夏の一時







「ん〜!!やっとついた。結構遠かったな。」
ここはあるホテルの1室。ホテルの前には海が広がっていた。
たった今ついたばかりのホテルの部屋で、移動に疲れたのか糸は大きくのびをする。
「糸さん!!」
「何?ま・・・。」
パシャッ
「・・・こと、・・・何してんの?;」
「ん?せっかく糸さんと旅行できるんだから記念写真を・・・と思って☆」
「なんで私ばっか撮ってんのさ!!記念なら一緒に撮ろうよ?」
「あ、そうだ・・・。糸さん、写メとろvv」
「え?写メ?カメラで撮ればいいじゃん。」
「いいから、いいから☆」
ピッ・・・ピピッ
「・・・糸さんかっわい〜vv待ち受けにしよvv」
話がまったくかみ合わずに、糸は振り回されていた。
「真・・・いつにもまして機嫌いいな。」
「そりゃね。糸さんと2泊3日も2人きりで旅行できるんだもん。糸さんは嬉しくないの?」
満面の笑みで真に見つめられて、糸の顔はどんどん真っ赤になっていく。
「・・・私だって・・・嬉しいけど・・・///」
「糸さんかわいい〜vv」
思わず真は糸を抱きしめた。糸の顔はさらに赤くなる。
「だぁぁぁ///離れろ///」

糸と真は、劇団の休みを利用して2泊3日の旅行にやってきた。
ことの始まりは、真が商店街の福引で1等の旅行券を当てたことだった。
ペア旅行券だったので、真はもちろん糸を誘ったのだ。

「それにしても、よくおとうさんから許可とれたね。」
「私もびっくりした;気をつけて行って来いってそれだけなんだもんなぁ。」
「ちゃんと俺達の結婚認めてくれてるって事でしょ。」
「私達・・・結婚できるんだよな///」

3日前、千秋楽の後に2人の結婚が決まった。
新居も、2人には秘密で糸の兄弟が用意してくれていたのでそこに決めていた。
竜良が関わった子の家で生まれた子犬ももらえることになってるし、
これから忙しくてわくわくするような日々が2人を待っていた。

「これから決めなきゃいけないこといっぱいだね。」
「引越しの用意とかしなきゃだし、新居の家具も買いに行かなきゃだし・・・。」
「ねぇ、糸さん。ダブルベットにして一緒に寝ようよvv」
「・・・は?何の話?///」
「新しい新居の話vv」
「!!///えっと・・・ぁ・・・そ、そうだ!!この話はまた今度にしてとりあえず泳ぎに行こう!?なっ!!」
真の返事も聞かずに糸は水着を持ってバスルームに閉じこもってしまった。
「そうだね。今は旅行を楽しまなきゃね。せっかく泊りがけなんだし♪」
バスルームにいる糸からは何の返事もなかった。

