に四柳先生を訪ねました。

そして、11月19日、先生がご訪問下さって私は
初めてお会いすることができました。

勿論、NHK出演秘話(先生はテレビにお出になることはずーっとお断りになていたそうですが、
辻口さんから電話が掛かってきたときには、すでにご自宅の玄関の前に
TVクルーと待っていた)などもお聞きしました。


素晴らしい出逢いをさせて頂いたことに、心から感謝するしかありません。



それから、大宮さんは今、縄文朱にはまっています。

2010/11/26 雨のち曇

晩秋の大宮ブルべーリー園


一ヶ月以上あけての更新になりました。

お陰様で、福岡展も無事終了致しました。
ご来場頂きました皆様に、心より御礼申し上げます。

150万人都市・福岡市の中心街天神で数年振りの開催でしたので、
例年以上に、より多くの方々との新たなご縁ができました。

今回もまた、一段と
過去と今、そして、未来へと世界を広げてくれる合鹿椀展でした。


2010.11福岡展会場風景



そして、能登の我が家は冬支度。
春から少しずつ集め、割って
積んで乾かしていた薪を薪小屋へ運び入れます。

暖炉の暖かい火に見守られながら、
大宮は、年内納品のキリコ制作と来年の個展に向けて作品作り、
私も、同じく来年3月の東京展に向けてバッグ制作の
日々になります。


「合鹿椀展」開催のお知らせ


2010.11/7(日)/8(月)/9(火)
10:00〜18:30(9日17:00まで)

「能登 合鹿椀 大宮静時のうつわ展」
同時開催
「オオエマサコのhomemade布バッグ展」

エルガーラホール7F・ギャラリー1
福岡市中央区天神1−4−2(大丸・福岡天神店東館隣)
 TEL(092)711−5017



2010.11.7−9能登合鹿椀大宮静時のうつわ展ポスター

2010/10/19 曇


秋晴れのすがすがしい日が続いています。
ヤマボウシやサクラなどから紅葉も少しずつ始まりました。
ハツタケ、オウギタケ、お馴染みのシバタケも食べました。

秋は、いろいろなモノが美味しくなります。魚は脂が乗り初め、奥能登・珠洲の地場品種、幻の大浜大豆(かつて、珠洲地方で作られていました。数年前から有志の方々での生産が始まり、今はその豆腐などが珠洲の道の駅でも売られるようになりました。しかし、まだまだ、そう、多くは市場に出回っていません)も今が収穫のピーク、先日初めて枝付きのまま頂き、大豆のうま味と風味、ほのかな甘みが口いっぱいに広がり、感激!しました。

現在開催中のCOP10 あいち・なごや 生物多様性交流フェアに大宮静時の復元・合鹿椀が参加しています。

我が家周りでは、野菊の仲間達が美しいです。
ゴマナ ヤクシソウ ヨメナ

2010/09/26 快晴



先週明けからめっきり涼しくなり(と言うより寒い)、
能登はすっかり秋になりました。
黄金色の田んぼは稲刈りも進み、
「新米、今年は何袋いる?」の電話が、
紺ちゃんや知人からも掛かってきました。


あいにく、中秋の名月にあたる9月22日は
曇りの為、満月を見ることは出来ませんでしたが、
その前々日、十三夜の月は実に美しかったです。

さて、あのソーキチさん企画のコンサートのお知らせです。

「シタールと島歌」
シタール・伊藤公朗 奄美島歌・牧岡奈美 ギタ−・伊藤快


2010.10.3(日) 17:00 開演
珠洲ビーチホテル8Fピコ
問い合わせ 0768−82−6703 高しま


2010/09/20 朝のうち雨、のち晴

美と技 粧順人形と大宮静時の能登・復元合鹿椀展会場風景1美と技 粧順人形と大宮静時の能登・復元合鹿椀展会場風景2津幡の竹のはしさんでの「美と技 粧順人形と大宮静時の能登・復元合鹿椀展」が始まりました。

少女特有の無垢な孤立感と危うげな世界に浸る内面を秘めていそうな粧順さんの人形と大宮の合鹿椀や器達、そして、竹のはしさんの古い合鹿椀−「図録・合鹿椀」平成5年柳田村発刊にも載っている○紋三つ揃い椀と第6期の椀、計4点)も展示してあり、他の会場ではあり得ない、今と昔の作り手による古いモノ、新しいモノが、目には見えない音にも聞こえない世界で、ひそひそと語り合ったり、クスッと笑っているような気すらします。

26日(日)までの開催です。
是非、沢山の皆様のご来場をお待ちしています。





2010/09/06 晴のち曇

9月の入道雲暑い9月の始まりとなりました。

今週は東京行きです。

来週末からは、津幡の「竹のはし」さんにて、金沢に拠点を置き、国内外で活躍中の球体関節人形作家・粧順さんと大宮の2人展、
美と技 粧順人形と大宮静時の能登・復元合鹿椀展」です。
2010年9月18日(土)−26日(日)10:00〜17:00
古美術・古民芸 竹のはし TEL(076)288−0085
石川県河北郡津幡町レ58−4



2010/08/25 晴

ツユクサ八月も終盤ですが、未だ残暑どころか、「酷暑お見舞い申し上げます。」と挨拶してもちっともヘンではない状態が能登でも続いています。

あまりの暑さと湿度、そして、月が美しかった翌朝は必ず霧が出ていることに、この頃気付き(この2、3年、この時期は福岡でした)、それで、何故、能登ではツユクサが6、7月ではなく、真夏に咲くのかと言うこちらに来てから14年来の疑問も解けました・・・。露草の青さが、草木の緑とハレーションを起こす程に目にまぶしく、午後には枯れてしまうはかなさは、夏の終わりにはぴったりです。

さて、本日、HAB(北陸朝日放送)夕方のニュース「スーパーJチャンネル」第2部(17:35〜)情熱半島 Noto 「産地よ蘇れ」合鹿椀復元にかける思い として大宮静時が出演します。取り急ぎ、お知らせまで。



2010/08/16 曇時々雨

謡曲用扇子袋例年よりやや早めに梅雨明けした7月半ばから、先日の台風4号まで、能登半島先端、山の中の我が家でも35度近くの猛暑に見舞われ、雨もほとんど降りませんでした。
このまま行くと、自前の浅い井戸水生活にまたもや水不足の危機が訪れるのではと、内心、ハラハラしていましたが、台風通過後、早くも季節が変わってしまったかの如く、この1週間はずーうっと雨です。それも時折、かなりの豪雨になったりします。お陰で渇水の心配は無くなりましたが、今度は、安心して行えるようになった洗濯物がなかなか乾かないことと、梅雨でもないのに家中がジメジメして悩まされています。
それで、朝から晩まで扇風機を回して風を行き渡らせ、気付けば、家の隅々まで掃除をして明け暮れていました。
異常な酷暑に、ヒグラシは、夕方ですら鳴くことが出来ずに、なんとか涼しくなった夜が明けきらない午前4時前に、8月3日に初鳴きを聞いたツクツクボウシは、かろうじてまだ涼しい早朝5時半には、一斉に鳴き始めていましたが、やや気温の下がった今週、ヒグラシの方は夕暮れに鳴いています。

←某テレビ局・元ディレクターでいらしたMさんから、5月末、「しいのき迎賓館」に来てくださった折に依頼されていた謡曲用の扇子袋を完成させ、本日、ようやくお送りしました・・・。



2010/08/04 晴

向田の火祭り

向田(こうだ)の火祭り

7月31日(土)、
日本三大火祭りのひとつ、
能登島・向田(こうだ)町の火祭りを
見に行きました。
男衆が、合図と共に一斉に手松明を投げ込むと
火は、あっと言う間に、高さ30メートルの柱松明を
ゴォーと物凄い火音を立てて駆け登り、
七尾湾を背に真夏の夜空を赤々と照らします。
能登島向田町に鎮座する伊夜比盗_社の夏祭りで
大松明の倒れた方向によって、豊漁・豊作を占うのだとか。

そして、この火は、三十数年前の同じ日、私が大好きな作家、向田邦子が、
父方のルーツでもあるこの地を尋ね、様々な思いを胸に見つめた
熱く、巨大な火柱でもありました。


2010/07/27 晴

博士から届いた手紙

from Dr. Prof. Bphoto byU. Blumしいのき迎賓館での開館記念展では、本当に様々な方との出逢いがありました。その一つ、最終日の前日、長身でスレンダーなそれは々美しい奥様を連れた外国人紳士から、「英語かフランス語、話せますか?」と問われ、「英語なら少し。」と大宮に代わりお答えしたところ、「旅行中のカメラマンなのですが、この展示会、作品にとても惹かれ、感動しています。是非、写真を撮らせてもらいたいのですが、明日、カメラ一式を持参の上、撮影しても良いですか?」との事でした。大宮は、快諾。
そして、翌日の午前中、物凄く大きなリュックに、大切な記念写真の撮影時でも今はほとんど目にしなくなった蛇腹式で暗幕を掛けて撮影する、ファインダーからは被写体が逆さまに見える懐かしいタイプの大型カメラを入れて奥様と再来場。しばらくの間、他のお客様の入場は中断して静かに撮影が始まりました。撮影中、決定した構図を確認させてもらい、又しても生まれて初めて、ファインダーから逆さまに写る被写体を見る体験をしました。20分くらいで撮影は終了。その後は、前日以上に作品のひとつ々を奥様と丁寧に見て行きながら、どうしても気になる何故か赤ではなく、緑シールが貼られた「トルソー星船」について、「このグリーン・シールは、まだ予約のみと言う印ですか、もし、予約のみで未入金の印なら、何とか、今、私が購入することは出来ないですか?」と尋ねられました。実は、会場の作品は全て予約申し込み販売となっていましたが、たまたま、知人から購入申し込みがあった際に「売約済み」の赤シールが見あたらず、この作品だけ裏に緑シールが貼ってあったのです。勿論、そこまで作品に惚れ込んで頂いて作家冥利に尽きますし、フランスにお嫁に行くことは素敵なことです。が、しかし、これは早い者勝ち。こちらの判断で後のお客様にお売りすることは出来ません。それで丁重にお断りすると、また、ゆっくり時間を掛けて、「新作・合鹿塗のトレー」をお求め下さいました。そして、お支払いは・・・、カードはご利用頂けません、この日は会期最終日で、しかも日曜日。さらには、私たちはその日の内に能登の我が家へ戻る予定です。それで、「ユーロで支払っても良いですか?」との申し出を受け、即、了承。頂きました。お代はユーロで!
そして、「また、石川に訪れたときには、是非、あなたの工房を尋ねたい、その時できればトルソー星船のような作品を作っておいて欲しい。自分と妻はこの展示会であなたと作品、そして、まるで聖堂を感じさせる会場の醸し出す素晴らしい風景に出逢えて本当に心を動かされた。写真は後3週間後に必ず送ります。また、会える日を楽しみにています。」と大宮と私に、奥様とそれぞれ握手をして、会場を後にされました。


あれから、1ヶ月と少し経った今月上旬。送ってきました。美しい写真と丁寧に大宮と私に宛てた嬉しいお言葉を綴ったお手紙がドイツから・・・、Prof.Dr.○○とレターヘッドにしっかり印刷された便箋で。
英語フランス語出来ますかと聞かれ、私はてっきりフランスの方だと思っていましたが、よく考えてみるとドイツ語の出来る日本人は、まして地方都市にはそうはいません。それで、そう聞かれたのでしょう。それに学者なのですが・・・なんていきなり言って、あんな大きなカメラ持参で撮影を申し込んだら説明が大変で怪しまれます。
最良の自己申告でした。チョット、はしたない行為だとは思いましたが、ネットでProf.Dr.○○氏を検索させて頂いたところ、国際的に活躍なさっているドイツ人経済工学者でいらっしゃいました・・・。





 photo ©U. Blum


ホタルブクロ大宮静時個展のお知らせ

2010.7.15(木)−20(火)

復元合鹿椀・大宮静時作品展

ギャラリー村岡

北海道函館市元町2−7 Tel / Fax 0138-27-2961
JiroJiro Junction - 村岡武司の店番日記




お友達の展示会のお知らせ

「涼風誘う雑器(骨董)展」
7月16日(金)〜25日(日) 午前10時〜午後6時

古美術・古民芸 竹のはし 石川県河北郡津幡町竹橋レ58の4 076−288−0085


能登・増穂浦 榎本友康・玲子2人展−パステル、版画、陶器、草木染め 
7月17日(土)〜8月15日(日)
 午前10時〜午後7時
ギャラリー葦 石川県七尾市生駒町16−4  0767−52−8000


2010/07/12 曇

ヤマアジサイ1ヶ月のご無沙汰でした。
博多へ帰省していました。
丁度、博多祇園山笠のシーズン。その発生由来通り(詳しくは公式HPを)、シトシト・ジメジメ、それだけで鬱の気をもたらしそうな梅雨を吹き飛ばさんばかりの男達の気迫と熱気が、街中に溢れていました。
山笠があるけん、博多たい!」古いCMではありませんが、博多の街が、一番、博多らしい時期です。チョット前までは、思春期に耳にしたチューリップ初期の切ない山笠ソングを思い出し、何となく感傷めいた気持ちになっていましたが、そんな時代を遠くに過ぎた今、この熱気がまるで血液のように体内を巡り、「よし、ガツンとたくましく生きるぞ〜!」と物凄い勇気がわいてきます。やはり、我がふるさとの祭りが一番なのでしょう。(そう、奥能登でもあのキリコ祭り(公式HP)がここ能登町宇出津のあばれ祭り(7月2−3日)を皮切りに、各地で始まりました。)

いつでも、何処にいてもこの年で初めての体験は沢山あるもので、博多滞在中は博多座で生まれて初めて生(ナマ)歌舞伎を終日鑑賞し、伝統芸能の奥深さに魅了され、これから歌舞伎鑑賞の世界に足を踏み入れようかと思ったり、能登へ帰る北上途中、立ち寄った祇園祭の本家本元・京都では、永い伝統ある品々を時代々に対応し改良発展させて新しいものを産み出す京都人のしたたかさを、あらためて垣間見たように思いました。
そんなわけで、今回は自然よりも人に沢山教えてもらった帰省でした。


2010/06/10 晴

初夏の能登の山では・・・。
エゴフタギサルナシの花
昨日、ササユリが咲きました。
ヤマボウシは既に満開(?)です。

←エゴの花の良い香りがします。
フタギも負けじと小さいけど沢山の花を咲かせ、甘い香りを漂わせています。
サルナシの花も風に揺れています。



復元合鹿椀展2010.5しいのき迎賓館展示において
OMIYA , SEIJI EXHIBITION IN SHINOKI-GEIHINKAN 16-30thMay2010


