……「とりあえず、気のすむまでおいておこう、どのくらい本気かわからないし」
突然の訪問者に、糸は心のモヤモヤが少し解消された気がした。
真が芸能界で仕事をすることになり、2人で一緒にいられる時間がなくなっていた時に
突然、家出をしてきた巴が現れたのだ。
「あたしも1人で家にいるよか、あいつどつきまわしている方がいくらか」
思わず出てしまった本音を真に見透かされ、照れ隠しの精一杯の反撃。
「美人女優に声かけられて のこのこついていくんじゃねーぞ?」
「オレには…糸さんだけだよ」
そう言うと、真は糸の両手を頭上で組倒し片手で押さえ込むと、唇をふさいだ。
いつものように、甘くやさしいキス……とは違った。
――ど…うし…て?…いつもと…ち…がう。
言葉にならない声が頭の中で響き、糸の頭の中は混乱した。
今までに経験したことの無いほど激しく、まるで全てを奪い尽すかのようなキス。
そのキスに糸は、体の中に電気が走るような痺れた感覚を憶えていた。
その激しいキスが、糸の官能の紐を解きながら徐々に下へと下ってゆく。
真により開かれた身体は、その動作1つ1つ全てに素直な反応を見せ、真を喜ばせる。
「……っんあぁ…ぁ……」
いつの間にか、小ぶりながらも形の良い乳房があらわになり、既にその頂点はピンクに染まり自己主張をしている。
それを口の中に含まれ、硬くなった蕾を甘噛みされた為、糸は思いがけず声が漏れてしまった。
婚後も、羞恥心ゆえに本能の赴くまま声を発することは少ない糸が声を漏らしたことに、真は更に男としての征服感を覚え、理性が遠のいて行く。
「糸さん、これが良かったの??」と耳元で囁きながら再度甘噛みをしてみる。
すると、同じ反応が楽しめた。
真は素直に反応する糸に、愛しさと満足感を味わっていた。
糸の甘い吐息に触発された真は、空いている一方の手で糸の中心部を弄り始めた。
そこは既に下着も無意味なほど湿気を帯びており、いつでも真を迎え入れる準備が整っていた。
乳房を舌で弄びながら、役目を果たしていない布の脇から指を入れ、糸の溢れる泉の元へと侵入していき、その形を確認するかのように蠢く。
「糸さん、目を開けて…」
その言葉に従い、そっと目を開く。
「眩しい…あっ、灯り消して」
普段は、糸の希望で必ず部屋の灯りは消してあるのだが、今夜はそんな願いを聞こえない振りをしてかわしてしまう。
「ほら、糸さんのココ…もうこんなだよ?」
小悪魔のような笑みを浮かべながら、泉から引き抜き指に絡みついた糸の蜜を見せる。
その指に絡みついた蜜は、部屋の灯りを浴び一層いやらしく見える。
そんな光景に、羞恥心の強い糸が耐えられるはずが無かった。
「………!!やっ…」
糸は顔を赤く染め、視線を外すのが精一杯の抵抗だった。
それは、まさに真の思いどうりの反応である。
その艶っぽい表情を見ながら、真は再度下着の中に手を忍ばせ糸の花弁を親指で弾いてみると悲鳴にも近い声があがる。
「あああぁぁ……んっ」
いつもとは違う刺激に、糸は顔を高潮させ、その瞳は微かに潤んでいた。
「糸さん、聞こえちゃうよ?」
何の事か糸には理解できていなかった。
「隣の部屋で寝ている巴ちゃんに聞こえるよ、それとももっと聞かせてあげようか?」
まさに悪魔の微笑であった。
そう隣の部屋には家出してきた巴がいたのだ。
――もう寝ているはず……。でもまだ、起きているかもしれない……。
こいつ、ワザと……??――
糸の頭の中は不安と羞恥心で混乱をし始めていた。
しかし、真は考える暇を与えてはくれなかった。
頭上の戒めと、乳房への愛撫を開放された瞬間、糸の腰は軽く宙を舞い下半身を露にさせられてしまった。
糸の両足は大きく開かれ真の肩に。
真は糸の足が外れないようにしっかり腕で抑え、糸の溢れてくる泉へと顔を埋めると、触れるか触れないか、微妙な距離で舌先を這わせていく。