水着に着替えた2人は大きなウォーターベットを持って海で遊んだ。
「結構水冷たいね。」
「そう?・・・って私水に入ってないけど。」
糸はウォーターベットに寝そべって浮き、それを真が紐で引っ張っていた。
「・・・じゃあ交代☆」
「いいよ。ってちょ、まこ!?うわっっ!!」
ザッバ〜ン
突然真にひっくり返しにされて、糸は全身びしょびしょに濡れてしまっていた。
「ね?冷たくない?」
「おっまえなぁ・・・いきなりやんなよ!!びっくりするじゃねーか!!」
「いきなりじゃなきゃよかったの?」
「・・・そういう問題じゃない;・・・いいからまこ乗れよ。今度は私が引っ張る!!」
「俺と同じことしようとしてるでしょ?」
「(ぎくっ)そ・・・そんなことないって!!」
一瞬糸の笑いが引きつったのを真が見逃すはずもなかった。
「糸さんわかりやすいからねぇ。よいしょっと。」
「わっっ!!なになになに!?」
真は軽々と糸を抱き上げて、再びウォーターベットに乗せた。
「今度はひっくり返したりしないから、ちゃんと乗っててね♪」
「さっきもちゃんと乗ってました!!真が悪いんだろ!?」
こんな調子で、2人が海で遊び始めて3時間がたった。少し休憩しようと2人はビーチにあがった。
「なんか飲み物買ってくるから待ってて。」
真は糸をその場に残して近くの売店に行ってしまい、糸は大人しく海で遊んでいる人を眺めながら待っていた。
その時、アロハシャツを着たチャラチャラした男が1人、糸に近づいてきた。
「ね〜ぇ、彼女!!そんな所で1人で何してんの?暇なら俺につきあわない?」
「・・・人待ってるんで。(なんで私に声をかける;ほかにも女の子いっぱいいるだろぉ?;)」
「あ、やっぱり彼氏いるよねぇ・・・。あのさぁ・・・。」
「何か用ですか??」
男が何か言おうとした所に真がジュースを持って戻ってきた。顔は笑っていたが、明らかにオーラが怖い。
「あ・・・えっと・・・実はこんなのがあるのでよかったら参加してね☆」
男は早口で用件を言うと、持っていたビラを糸に渡して一目散に逃げていった。
「何あれ・・・。糸さんお待たせ。はい、ジュース。」
「あ、ありがと。(お前のオーラに逃げたんだよ・・・。)あっ!!」
糸にジュースを渡し、さっきの男が残していったビラを取り上げる。
「真夏の美少女コンテスト・・・だって。」
「あの人参加者集めてただけなのか。てっきりナンパかと思っちゃった。」
「そうみたいだね。(どさくさにまぎれてナンパもしてたんだろうけど。)で、糸さんでるの?」
「ん〜?出るわけないじゃん。それ美少女コンテストだろ?あ、まこ出れば?美少女じゃん(笑)」
「出てもいいけどウィッグないからなぁ・・・。」
「ごめんなさい、冗談で言いました;(あれば出るのか?)」
糸はまったくと言っていいほど関心がなかった。自分には関係ないと思っているらしい。
「・・・糸さんはこれに出て優勝できないと思うの?俺は糸さんなら優勝できると思うけど。」
「何言ってんだよ?無理だって。私のどこが美少女なんだ?絶対無理!!」
糸の言葉に真は厳しい顔つきになったが、すぐにいつものように優しく糸に笑いかけた。
「じゃあさ、賭けしない?糸さんがこれに出て優勝できるかどうか。」
「私は優勝できないで、まこはできるって?」
「そう。で、勝ったほうが負けたほうの言うことを1つ聞く。」
「・・・おもしろそうじゃん!!わかった。じゃあエントリーしてくるよ。」
「あ、待って。その前にお化粧直し♪ホテル戻ろ?」
「・・・なんで化粧道具持ってるの?;」
「細かいことは気にしないのv糸さん化粧しなくても綺麗だけど、一応・・・ね。」
乗り気じゃない糸を真はホテルの方にうながした。
「なんか真の方が張り切ってない?出るの私なんだけど・・・。」
「その糸さんが自信なさげだから俺が自信持たせてあげようとしてるのに・・・。」
「自信って・・・;確かに化粧で女って化けるよなぁ・・・。私このままでいいって、まこ!!」
「いいから。時間ないから早く行こうね?」

(半ば無理やり?)糸は真に化粧されて、コンテストに出ることになった。
「(うわぁ・・・かわいい子いっぱい。優勝なんか無理だって;あ、真観客に混じってる。あいつも投票すんのか?;)」
糸は出場者の女の子を見回しながら、なれない場に軽く緊張していた。
「あの人スタイル良すぎじゃない!?」
「キレ−・・・。モデルさんかなぁ?///」
「うらやまし〜・・・。あの人で決まりなんじゃないの?」
「でもさぁ・・・あの人なら納得できるよね///」
「できるできる!!」
同じ出場者の女の子達が糸を見ながら交わしている会話は、少しも糸の耳には届いていなかった。
それどころではない糸は、周りの熱い視線さえ気づいていなかった。

そして、コンテストが始まった。
出場者は50名。コンテストはその場にいる観客の人が1番キレイだと思う人を投票するというもの。
前半組と後半組に50人を分け、その中からそれぞれ1人を決めて優勝者を決めるのだ。
糸は後半組に入った。
「39番OOOOですv」
「・・・40番三浦糸。」
「41番△△△です。」

