女優論 1998年12月10日から11日 怪人K
深田恭子が最近可愛くなってきた。売れはじめはちょっとギャルが強すぎて苦手だった。
流石に16だと肌の艶は抜群である。売れたせいか表情に余裕がでて、コギャル臭さが押さえられた。
ふくれっ面しない方が好きだが、それが個性かもしれない。もう2,3年は君臨する可能性もある。
演技はみていないがCMはわざとらしくないのはよい。体のさっぱり感も一応王道。
この子の場合は男ができても売れ方にあまり問題ないだろう。
加藤あいの芋っぽさも出始めの広末と同じ様で、来年ぐらいにちょうど良くなるのではないだろうか。
ちょっと表情が暗く、場を支配するだけの勢いがないのが難点。勢いが求められる。大人しいのが取り柄
になっているので、男関係は控えた方がよい。同級生などとの大人しい関係ならプラスになると思う。
田中麗奈は流石に可愛い。彼女はちょうど今から1年ぐらいが、天然の魅力ではベストかもしれない。
しかし、その期間は本人が節制すれば大幅に伸びると思う。演技が上手いので、動いた方が魅力的。
夜遊び系でなければ恋人がいても大丈夫なタイプではあると思う。夜遊びは肌と表情が荒れる。
せっかくの健康的な肌、そのままにして女の香りをゆっくりと乗せていってほしい。メジャーになった
年齢が高めなのはその点では有利に働くと思う。
この三人は顔が宇宙人系。21世紀の主流か?広末はもうちょっと古典的。
松本恵は良い意味で子役臭さがとれてきた。是非裏方のもめ事を速く整理してほしい。
奥名恵は爬虫類系の目がますます窶れてきて苦手になった。ブブちゃんの宣伝した頃は良かったのに。
少女系辞めた方が身のためだろう。お姉さん系なら勝ち目あり。
後藤理沙は可愛いが、可愛さの組立がクラシックすぎる。10年前ならさぞ売れたことだろう。
ロリコンには受けるかもしれないが、その方面は現在スピードの独断場である。要工夫。
SPEEDはロリータクィーンの道をばく進中。力一杯の虚像を写し、自らは見えない所で快楽へ溺れてそう。
よく言えば少女に女の要素が加わっているが、悪くいえば単なる荒淫の疲れ。今は若いから大丈夫だが。
広末涼子も受験ストレスではなく、仕事疲れ+荒淫、夜遊びの疲れですっかり肌と表情が荒れてきた。
目や肩の凝っている感じではなく、全体にエネルギーが下がっている感じである。
場の支配力も集中力とともに低下し、下手な棒読みの演技だけが残っている。以前の印象力で現在は
仕事がそれほどは減っていないが、数年後には内田有紀の二の舞だろう。
スキャンダルが表にでなくとも、ファン離れは必然であろう。昨年の10月の時点で、かなり本人の
表情から内なる張りが消えて営業用の造り顔が全面にでてきていた。こうなれば演技も勉強して
脱ぎもこなせる正統派の女優になった方が正解だろう。躯の細さが独特の味となると思う。
麻生久美子は艶が乗っていていい感じである。上手くするといい女を表現できそうだ。清潔感のある
体と演技を期待したい。菅野美穂よりもしぶとく明るくいけるかもしれない。
菅野美穂はヌード写真でブーストもせず、消えもせず、なかなかおもしろいポジションかもしれない。
松嶋奈々子は気張った空気を造りすぎである。トンネルズとのエロコントやオ・マ・タの方向の方が
自然であった。もうちょっと気楽にエッチな話のできるお姉さんのイメージになった方がよい。
優香は体のインパクトはあるが、なぜか顔が印象に残らない。新山千春共々ちょっと古くさい顔。
もっとも身の回りにいたらかなり可愛い方だろうが。
鈴木あみは単なるブス。表にでるなら少なくとも眉毛をどうするか傾向を決めるべし。
小室哲也の断末魔か?いくら変な眉の女が流行っていたとはいえ。
藤原紀香は今年を支配した。基本的には単純な(整形?)美人だが、熟れきったとろとろになる寸前の
体&雰囲気がまるでイタ車のようでよい。自らの躯でスポーツする女。高層ホテル窓際エッチ向き。
さとう珠緒はちょっと今年や窶れ気味。日本的女性美を表現できて脱ぐには良い頃かもしれない。
内田有紀は断末魔。すでに好感度調査にもあがってこない。酒井紀子、高橋由美子共々アイドル
不在時代のつなぎとしてはいい仕事したが、いかんせんやることなす事古い。とっとと脱ぐべきだろう。
後の二人も論ずる事なし。最近の日産と同レベル。マニアや愛している方には良いと思う。
それなりには体を張って生き残ってはいけるかもしれない。残り物は美しくないが、残り物とて生きて
行かねばならないのはわかる。
遠藤久美子と中山エミリは表現のベクトルが一方向すぎて、飽きた。もうちょっと多様性を。
松たかこも同様。なにを話していても同じ役の同じ台詞に聞こえるのは上二人より悪い。お嬢さんの
イメージで鈍くささを逆転のプラスとしていたが、(この点では広末も同様である。)実行動が派手では
元も子もない。
江角マキコは良くも悪くも現代の女。その非常な強力さは、女性にとって、世の「男」という悪代官を
ばったばったと倒すヒーローであろう。スポーティーな肉体と存在はまるでナチスの記録映画の主役の
ようである。男に尽くさせる、という行動が松田聖子のようにじめじめしていないのがよい。
さっぱりしていて、友人としては魅力的な存在かもしれない。女性としてつきあいたいタイプではないが。