お陰様で、しいのき迎賓館開館記念展には
県内外からの5,500名の皆様にご来場頂きました。

会場風景写真




しいのき迎賓館開館記念展「能登と加賀の技展」合鹿椀の復元ー大宮静時作品展DM

5月16日(日)-30日(日)
しいのき迎賓館開館記念「能登と加賀の技展」
能登 合鹿椀 復元 −大宮静時作品展
10:00〜18:00 ギャラリーB
会期中、大宮の在廊日は、
5月16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)
の終日です

同時開催 九谷塾 昆虫プロジェクト
於 ギャラリーA
しいのき迎賓館HPはこちらを

2010/05/19 雨

1週間ぶりの恵みの雨です。新緑がますます美しくなりました。
会場にお出でいただけない皆さんにもご覧頂きたく、しいのき迎賓館会場風景をUPしました。


2010/05/17 快晴
市の器迎賓館「能登と加賀の技展」会場風景

しいのき迎賓館
 昨日より、「能登と加賀の技展
 合鹿椀の復元」展がスタートしました。
 途切れることなく全国各地からの
 お客様が、数百名、ご来場で
 大盛況の幕開けとなりました。
  
 今週、来週の土、日曜日も
 大宮と共に会場にいる予定です。
 また、沢山の方々と合鹿椀、
 大宮作品との出逢いを願っております。


    中山昌果作陶展 ギャラリーシュタイネDMお友達の展示会のお知らせ榎本友康作品展DM


榎本友康作品展 
2010.6.2(水)〜7(月)

午前11時〜午後7時
 原宿積雲画廊
パステル、版画、陶器の展示

中山昌果作陶展 
虫偏の生き物たち
5.14(金)〜31(日)

 10:00〜18:00
安曇野 ギャラリーシュタイネ




2010/05/15 晴

いよいよ明日、16日(日)午前10時より、しいのき迎賓館での個展がスタートです。明日は、大宮は終日、在廊しています。(とりあえず、私もおります)沢山の皆様のご来場、楽しみにしています。

2010/05/10 晴のち曇

全国的に晴天続きのゴールデンイーク、皆さんいかがお過ごしでしたか?
我が家では(と言うか、大宮さんは)、
勿論、16日(日)から始まるしいのき迎賓館・個展の最終準備はしつつ、

長尾地区ロクロ谷
北河内地区ロクロ谷5月9日午後、
かつて木地師の里と呼ばれた旧柳田村内に、今も、6カ所点在するロクロ谷巡りをしてきました。
←長尾地区  北河内地区→
(北河内地区のロクロ谷すぐ近く向かい側に、以前ご紹介した樹齢400年と言われる天狗平の御所桜があります。又、ここでは合鹿椀以上に謎の、合鹿椀に似た天狗椀が作られていたそうです。)


廃材利用高床式薪置き場
5月6日−8日

部材全てを廃材利用高床式薪置き場を完成させました。
新品の材料で作るより、手間と時間ははるかに掛かりますが、いろいろな材料をかき集め、工夫してまるでパズルのように作り上げていくので、森に秘密基地が出来るみたいで、見ているだけの私も童心に帰り、その完成していく過程がとてもおもしろくてワクワクでした。



廃校になった黒川小学校のしだれ桜「竹のはし」さん七尾店5月2日
廃校になった黒川小学校の
しだれ桜を車中から眺めながら、
花嫁のれん展」開催中の七尾市一本杉通りへ。
幾つかのお店や「竹のはし・七尾店」さん
などを見て歩き。暑いくらいの好天に恵まれ、
初夏の能登半島入り口、口能登・七尾市まで
海沿いのドライブを楽しみました。


4月29日、30日
ブルベリー畑に、新たに3品種35本の苗を植えました。
これで、100本を越えました。

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2010/04/28 雨のち曇のち晴

アスパラ
ゴールデンウィーク直前にして、やっと、それらしい空気になってきました。
我が家では2年目にして、やっと、アスパラが、3本程食べ頃になりました。

大宮さんは、しいのき迎賓館での個展の作品づくりも完了し、やっと、、ジャガイモを植え、薩摩芋(安納芋)の苗をネットで注文していました。

20日に開花した山桜は満開を過ぎ、はなびらは、少しずつ、柔らかい春風に舞い始めました。

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珠洲・木の浦より  26Apr.2010

2010/04/20 暖かい曇 時々小雨

本日、開花宣言を3つ程。
先ずは、リビングの大窓から見える中手咲の大きなヤマザクラが、
次にニオイコブシが、
そしてイカリソウが。

初物宣言を2つ程。
タラノメを、
コシアブラを、
天ぷらにして頂きました。



津幡の竹橋(たけのはし)−倶利伽羅神社近く−と、七尾の一本杉通り
登録有形文化財 ・旧上野啓文堂で土、日のみ営業)で
古美術・古民芸品のお店をされている「竹のはし」さんが津幡の本店
骨董市を本日、16日から22日まで開催されています。

「竹のはし」の大田久志さん・祐美子さんご夫妻とは今年1月に初めて知り合いました。1月19日の北國新聞に大宮の(合鹿椀復元について)記事が、そして、その隣のページ、まさに隣合わせの位置に「七尾市一本杉通り沿い住民、大田さんら有志グループが、明治時代に2度の大火に見舞われた七尾の街並について、古い写真をもとに住民に聞き取り調査や古い写真の収集を行い、明治大火前の様子とその変容をたどる調査を始めた」と言う記事が掲載されていたのです。
新聞を取っていない我が家では、大宮の記事がこの日に掲載されたことも、大田さんの記事も知りませんでした。
翌日、1月20日の午前11時頃、積雪1m以上の我が家前に見慣れぬ車が止まり、やはり見知らぬ中年のご夫妻が車を降り、ニコニコしてやって来られました。
お話を伺うと、その隣同士の記事のおかげで大宮の存在を知り、大骨董市のイベントで東京から戻って来たばかりにもかかわらず、会いに来てくださったのでした。そして、大宮が以前から作っている合鹿椀の方を気に入って、ご購入下さいました。
丁度一回り違う私が言うのは大変失礼な事ですが、本当に良い意味で骨董商らしからぬ、しかし、静かに眼力鋭い久志さん(グラッフィックデザイナーをなさっていたことを昨日、知りました。それで納得!)と、細やかな気配りでてきぱき、気取らず、親切で優しい祐美子さん。初めてお会いしたのに、昔から知っていたような・・・、様々な経験や正直で突き抜けた考えをお持ちの大田さんご夫妻に、ごく自然に心が全開し、気付けば3時間近くもお話し、今度お会いするときは、大田さんのご自宅でお酒を酌み交わすことを約束して、雪道を帰って行かれました。

今思っても、あれは、奥能登の雪深い山小屋であった昔話の一話のようで、とっても暖かな体験でした。久志さんはお父さん、祐美子さんはお姉さんのような感覚・・・。と、勝手に私は思っています。

2010/04/16
 
昨日、展示会の打ち合わせの為、しいのき迎賓館に行った帰りに、大田さんご夫妻をお訪ねしました。
今日から始まる骨董市の準備でお忙しいところ申し訳ないなあと思いつつ、大田さん所有の合鹿椀としては珍しい3つ揃、小振りの組椀を見せていただこうと図々しくも伺ってしまいました。忙しい中、大田さんご夫妻は、とっても気さくに親切に迎え、おもてなし下さって、ついつい、しっかり2時間近く準備の邪魔をしてしまいましたが、「今度来るときこそ泊まってお酒を飲みましょうね。」と大方の予定日を祐美子さんが決めてくれました。
次回お会いするのがとっても楽しみです。

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ミネザクラミドリザクラ(?)
サクラサク


April2010


サクラサイタ



2010/04/10 お知らせ


本日、金沢市広坂の旧石川県庁跡に「しいのき迎賓館」がオープンします。

石川県の多様な文化活動の新たな賑わい拠点として、
旧石川県庁(大正13年(1924)建設)をリニューアルし、

館内には、会議室やイベントホール、ガーデンスペース、
ギャラリースペース(4.10-5.13 「石川とルイ・ヴィトン ものづくりへのこだわり」展開催中)他、
あの三つ星レストラン、仏料理の名店「ポール・ボキューズ」が
レストランとカフェを出店します。
(内装は大地真生さんの旦那様、建築デザイナー・森田恭通氏が手がけたそうです。)

そして、そのギャラリースペースにて

5月16日(日)から30日(日)まで
しいのき迎賓館開館記念「能登と加賀の技展」
能登 合鹿椀 復元 −大宮静時作品展

が開催されることになりました。
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2010/04/08 晴
肌寒くはありますが、花祭りの今日、4月1日にやっと開花した一番早咲きのヤマザクラがめでたく満開になりました。金沢でもソメイヨシノが満開だそうです。

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2010/03/31 晴
日本ミツバチ巣箱3月も今日で終わり。
寒い、寒い三月で、昨日まで3日連続でうっすら雪景色の朝でした。
今年は鶯の声もほとんど聞いていません。
ヤマザクラも今だ開花宣言出来ずにいます。
それもそのはずで3月に入って10度を超えた日は僅か3日。それどころか下旬まで最低気温0度前後の日が続いていました。
これでは仕方ありません・・・。

しかし、大宮さんは20数年来の夢のひとつを実現するべく、またその一歩を踏み出しました。遂に日本ミツバチのハチミツを集める為、巣箱を設置したのです。それも、やはり、省エネ技法で・・・。我が家のリビングから見える山の斜面に、丁度二股になったヤマザクラがあり、その手前の方はほとんど花も咲かず、枯れかけていたので切って、巣箱の台にしたのです。→

常々、日本ミツバチの飼い方を本やネットで調べながらも今ひとつ掴みきれないところがあって実行できずにいたのですが、ナント、ここ柳田で数年前から日本ミツバチを飼っていらっしゃる方が居たのです。昨年の合鹿椀展でお世話になった福正寺の若御住職が趣味で始められ、昨年から奥能登みつばちフォーラムを発足されていました。
それで、1週間程前に若御住職から「そろそろ、分蜂が始まり、巣箱を仕掛ける時期ですので・・・」とお電話頂き、即、入会。巣箱を購入し、様々なノウハウをとっても丁寧に教えて頂き、めでたく、久しぶりに晴れた昨日3月30日、巣箱を設置することができました。
後は、日本ミツバチ御一行様のお越しをお待ちするのみです。
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猿山(輪島市門前町)雪割草 2010.3.21

2010/03/20 薄曇り(物凄く暖かい) 
猿山から見た日本海雪割草(オオミスミソウ)の群生地として有名な門前町の猿山に行って来ました。
地震前の7、8年前に訪れた時より、今回は丁度見頃で、白や薄紅、紫の楚々とした花が、フェーン現象を引き起こした強い南風にも耐え、あちらこちらにしっかりと咲き誇っていました。
3年前の能登沖大地震で最も被害を受けた門前町でしたが、地元の皆さんの忍耐強い地道な努力が実を結び、雪割草も毎年見頃になると言う、お彼岸の中日、20、21日に例年通り雪割草祭りを開催し、石川、近隣県だけでなく関東や関西からも沢山の観光客が訪れています。

雪割草の花言葉は「忍耐」だとか。
近年の山野草ブームや自然志向の影響で雪割草の盗掘や踏み荒らしの度重なる被害からだけではなく、地震からも雪割草を守り続けている地元住民の皆さんの姿に、この花言葉は重なり、只々頭が下がります。
雪割草の様子は輪島市ホームページから定点カメラでご覧になれます。
←猿山の岬から

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イワナシ


小学生の頃、冬休みが終わり、3学期の始業式などでよく、
校長先生や担任の先生のこのような挨拶のことばから始まりました。
「一月は行く、二月は逃げる、そして三月は去ると言います。
だから、君たちも心してこの三学期をしっかり頑張って・・・云々。」
あの頃はオヤジギャクの延長線のお言葉くらいにしか
受け止めていませんでしたが、最近では妙に実感があります。
そう、バンクーバーオリンピックも桃の節句も終わり、
卒業式シーズンになりました。

あんなにあった雪も昨日、大宮さんが
「やっと、家のまわりを1周できるようになったね!」
と言うくらいにとけました。

さあ、しっかり締めて、桜咲く新年度を迎えるべく頑張ります!!

2010年3月初め

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久しぶりに晴れました。
明け方は放射冷却でこの冬一番の冷え。
たぶん、外は氷点下だったと思います。

やはり、晴れると良いものです。
昨日、遂にバンクーバーオリンピックが始まり、
そして、今日はバレンタインデーで、
中国では旧暦の正月を祝う春節祭がはじまる日。

我が家ではおひな様を飾りました。
(雛人形は15年程前に私が、後ろの小さな欄間は随分前に大宮さんが作ったもの
雪洞に見立てた蜜蝋の和ろうそくは、画家の榎本さん作です)


2010/02/14 晴

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2010/02/11
又、雪が降り出しました。
明日も、雪だそうです。
大雪警報が出されました。
雪不足のバンクバーに分けてあげたいくらいです。

一昨日、久しぶりに国民宿舎柳田荘の温泉に行って来ました。
ここに引っ越して来るまでは週に1、2回は行っていたのに、家が完成して以降、「家風呂」で十分満足していた為、ほとんど行くことがなかったのです。
しかし、約4年ぶりに浸かって、その泉質の良さにほんとうに感動しました。
お湯に浸かるや否や、スベスベのツルツル(芒硝泉、アルカリ性低張性温泉です)。翌日までも体がホカホカです。
そう言えば誰かが言っていました。山中、山代、湯涌温泉と名湯揃いの石川県でも、3本指にはいるくらいの、知る人ぞ知る素晴らしいお湯なのだと・・・。確かに我が家を訪ねて来てくれる友人達もここに連れてくると、「すごく良いお湯!」と皆、口を揃えて言います。そして、2回、3回目の来訪時にも必ず入浴していくのです。

寒くて雪に閉ざされたこの時期の柳田村での楽しみのひとつが、柳田温泉だったことを思い出し、奥能登生活14年目にしてようやくご紹介できました。あしからず!



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2010/02/08 晴
昨晩、午後7時33分、地震がありました。
震源地は輪島市でマグニチュード4、能登町はマグニチュード2だったそうです。しかし、半端ではない、ドスン!!と物凄い轟音と共に上下に振動し、3年前の恐怖が蘇りました。
幸い被害の報告はないようで、その後、余震はありません。
まずは、無事のご報告まで。

節分から3日続けての大雪(降雪50cm/日、以上)で、車道は勿論、我が家の玄関までの道にも高さ1.5メートルの雪の壁が出来ました!

