目を覚ますと、目の前には長い金色の睫毛が伏せられていた。

自分の枕とは違う真の腕の感触に、ここが真の部屋であることを思い出す。

糸が枕として独り占めしていたのとは別のもう片方の腕は、糸の体を包むように背中に回されていた。





さっきまでの唇と体を重ね続けた熱い情事を思い出して、急に恥ずかしくもなったが、
それ以上に真に求められる幸福感が込み上げて来て、体が熱くなった。
何度、真に体を許し心を捧げても、慣れるどころか彼への愛しさは増え続ける一方だった。


じっと真の整った綺麗な顔を眺めながら、白い頬にかかった金の髪を避けてみる。
人形のようなその寝顔を見つめていると、さっきまでの息を荒げて自分を貫いていた真とは、
まるっきり別の生き物のように思えるくらい不思議に清らかに見えた。


しばらく、真の顔を撫でるように優しく触れて見つめていたが、
ある欲求を感じて、糸は真の腕からすり抜けて起き上がろうとした。


「 ・・・・・どこ いくの? 」


真がうっすらと目を開けて、糸の体に回していた腕に力を入れた。
その力で、糸は離れようとした柔らかく温かい場に引き戻された。


「 あ・・・ まこ 起こしちゃった? 」


戸惑う糸の問い掛けを無視して、真は糸の体から腕を解かずに居る。


「 ・・・・・・あの 」


「 なに? どうしたの?」




本当のことを言わなければ、この場を解放されないと悟ったのか、糸が言い難そうに訳を告げた。


「 トイレに行きたいから・・・・・・ 」


思い切って真にこの場から離れたい理由を告げた糸は、
次の瞬間には真が絡めた腕を緩めてくれるとばかり思っていた。



だが、真は糸を解き放つ素振りも無く、
「そう」と言ったきり、またそのまま眠りにつこうとしていた。



「 まこ? 」


予測が外れた糸は驚いて真の腕からすり抜けようとしたが、
真の力は、糸の力では絶対に振り解けないほどに強く激しい。


これが一生の別れとかじゃないんだから・・・・・
そう思いながらも、糸には大好きな真を邪険に突き放すことはできない。


糸の葛藤を知ってか知らずか、真は何事も無かったように糸に絡まって小さな息を立てていた。



「 まこ 離して? 」


静かにやんわりと抵抗していた糸だったが、尿意がおさまる筈は無かった。
なんとか真から離れようと、もがけばもがくほど下半身に意識が集中して行く。


ふっと起き上がった真は、あっと言う間に糸の両手を脇にあったタオルでベッドの端に縛り付け、
糸の臨界点を察したのか、いきなり糸の股間に手を伸ばした。


「 ! 」


糸は我慢のはけ口を刺激するような真の行動に驚き、その手をどけようとするが、
両手が自由にならない上の無駄な動きは、全てが尿意を高めることに繋がって行く。


「 やだっ なにすんだっ 」


糸が必死に抵抗して真琴の手を自分の股間から離そうとしたが、
さっきまで真自身を飲み込ませていた入り口に、真琴の指がぐっと置くまで食い込んだ。


「 あっっ ! 」


その真の指が糸の尿管を刺激したのか、堪えきれずに糸の別の穴から液体が零れた。


「 ! 」


信じられない出来事に硬直する糸の股間に顔を移動させた真が、
糸に入っている自分の手を濡らした液体をぺろっと舐めた。


「 いや・・・・・ 」


糸は、まだ体の中に残っているその液体の残りを外に出さないようにすることに、
全神経を集中している。
そんな糸に対して真の行為は、我慢の限界値を突破してしまうものだった。


「 糸さん かわいい 」


足の間から聞こえる真の声に、これまで感じたことのない恥ずかしさを感じて声も出ない。



「 まこ・・・・・ 」



「 ・・・・・・糸さんは ぜんぶ オレのものだから 」




糸の濡れた股の間をペロペロと舐め取る真の顔面に向かって、

糸の意に反した糸の全てが、勢い良く放出されるまでにかかった時間は、

ほんの少ししか無かった。

























<迷い道 ―― えき*3 ――>



















===== 歪んだ愛と妄想の世界へようこそ

お付き合いありがとうございました。

許せる方だけお楽しみくださいv
と、いつも申しておりますが、本当にこの世界を楽しんでくださる皆さまに御礼申し上げます!
ありがとうございます!

そして、許せなかった皆さま、折角おいでいただいたのに、ご縁が無くて残念でございます。
これに懲りずに、素敵なネットライフをお過ごしくださいませ。


ドラマの【あいるけ】を(倍速最高で)観て、あまりにぬるくて悲しくなりました。
映画の方がエ○いらしいですね。
原作も読まず、映画も観ないでは失礼千番ですが、
【しつらくえん】も全然萌えなかったからなあ・・・・・・。
最後でも何でも死んじゃうという展開が許せないのかもしれません。
ヤマト魂100歳まで。

死んじゃったらえくすたしーも味わえないじゃんっ!(問題はそこか?)



チャット会でお世話になった皆さま。重ね重ねありがとうございました!
あとひとつのネタ。
遠○操作。
誰か書いてくださいませんでしょうか?
このままわたくしが勝手に書いてもいーのかしら??(笑)



(2007.03.21)