「なぁなぁ、40番の子スタイルよくねぇ!?///」
「キレイだよなぁ///彼氏いんのかなぁ?」
「そりゃいるだろ。あれだけキレイなんだから。」
「彼氏うらやましー!!」
こんな風に糸は観客を虜にして、結果は圧勝だった。
「・・・うそ;」
糸は信じられない心境で、前半の決勝者と2人でステージに立っていた。
前半の決勝者は糸とは正反対の女の子だった。背も小さくて髪もふわふわに巻いていて、まるで女の子の代表と言った感じ。
「よろしくお願いします///」
「あぁ・・・よろしく。(これはこの子で決まりだな。)」
なぜか赤くなりながら糸に挨拶をする女の子に、とりあえず愛想よく笑って挨拶を返す糸。
すると女の子の顔はさっきよりも赤くなっていく。糸はどうしてかさっぱりわからなかった。
緊張がほぐれて、ようやく同じ出場者だった女の子達が自分を見ていることに気がづいた糸。
「・・・。(私どっか変なのか?;真に化粧してもらったけど・・・自信なんか持てないよ;)」
結果よりもとにかく、糸は早くコンテストが終わってほしいと思っていた。
そしていよいよ優勝者決定の投票が終わった。
その結果は・・・

「もう夜なんて早いね。明日は何しようか?また海で遊ぶ?」
「・・・絶対おかしいって!!みんな化粧にだまされてるって!!」
「まだ言ってる。だから言ったじゃん。糸さんなら大丈夫だって☆知ってる?最後なんか会場の女の子達まで糸さんに見とれてたんだよ?」
「え・・・見とれてって?だからあの子顔赤かったのか・・・?///」
糸は見事コンテストに優勝した。それも圧勝で。しかし糸は、真の化粧のおかげだとずっと言っていた。
今はもう日が暮れて食事もすまし、2人はゆっくりしようと部屋に戻ってきたところだった。
真は2つあるうちの1つのベットに腰をおろす。糸はもう1つのベットに寝そべった。
「糸さんはどうしてもっと自分に自信持たないの?キレイなのに。」
「だって・・・今まで男のかっこしてかっこいいとか言われてたから・・・女としてはどうなのかわかんないんだよ・・・。」
「でももうわかったでしょ?糸さんは男でも女でも素敵ってことvv俺と同じ!!」
「そうだな。まこどっちも合うもんな。真琴さんはモテモテだったし(笑)」
「・・・ところで糸さん。俺勝ったんだけど?」
「勝った?・・・あ;(忘れてた;)・・・わかったよ。で、私は何すればいいの?」
糸は上半身だけを起こして真を見る。真は糸の寝そべっているベットに座りなおした。
「キスして?」
「なっっ///」
糸は驚いて飛び起きた。顔は真っ赤になっていた。そんな糸の顔に、真は手を添える。
「いつも俺の方からしてるから。たまには・・・ね。」
「キスって・・・どこでもいいの?///」
糸の心臓は爆発しそうなくらいドキドキいっていた。
「やっぱりキスって言ったら・・・ここでしょ?」
そう言って糸の顔に添えられた手が糸の唇に触れた。さらにドキドキは加速する。
「・・・キスじゃなきゃだめなの?///」
「だぁめvv・・・糸さん・・・キスしてよ。」
満面の笑みの真に見つめられて断れるはずもなく、糸は真の顔に両手を添えてゆっくりと顔を近づけ、キスをした。
触れるだけの短いキス・・・。
「・・・これでいいんだろ?///」
糸は赤くなった顔を隠すように、すぐ真から離れた。でも真が、離れようとする糸の手首をつかんで引き戻した。
「ちょっ真///」
「じゃあ、これは俺からのお返し。」
「わっ!!んんっっ・・・!!」
真は突然糸を押し倒して、キスをした。糸がしたキスよりも長くて激しいキス。
キスをしている間にも糸の服はどんどん脱がされていく。抵抗しようにも、糸の手はとっくに真によって拘束されていた。
「んっ・・・っっはっはぁ・・・はぁ・・・ちょ・・・っと待って・・・。」
「どうして?・・・イヤ?」
「・・・ヤ・・・じゃない・・・けど・・・で、電気消そうよ///」
「このままでいいじゃん。糸さんの体見たいし・・・。」
真はそう言いながら手を止める様子もなく、糸の首筋に唇をあてた。そしてそのまま胸までなぞるように移動する。
そして、片方の乳房を口にふくみ、もう片方は手でもてあそんだ。
「あ・・・。はぁ・・・っっ!!」
真が触れるたびに、糸からは甘い息が漏れる。
上の服は初めにベットの下に落とされ、糸の腰が浮いた時に下着と一緒に下の服も脱がされて、糸はもう何もまとってはいなかった。
いつもはついていない明かりのせいか、糸は真の視線に感じてしまっていた。どんどん体が熱くなっていくのが自分でもわかるほどに・・・。
「糸さん、すごくキレイだよ・・・。」
「ぁ・・・恥ずかし・・・から・・・見ないでぇ・・・///」
「本当にすごくキレイ。ここもすごく濡れてるね・・・。」
真は糸の手を解放すると、今度は足に手をかけてもう1つの糸への入り口を軽く吸い上げた。
「!?やぁぁぁぁっっ!!」
「糸さんのおいしいよ。もっと気持ちよくしてあげる・・・。」
「な・・に言って・・・あっ!!」
真は舌で入り口をなぞると、そのまま糸の中に入れた。そしてしばらくの間、出し入れを繰り返す。
「や・・・だぁ・・・。そこはっっ・・・だ・・・めぇ・・・!!」
「糸さんの体はそんなこと言ってないよ?それとも・・・もう糸さん限界なの?」
「ぁ・・・まこ・・・は?」
「俺は・・・糸さんがかわいすぎてがまんするの限界かも・・・。」
「・・・・・いいよ・・・きて・・・?」
一生懸命呼吸しながらなんとか話している糸を、真はいつにもまして愛しいと思った。
真も、着ていた服をすべて脱ぎ捨てる。
少し指で糸の中をかき回すと、大きくなって待ち構えていたもう1人の自分を糸の中に一気にあてがった。
「んんっっ・・・!!」
「くっ・・・糸・・・さん。」
糸の中は真を締め付けて追い詰めていた。それに負けないように、真も動いて糸を追い詰める。
どれくらいの時間がたったのかわからないくらい、2人はお互いを求め続けた。
「あっ・・・は・・・ぁ・・・まこぉ・・・!!」
「糸・・・さ・・・ん・・・。」
「んん・・・。」
部屋には2人が名前を呼び合う声と、繋がっている部分からの水音だけが響いていた。
「ぁ・・・ぅんん・・・も・・・だめ・・・。ま・・・こと・・・!!」
「うん・・・俺・・も、もう・・・。」
もう2人とも限界が近かった。
「あぁ・・・っっはっ・・・はぁ・・・ぅ・・・。」
「じゃぁ・・・いくよ・・・?」
「ぅぁ・・・んっ・・・。」
糸の返事を聞くと、真は1度腰を引いてから一気に動いた。さっきよりもさらに激しく。
「あぁ・・・!!」
「くっ・・・!!」
そして2人同時に動かなくなった。