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大宮静時作 土シリーズ 椀


ラジオでは紅梅が咲いた、蝋梅の香りに
春を感じています・・・などなどの素敵なたよりが
あちらこちらから届き、読まれていますが、

山中に我が家はあるので、季節は極めてゆっくりゆっくり変化していきます。

水の流れがある場所では、なんとか雪が解け、
確か去年の暮れから顔を出していたフキノトウを
やっと採ることが出来ました。
一昨日、採取したものは蕗味噌にしました。
作っている時から、あの独特の苦みを含んだかおりが
家中に広がり、さらに熱々のご飯にのせて、
少し鈍りかけていた五感全てを使って
春を感じていました。

昨日、採った大きくてほっこりしたフキノトウは天ぷらにしました。
見た目は物凄く美味しそうで、
前日の幸せをもう一度!と期待を込め
口にした途端、あまりの苦さにめまいが・・・。

何故なのだろう。
採取場所が違うから?1日違いとはいえ、太陽に当たりすぎたから?
しかし
全部違うのが自然というもの。
こちらのイメージや思い通りにはいきません。
だからおもしろい!とひとり苦笑しています。

2010年2月

2010/02/04 大雪

立春の今日、「一足早く、合格通知が届きました!」

なんの?と皆さんお思いでしょう・・・。
先月、水質調査を依頼していた我が家の水道水
(大宮さんがダウジングで発見し?簡易井戸で取水している地下天然水)が
「分析結果において水道法水質基準値に適合しています」
というお墨付きを頂きました。

そもそも水のことを想定し、雑木の山の頂き付近、
人家どころか田んぼ、畑が周囲にない所を探して、
まさにぴったりの場所を中谷さんが貸してくださって建てた家ですし、
飲んでも美味しい、お風呂では温泉水と遜色ないくらいに
良い水だという本能的確信はありましたが、
縄文人・大宮さんは意外にも科学理論的思考の持ち主で、
また、あまり大きな声では言えませんが、私も取りあえず
大学では食品分析学の卒論で何とか卒業しておりまして
やはり、一度、きちんとした化学分析をしようと言うことになり
保健所に電話したり、ネットで調べた結果、
通常、保健所で行われる家庭の水道水に対する飲料水検査項目の10項目、
プラス金属等12項目、計22項目検査でなんと13,000円
(保健所では、地下水使用の食品加工製造業者が依頼する
26項目検査で30,000円前後です)
格安コースを見つけ、滋賀県にある日吉という水質検査専門会社の
オンライン検査WEBから依頼していたのです。

そして、本日、ようやく届いた検査結果には
雑菌混入なし、PH6.6 中性
自然界には微量ながら存在する鉄、アルミ、銅などの
金属もほとんど含まれず、
僅かに検出された幾つかの物質も全て
一般家庭に供給される水道水の基準値の
10〜100分の1以下でした。
ってことは、とっても優秀な天然水って事です。
しかも、水道水と違って消毒の為の塩素は無しですから、
お茶や紅茶が美味しく入ります。

大雪の立春の日に届いた、
まさにグッドニュース・春便りでした。

←大寒、1月22日撮影

立春の本日撮影→

木々は雪の下、
もっと深い地下では
根から水を吸い上げ、
まるで血液のように
循環させています。
だから、雪は
絶えず水が動いている
根本の周りから溶けていきます。

じっとしているようでも
生きることを止めなければ
どんなに冷たく沢山降り積もった雪も
やがて溶け、
行ったり来たりしながらも
少しずつ暖かくなる
春には芽吹き、
葉も茂り、花も咲くのですね。

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寒中お見舞い申し上げます

昨年は大変お世話になりました。
本年も宜しくお願い致します。



2010年1月   大宮静時・大江政子


2010/01/21 雨のち雪
フユイチゴ大寒の昨日は全国的に嘘のように暖かったようですが、奥能登でも10度を超え、1.5m以上降り積もっていた雪もずいぶんと圧縮され1m位になりました。
それでこの冬は、ずっと実行できずにいた塩づくりの為の海水を汲みに、隣町の宇出津の先で同じ能登町小木へ出かけました。これまでは宇出津や輪島の曽々木海岸等周りに人家や注ぐ川が無い美しい所で海水を直にポリタンクに汲んでいたのですが、ナンと小木には水深320mの所から海洋深層水を取水し、海洋深層水・原水他、濃縮水、塩分を抜いた飲料水、そして塩を販売している町営の能登海洋深層水施設があるのです。何事にも省エネの大宮さんが、通常の海水同様、塩分含有率3〜3.5%の深層水を5%まで濃縮してある濃縮水で効率よく塩を作ろうと考えたのはごく自然なことで、昨日は海岸沿いの潮風もまるで春風のような暖かさの中、ドライブ気分で20リットルのポリタンク4缶分の濃縮水(町民価格・100円/10L x 4缶=800円)を買い求め、早速、大鍋に移し、薪ストーブの上に載せました。これで、乾燥しがちな我が家の加湿器代わりにもなり、まさに一石二鳥、否、三鳥(薪ストーブで暖かく、塩が出来て、加湿もOK)です。

雪の下にはこんなに鮮やかで美味しいフユイチゴが元気に実を付けています

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2010/01/14 大雪
2010.1.14撮影昨日から今日の日中に掛けてここ能登地方にも大雪警報が発令されています。その通り、今朝は、車も何処にあるか判らないくらいのものすごい大雪で、我が家付近でも1日で60cmの降雪でした。今までの分と合わせると1m以上の雪に覆われています。玄関のドアも半身分しか開かない状態でしたので、大宮さんと二人、雪に埋もれた車の救出も兼ねて2時間程雪かきをしました。久しぶりにいい汗かきました・・・。
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2009/12/27 曇
雪の下ネギユキノシタネギ・ハクサイ

先週初めからの雨で、ずいぶんと雪は解けたのですが、我が家の畑にある下仁田ネギを収穫する時は、こんな感じです!
雪の下でますます甘さを増したネギ、白菜、そして、能登の荒海で上がったカワハギのシンプルな鍋にして美味しく頂きました。

先日の福岡展会場風景をUPしました。
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2009/12/20 雪




                    2009.12.20 早朝


この4日で積雪50cmを越えました。
今朝の風景です。↑
除雪車がこない限り(今日は2時頃来てくれましたが)、
我が家は完全に閉ざされています。


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                      2009.12.16


2009/12/16 雪

福岡展会場風景一昨日、戻って参りました。
大宮さんは、急ぎの仕事があり、私より一足先に戻っていましたが、私はいつものように博多での所用を済ませてからと言うことで・・・。

お陰様で福岡展も恙なく無事、終了致しました。
年末のお忙しい中、ご高覧頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
会場風景などは、また後日、UPしたいと思っています。

さて、さて、会期中、博多の街は暖かく好天に恵まれ、街路樹のイチョウも丁度、見頃。2年ぶりと言うこともあり、ご多忙の中、懐かしい方々がご来場下さいました。近況を始め、あれやこれやの話に花が咲き、会場内は、師走の慌ただしさは何処吹く風で、おだやかで楽しい時間が流れていました。初めて出逢ったり、お顔は知っていましたが初めてお話しできた方もあり、今回も又、思い出深い展示会となりました。

また、高校の同窓でハーピストの吉武真理さんが、CD付き絵本「ファニーローズの贈り物」出版記念のお祝も兼ねた同窓・忘年会に参加してきました。高校時代は全くお話ししたことのない真理さんでしたが、手折やかで美しくとっても素敵な方で、その音楽と絵本の世界に同窓生一同、心深く魅了され、忘年会なのに随分昔には、誰の心にもあった純粋な思いや正義感を思い起こさせてくれた会でもありました。
そして、こうした様々な良き出逢いをさせてもらっている自分は、つくづく幸せであると感じ入りつつ、こちらに戻って来ました。

今朝、雪景色となりました。
静寂の冬の始まり・・・。能登に来て、冬という季節が、とっても好きになりました。



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2009合鹿椀と大宮静時の世界展DM

合鹿椀と大宮静時の世界展

2009.12.4(金)−6(日)
10:00〜18:00

中村治四郎記念館・九州英数学館セミナーハウス
1Fギャラリースペース
福岡市中央区大濠2−13−1


2009/11/30 晴

大宮静時作辛明太子

もう博多に行って来たわけではありません。
大宮静時作 
石川県産生タラコをつけ込んだ
無添加・無着色
辛明太子
です!

お味も絶品!でした。

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2009/11/26 晴

中国大使館・黄さん、杜さんとっても珍しいお客様がありました。
柳田日中友好協会の会長さんらが、東京から中国大使館・政治部 一等書記官の黄さん、友好交流部の杜さんのお二人を我が家にお連れになりました。黄さん、杜さんはお二人とも北京大学、大学院と出られたスーパーエリート。日本語は私より遙かに堪能。話題もとっても豊富で、楽しい1時間でした。黄さんはまだまだお若いのに、「引退したら、かつて中国の文人がそうであったように、蘇州出身でもあるせいか自分も、このような自然の中に山荘を建て静かに書や絵画など芸術をたしなみ浸る隠遁?生活を送るのが夢です。」とおしゃっていたのが、印象的でした。大宮の子供の時からの夢が、山の中に小屋を建てて静かに暮らしたいと言うものでしたから(今、実行しているのですが)、性別、年齢だけでなく国を越えて同じ思いの方にお会いできたことに、とても親しみを感じました。
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2009/11/24 晴

薪達

冬支度

薪ストーブ用の薪は10月の終わりに薪小屋に詰め込みました。

これは薪風呂用の薪。

2009.11.24撮影
12月早々には福岡へ出かけなければならないので、

今日明日で割ってしまいます・・・勿論、大宮さんが。
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2009/11/21 雨 時々晴のち曇り

ムラサキシキブ

今日も典型的な冬型日本海側式気候。
出ました!虹が。それも、2回も!
それだけでラッキーな一日です。


ムラサキシキブです。
能登で暮らすようになるまでは園芸品種だと思っていました。
雑木の山の紅葉が落ち葉に変わる頃、
あちらこちらにかわいらしく上品な紫の実が目に付くようになります。
自然のものだと知ったことも幸せなことです。
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2009/11/17 雨(寒くなってきた)

一日中雨でした。091114F君撮影
寒冷前線のせいで、方向の定まらない風が強く吹き始めた4日前から明らかに冬型気候へと変わりました。能登の冬の始まり。雨風にあおられ荒れた海、雷の光る鉛色の空、湿った重たく冷たい空気・・・等々。でも、季節の変わり目の今頃は、この日本海側式気候は美しい魔法を掛けてくれるのです。
一日の内に天気がコロコロと変わり、雨雲だらけの空間に一瞬、太陽が顔を出すとリビングの大窓の向こう、ほぼ決まったところに虹が出るのです。1日に2回くらいでる事もあるのですが、あれやこれや構図を決めている内に消えてしまって、なかなかうまく撮れない景色のひとつでしたが、それを先週末・土曜日、博多から高岡出張の帰りに初めて我が家を訪れた高校の同級生F君が男らしくあっさりカメラに納めてくれました。
もう一人(本当は後ひとり、K君も参加予定でしたが、体調不良のためドタキャンとなりました)、やはり高校のみならず中学校から同窓のM女史も初来訪し、何故か能登の我が家でミニ同窓会となりました。虹が消えた後は曇り時々雨。残念ながら星は見えないだろうね〜と言っていたのですが、午後10時頃、雲が晴れて満天の星をみんなで楽しみました。当然、博多から来た二人は「生まれて初めてだ。こんなにきれいで沢山の星は!星が有りすぎてカシオペア座が認識できない!」と絶句。ますますお酒が美味しくなり、能登の美酒・竹葉で午前1時過ぎまで語り合って?(単なる酔っぱらい)いました。

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2009/11/13 曇のち小雨



新作・土シリーズ


大宮さんは、私が長期留守をしていた間、能登塗・合鹿椀と平行して
新作・土シリーズの器を作っていました。
漆にいろんな土を混ぜて塗った、いろんな形のうつわです。
一見、合鹿椀とは対極にあるように見えるけれど、
その心は同じところにあるのだと思います。



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2009/11/12 曇 時々 晴(風が強い)

09.11.12撮影

まさに錦秋。

風が強かったので、明日には違う景色になっているかもしれません・・・。
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2009/11/7 快晴(とても暖かい)

合鹿椀展会期中(会場風景をUPしました)の天気とは打って変わり、暖かく快晴の一日でした。
そして、昨晩は、そうきちさん夫妻と4人でシモコシ鍋パーティーでした。
今年初めて大宮さんが作った下仁田ネギとシモコシ(昆布だし・醤油ベース)だけでまず、シモコシの上品なうま味と下仁田ネギの甘みを楽しみ、その後、ゴボウと大宮作新生姜を加えた鰺のすり身を入れ、一煮立ちさせて全部美味しく頂きました。ビールで乾杯の後は、そうきちさんと大宮は日本酒。桂子さんは焼酎のお湯割り、そうきちさん作の生ハムと椎茸のキッシュがあまりに美味しかったのでそれをつまみに私はワインと皆それぞれ勝手に手酌で好きなお酒を、気が付けば午前3時迄飲んでおしゃべりしていました。この秋、初めて薪ストーブに火を入れたことも手伝って心も体も暖たまる楽しい晩秋の宴でした。

福岡展のでお知らせです。↑
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復興・合鹿椀展会場風景
2009.11.1-3 合鹿椀展   福正寺

2009/11/4 晴

合鹿椀・汁椀(第5期)合鹿椀・汁椀(第1期)突然の寒波襲来で真冬のような3日間にもかかわらず、金沢や加賀市他石川県各地から、また、わざわざ東京からも、冷たい雨風の中、沢山の方にご来場頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
合鹿椀を通して、以前からご縁の有る方々、今回、又、新たにご縁が出来ました方々とさらに良いご縁の輪を広げさせて頂けましたように感じています。
本当に有り難うございました。

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復興・合鹿椀(左:第1期、右:第5期)大宮静時作




ふるくて あたらしい
復興・合鹿椀
(ごうろくわん)新生・能登塗 大宮静時 合鹿椀展
     2009年11月1日(日)〜3日(火・祝)開催



合鹿椀  1985年 大宮静時作
合鹿椀(ごうろくわん)

復興・合鹿椀、新生・能登塗 大宮静時 ごうろくわん展開催決定しました!
DMも完成しましたので、一足早くお届けします。

ふるくて あたらしい 復興・合鹿椀 新生・能登塗

大宮静時 ごうろくわん展

2009年合鹿椀(左:第1期、右:第2期)

2009.11.1(日)-11.3(火・祝)
午前10時−午後4時

会場:福正寺

能登町(旧柳田村)合鹿31-10
 0768-76-0290


2009/10/21 爽やかな秋晴れ



3日振りに朝から晴れています。
爽やかな風が吹いて、久しぶりに秋らしい一日でした。
昼過ぎ、窓を開けると62パーセントだった湿度が見る々うちに
42パーセントに。あ〜 身も心もすっきり、しあわせです!

