「よーし 夕飯作ろっ タマゴのおかゆ挑戦!」
カゼによる高熱で学校を休んだ真琴を看病するために、糸は真琴の家に居た。
日中は友人達が見舞いに来ていて騒がしかったが、すっかり日が暮れた今は、もとの静けさを取り戻していた。
「・・・ん・・・
冷たくて気持ちいい・・・」
「糸さん?」
ふと真が目覚めた。
糸が自分の額に冷たいタオルを当ててくれていた。
部屋の電灯が点いていることで、もう夜なのだとうっすらとわかった。
「だいじょうぶか?まこ?」
「・・・うん ずっと居てくれたの?」
「心配だったから・・・ 兄ちゃんにはちゃんと電話しといたぞ? あたしのことは心配すんな」
安心したように微笑みかける糸。
「おかゆ作ったんだけど 食えるか?」
「食べるよ 糸さんが作ってくれたなら」
苦しい息の下から、真が微笑んで答える。
「食べたらこの薬飲んどけよ」
「・・・それも保健室から持って来たの?」
「返すってっ!!」
真っ赤になって叫ぶ糸に真は微笑む。
(体温計だけでなく薬まで持って来てくれたの?糸さん?)
少しずつなんとか食べ終わった真に、
「まこ、熱測ってみて」
糸が体温計を手渡して計るように促す。
(・・・・・まだ高いな)
真から渡された体温計を、渋い顔をして見る糸。
「じゃ 薬飲んで寝てろ」
糸が真をベッドにもと通りに寝かせようとした時、
「糸さんは?」
「は?」
「どこに寝るの?」
「あたしはどこだって寝れるよ いーからお前は早く寝ろっ」
「一緒に寝よ?」
「は?」
「うつらないように背中合わせでいいから、オレと一緒に寝よ?」
(うつらないって・・・そーいう問題か?)
糸は少〜し悩んだが、高熱で弱っている真のそばに居たいのも正直な気持ちだったので、
・・・・・・一緒に寝ることにした。
「苦しくなったら言うんだぞ?」
「うん ありがとう」
糸は真の隣りに横になりながら、時折、真に額の乗せたタオルを替えてやる。
まだ熱は下がっていないらしく、真の口からこぼれる寝息は苦しそうだった。
手っ取り早く熱を下げる方法は・・・・・。
汗をかくこと・・・・・だったかな。
こんな深夜に、大好きな真とふたりきりでいることに、糸の感情も高ぶっていた。
しかも真は普段は絶対に見せない、弱った姿をさらけ出している。
そんな無防備な真の姿に、糸の真への想いはどんどん膨れ上がっていった
糸は眉間にしわを寄せて眠る真の乾いた唇に、そっとキスをした。
一度触れてしまうと、もう、糸の理性も抑えられなくなっていく。
もう一度、さっきよりゆっくりキスをすると、汗を少しかいている真のパジャマの前を開けた。
見慣れたはずの真の意外と広く厚い胸が目の前に現れる。
糸は苦しい呼吸で上下するその胸を優しく静かに何度も撫でた。。
そのうちに、真の自分とは随分違う小さな乳首をいじり出し、ぺロぺロと舐めだした。
糸が思ったより、ずっと真の体温は高かった。
糸は真から借りていた衣服を脱ぎ、下着だけになって真の上半身に体重をかけないように、
自分の上半身を重ねた。
糸の体温が真の体温を吸い取ろうとしているように、ふたりの間を熱が移動していく。
糸は、真の上のパジャマの前を開けたまま、下のパジャマをするっと逃がした。
見慣れない下着をまとった小さな真をそのまま大切そうに掌で包んでみた。
それは、小さく、どくんどくんと真の鼓動に合わせて脈打っていた。
これも真であることを実感した糸は、そのまま下着から小さな真を外に出し、
直に細く長い指でその形をなぞってみた。
すると、糸の指の動きに反応して、どんどん固く長く、
それまでとは全く異質なものへと変貌していった。
その先を刺激すると、ぬるっとした液が噴出した。
糸は、その真から生まれた液をぺロっと舐め、その液を吐き出した亀頭を、
ぱくっと口にくわえてしまった。
そして、まるで大きな飴玉を舐めるように、口の中で転がしていた。
「・・・・・ん・・・・・」
真の口から小さく声が漏れた。
(・・・・・え!?)
自分の思いがけない格好と、さらに糸の思いがけない格好に驚く真。
すっかり目覚めてしまった真に、糸は、小さな真を口から離して言う。
「まこの熱が下がるように 汗かかせようと思って」
真は、自分がすでに嫌な汗をかいているような気がしたが、
夢うつつでの気持ちよさを思い出し、なんなく糸の行為に同意してしまった。
糸は、改めて、小さな真を口に入れ、今度はその下の肉棒の部分も満遍なく舐めていた。
小さかった真は、信じられないほど、大きく固くなろうとしていた。
真は熱に侵されながらも、糸の優しい愛撫にその欲は最高に盛り上がりつつあった。
小さかった真をいとおしむ糸の口も指も、真の愛液でねっとりと濡れていた。
真も糸も全身にうっすらと汗をかいている。
「糸さん、オレを受け入れてくれるよね?」
「・・・・・うん いいよ」
糸は真の胸に顔を摺り寄せると、いつのまにか解放されていた滑らかなふたつの乳房を
そこに乗せるように自分を重ねた。
そして、横たわる真の両肩に自分の両手を静かに乗せると、上半身をゆっくり起こして、
さっきまで口にしていたもうひとりの真を受け入れる体勢を整えていった。
糸の下の口は、すっかり真を感じてあふれんばかりの熱い汁を蓄えながら、
真の侵入を待ち構えていた。
糸は真の体に座るように体勢を変え、少し腰を浮かせて自分の中に大きく育った真を受け入れる。
真の手に少し支えられたもうひとりの真は、容易に糸に吸い込まれていく。
お互いを感じて潤いあったふたつの欲は、まるで約束されたかのように繋がっていった。
糸の熱く燃える体の芯まで、真のいつもより高い熱が届く。
「あっ」
自分の奥深くまで真を受け入れた糸は、思わずのけぞる。
その糸の細い腰を真は逃さず、熱を帯びた両手で支えた。
その腰の中と外に同時に真を感じた糸は、自分の欲望のままに腰を動かしていた。
時には上下に、時には左右に、そして時には前後に、そしてまるで弧を描くように・・・・・。
「んっ」
糸に侵される状況になった真の口から、微かに甘い感情が漏れる。
さっきまで熱でうかされていたのに、今はこんなに気持ち良くなっている自分。
しかも気持ち良くさせてくれているのは、他ならぬ最愛の糸である。
精神の糸が切れるのも当然だった。
真は、顔を上気させながら真を受け入れ続ける糸を、どうしようもなく愛しく感じていた。
そうしていつしか自分も糸の動きに合わせるように、腰を動かしていた。
「・・・糸さん 好きだよ・・・」
「・・・まこ・・・」
想いを声に出した途端、いっそうの恥ずかしさと恋しさが糸と真を支配してしまった。
糸は思いっきり真の上で跳ねた後、真の首に抱きついて倒れこんだ。
ほぼ同時に真も想いと遂げ、自分に重なる糸を抱き締めた。
「弱くたってカッコ悪くたってどんな真琴でもいーんだよ
つらい事も楽しい事も あたしは全部共有したいから 甘えたっていいいんだ」
糸の真実の言葉が、真のほてった心と体に染み込んでいく。
――――――糸の想いが真の想いと重なった――――――
<真琴の家―U>
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