「はっ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
「糸さん・・・大丈夫・・・?」
「うん・・・平気・・・。」
少しして、気が付いた2人。隣で寝ている糸の乱れた前髪を直しながら、意地悪っぽく笑いかける真。
「気持ちよかった?」
「!!///・・・気持ち・・・よかった///」
ふとんで顔を半分隠しながら言う糸に、真は軽くキスをした。
「今日はもう寝ようか?まだ明日も1日中遊べるし。」
「うん・・・。って、まこもこっちで寝るの!?」
「こっちで寝るよ?一緒にvv電気切るね。」
糸を腕の中に抱きしめながら、真は枕もとの台の上に置いてあったリモコンで電気を切る。
そんな真を見て、糸は言葉がでなかった。
「・・・この部屋ってリモコンで電気切れるの?」
「糸さん知らなかったの?って知ってたらさっき切ろうとしたか。すごいよねぇ。世の中も進歩したね☆」
「・・・わざと教えなかっただろぉ!?」
「まぁまぁvv」
「もう・・・。」
すっかりすねてしまった糸は、真に背を向けてしまった。
そんな糸のしぐさをかわいいと思いながら、真は後ろから糸を抱きしめる。
「いいじゃない。もうすぐ俺達結婚するんだよ?そしたら一緒におふろとか入るだろうし、ってか入るし。」
「一緒って!?///私は一緒には入らないからな!?///」
真の発言に驚いて、糸は真の方に向き直った。
「入る入らないはいいとして、俺糸さんに相談したいことがあったんだ。」
「(なんか言いくるめられて入れられそうかも;)・・・何?」
真はさっきとは打って変わって、真剣な顔つきで糸を見つめた。
「あのさ、籍入れる日なんだけど・・・7月23日にしない?」
「7月23日?・・・私の・・・誕生日?」
「うん。今の俺達があるのは・・・糸さんがいたからだから。だから俺は、糸さんが生まれた日に籍を入れたい。
 無事に高校を卒業できて家から開放され、役者の道を進めてるのも・・・全部糸さんのおかげ。」
「でもそれは・・・真ががんばったからでもあるし・・・。」
「糸さんわかってないね。」
笑いながら真は小さくため息をついた。糸はいろんなことに戸惑いながら、真の言葉を考える。
「・・・わかんないよ。何をわかってないの?」
「だからね・・・ここまでがんばれたのは糸さんがそばにいてくれたからなんだよ。糸さんがいなきゃがんばれなかった・・・。」
「・・・私が?・・・ちゃんと真の力になれてた・・・?」
「あたりまえじゃない!!糸さんの言葉には力があるんだよ?知らなかった?」
糸の目からはもうためておくことが出来ずに涙が流れていた。
「糸さん、泣かないでよ。」
真は次々とあふれてくる涙を唇で吸い取っていった。
「私だって・・・まこがいたからがんばれた・・・。7月23日に・・・籍いれよう?」
「うん。・・・なんか夢みたいだね。」
「なにが・・・?」
「だって・・・ずっと糸さんと一緒にいられるなんて。夜寝る時も、朝目がさめても、糸さんが隣にいるんだもん。」
結婚して真と一緒に暮らすということをあらためて実感した糸は、自然と笑顔になる。
「真・・・大好き!!」
「!!///うん・・・俺も大好きだよ。絶対糸さんを幸せにする!!」
「私もまこを幸せにするもん!!」
あんまり糸が必死に言うので、真はおかしくて笑ってしまった。
「な、なんで笑うんだよ///」
「あんまり糸さんが必死だからなんかおかしくて・・・あはははは!!」
「人が本気で言ってるのに・・・もう///」
「ごめんごめん(笑)じゃあさ、糸さん。」
「何・・・?」
「2人で幸せになろうねvv」
「・・・!!うん!!」
2人は最高の笑顔で笑いあって、自然と唇を重ねた・・・。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、2泊3日の旅行はあっという間に終わってしまった。
そして、帰りの電車の中・・・。