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2009/10/16 快晴

我が家裏側きのう今日と気持ちのいい快晴が続いています。でも、女心と秋の空でしたっけ?明日は雨になると天気予報では言っています。昨日はそんな好天気の中、石川テレビの取材でした。
復興・合鹿椀についての取材で、来週月曜日(19日)石川テレビ・スーパーニュース18:15〜放送予定です。石川県のテレビ放送が受信できない我が家では、又しても放送終了後にテレビ局から送ってくるDVDでしか見ることが出来ないのが残念です。

裏山にキノコを採りに行きました。シバタケとイグチが少し採れ、早速、お味噌汁にして頂きました。(裏山から見ると我が家はこんな感じです。→)
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2009/10/13 晴のち雨、昼過ぎより曇 時々晴

芝園小学校・給食室8日木曜日、超大型台風横断で日本全国大荒れの週末となりましたが、まさにその最中、まるで台風のシッポを捕まえたかのように福岡から東京乗り継ぎで富山、そして能登の我が家まで辿り着いた奇跡の来客がありました。共に高校時代からの友人、ワインの仕事をしているイギリス在住のseikoと東京から合流した女流建築家・工藤和美さん(シーラカンスK&H代表)の2人です。8日昼ごろに直撃が予想された富山県では小・中・高校の全てが休校。JR、私鉄電車・バス、飛行機と午前中の便は運休、欠航となり、隣接するこちら石川県も同じ状態で、奥能登の我が家でも強風にあおられた大量の雨が土壁の隙間から進入。それが柱や梁を伝わり屋根の雨漏りならず壁漏りして家の中にポタポタと落ちてきていました。この調子では飛行機は絶対無理だろうと思っていた矢先、「4時半発の富山便に乗れそうだ」と連絡が入り驚いていると、徐々に雨風共に小康状態になり、2人は無事に富山・神通川峡温泉・あの人気リバー・リゾートホテル「雅楽倶」に到着した模様。翌日9日、私達が雅楽倶まで2人を迎えに行き、工藤さんが設計した芝園小・中学校(写真)を見学。工藤さんは午後に打ち合わせの為、東京に戻らなければならないので富山空港まで送った後、seikoと一緒に我が家に戻るという当初の予定を完璧に予定通りに遂行しました。朝4時に起きて眠い眼をこすりながら富山に向かった私達でしたが、工藤さんのお陰でネットでしか見たことのない雅楽倶のお部屋や、芝園小・中学校を教頭先生と設計者である工藤さん自身から説明を伺いながらじっくり見学出来き、非常に貴重な体験をさせてもらいました。また、久しぶりにseikoと一晩ゆっくり飲んで話をし、とっても楽しく充実した時間をすごせた奇跡の週末でした。
そして、今回、この奇跡の来客から私は重要な教訓を学びました。それは、世界を股に駆けて仕事をしているスパーキャリアウーマンである彼女らは台風ですら乗り切る強運の持ち主である以前に、絶対にあきらめないからこそ物事を成し遂げてきたのだ!ということです。

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2009/10/6 曇

八ヶ川ダム4日、日曜日は海岸線ではなく山中を通って富来へ行ってきました。(←八ヶ川ダム)
富来の地頭町街中再生プロジェクト・古民家再生ギャラリー「うもん」で、我が家を建てる時にもとってもお世話なった材木会社を経営なさっている山口さんが趣味で作られているチェンソー家具とやはり趣味で陶芸をなさっている方との2人展の初日だったからです。山口さんは大宮の作品をご覧になり、建築に向かない木材を利用してチェンソーで家具を作ってみようと思い、始められたそうです。また、1ヶ月ほど前に富来在住の石谷先生から「タブの木があるので要りませんか?」とメールでご連絡を頂いていましたので、山口さんの展示会場でお会いして取りに伺うことにしました。お付き合いの広いお二人の展示会ということもあり、沢山のお客さんで会場は賑わっていました。小室さんの陶芸教室の先生でもある画家の榎本さんと奥さんの玲子さんも、私たちが来ることを石谷先生から聞いて時間を合わせてお見えでした。

湖月館(富来)美人・女将、若女将 山口さんと創作秘話などあれこれ話した後、石谷先生&榎本さん行き付けの店で”お茶しよう”ということになり、ついて行くと地頭町商店街先の老舗旅館湖月館さんのバー&喫茶ルームでした。
湖月館は多くの小説家も訪れた、特に作家・福永武彦「貝あわせ」ゆかりの宿だそうです。(←旅館前にある「貝あわせ」の碑。詳しくは湖月館HPを。−ご館主の撮られた掲示板の風景写真もとてもきれいです)2年半前の能登半島沖大地震で被害を受けリニューアルされた清潔な館内、親しみやすく美人の女将さん、若女将(似てらっしゃいますが、若女将は富山からお嫁に来られたそうです)、恰幅のいい若旦那さん、とっても気持ちいい方々と空間でした。


楽しい時間というのは、あっという間に過ぎるものです。暗くなる前に榎本さんのアトリエにちょっとお邪魔して、石谷先生ののお宅へ伺うことになりました。

榎本さんはアトリエは陶芸の窯もあり、そこで画材の草花も自給自足してらっしゃいました。
今回、初めてお邪魔した私は、製作中の顔の絵や”天才現れる!”と中央画壇を騒がせた榎本さん、19歳の時に描いた人物画、やきものの小さなオブジェ等、珍しい作品を拝見し、榎本さんカラー(と勝手に私が思っている)の青で描かれた青い(BLUE ON BLUEと言ったほうが分かりやすいでしょうか)素敵なお皿から、絵のモデルのシュウカイドウ、シュウメイギクの苗、種から育てたビワと挿し木のクチナシの苗木、自生していたミョウガまで頂戴してしまい恐縮至極でした。
ポポーの実そして、極めつけは、船乗りだった榎本さんのお祖父さんが種を持ち帰り育った謎の果樹・ポポーPawpawの実(←写真青い実)と若木、榎本さんが発掘&コレクション、石の鏃を分けてもらったことでした。勿論、榎本さんからお聞きするまでこの果物ことは大宮さんも全く知りませんでした。珍しい果樹大好きの彼は早速、ネットで調べ、北米原産のバンレイシ科アシミナ属の落葉性高木でアセトゲニンという抗がん作用成分も含まれているらしい事、種類も色々あり、最も大きな実がなる種では450グラムにもなるらしく、このクラスが銀座センビキ屋で取り扱われていることまでキャッチしていました。10月4日の立待ちの月です。

鹿頭(ししづと読みます)にある小高い平野の広がる海岸そばの石谷先生のお宅に伺うころには日もすっかり暮れ、東の空に十六夜の月が現れました。
夕暮れにお邪魔したにもかかわらず、私が始めて伺ったものですから、先生の亡くなったお父様の縄文土器や鏃、勾玉、青い綺麗な古代のビーズなどのコレクションを見せてくださいました。

榎本さんのアトリエへ石谷先生の車にみんなで乗って向かう途中、鹿頭では死者の火葬を、いまだに地区の皆で行っていると言うお話を聞いて私は勿論、大宮もビックリしてしまいましたが、そんな風習が今もなお残るこの富来と言う所は、かつてあの北前船でものすごい富を得た地でもあり、近代から現代でも船員さんが多く暮らし、もっと大昔には先生のお父様が発掘されたような極めて貴重なビーズや勾玉の装飾品を身に着けて埋葬されるほどの大豪族がいた、やはり、ミラクルな地なのであります!!

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2009/10/3 曇のち夜、晴

今日は中秋の名月。見えました!昨晩から朝までは相当な雨でしたが、夜はすっきり晴れ、美しい月をめでました!
本日より、復興・合鹿椀、汁椀の計40個限定、販売予約受付を開始しました!!

2009/09/29 雨のち曇

ヤマボウシの実夕べは久しぶりに雨が降りました。大宮さんによると今年は極めて雨の少ない9月だったそうです。(そういえば台風も少ないですね)
そして、いつもどおり雨が降るのを見越して、大宮さんは昨日、合鹿椀製作の合間に種から育てた白菜、キャベツ、レタスの苗を植えていました。
私はDMの入稿データー作成のため、今までやったことのないワードに挑戦しています(時代遅れの一太郎をずっと使ってましたので)。先週、テレビで多分、日本最高齢の現役ドクター・日野原重明先生が、いつまでも若々しくいるためには常に新しい事、それもちょっと難しい事に挑戦することだとおっしゃっていました。確かにそうかもしれません。なんか久しぶりに頭を使っているせいか、妙に冴えて夜はなかなか眠れず、朝も早くに目覚め、気がつくとかなりの集中力でPCの前に長時間座っています。3年前に、これまた古いバージョンのホームページビルダーでHPを立ち上げた時と同じくらい私は頑張っているつもりですが、幼児期からPCを使ってるような世代から見ると、とっても要領の悪いことをしているに違いないと思います。まあ、これからは何もかも自己満足の世界で十分に元気に楽しく生きていける中高年世代ですから、気にしないでマイペースで(もうこれがおばさん化してる証拠ですが・・・)行きます。
さて今日は、真っ赤に熟したヤマボウシの実を見つけましたので、お伝えします。

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2009/09/25 晴

本日午後4時半頃撮影萩の花こちらに戻って5日目。今日、初めて散歩に出かけました。3ヶ月半ぶりに我が家に戻ると言うことは、記憶も整理と掃除が必要です。大宮さんは家事、炊事となんでも出来る自立した人ですから、さして散らかった所などはないのですが、私自身がまた、この家で仕事を始めたり、暮らしやすくする為にも頭の中と、空間の整理整頓と掃除に気が付くと丸々4日間、朝から晩まで費やしていました。
それで、今日やっと、近くの散歩に出かける余裕が出来たわけです。山合いの小さな田んぼは黄金色に変わり、萩の花も今が見頃。今年も、能登の夏を見ぬまま一気に秋になっていました。それも、とってももの悲しい秋になってしまいました。

でも、大宮さんは復興・合鹿椀製作に朝から夜遅くまで毎日頑張っています。製作そのものを手伝うことは出来ませんが、お披露目の個展を成功させるためにも、私も精一杯、ヘルプしたいと思っています。
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2009/09/22 曇

ガマズミ

ガマズミの真っ赤な実が、薄曇りの白っぽい空に
いっそう引き立てられ宝石のように鮮やかに輝いて見えます。
小鳥が大好きで噛まずに飲み込んでしまうほど美味しいから
この名が付いたとか。
でも、とっても酸っぱい実です。



この秋、大宮静時は、ここ、柳田村で発祥し、作られ、使用されていたが、
発生、制作年代は
合鹿椀に関する記録がほとんどない為、
不詳とされ、そして、途絶えてしまった
幻の古椀

合鹿椀
(ごうろくわん)

を、この旧柳田村の地にて再び復興させる事を目指し、
新たに今に発信することになりました。

これまで、大宮自身の技法による合鹿椀は作ってきましたが、
今回は、古い技法を探り、
古い合鹿椀を復元しました。
そして、この塗りを新たに能登塗と命名しました。


そのお披露目として

ふるくて あたらしい
復興・合鹿椀(ごうろくわん) 新生・合鹿塗(ごうろくぬり)
大宮静時 合鹿椀展
(仮タイトル)

2009年11月1日(日)〜3日

福正寺

を開催予定です。


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2009/09/21 秋晴れ

6月5日より昨日9月20日まで、母の事で帰福していました。
3ヶ月半の長きに渡り更新できませんでしたことをお詫び致します。
この間、何度も奥能登便りを見てくださっていた皆様に心より感謝しています。



黒川地区・中谷家、前田園風景 090921撮影

9月9日、母が急死致しました。
余りにも突然の死でした。


未だ実感はありません。

今日は敬老の日。
天国へ掛けられる電話はありません。


でも、今日から又、奥能登便りをお伝えさせて頂きます。

大江政子


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筒椀(抹茶椀) 大宮静時作


2009/06/04 晴
ササユリ 2009.06.04撮影

リビングからも、私の仕事部屋からも見える裏山の斜面にある11本のササユリの内、8本が開き、見頃となりました。
咲く場所も姿も、決して派手ではないけれども、凛として誇り高く、楚々として美しく咲くササユリ
この花をこんなに身近に見ることが出来るから、能登で暮らしていて良かった!と
いつも思います。ササユリは私にとっての都忘れかもしれません・・・。

追伸 私、大江政子のページ少し、リニューアルしました。2009新作もご覧頂けます。

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2009/06/03 曇

我が家の地主さん・中谷家の奥様が、お庭に咲いたばかりの見事なシャクヤクの花をわざわざお持ちくださいました。
こんな立派なシャクヤクの花束、生まれて初めてです。
その豪華で気高く美しい姿と香りに、ものすごくゴージャスな気分に浸っています。

気品と美しさを兼ね備えられた中谷さんの奥様にぴったりのこの花を眺めていると、私までそのような女性になれたかのような幸せな錯覚に陥っています・・・。さすがは女王陛下の国、イギリスでイングリッシュガーデンを象徴するバラと双璧をなす花です!

追伸 過去の展示会風景写真追加しました。

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2009/06/01 晴

今日から6月
ササユリが咲きました。
昨日は季節が1ヶ月逆戻りしたような肌寒い日でしたが、前日の十日ぶりに降った、まとまった雨のおかげでしょう。


私も・・・少しずつ・・・bagの花を咲かせています?

仕事部屋の窓から、ヤマボウシ、エゴ、フタギ、サルナシの白い花が風に揺れているのが見えます。
窓を開けると、エゴやフタギの花の甘いかおり。

6月の半ば頃梅雨入りする能登は、今が、ベストシーズンかもしれません。


大宮さんが作品を作るチェーンソーの音が、澄みきった青空の下、響いています

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ヤマボウシ
2009.25May
   

2009/05/31 朝のうち雨 のち 曇



中山達磨さんの個展へ行って来ました。
素晴らしい!
大きく心動かされる展示会でした。
さすが、中山大先生です!


是非々、この感動を、会場で直に共有して頂きたいのですが、
それが距離的に、時間的に難しい方のために
会場の様子、別ページにアップしましたので、こちらを
(素晴らしい作品ほど、実物の迫力を写真では伝えにくいものです。
私が撮った写真ですから、余計、中山さんの作品に申し訳ないのですが・・・。)
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2009/05/30 晴

昨日、富来在住の石谷先生が、前々から、「是非、大宮邸を見学したい!」と思っていたご近所の乾漆作家・鎌田克慈さん夫妻を連れて遊びに見えました。我が家プラス、石谷先生もHPを見て気になっていらした新設のブルーベリー畑を見学、建築・造園秘話などお話ししながらの午後の楽しいティータイムでした。


珠洲焼の第一人者・中山達磨さんの個展のお知らせです。
中山さんは、既に途絶えていた珠洲焼を現代に蘇らせ、復興珠洲焼最初の個人窯元を誕生させた、
いわば「珠洲焼復興の父」です。

豪快で力強く、繊細で、人の心の奥底から揺さぶる作品、
そのお人柄と共に大好きです。



中山達磨 陶展 −珠洲焼きの魅力−

2009.5.28(木)〜6.9(火) 6.3(水)定休日
午前10:00〜午後6:00 最終日午後3:00まで
ギャラリーノア 石川県白三市番匠町235−5 TEL(076)276−4486

大宮さんと、明後日、31日(日)に見に行く予定です。久しぶりに中山さんの作品が拝見できます。とっても楽しみ!