「まこ…だめぇー…んっ……」
必死に声を我慢しようと、自分の腕を口に押し当てている。
しかし真は泉から溢れてくる蜜を、全て吸い尽くすかのように更に舌を這わせている。
部屋の灯りと、真から全てが見えてしまうその体勢に、糸の羞恥心はより煽られ、更に溢れ続けている自分が分かる。
――こんな恥かしいカッコ……灯り消さなきゃ……見えちゃう……――
糸の心中を察している真が、追い討ちをかける。
「糸さん、オレを見て!」
おそるおそる目を開くと、真と視線が絡んだ。
微かに、真が微笑んだ気がした。
真の舌が自分の溢れる部分へと挿し入れ蜜をすすり、指で硬くなった花弁をつまむ。
「ああぁ――!!だめぇ〜まこぉ…」
明るい部屋で視姦され続けながら、弱い部分を執拗に攻められ歓喜の声を上げてしまう。
寝室の灯りが反射し、糸の泉を淫らに輝かせいている。
糸は身動きも出来ず、ただただ真の愛撫に悶え続け、小刻みに震えている。
「ん?何が駄目なの?ココはそんな事言ってないけど?」
そう言いながら、今度は指を奥まで挿入しかき回すと、一層水音が淫らに激しく響き渡り糸の頭の中を痺れさせる。
「んんんっ――!!はぁっ…ん!」
歓喜の声を上げながら、糸の腰が指の動きに合わせて動き始める。
1本から2本へと指を増やし、侵食して動きを早めると、糸の胎内は真の指を締め付け始めた。
真は素早く衣服を脱ぎ捨てると、いきり立った真自身の先端を糸の泉の入り口へと擦り当ててみる。
そしてベッドの上にあぐらをかき、背後から糸を抱きしめ足を割らせた。
「眼を開けて」
素直にその言葉に従うと、正面には姿見があり足をM字に裂かれた自分自身の姿が映し出されていた。
思わず、目を伏せた糸に真は非情な言葉を浴びせた。
「目を閉じちゃ駄目だよ?これはお仕置きだからね」
糸には意味が分からなかった。
「俺のいない間、他の男を家の中に入れたお仕置きだよ」
「だって、巴は…」糸の言葉が終わらないうちに真が続けた。
「以前お祖母さんの家に言った時、巴ちゃん、糸さんとだったら結婚するって言ってたしね、だから今日は覚悟しておいて」
言い終わると、そのまま硬く熱くなった肉棒を糸の胎内へと埋め込んでいく。
「ほら見てごらん、糸さんの中に俺のが入ってるよ」
半分まで埋め込まれた所で、強制的に連結している所を見せられ、いっそう蜜が溢れシーツに滴る。
糸は自分の身体を支えきれず、そのまま勢いよく真の上に沈んでしまう…と同時に悲鳴にも近い声が漏れ、自ら腰を浮かしてしまう。
下から突き上げられ、左の乳房は揉み解され右手で花弁を摘まれ、一気に3箇所を攻められている糸に、もはや声を押し殺す余裕はなくなっていた。
それはまた、真も同じことであった、姿見に映る糸の姿は、いっそう恍惚な表情で自分を誘い、甘い歓喜の声を聞かせてくれる。
「そう、もっと、もっと声を上げてごらん、巴ちゃんに聞こえるぐらい」
真の言葉にたがが外れたのか、糸は理性を失い意識朦朧と歓喜に悶えている。
「…は…っはぁ…あっ……あぁ……ん!」
糸の身体が小刻みに震えてきた時、真は膝立ちをし糸を四這いさせ更に激しく腰を打ち付け楔を打ち込んだ。
「あぁぁ………っん…」
悲鳴と共に、糸の全身が痙攣し真を激しく締め付けた。
―――誰にも触らせない、オレだけのもの―――
FIN
<<管理人より>>
すいません。ついついこんなの↑描いてしまいました(汗)。
「おしおき」
ツボでございましたっO(≧▽≦)O
このお話をいただいた時、
「おお〜〜〜っっ!同志っ!」と改めて実感vv
この流れは至極当然にアリアリですよねっO(≧▽≦)O
まこりんのお誕生日にふさわしい(え?)お祝いを
ありがとうございましたっ!
萌えましたっ(^^)v
(2005.09.18)