「明日から忙しくなるね。7月23日は待ってくれないからがんばらなきゃね!!」
「あんまり日にちないもんな;とりあえず明日デパートでも行く?」
「その前に何買うか決めないと。電気製品は今俺が使ってるやつそのまま使えばいいとして。」
「忙しそうだけど・・・なんか楽しそうかも♪」
「そうだね。早く糸さんと一緒に暮らしたいなvv」
「犬ももらいに行かなきゃね。名前一慶に決めたんだ♪」
「懐かしいね。いいじゃん、一慶!!」
「私達の新しい家族になるんだよな。嬉しいvv」
「そうだ!!まだ大事なこと決めてないよ?」
「え?何?」
「やっぱりダブルベットにしよ?ね?はい、決まり!!」
「なっっ!?///ちょっ待っ・・決まりって勝手に決めんなよ!!///」
「待ったなし!!」
「え〜!?///ずっるいぞ、お前///」
「はいはい、電車の中で騒がないの☆」
「〜〜〜!!」

これからの毎日忙しくなりそうだけど、それ以上におもしろくなりそうで
2人の胸の中には期待でいっぱいだった。

〜どんな日々でも好きな人と一緒ならそれだけで幸せな日々に変わるんだ〜




























<<管理人より>>



表を先に公開してしまいましたが、
本当はこちらを先にいただいてました。

「表用のも書いてくれませんか??」
という私のおねだりを快く聞いてくださって、本当にありがとうございましたっ*^▼^*

入籍日決定ネタは、もう書けないな・・・・・
とちょっと悔しくなったり(笑)。
このネタに気付かなかった私は、やられちゃった気分です(^^ゞ

これからも糸まこラブラブ路線で萌え続けましょうねっvv


(2005.09.18)