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2009/05/27 晴

やっと初夏らしい陽気となりました。
3月末に遊びに来てくださった画家の榎本さんから 素敵な案内状を添えて、
東京での個展のお知らせが届きました。



榎本友康作品展

09.6.3(水)〜6.8(月) 午前11時〜午後7時(最終日は5時終了)
積雲画廊 東京都渋谷区神宮前1−19−14 (JR原宿駅前すぐです)
サンキュウービル1F TEL(03)3478−0993


東京なので拝見できないのが残念!

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2009/05/25 曇 午後より晴

ブルーベリー畑沿いのタニウツギ
タニウツギ
我が家、ブルーベリー畑、周辺風景は、

真白なヤマボウシエゴ

ピンクのタニウツギ

木の花々が咲き乱れています・・・。

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2009/05/22 小雨

ミヤコワスレ今日は私の○○歳の誕生日です。
正直、何回目かは忘れたいくらいの年齢ですが、忘れたくても毎日覗く鏡は嘘をついてはくれませんから、あ〜、歳月、人を待たず、何を塗っても厳しいお年頃になって参りました。

ミヤコワスレの花です。
−都忘れ−この名を初めて聞いたのは、高校1年の古典「伊勢物語」の授業だったと思っていました。しかし、それは都鳥(ゆりかもめのことだそうです)と勘違いしていたようで、たぶん、その時に担任でもあったK先生が、都鳥について解説しながら、都への思いを託す花に都忘れがあることを教えてくださったからだろうと思います。
知った理由はともかく、ミヤコワスレはその名前と共に、その時から私にとっては気になる花のひとつになりました。
そして、30年以上たった今、ここ能登半島で、たった一枝のミヤコワスレをさし芽から、毎年、丁度、私の誕生日には数百本の花を咲かせるまでに育てました。
承久の乱で佐渡へ島流しされた順徳上皇がこの花を見ると都を忘れられるとしててこの名が付いたそうですが、賑やかな博多の町の真ん中で生まれ育ち、ずいぶんと暮らしてきた私が、この花と共に初夏を迎えるのは、今年でもう13回目になりました・・・。

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2009/05/15 晴

上空に立山が・・・。ヨットハーバーの浅瀬にモクズガニを発見したそうです。今日は穴水方面への買い出し日。前回からその帰りは、ちょっとした小旅行気分で穴水町周辺を寄り道することにしています。
穴水町は日本海と言っても富山湾につづく穏やかな内海に面し、別荘やヨットハーバーがあったり、その湾岸沿いに金沢や内陸部へ抜ける国道が走っています。実は、能登有料道路が出来る以前はみんなこの道を通っていたそうで、対岸は富山県です。ほのかに霞掛かった日でしたが、幸運にも、山頂に雪を乗せた立山が海の向こうに見えました。(この写真では全くわかりませんが、左上にまるで横長くつながった白雲のように雪が積もった所だけ空に浮かんで見えました)

赤いよだれかけと石の茶碗のお地蔵さん

「のとしんどう」のバス停帰り道なので、さらに走っていくと海岸沿いから山里の方に入って行くわけですが、ここはご町内・能登町なのに、私は初めて足を踏み入れた未知なる神秘の場所でした。
まず、バス停に書かれた「能登神道」と言う曰くありげな地名に驚いていると、そのすぐ後ろの斜面にはお地蔵さんが2体奉られた小さなほこらがあり、さらに、大宮さんから「このすぐ近くに石仏山という古代の祭祀遺跡があるよ。水も出てるけど行ってみる?」と言われ、即、同意。
行ってみました。

石仏山参道−これが能登神道でしょうか・・・?すると、そこは、かつて女人禁制の地。杉木立に守られた急な山道が・・・。
気の弱い(?)私は、入り口に立てられたこの看板を見た途端、神道を登ることが躊躇され、大宮さんも連日の造園作業で疲れていたので、本日はここであっさり退散することにしました。



そして、自宅に戻る車の中で、「う〜ん、能登は、やはり奥が深い、ミラクルワールドだ!」と、しみじみつぶやいてしまった私でした。


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2009.5.11撮影
2009.11May


2009/05/13 明け方まで小雨!のち 晴(昨日に比べるとずいぶん寒い) 

ウワミズザクラ夕べは2週間ぶりの待望の雨でした。1週間前に移植した草木達と、一昨日、植え付けが完了したブルーべーリーにとっては、本当にほんとうにありがたい!でも、実は、省エネ大賞をあげたいくらい、最も省エネな方法で何事も為し遂げてしまう大宮さんは、植え付け日の翌日に雨が降りそうだなと週間天気予報にて予測してのことでした・・・。

そして、今日の午前中までにバークでさらに40本分の畝(これがなかなかアートした造形で−何故か私は「不思議の国のアリス」にでてくるハートの女王の庭だ!と思ってしまいました−、さすがは彫刻家!とチョット感心しています)を完成させ、午後には、あらたに41本の苗を購入して植え付けまで終わらせてしまいました。これで既に庭にあり、この畑に移植した3本とで、計74本の苗を植え終わりました。目標は120本。6割、クリアーです。

大宮さん曰く、予想以上に事が進んでいる・・・。

畑には甘い濃厚な藤の花のかおりが、緑の風に乗って漂っています・・・。

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2009/05/11 晴 時々 曇

ハナチャンご自慢のハーレー蒸し暑いGW明けとなりました。
今年は恐ろしいほどの長期連休でしたが、我が家は、5月3日に食料品の買い出しの為、穴水の大型スーパーに出かけたついでに3年前にオープンした能登ワイナリーに初めてチョット立ち寄った以外、何処に出かけることもなく、農場造園作業に明け暮れました。また、毎年、あちらこちらに住む友人知人が遊びに来る時期ですが、輪島のハナチャンが、ネットオークションで競り落とした自慢のハーレーで能登半島半周の帰り道に寄ってくれた他は来客もなく、珍しいGWでもありました。
しかし、そんな連休中、大宮さんのがんばりもあって、遂に本日、1ヶ月前に購入したブルーベリー苗30本の植え付けが完了しました!詳しくは、また、別ページで書いていきますが、取り急ぎ、連休のご報告まで。


ヤマシャクヤクチゴユリミツバツツジ

連休のチョット前、裏山と今回の造園作業のついでに広げた庭の斜面一面にチゴユリが。子供の日、ネマガリダケを採りに行った鉢伏山で見つけた幻の(開花期が2、3日だそうで、咲いている様子を見る事が出来ただけでラッキーな花です)ヤマシャクヤク、そして、鮮やかなピンクのミツバツツジ、真っ白な穂先のような花を付けるウワミズザクラ、何とも色香匂い立つ大人の女性を思わせる甘く危険な香りのするガマズミ白い小さな花々、薄紫のの花が、新緑の山々をさらに輝かせる彩りを添えています。
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我が家のヤマザクラ
 2009 18Apr.

2009/04/25 雨

モミジの花久しぶりに朝からずうっと雨。さほど暖かい雨ではないけど、まさに穀雨と言った感じの田畑にも木々や草花にも本当に優しい成長の為の雨です。
さて、我が家周辺では最も遅く咲くヤマザクラが満開になりました。こうして思うと早生から中手、そして奥手とすべての種類で去年よりは1週間ほど早く、引っ越してきた3年前と比べると2週間近く早い満開の日を迎えたようです。
ところで、今は葉桜となった中手のヤマザクラが丁度満開になる4月中旬、あのモミジの花が咲くのをご存じですか?
実は、私もここに家を建て始めた6年前に初めて知りました。毎年、写真には納めてきたのですが、この時期はわりと強い風が吹く日が多くてピンぼけしてしまい、なかなかご紹介できませんでした。が、しかし、今回、裏サクラ写真としてようやく公開できました。いかがですか?

裏と言えば、実はもう一つ公開していなかったものがあります。
大宮さんが、果樹&ベリー畑を造園し始めている事は既に書きましたが、あの時は鍬1本、手作業でのお話でした。
2週間前、ブルーベリーと満天星の里、ここ、旧柳田村モデル農場にブルーベリーの苗を買いに行きました。
田原農場長さんに品種や育て方などいろいろ伺って、5品種30本ほど取りあえず購入。将来は100本くらいは植えたいと思っていますが、まずは手作業で開墾した面積に植えるにはぎりぎりMAXの数でした。ところが、ブルーベリー育成と生産者拡大に並々ならぬ情熱をお持ちの田原農場長さんから、農場所有のユンボを貸してあげるからもっと畑を広げたらどうかと申し出て頂いたのです。ユンボは今まで使ったことのない大宮さんでしたが、これは良いチャンスと早速、お借りすることにしました。そして、その日の夕方から、初めての重機による孤独な造園作業が開始されたのでした・・・。これは「nuts&berry ブルーベリー農場物語(仮題)」として後日、お伝えしていく予定です。

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2009/04/19 快晴

鮴(ごり)漁後のお弁当タイム一時的に寒く、雨の日が3日程続きましたが、金曜日から天気は回復。13日に開花した山桜は満開になりました。
そして、今日は柔らかい春風にはらはらと散っています。

満開になったその金曜日、毎年恒例の楽しい鮴の会を催しました。今回、福田さん夫妻は欠席でしたが、そーきちさん夫妻と4人で、午前11時に我が家に集合し、柳田の川へ。ところが、いつもの川は年々収穫が少なくなってきてはいたのですが、遂に今年は2匹ほどしか取れず、大宮さんが前々から目を付けていた違う川へと場所を変えました。すると、(大きなサイズのものはほとんど取れませんでしたけれども)4人で串焼きにしたり、天ぷらにする位の数はゲットできました。今年も何とか、鮴漁が無事に成功したことに皆、満足して、川そばの鮮やかに咲いた峰桜が見えるところでおにぎりを美味しく食べました。
午後は我が家に戻り、薪風呂をわかして満開の桜見風呂の後、以前、親友のSeikoに頂いた、とっておきのシャンパンと赤ワインに、鮴料理、そーきちさん持参の鴨や今朝採れ(私たちにとっては)初物タケノコ、そして、タラノメ、コシアブラ、コゴミ、カンゾウなどの山菜を肴に楽しみ、思いっきり、春を目で舌で味わい、体験した心満たされた一日となりました!

鮴の蒲焼き柔らかく滋味豊かなタケノコ←シャンパンにとてもよく合う、そーきちさん作タケノコの煮物、下の四角い皿、コシアブラ(一部しか写ってませんが)

福田さん特製ダレ(20年物)で焼いた鮴の蒲焼き→
意外にも、これまた、鮴自身が待つ爽やかで上品な、しかし、しっかりとした風味が、頂いた赤ワインに良く合いました。

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タラノメ2009/04/13 快晴




リビングの大きな窓から見える中手の、そして、一番大きな山桜
開花しました!

タラノメ、初物、食しました!


            春本番!
                      
 ・・・・・いよいよです。
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ニオイコブシ 2009.4.10

2009/04/11 快晴

私のビーズ・ワークス3,4年前から、青色が気になっています。
ここに住むようになってから、青空をいつも見ることができるようになったから・・・?季節、時間によって様々なブルーに変化する宝立山を眺めながら生活しているから・・・?

−青の谷より−と、最初にこの奥能登便りのサブタイトルに付けたことを説明しないまま、3年近く経ってしまいました。
2006年3月、何とか出来上がったこの家に引っ越してきた時の事です。何十年に1度、あるかないかの大雪の年でもありましたから、3月と言ってもこのあたりにはまだ沢山の積雪があり、また、一晩のうちに相当量の雪が降る日もありました。引っ越して間もない頃の早朝、抜けるような青空。雑木の枯れ木に純白に輝く雪の花が咲いていました。大宮さんはそのとき、声を出すことも出来ず、あまりの美しさに全身、鳥肌が立ってしまったと、その感動した様子を今でも度々話します。既に3回目の冬を過ごしたのに、何故か未だに写真に納めることの出来ない風景ですが、私にとっては、あのブルーは心の目に深く焼き付いています。
あれから、鳥や虫、草木花が一斉に目覚める春、滴る様な緑に覆われる初夏。燃えるような赤、黄金色の秋でさえ、四季それぞれにより、そして、早朝、光まぶしい真昼、宵の明星が輝き始める夕暮れ時から星降る夜と、天気、その時々のによっても違う青色の空気に、小山の谷の上に立つ我が家は包まれているように感じます。だから、ここは青の谷にしようと直感的に2人で決めたのでした。
そして、満月がほんの少し欠けた下弦の月の昨晩、真夜中、不意に目が覚めました。寝間であるロフトの小窓から少し黄色みを帯びた青白く輝く月に見つめられていたからです。優しい、ほんのりとブルーを含んだ薄墨色の夜空にくっきり浮かぶ丸い月(私には小さい満月に見えました)。私は、何とも言えない暖かい優しい気持ちになっていました。


ビーズ作品(?)は初めて作りました。15年くらい前からまた、物凄いブームになっていることもあって、チョット、あまのじゃくな私としては、小学校の3,4年生の第一次大流行時はそのまま波に乗って作って以来、大人になって初めてです。
今は素直にブルーを表現したくて・・・です。

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2009/04/10 快晴(初夏を思わせる陽気です)
イカリソウ

そして今日は、午前中はまだ小さい蕾だったニオイコブシが、昼過ぎには遂に開花!
3日前に放映されたMROのTVをご覧になってすぐに頂いたI先生の感想メールに、富来ではイカリソウが咲きましたと添えられてあり、その早さに驚いていたら、我が家の裏山にも咲き始めました。

2009/04/08 快晴

アーモンドの花


奥能登では次々に開花宣言が始まりました。


先月取り寄せたアーモンドの花が・・・。



コミヤマカタバミミズナの花2年前の4月、移植してきたコミヤマカタバミが、

昨年秋から畑に植えっぱなしになっていたミズナの花が咲きました。
キブシの黄色い花も垂れ下がり、シュンラン、ショウジョウバカマは今が盛り。

私は、ひたすらカメラのシャッターを押しています。

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2009/04/07 快晴

大宮静時作珠洲焼きの壺と山桜(ミドリザクラ)もの思う春は、カイコンの日々

キクザキイチゲと言っても、後悔と恨みの方ではありません。エープリルフールの1日はまだまだ肌寒く終日小雨。翌2日も寒く、ほんとうの春に嘘をつかれているような感じで始まった4月でしたが、3日からは気温はグ〜ンと上昇し、文句なしの快晴の日が続いています。
ウグイス、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、・・・等々の小鳥はさえずり、きのうまでは気付きもしなかったあちらこちらでスミレの花が春風に揺れています。雑木の山々の所々にも、ほのピンクの小さなかたまりが目に付くようになりました。
大宮さんは、昨年、ピーナッツ、白菜やキャベツを立派に育てた畑の周りをさらに開墾し始めました。ブルーベリーや先月取り寄せたベリー類や果樹の苗木を植えて果樹畑にするためです。
最初の二日間は他人ごとのように眺めていた私ですが、相当な面積をひとり黙々と、そして、かなりのスピードで、ススキと笹の荒れ地を切り開く彼の姿に心打たれ(?)、頭のなかだけで創作やその他諸々の事を考えるのにもちょっと疲れていたので、一昨日と昨日、私も手伝うことにしました。
そして、4日目の昨日、ほぼ予定面積の開墾作業は終了。大宮さん自身、体がボロボロになるほどやった!と言っているくらいの大変な作業。ましていわんや、私は・・・、もう、考える事も、もの思うも出来ないくらいにヘロヘロです。

