「おはよ 糸さん」
「・・・・・はよ まこ」
ベッドに横になったまま、真が向かい合った糸に目覚めのキスをする。
何度も何度も 何度も何度も。
真の軽くしつこいキスに、ようやく少し目を覚ました糸は、
起き上がろうと腕で体を支え始めたところで、真に邪魔をされる。
「・・・・・まこ?」
「今日はふたりともオフなんだから まだいいじゃない?」
同じ映画に出演しているとは言え、必ずしもオフが重なる訳では無い。
しかも、撮影入りや終わる時間も違うことが殆どである。
一緒に暮らしているのに、すれ違うことが多くなっていたのも事実だった。
この映画にふたりで出演することになったその少し前から、
真の方が顔が売れて忙しくなり、糸とは一緒に居る時間が少なくなっていた。
夢を叶える真を支えようと思って平静を保っていた糸だが、
実は淋しさを堪えていたことも事実だった。
籍を入れて同じ家に帰って居ても、分刻みで拘束される真とのすれ違いも数え切れない。、
こうして時間を気にせず真と一緒に居られることは、矢張り嬉しかった。
糸は、ベッドから体を起こして腕を伸ばすと、床に届く長いカーテンを少しだけ開けた。
紛れもない朝陽が、一気に細く強く薄暗い寝室の一部を照らし出した。
が、糸は真に力尽くでベッドに戻されてしまったので窓の全てから朝日を浴びることは出来なくなった。
( まあ いいか )
と、覚醒しきれない頭でもう一眠りしようかと、自分の温もりが残る真の隣に改めて体を横たえた。
真は横向きのまま、相変わらず糸の頬や唇を悪戯でもしているかのように楽しそうについばんでいる。
まだ眠気の取れない糸は、もう止めさせようと真の体に手を添えたが、
真はそれを糸からのOKの合図と受け取ったのか、
今度は体を起こして糸の上になると同時にねっとりと唇を重ねて来た。
「 っっ!!」
糸は驚きながらも真を拒む理由が見つからないので、
そのまま、つい数時間前の暗闇の中での行為のように舌を絡めてしまっていた。
「・・・・・んっ」
薄く目を開けると、何もかも照らし出すような朝陽の中に、くっきりと真の顔があった。
白い肌に長い睫毛。
何もかも、糸が知っているいとおしい真の顔が。
糸は急に恥ずかしくなったが、真の欲求を受け入れるつもりもあったし、
何よりも自分の体が、もう真を迎える準備を始めていることに気付いてもいた。
――――― いくらオフだからって こんな時間から
そうやって自制する自分も居たのだが、
どんな時でも真を一緒に居られるのなら構わないという本心が勝ってしまう。
それは真も同じであった。
糸と離れている時間が長ければ長いほど、
一緒に居られる間は片時も離さずに腕の中に置いておきたかった。
気持ちが重なるように繋がった唇から唾液が交じり合う。
糸は絡まる舌の動きに伴って、真の唾液が自分の中に入って来るだけで、
女としての体のあちこちが熱を帯びて熱く固くなってしまうことを感じていた。
「・・・・・・ あん ・・・・・」
普段は絶対に出さないような喘ぎ声を出してしまう程に、糸は心も身体も開いてしまう。
真は、糸の薄い下着の上から既に高く尖ってしまった二つの突起を指で弄りながら、
糸の舌を舐め吸い続けていた。
少しだけ開けられたカーテンの間から白い朝の陽射しが寝室に確実な朝の訪れを伝える。
夜の闇の中でひとつになった数時間前の空気とは、
明らかに異なる済んだ空気に包まれているのにも気付かないように、
真は糸を、糸は真を求め、肌を合わせ続けていた。
真の中心は、吸い込まれるように糸の中にその姿を隠しながら、
真の鼓動に合わせて強く脈を打っている。
「・・・・・・ んっ ・・・・・・」
真が糸に触れる唇や指の角度を僅かに変えるだけでも、
糸の中で蠢く真の存在が糸に声を出させる程の刺激と興奮を与え続ける。
そして、糸自身も自分の中に居る真を強い意思できつく締め付け続けるのだった。
この時が永遠に続けばいい
声に出さなくても、ふたりの思いは同じだった
それは、いつまでもこうして繋がっていられないことを悟っているからこその、
強く激しい願いでもあるのだった。
―――――ねえ 糸さん
少し遅くなった昼食兼用の朝食の片付けをしながら、真が糸に問い掛けて来た。
――――― 「愛」の反対語って 何だと思う?
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〜Wジュリ番外編第7弾に寄せて〜
今頃、Wジュリ番外編第7弾に寄せての妄想発車でした。
ゆるいなあ(笑)
ところで。(本編をお読みでない方、ごめんなさいね。)
・・・・・・まこりんが糸さんと「愛」問答を交わしたのは、
朝食後でしょうか? それとも昼食後でしょうか??
朝食後だったら、朝っぱらからヤった後で、
昼食後だったら、昼までヤっていた後で。
・・・・・あれ?・・・・・解釈はおんなじ??(大恥)
理紗ママが迎えに来なかったら、
絶対に糸さんはまこりんの誘惑に勝てずに、
一日中おうちでエッチ★していたに違いない!
と思ったのは世界で私独り・・・・・じゃないと思いたいです。。。(弱気)
翌日のロケで、糸さんの腰が使い物にならなくなっていませんように・・・・。
まこりんについては、化け物なので何の心配もありません。
5月の当サイト内の色々な記念について、お祝いをありがとうございましたvv
ここまでご覧いただいているか謎ですが、
「かおるさんはオトナでエロイ人」とご想像頂いて感激しましたvv
もっともっとエロイ人って言われるようになりたいです♪
どっか壊れているのでしょうか(笑)。
では、またvv
今度はぶっ飛んだ世界もお送りできるよう、エロくなって来ます!
何処で修行を積むのよ?
お付き合い、ありがとうございましたvv
とりあえず、Wジュリ番外編第8弾の前に出せて安堵してます。
(2007.06.08)