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マンサクの花
2009.early spring

2009/03/30 薄曇

I先生からの贈り物先週末、MROテレビの取材でした。ニュース番組の特集枠で大宮静時を紹介するにあたって、作品とインタビュー、我が家での暮らしなどを放送されるようで、3月のはじめに1度撮影があり、そして、2度目の今回は私もということでの撮影取材でした。Mディレクターさん、カメラマンのKさんのとても丁寧な取材と撮影でしたので、4月7日(火) MROテレビ 18:05〜 総力報道!THE NEWS、曜日別特集「熱中人いしかわ」での放映が楽しみです。

そして、今週末はもう一つ、特別な1日がありました。朝から小雪がちらつき、夕方からは積もりはじめ、夜には我が家が一面の銀世界に包まれた土曜日、富来在住のI先生と画家の榎本さん、そして、I先生のご紹介で、今年、1月にご縁の出来たとってもチャーミングなM先生が遊びにお出でになりました。I先生、榎本さんと大宮はもう20年くらい前からのお知り合いですが、こうして一緒にお酒を飲み、語り合うのは、彼自身にとっても初めてのことでした。絵や陶芸だけでなく、様々な事象に膨大な知識と人生経験をお持ちの榎本さんの饒舌な話は、驚いたり、感心したり、クスッと笑ったりと、酔いが回るほどに覚醒されて行くようで、また、I先生の静かで優しい口調とは逆に情熱的なご自身のお話や先生のライフワークでもある民話の事など、私にとっては初めてお聞きする事ばかりで、お人柄も含め、とても興味深く楽しく伺い、ますます、お二人のファンになりました。翌朝、まだ新芽すら出てない木々の枝や満開の山桜まで覆ってしまうほどの雪は、透明な青い空と遠くに見える宝立山を背景に輝やいていました。それは、時空を越えた「遠い記憶」の世界から次の記憶につなげる新しい朝の光景でした。

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2009/03/25 曇 時々雨 のち 晴

出窓から見える早咲きの山桜は満開になりました。
しかし、昨日は小雪もちらつき、まるで花吹雪のようにも見えました。でも、本物の方は、この風雪で花びらを散らせることもなく、楚々として咲いています。
ヤシャブシ 新芽さて、2年前の今日、能登大地震。幸い、旧柳田村や珠洲市の方は被害が少なかった為、私たちを含め皆、元通りの生活をしているようですが、ご自宅が壊滅的被害にあった旧門前町(現輪島市)の住民で仮設住宅で暮らしていた方達は、地震から2年経った為、先週、輪島市が建てた集合住宅への引っ越しが済んだとニュースで聞きました。被災された方達の生活は、地震の前と後ではずいぶんと変わってしまわれたと思います。
あらためて、こうして普通に平穏に暮らせていることの有り難さを感じています。

大宮さんは、3週間前に東京から遊びに来た、そして、ニュージーランドにご自宅のある和美さんから聞いた、ニュージランド原産(←南米、ウルグアイ原産らしいです)の珍しい果物フェイジョア(feijioa)をはじめ、アーモンドヘーゼルナッツクコタイベリーメジーナをネットで取り寄せ、植え付け作業にかかっています。
私たち(厳密に言うと彼)の夢は、ここ辺り一面を果樹畑にすること!です。
←ヤシャブシの実の新芽(?)

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2009/03/19 暖かい花曇りです!

父の月命日です。般若心経を写経し、2分ほど咲いた山桜の風景を捧げます。
思い出の木から生まれた器達を紹介するページが出来ました。

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2009/03/18 晴(風が強い)

開花宣言!
嬉しい誤算です。7輪咲きました!

2009/03/17 快晴 − 春!

  男タルモノ
  花などに見とれてよいのか
  しかし男タルモノ
  花の美しさがわからずして
  女の美しさなど語る資格があるのか
  懐く夢の中に花がなくて
  夢といえるのか
               星野富弘


夕べ、もう寝床についていたのですが、夜半過ぎ、空が光ったと思った次の瞬間、雷が。それをまるでスタートの合図にするかのように、次々に光り、轟音と共に雷が落ち、そして激しい雨が1時間以上も続きました。こんな事、生まれて初めてです。台風でもこんなに雷がごく近いところに何度も落ち続けることはまず無いはずです。少し恐怖を感じながら眠れない夜を過ごし、気付いた時には明るく暖かい光がロフトの窓から差し込んでいました。
快晴。見える草木にはほとんど花らしいものは無く、冬枯れの風景なのに、光と温度は完璧に春!なのです。
あまりにも気持ちがいいので散歩をして、出窓のところで紅茶を飲みながらこれから植える春の草木花を思い浮かべ園芸雑誌のページをめっくっていたら、レンギョウの花の絵に添えられた星野富弘さんのこの言葉が。個人的には花と女が逆で、美しさがわからずしてのところを女を愛さずして・・・となると(意味がわからなくなりそうですが)もっと好きになれる言葉なのですが・・・。
今見えてる一番咲きの山桜(丁字桜)が、1、2輪、明日には開花しそうです!!

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2009/03/14 小雪混じりの吹雪のち晴

1200年前のトンボ玉のネックレス1200年のおもみ

12年前、当時、きわめて個人的な問題や悩みも相談できるくらいに親しくしていた友人のお母様が、長い間、趣味で収集していた古いトンボ玉(英語ではビーズbeadsになります。日本では、古代のガラス玉も含めてトンボ玉と呼びます。)をつなぎアレンジしたネックレスの初個展を開催されることになりました。それで、やはりその頃、交流があった某新聞社・文化部記者の方にお話したところ、ちょっとした紹介記事にして掲載されたのです。
友人のお母様の作品はどれもセンスが良く、様々な時代に、あるものは副葬品として、又あるものはアフリカの奴隷売買のための貨幣として作られるなどした、それぞれに時代的悲喜劇をエピソードに持つトンボ玉のひとつひとつを、静かに、しかし、さらに熱く輝かせてくれているようでした。私は、作品について感じた事を記者の方に、只、お話しただけでしたが、こうして記事になったことを友人とお母様はとても喜んでくださっていて、そのお礼にと、私が「一番、好きです。」と言っていたこの作品を是非、身につけて欲しいと言ってくださいました。とっても高い値札がついていた作品ですから、とても頂くことは出来ませんと何度もお断りしたのですが、お母様はシルバーの留め輪をはずし、「やっぱり、あなたに一番よく似合うわ。あなたの所にお嫁に行くように最初っからなっていたのよ。」と、にっこり笑って私の首にかけてくれました。

あれから12年が経ちました。頂いた当初、数回、大宮の展示会に同行した際などに身につけたのですが、何故か(本当は、理由ははっきりわかっていましたが)しっくりせず、それっきり、和箪笥の引き出しにしまっていました。それでも何度か、付けてみようと取り出し、鏡の前に立つのですが、やはり、似合わない。例えどんなにそれ風の格好をして精一杯頑張っても駄目でした。死者のための副葬品として1200年前に作られ、その後、いろいろな人たちの手に渡り、その時々に身につけてきた誰かの胸で、喜び、悲しみ、怒りや憎しみ、恨み、そして、愛と死を心臓の鼓動と共に感じ見てきたこのガラス玉(時の流れの中でガラスの一部は既に銀化しているのです)と共に生きるところに、私はまだまだいなかったのです。
でも、今年になって多分、節分の日を過ぎ、2月19日、10年目の父の命日にひとり、墓参りを済ませた頃から、たびたび引っ張り出して5回の内、1回は身につけられるようになりました。
もう、少し前に感じた肩に掛かる重たさはほとんどありません。これからの数十年、1200年にその100分のいくらかの時をこのトンボ玉のネックレスにつなぎ、次の誰かへ渡す事が出来そうな気がします。

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2009/03/13 曇のち小雨

梅 09.03.11撮影栗の接ぎ木をしている大宮さん梅が2,3分咲きになりました。
おととい、きのうと目覚めると、うっすら雪景色でしたが、今日は、薄曇りの天気から少し暖かい春の雨へと変わりました。

大宮さんは、庭のあちらこちらに自生する柴栗を台木(だいぎ)にして、これまた、野生の大栗を接ぎ木(つぎき)していました。
後、何年かすると、大きな栗が、沢山、庭に落ちているのかしら?

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2009/03/10 やや晴(風はまだ冷たい)
クロッカス
の声を聞きました。まだ、あまり上手に歌えません。
マンサクの花が咲き始めています。
山桜の堅いつぼみが少しふくらんだように見えます。
久しぶりに、スピッツの「ハチミツ」と「花鳥風月」のアルバム、聴きたくなりました。
草野正宗の詩の世界と歌声、とっても好きです。切なさと言う優しい思いがあることを感じています。
頭の中を次の作品の朧気なるイメージが・・・。
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2009/03/08 晴

スミレ小さい春、見つけた!
   
またしても2ヶ月更新せず失礼しました。
博多に戻っていました。
そして、一昨日、東京経由でやっと能登に戻ってきました。東京では、六本木のイタリアンレストランで在京のメンバーとの高校のミニ同窓会に参加し、とっても楽しい時間を過ごしました。数日前は大都会の華やかで煌びやかな明るい夜空の下を酔っぱらって旧友たちと歩いていましたが、今夜はここ能登で、ぼんやりと浮かぶおぼろ月を大宮さんと二人、竹葉を片手にやはりほろ酔い気分で眺めています。
年を重ねていくって、悪くないな〜と思う今日この頃です。
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2009年元旦 








    明けましておめでとうございます
   
    本年も皆様にとって幸多き年でありますよう
    心よりお祈りいたします。


                    2009年 元旦



              大宮静時 ・ 大江政子

2009/01/05 曇

宇出津(うしつ)海岸に咲咲き始めた水仙です!
昨年暮れは、高校時代から30年以上の親友で、ロンドンと東京を行き来して(まさに世界を股にかけて)ワインの仕事をしているSeikoが、ご主人のえつろうさんと一緒に遊びに来てくれました。今や互いに夫婦揃っての大親友。28日から31日まで、餅つき大会、ゆば、豆腐づくりなどのイベントを盛り込んみ、こんなに楽しい年の瀬は初めてと言って良いくらい、子供のようにはしゃぎ、大笑いして、大酒(ワインではなく、やはり、能登の銘酒・竹葉の純米です!)を飲み、年忘れの時を過ごしました。その様子は、人物写真を撮らせたらプロ顔負けのSeikoから、写真が送ってき次第UPさせていただくつもりです。

一足早い正月気分のまま新年を迎えた大宮家ですが、おかげさまで、具だくさんの博多雑煮(餅以外に十数種類の具を入れます)には絶対に欠かせないカツオ菜(毎年、大宮さんが育ててくれています)と、博多とは対照的にシンプルな能登雑煮ですが、その味の決め手、岩のり(他は餅と紅白の蒲鉾のみでしょうゆ出汁)をいれ、双方の特徴を融合させた南北日本海雑煮で、質素だけど、穏やかに新年を祝うことができました。



さて、早いもので、世の中は仕事始めの日となりました。
そこで、今年初の展示会のお知らせです。

割り箱ひとり重箱大宮静時 x 神代良明
いままでにない器 いままでにないガラス

2009.1.28(水)−2.9(月)
11:00〜19:00 2.3(火)定休日
石田屋 犀川店 TEL:076-280-4800
石川県金沢市清川町1−1

個性的な独自のガラスオブジェ作品を制作されている千葉県在住のガラス作家・神代良明(こうじろよしあき)さんとの2人展です。神代さんと大宮の作品展。”いままでにない”おもしろい展開になりそうです・・・。乞う、ご期待!!

それから、昨年末にお話ししていたテレビの放映日のお知らせを。

展示会をする石田屋さんのテレビ番組で
石川テレビ 石田屋「眠りの王国」 am9:55〜am9:58
1月12日(月)第1話−我が家のこと、
1月19日(月)第2話−私、大江政子のこと
1月26日(月)第3話−大宮静時のこと   の順で放映されます。

石川地区以外の方は放送終了後、youtubeでご覧になれます!

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            12月23日撮影
                                                  リビングの窓から2008.winter


2008/12/23 小雪
エゴマの実と渡り鳥
暖かい12月だと思っていましたが、クリスマスが一番似合いそうにない能登では、一昨日の雨が雪へと変わり〜、Holy night、Silent night・・・となって参りました・・・。
勿論、ツリーや電飾、もしくはリースを飾るお宅などは我が家から1キロ離れた黒川集落にも十郎原集落にもありません!あるのはいつもとあまり変わらない山里の年末の風景です。
でも、我が家には聖なるとはいかないまでも、静かで穏やかな銀世界の夜と赤々と燃える優しい暖炉の火があり、ささやかだけど、心満たされたHoly night、Silent night・・・。
こんなかわいらしい鳥がエサを探してか、収穫しなかったエゴの実を求めてどこかの国から渡ってきたようです。→
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2008/12/21 小雨

大宮静時作 珠洲大納言と青豆今日は冬至。能登の年末とは思えないくらいに暖かい小雨の日です。午前中、輪島の友達が岩のりを持ってきてくれました。実は去年の今頃、あればとお願いしていたのですが、そのときは手に入らず、今になりました。
岩のりを採取しているおばちゃんたちが言うには、この冬も暖かいせいで岩のりの出来はイマイチだそうですが、友達の彼によると、ずいぶん前から毎年、おばちゃんたちはそう言って岩のりをお歳暮代わりにくれるとか。
能登半島、冬の風物詩「波の華」が舞い上がるほど冷たく大きな日本海の荒波にもまれ育つ究極の自然の恵み。その「岩のり」にも、地球温暖化の影響がでていると言うことなのでしょうか・・・。

そう言えば、我が家では、多分、沖縄の特産と思われる島カボチャ、60個以上を11月下旬まで収穫できるほどでした。
因みに、ユズは、温暖化とはあまり関係無いようで、昨年は当たり年で、裏年の今年はほとんどなっていないと大宮さんの実家で聞きました。

←大宮静時作 珠洲大納言と青豆
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2008/12/10 晴

漬け物になる前の赤カブ12月6日撮影とても穏やかな暖かい一日でした。
今年5月、山から集めて割って積んで乾かしてあった薪を薪小屋にやっと詰め終わりました。
いつもより1ヶ月遅れです。と言うのは、東京から戻った直後の11月半ば頃から、雷雨や雪の日が続いたためです。せっかく乾かしておいた薪を、濡れたまま薪小屋に入れてしまってはカビが生えたり腐ったりして何の意味もなくなります。それでこんな時の大宮さんの過ごし方は・・・。自家製赤カブをこれまた自家製の塩で漬けものにしたり、沢山採れた五郎島金時の残りを全部、干し芋にすることにして(初めてのチャレンジです)私に何一つ手伝わせることもなく、仕事の合間に製作していました。
只今、干し芋製作中希少映像!大宮さんのチェーンソーワーク


昨日、我が家でTVの取材でした。
      逆取材→
放送日などは、また後日お知らせしますので、お楽しみに!(どんな顔して映っているのか、かなり不安ですが・・・)
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2008/12/05 雨

取手付片口今日は雨。暖かい雨の日です。でも、明日からは完全冬型気候になるとのこと。そう、こういう極端な気温の変化時には雷がたくさん落ちる事を、PC故障という大きな代償を支払い、学習しましたので、早めに更新することにしました。


今春、私の事を紹介してくださった石田屋さん発刊・季刊誌「寝音2008冬号」が届きました。
今回は、「ねおんなひと−さりげなく、人生を楽しむ達人たち」として私たちの暮らしが紹介されています。

それから、開催中の展示会のお知らせを2つほど。

お正月支度 重箱展
2008年12月4日(木)〜10日(日) 11:30〜 19:00
赤木明登  手塚英明 大場芳郎  永見眞一
大宮静時  矢沢光広 鎌田克慈  喜多俊之 桐本泰一

高松桜ショップ
〒760-0018 香川県高松市天神前 4番32号
TEL.087-831-8866


お酒を楽しむ−酒の器 百の器
2008年11月30(日)−12月14日(日)
満寿泉ベネチアンガラスシリーズ 2009年干支・記念ボトル発売と同時開催です
富山県射水市破荒町6357 酒蔵のある和空間 ち 一 庵
TEL0776-55-0045

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2008/12/02 晴

また、1ヶ月近く更新できませんでしたが、今回は天災です。
11月17日午後5時頃、ナント、光が家の中を走った!のです(大宮さんはその瞬間を目撃)。
そうです、雷にやられました!大事なPCが・・・!
それでやっと届いたおNEWのDELL製PCにて初めての更新です。
英国大使館・大使公邸にて

11月13日、東京の英国大使館・大使公邸で開催された某企業のレセップションに出席するため上京しました。勿論、大使公邸を訪れるなんて生まれて初めての体験。しかも男性はジャケットとネクタイ着用との指定ですから、その日の大宮さんの装いは、多分、成人式以来の珍しい貴重な姿であったと思われます。
招待状と身分証明書を提示して、いよいよ公邸内に入りましたが、緊張のあまり無表情な私たち(大宮さんは動じることもなくいつもどおりでしたが)を、その企業の会長ご夫妻(お二人ともイギリス人)と大使が暖かい笑顔でお出迎えくださったおかげで私の硬直状態も和らぎ、やっと周りが見え始めました。
重厚な石造り、そして、シャンデリアと暖炉。見事なフラワーアレンジメントが飾られ、メイン会場となった部屋の壁にはエリザベス女王陛下を始め、大きく立派な肖像画。廊下を挟んだ向かいの部屋のゆったりしたソファー横のテーブル上には、チャールズ皇太子夫妻の写真や日本の現皇太子の写真が於いてあり、さらに見事なバラ(今まで嗅いだことのない得も言われぬ高貴な香りでした!)が咲き乱れる広大な芝生の、月明かり(この日はナント満月)に照らされたイングリッシュガーデンへと続いていました。
来場者は、見るからに一流企業のお偉いさんといったふうの方や、雑誌やテレビで拝見したことのある各界の著名人の方々のお姿も。大使の流暢な日本語と英語とのスピーチ後、会長の英語でのご挨拶。そして、シャンパンで乾杯。その後は美味しいワインとローストビーフほか、イギリスらしいオードブルが用意され、ゆったりとした時の中、みなさんにこやかに談笑し、まるで外国映画のワンシーンでも見ているかのようでした(でも、私たちはそこにいたのですね・・・やはり夢の中のようですが・・・)。以上、ご報告まで。


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グの窓から2008.autumn



2008/11/07 雨のち曇
GINZA桜ショップ 重箱展DM
大宮農園のピーナッツ連休は好天に恵まれました。神戸に住む妹が3歳の娘を連れて遊びにやってきました。
何事にも好奇心旺盛な姪っ子と共に、大宮農園でピーナッツ(過去4,5回挑戦して今年、初めてできました)、蕪、人参、立派に巻いた白菜など、収穫しました。(母親である妹もそうですが)生まれて初めてする畑の野菜を自分の手で引っこ抜いたり、もぎ取る体験に彼女は大はしゃぎ。久しぶりに静かな里山にかわいらしい子供の声が響き渡りました。



早いもので今年も残すところあと2ヶ月を切り、さすがに慌ただしくなってきました。来週は超がつくくらい大きなイベントにドレスアップして参加するため、久しぶりに2人で上京します。そのご報告は後日させて頂きますので、どうぞお楽しみに。

それから、大宮さんも出品する展示会のお知らせを。

お正月支度 重箱展
2008年11月21日(金)〜30日(日) 11:30〜 19:00
出品作家:四十沢宏治 赤木明登 大場芳郎 大宮静時 
鎌田克慈 喜多俊之 桐本泰一 新宮州三 手塚英明 長井均
永見眞一 福田敏雄 矢沢光広
GINZA 桜 SHOP TEL03−3547−8118
東京都中央区銀座4丁目10−5 三幸ビル1F MAP
www.sakurashop.co.jp

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2008/11/01 晴(暖かい)

シモコシ中山昌果の陶芸展いよいよ、シモコシが出てきました。暖かく(と言うより暑い)晴天の日が多かった今秋、全体的にキノコの出は遅かったようです。それでも、一昨日はこの秋一番の冷え込みで、白山に初冠雪との知らせが届き、我が家では薪ストーブに火を入れました。そろそろ霜が降りる頃に出てくるからシモオコシ(霜起こし)が詰まってこの名となったそうですが、マツタケと同じキシメジ科に属し、味もマツタケの次にランクインするくらいに美味しのです。そして、シモコシが出れば、恒例のキノコ鍋パーティー。先週末、我が家にて中山さん、福田さん夫妻、そうきちさん・桂子さん夫妻で大いに盛り上がり楽しい宴会となりました。

さて、珠洲焼の大家・中山さんのお嬢さん、昌果さんの個展のお知らせです。
「中山昌果の陶芸」  11月1日〜10日  Gecko Cafe
福井県越前市芝原3−6−30 tel 0778-21-2787
九谷で研修の後、珠洲に戻り、珠洲焼とは異なる細密な独自の象眼絵を施した焼き締め作品を制作。今回は鮮やかな色彩と表情豊かな造形の食器達の個展だそうです。若く才能豊かな昌果さんの個展、楽しみです。

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2008/10/28 雨のち晴れ

輪島市曽々木 春日神社の御神木−タブの木先週末より2週間ぶりにまとまった雨が降りました。
実はまた、水不足になっていて、10日前にもう一つ、近くの沢に簡易取水場を作らざるをえなくなっていました。
昨年3月の地震で地盤がずれたため、全く水が出なくなった沢に設置してあった重さ10キロはあろうかというコンクリート製の取水升を150m離れた今度のその沢まで抱えて運んだせいで、大宮さんは膝痛をおこしてしまいました。お歳からしても、そろそろグルコサミンの摂取が必要になってしまったようで、いくら仙人でも自然の恵みからは補給できず、とうとうサプリメントに頼ることになりました!
さて、今日の写真は何に見えますか?

正解は写真をクリックしてみてください。・・・・・ オンラインショップを始めました。これから珠洲焼の中山達磨さんや染織の高嶋桂子さんにも参加して頂く予定です。どうぞお楽しみに。

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2008/10/22 晴 

この時季のお約束、三つ又大根の写真「秋の大収穫祭
本日も晴天なり!
中谷さんの畑をお借りして大宮さんが育てた秋野菜を一気に収穫しました。
五郎島金時、里芋、丹波黒豆、珠洲大納言(小豆)、島南瓜、赤蕪、大根と
2人では食べきれないくらいの収穫量でした。中谷さんにお裾分けにと少し
お持ちしたら、逆に奥様から、柳田村唯一のリンゴ園・山岸農園さんから買っ
てこられたばかりの「もぎたてリンゴ」を頂きました。(奥様、いつもありがとう
ございます!)
まさに食欲の秋本番です!

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2008/10/14 曇

ミツバアケビの実連休は能登も好天気でした。いつもよりは走っている車も多かったよう
です。そして、道路脇に止められた車も。キノコ狩りの人達もこの連休が
ピークだったのでしょう。我が家ではアケビ狩り(?)をしました。何とも
美しい薄紫色のミツバアケビを沢山ゲットしました。不思議なことに同じ
種類のアケビなのに実の色には紫のものと只の茶色のものがあるのです。
空色キノコ、赤い柄に黄色の葉、そしてこの紫アケビと美しすぎる秋色に
囲まれて、さらに想像と創造の世界が広がって行くようです。

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2008/10/10 晴のち曇

紅葉したアカメガシワ今日はちょっと前までは体育の日。そして私の妹の誕生日。
やはり晴れました。何年前からだったかは忘れましたが、連休にする
ため10月の第2月曜日をこの日にずらした途端、それ以降何故か
体育の日は雨になってしまったような気がします。
昨日同様、能登でも半袖で一日過ごせる9月上旬のような陽気でした
が、そこはやはり10月。サクラやハゼなどは紅葉が始まっています。
写真の葉っぱはアカメガシワです。葉はポプラのようなカタチでしかも
黄色に。そして、柄の部分が赤。何ともかわいらしかったのでご紹介させ
て頂きました。
←大宮静時作 楕円皿(小)黒−今まで朱のみでしたが、最近、黒も登場!

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2008/10/09 快晴

ソライロタケ10月とは思えない、半袖で十分な気温です。でも、さわやか。
ツクツクボウシがまだ鳴いています。さわやかだけど、チョット怖い!
気もします。恵みの雨のおかげで、今年は不作かと思われていた
シバタケが、沢山出てきました。昨日、2人で思う存分キノコ狩りを
楽しみ、食べました。美味しかった!です。

←ソライロタケ、食べられませんがあまりにも美しいので・・・。
青空のかけらが森の中に落っこちてきたみたいです。

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2008/10/06 雨

イチイの木で作った新作
我が家にとって待望の雨が降りました!!実は8、9月とほとんど
まとまった雨が降らなかったため、また、3日前から大宮さんが車に
200リットルタンクを積んでもらい水をして過ごしていました。
昨晩から今朝にかけて降り続いてくれたおかげで、昨年6月に作り
替えた貯水タンクの水位が戻りました。これで一安心です。

1年ぶりにNET−EXHIBITION Vol.3を開催することができました。
是非、ご覧下さい。
←イチイの木から作った新作。

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2008/10/01 晴

島カボチャ
今日から10月。早いもので今年も後3ヶ月。
年々こう言う日が早くなっているような気がします。

長袖シャツ1枚で丁度よいくらいのさわやかな一日でした。
昼過ぎに我が家の地主さん、中谷さんにお借りしている畑で
大宮さんが育てた五郎島金時を収穫。
大きいもので直径10cm、長さ30cm。上出来です!

←そうきちさんから種を分けてもらった島カボチャ
 (クリームカボチャとも言うらしい)

大宮が参加する展示会のお知らせです。アートをたずねる月2008年工芸たきぐちDM

アートをたずねる月  参加企画展
コーディネータのピックアップ展

2008年10月1日(水)−31日(金)
    11:00am-6:00pm/会期中無休 

日賀野兼一・テンペラ画 水口剋尚・陶器 有田焼
大宮静時・漆器 新庄良博・木器 島津拓也・苔人

会場 工芸たきぐち  MAP
    福岡市中央区大名2−10−39
    サンマリノビル705
    TEL/FAX092−771−0134

福岡で活躍するデザイナーでコーディネーターの宮村淑江さんによる企画、
陶芸家・滝口和男さんの作品を取り扱っている福岡のギャラリーでの開催です。

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2008/09/26 雨のち曇

阿弥陀如来

春のお彼岸の時にも書きましたが、
やはり、彼岸の中日の23日頃からそれまでの暑さが
まるで嘘のように涼しくなりました。
そして、秋の彼岸にはもう一つ不思議があります。
それは、暑い夏がそのまま続いていようが、
秋らしく涼しくなっていようが、
その年々の気候にはほとんど関係なく
稲刈りのすんだ、彼岸花もしくは黄金色に輝く田んぼの畦に
鮮やかに咲くこの彼岸花!
子供の頃、お墓参りに今は亡き父に連れて行かれた父の古里、福岡県の西に位置する糸島半島の高祖(タカス)で見た光景と40数年経った今も全く同じでした。

今年の彼岸の中日、大宮さんに私の母がお願いしていた小さな阿弥陀如来像が完成しました。
亡き父の供養のためにと私達の様々な思いを受け止め、また、彫刻家としての彼の考えや理解、そして、祈りにも似た思いを込め、長い時間を考えに考え感じ続けて、この日にようやく完成した像だと私は思っています。


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2008/09/06 曇

タマゴタケ(出始め)去年よりも20日も早くタマゴタケが出てきました。
猛毒を持つものが多いテングタケ科のキノコの中で、数少ない食べられる美味しいキノコのひとつです。

まるで卵から生まれてきたみたい・・・。



何とも鮮やかな真っ赤なカサ。



タマゴタケ(卵状の外被膜から完全に出たところ)キノコにはこんな迷信があります。

その1.色の鮮やかなキノコは毒キノコ!
確かに同じテングタケ科のカサだけ赤いベニテングタケやベニタケ科のドクベニタケは毒を持っていますが・・・。

その2.縦に真すっぐ裂けるキノコは食べられる?
誰が言い出したのだろう・・・。

その3.においで分かる?
いかにもキノコらしいすごく美味しそうなにおいのする謎のキノコもあるけど・・。

カサが開いたタマゴタケカサが開くにつれて色がだんだん薄くなり、開き切るとあっと言う間にボロボロに壊れてしまいます。そして、加熱すると色は抜けてかすかに赤みが残る程度になり味もほとんどありませんが、食感はなかなかのもの。鶏肉とモヤシと一緒に昆布だし醤油ベースの鍋にして頂きました。今年、初キノコ料理でした。

我が家のキノコ狩りは野性の勘が抜群の大宮さんをリーダーに、においにはかなり敏感な私がまるでトリフを探し当てる豚のようにお供をして行います。
リーダー大宮のキノコに対する学習量も相当なもので、毎年、必ず山と渓谷社の「日本のきのこ」図鑑他、数冊を読み込み復習、採集時期などの過去のデータを元に食べられる私達にとって未知なるキノコをこの奥能登の山中に求め、しかも細心の注意を持ってやって来ましたが、ここ数年、あるひとつの結論に至っています。それは、確かに食べられるキノコは沢山あるけど、マツタケ以外では皆が美味しいと言って昔から食べているシバタケ、シモコシが一番で、それ以上もしくは同等に美味しいキノコには出会えなかったと言うことです!!でも、このタマゴタケすら村の人達は食べないので、ある意味、私達はチャレンジャーで、単なる変わり者!です。

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2008/09/02 晴

ニラの花また、3ヶ月更新できませんでした。

実は、5月末から8月末まで故郷・博多にいました。その間、7月には博多祇園山笠などもあり、博多の町は大いに盛り上がり話題には事欠かなかったのですが、「博多便り」とするわけにも行かず、今年も昨年同様、初夏から真夏を飛び越え一気に初秋の「奥能登便り」をお届けすることになってしまいました。

この夏、私は都会の真ん中でマンション暮らし。ほとんど自然にふれることもなく、そして、食生活もガソリンの高騰や異常気象のせいでやたら高くなった野菜を、仕方なく買い求め料理して食べるというものでした。
でも、野菜を買うときに私の中で変化が・・・。それは3,4本で1パック100円のミョウガや10枚50円の紫蘇の葉などを全く買うことが出来なくなっていたのです。何故なら、能登生活ではこれらはほとんど雑草同様、全てダタ。しかも無農薬有機栽培です!
今年は1個100円近くするトマトや1本50円前後のキュウリも、大宮農園では一人では食べ切れないほどなり、しかもトマトは味が濃く甘かったと聞くと益々買う気にはなれませんでした!!

←ニラの花  自分で野菜を育てているとこんなかわいらしい花まで見ることが出来るのも嬉しいものです。
秋の山野草 大宮の白木の花器に突然ですが、

昨日、スイカが爆発しました・・・!

紺ちゃんが一昨日、持ってきてくれたヘタも新しく直径30cm以上はある大玉でした。(紺ちゃんが言うには、化学肥料で育ったものは今の時期までもたないが、鶏糞で育てられたこのスイカは腐ることなく十分美味しく食べられるとの事でした。)それで冷蔵庫の中を少し整理してからと昨日の昼、大宮さんが包丁を入れたのですが、その途端、ぼんっ!と大きな音と共に真っ赤なスイカの果肉がそこたら中に散らばってしまいました。
それは見たものにしかわからない実にすさまじい光景で、スイカを決して侮ってはいけないと言うことを私に生まれて初めて認識させた瞬間でもありました。

休耕田に群生するミソハギ
昨日、撮影した初秋の風景です。
こちらでは盆花(お盆の墓参りにお供えするので)と呼ばれてとっもポピュラーなミソハギの花です。
割と湿地を好み、最初は人の手で植えられたものなのか、もともと自生していたのかはわかりませんが、田んぼの周りに多く見られますが、我が家周辺の湿り気のある林でもよく目にします。
大宮さんによると今年は雨が少なくてとても暑い夏だったせいか、盆の時期にはほとんど咲かずに今頃満開を迎えているとか。









休耕田一面に咲くミソハギ

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2008/05/25 曇


ヤマボウシヤマボウシの花

今年も又、我が家周辺では、あちらこちらのヤマボウシの木に、白い花(花弁ではなく総包片と言い、蕾を包んでいた葉のことで花ではないのですが)が咲いています。

能登で初めて実物を見た十数年前、丁度、今もなお続くガーデニングブームのはじめの頃でもあり、都会でもハナミズキ同様、大変人気がある木ということは知っていましたが、西洋種のハナミズキよりも小振りで楚々としたヤマボウシの方がやはり私は好きで、新緑の5月末に緑がかったこの独特の形の白い花を沢山付けて咲き誇る姿に感動したものでした。
あれから十数年、毎年、同じ景色を目に出来るようになるといつの間にか、当たり前に・・・。
ギクッとしました。いつも当たり前のように一緒にいる家族や友人の思いやりや優しさに慣れてしまって、ついつい感謝する気持ちを忘れてしまっているのではと。
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2008/05/16 快晴

クレイン・メビウス夏のような陽気のゴールデンウイークが終わった途端、能登も冷涼な新緑の季節を迎えています。日に日に緑は美しくなるのですが、肌寒い!今ひとつのりきれない感じです。おまけにだましだまし使っていたPCが、「カタッ、カタッ、カタッ・・・」と音を立てて遂に故障。とうとう買い換えかと多額の出費を覚悟して、天気同様少々ブルーな5月でしたが、昨日、いつもお世話になっている珠洲在住のT先生に見て頂いたところ、修理可能!費用ナント5、000円でまだまだ後3年は使える状態にしてくださいました。毎回、T先生には本当に感謝です。
それで、やっとHPを更新できました。
取り急ぎ、ただいま開催中の大宮と参加の展示会のお知らせです。


昨年の6月に初めてご縁の出来た高岡市のギャラリーEMIRIOさんでの合同展です。

    「3人三様展」
会場 山町茶屋 2F ギャラリーEMIRIO 高岡市船町38(国指定重要文化財 菅野家隣り)
    TEL(090)6817−7931 
会期 5月14日(水)−6月9日(月) 火曜日定休 11:00−17:00


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2008/04/25  晴

御所桜3日前は梅雨の走りのような蒸し暑い日でしたが、低気圧が通り過ぎた今日は、高原の初夏のようにちょっぴり肌寒い、しかし、空気はすっきり。そんな晴れの一日でした。
金沢での展示会もお陰様で好評のうちに無事、終わりました。
ご来場頂いた皆さん、本当に有り難うございました。会場の様子などは後日また、紹介できればと思っています。
本日は、4日前に撮った旧柳田村の天然記念物でもある名桜、御所桜(エドヒガンと称される、またはアズマヒガン、ウバヒガン、ウバザクラとも)を大画面で。


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2008/04/11 曇

今日もこさむい一日でした。しかし、たまった洗濯物を洗ったり、仕事部屋の掃除をして体を動かせば丁度良いくらいの気温。勿論、薪ストーブも緩やかに毎日、大宮さんが炊いてくれていますので、室内は快適。沢山の洗濯物もすぐに乾きます。
仕事の疲れもとれ、カメラに納めた草花の写真の整理をする余裕も。
ショウジョウバカマ マキノスミレ シュンラン
マキノスミレ
ショウジョウバカマ シュンラン
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2008/04/10 小雨(肌寒い)

寝音(ねおん)2008spring先週までのサクラ日和が嘘のように今週は雨か曇天で肌寒い日ばかりです。
でも、一昨日まで仕事三昧だった私にとっては丁度良かったかもしれません。今日、やっと14日からの展示会の作品を石田屋さんに送くることが出来ました。
そして、もう一つお知らせが。
この石田屋さんで昨年創刊の季刊誌「寝音(ねおん)」の春号で、作品と私を紹介して頂きました。
金沢を始め石川県内の風景や人物、そして人々の営み、眠りや健康についての話題などを感性豊かに紹介するおしゃれな小冊子です。(定期購読も出来るようです。詳しくは石田屋HPhttp://www.ishitaya.com/まで)
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2008/04/08 明け方雨 後 晴(風が強い)


聖徳太子像3日前、出窓の向こうの山桜が満開になりました。
しかし、今朝の雨とその後も吹き続けた風でほとんど散ってしまいました。
4月に入ってからの能登は山桜を筆頭に次々と草木の花々が咲き始めています。特にこの2,3日はぽかぽか陽気でしたので、外でサクラを見ながら朝食と昼ごはんを食べました。
一斉に目覚め溢れ出す生命。いつも思うのですが、自然は人を待ってはくれません。人間の都合は自然には関係のないこと。今日は忙しいから明日、写真になんて思っていると雨になったり、虫に花だけかじられていたり、誰かが踏んで枯れていたりと又1年待たなければならないことがよくあるのです。
だから、サクラ日和のこんな日はどんなに忙しくても楽しまないわけにはいかないのです。勿論、写真も仕事の合間々に撮っています。
その写真は、今週中にはUPするつもりですので、今しばらくお待ち下さい。
←大宮静時作 聖徳太子像(材料・神代欅)

それから、展示会のお知らせです。
「大江政子のbag展」
4月14日(月)−20日(日)まで、金沢の老舗の布団屋さん、石田屋・犀川店http://www.ishitaya.com/whatnews/tumugi-bag2008.htmlにて、紬の着物展と同時開催です。皆さんにご来場頂けましたら幸いです。

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2008/03/22 晴 暖かく気持ちの良い日です

フキノトウの花暑さ寒さも彼岸まで。と昔の人は言いました。
本当にそうです。お彼岸の中日の20日は、晴れていたものの風が強くとても寒く感じたのですが、一昨日よりは昨日、昨日よりは今日とだんだん春になっていくのが気温だけでなく、いろいろな芽吹きによって感じられるようになりました。いよいよ奥能登も遅い春本番です。
今月12日にマンサクの花が咲き、15日に鶯。17日に裏山の一番早咲きの桜の開花を確認。(全て去年より約1ヶ月遅いです)昨日、大宮さんがジャガイモを植え、そして今日、昨年、裏山から庭に移植したキクザキイチゲが咲いているのを発見し、ちょっと幸せな気分になりました。なぜならこの花は移植を好まず、過去何回も庭につれてくるのを失敗していたからです。後、シュンランの蕾もずいぶんふくらみ、カンゾウも芽を出しています。昨日、奥能登の銘酒・数馬酒造で行われた琴と尺八のコンサートでお土産に頂いた新酒の酒粕で、珠洲の海岸で採ったアオサを浮かべ粕汁を作り、ゆっくり春を感じながら舌鼓を打った今宵でした。今日、東京や静岡、熊本でソメイヨシノが開花したとか。能登のソメイヨシノは4月の半ば頃ですが、山桜は早咲きから遅咲きの物までいろいろな種類が、これからゴールデンウィークまで順に満開を迎え、私達の目と心を満たしてくれそうです。本当に幸せな奥能登の春です。自然に感謝!

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2008/03/15 晴

大宮静時作 白菜鶯の初鳴きで目覚めました。
今週に入ってからは、雪も急速に溶け出し日陰の吹きだまりのところ以外はほとんど消えて、本当に春らしい暖かい日が続いていたので、もうそろそろだろうかと待っていました。
昨日までは春眠暁を覚えずと言ったようなだるさと何となくすっきりしない感がありましたが、さすが、「うぐいすの一声!?」とてもさわやかな一日の始まりです。
又、1ヶ月以上、何も書かないでいたのは何故と今は思うのですが、季節の変わり目は行ったり来たりする気候と同じで、人間界も自分の思いとは裏腹に何となく事がはかどらずにいるみたいです。
←冬の間、我が家の食卓を満たしてくれた「雪の下白菜」(本当にこれ白菜!と思うくらい緑なのに甘く柔らかくて美味しかったです)が春のやわらかい日差しを受け「まんま白菜」に。

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2008/02/10 曇 時々 晴

NEW BAG(alphabet line series T-line)我が家の改修工事は着々と進み、天井はほぼ張り終えました。
仕上がりも美しくとても素人技には見えないと、さすがの紺ちゃんも賞賛するほど。大宮さんの段取りの良さと発想力、そして大工仕事の上達振りには私も紺ちゃん同様感心しています。

さて、こちらに戻ってまだ3週間経たないのですが、嬉しい連絡が友人達から数件あり、外は真冬なのに心には春が来ています。
心がワクワクするとやる気も起こるもので、この2年、作品は作ったけれどHP上紹介できなかったバッグのページを更新しました。まだこの他にもあったのですが、デジカメとPCが壊れて写真が無くなり、バッグそのものも売れて手元になく今回もご紹介できない作品もあります。でも、今の勢いで2008年の新作やそれらのデザインの物もこの冬に作りたい!と思ってます。

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2008年 元旦

カボチャ漆絵皿(尺5寸)ずいぶんと遅いご挨拶になりましたが、昨年は大変お世話になりました。
お陰様で福岡展では、料理の会はお客様に準備から後かたづけまでお手伝い頂くことになりなりながらも、皆さん最初からのお知り合いのように大いに盛り上がったのは勿論、2会場とも沢山の方々にご来場頂きました。市内だけでなく、市外、佐賀や長崎など県外からもお見え頂き、寒い中、皆様、本当に有り難うございました。
全くの新しい出会いと大学の卒業式以来二十数年ぶりにわざわざ来てくださったり、また数年振りや、毎年来てくださる友人や知人の方々との再会。思い出深い楽しい作品展で2007年を終えることが出来ましたこと、心から幸せに思っています。

←今回の福岡展では、大宮は久し振りに漆で絵を描いた作品を数点展示。中には「これは何?」、「火の玉?にんにく?」と言われた「栗」皿や、「炎?ムシ?」の「白菜」皿といろんなモノに見えた作品も・・・。でも不思議と炎系に見えたこれらの皿は、ダンディーなカナメさんと料理上手なサッカー少年・キャプテン翼君が気に入り、それぞれお嫁に行きました・・・。めでたし、めでたしです。


2008/02/03 曇 ときどき 晴

なんちゃって樹氷2008年も既に2月となってしまいました。
実は福岡展の後、私用のため福岡で年を越し、先月下旬にこちらに戻りました。
又しても2ヶ月振りの更新をお詫びいたします。
まるで20数年前の冬、添乗で訪れた台湾のように暖かくなってしまた博多から(恐ろしいくらいのスピードで温暖化は進んでいます!)能登へ戻るとビックリ!海外にでも行ったような気分にさせてくれる別世界でした。今回は飛行機ではなく新幹線で新大阪まで行き、サンダーバードに乗り換え北上。さらに金沢から、のと鉄道に乗り換えて和倉温泉経由、終点穴水駅までの7時間半の列車の旅でした。大寒のこの時期、北上するに従って当然雪景色になるのを期待していたのですが、舞鶴駅を過ぎて福井に入っても、どんどん金沢に近づいても、そして、過ぎても、ほとんど雪はないのです。4、5年くらい前の12月に同じ経路で戻ったことがあるのですが、その時は新神戸駅付近も琵琶湖沿いもずーと美しい雪景色でそれがどんどん深くなり、静寂の年の瀬と言った風情で本当に感動的でした。ところが今回、私が大寒の原風景に出会えたのは奥能登に入った穴水駅近辺からで、そして、一番雪深かったのは奥能登の中でも我が家周辺のみだったのです!

私が留守をしていた間、昨年12月半ば過ぎに先に帰っていた大宮さんは、我が家の改修(新築したばかりなのに?−改修と言うよりはまだ出来ていない部分)を少しずつですが、勝手口の内側にもう一つドアを作って取り付ける、ロフト上の天井に断熱材を入れる、「障子の間」の天井を張る、各所に全て自前の棚やフックを取り付ける、と大胆かつ繊細に作業を行っていました。詳細は後日、順を追って。

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