「じゃーんけーん・ぽん」
今朝もまた、恒例のじゃんけんが行われている最中である。
ジャンケンに負けた方が、この中から1枚選ばなければならないジャンケンゲーム。
願い通りのカードが引ければ天国だが・・・。

「真、早く決めろよ」
カードを前に、眉間にシワを寄せ考え込んでいた真へ不意に声が掛かる。
その言葉に促され、カードの上に手をかざしゆっくりと左から右へと移動する。
糸が手に持っているカードは「一週間ご飯を作る・裸にエプロン・犬の散歩5時間・
一緒にお風呂・屋根の上で発声練習・一日女装・腹筋500回」と様々な内容の7枚のカード。
「裸にエプロンか、一緒にお風呂が良いなぁ〜・・・」
「ぜってぇ〜嫌だ!」
(誰がそんなこと出来るか!!1日女装をひけっ)
「これにしようかな?」
真がカードの上に手をかざした時、糸の緊張した表情が僅かに緩む。
その僅かな表情を真が見逃す筈がなかった。
「やっぱり、コレにしよ♪はい、コレね」
「えー何でだよ、さっきはこっちだったじゃねーか!ずるいぞ真!」
何とか、そのカードを無効にしようと抵抗を試みてみるが、やはり真の方が1枚上
手。
「んーでも引いていなかったよ?それよりコレなんて書いてあると思う?」
満面の笑みで質問する真に、赤面しながら糸は顔を背けながら答えた。
「し、しらねーよ」
「コレね〜一緒にお風呂だって♪初めてじゃない?一緒に入るの」
1枚のカードを引き当てた2人の表情は正に対照的。
「真、そう言えば今日・・・・」
「糸さん、まさか逃げないよね?」
糸の考えを見透かした真は、不敵な笑みを湛えながら間髪いれずに言葉を遮る。
「に、にげねーよ」
糸の性格を熟知している真にとって、こんな事は朝飯前。
簡単に乗せられてしまうのも、真が糸を可愛いと感じる一部である。




・・・・・・・ちゃぽん・・・・・・・・

「だぁーーーもう、こっちみるなぁーー」
叫びながら真に、シャワーのお湯を飛ばし無意識のうちに背を向けていた。
真はクスクスと笑いながら、わざと糸が恥ずかしがる言葉を投げかける。
「えー?それじゃあ糸さんのこと見れないじゃない」
「いーんだよ、見えなくって!」
「せっかく糸さんの身体が見れると思ったのに・・・あれ?入浴剤なんて珍しいね」
それは、日頃入浴剤を使用しない糸にとって、嫌味とも取れるイジワルな言葉であった・・・。
「たっ、たまにはいいだろ?疲労回復にもいーんだぞ!!」
「ふーん疲労回復ね♪・・・・・ねぇ糸さん体洗ってあげる」
容赦なく、糸が恥らう言葉を続ける。
「こっち向くなぁー」
そう叫んだ糸の肢体は、全身泡に包まれ均整の取れた顔だけが一層紅潮している。
そんな叫びも聴こえないかのように、真の瞳は泡に包まれた糸の肢体を、まるで視姦するような熱い眼差し。
真の熱い視線から逃れるように必死で身体を隠すが、所詮ココは浴室。
僅かに全身の泡だけが頼りなのである。
「糸さんがそんなに照れなければ俺が身体をキレイに洗ってあげたのに…」
糸を見つめる、その瞳からは恐怖にも似たものが感じ取られ
いつもは強気の糸もなかなか言葉が出てこない。
「・・・じ、自分で・・できる・・・から・・・」
やっとの事でそう言うと、ジリジリと近づいてくる真に思わず背を向けた。
その瞬間、頭上から滝のような水が流れてきた。
「やっ!泡が・・・」
叫び声と共に無常にも、糸が全身に纏っていた泡が流されていく。
「こんなところでするつもりは無かったけど、糸さんが悪いんだよ?男を知らな過ぎるから・・・・・・
その反応は、俺を喜ばせるだけだよ?」
「!!え?」
訳が分からないといった顔で、真の顔を見つめる。
その無防備な糸の行動は、いっそう真の心をくすぐる。
不意に後ろから抱きしめられ、耳にキスをされた糸は身体を震わせ、思わず甘い吐息を漏らしてしまう。
「…っんぅ」
その声に促され、真の両手は小振りながらも形の整った柔らかい乳房を弄び、
唇は糸の耳を口に含み、耳の形を確かめるように舌が動いてく。
耳を捕らえられた糸は、逃げ場も無く、真のされるがままに身体を弄られ、時々嗚咽にも近い声を漏らす。
糸の身体を熟知している真は、必要以上に耳や首筋を攻め立てる。
弄ばれていた乳房の蕾は、真の教えたとおり直に硬く立ち上がってきた。
それを確認すると、真は指の間に蕾を挟み軽く力を入れる。
「っんー」
身体に電流のような衝撃を感じ、思いがけず声が漏れてしまった糸は、恥ずかしさのあまり、手で口を塞ぎ必死に声を抑える。
「糸さん、我慢しなくって良いんだよ?」
蕾を摘み円を描くように引っ張りながら、まるで悪魔のような笑顔で囁いた。
「まこ・・・の・・・っはっ・・・いじ・・・わ・・・る」
顔が見えない分、真の言葉は糸を余計に狂わせているようだ。
普段は絶対聞く事の出来ない返事が返ってくる。
それに勢いづいた真は、更に糸を追い詰める。
「ほら糸さん、ココこんなに硬くなってきたよ?」
その言葉にタガが外れ、なめらかな肢体を震わせながら、先程よりも一層悩ましい声が浴槽に響き渡った。
「あぁ・・・ァ・・ン・・・はっ・・ぁ」
浴槽独特の反響が、一層糸の声をいやらしく木霊させ、糸の官能を激しく揺さぶり躰を震わす。
糸の心の動きをまるで把握しているかのように真の左手は、そのくびれた細いウエストを滑り降り内腿の辺りをまさぐり始めた。
糸は下着を着けていない事への羞恥心からか、両足を硬く閉じている。
「ひゃ・・・ぁ・・・」
声と共に糸の神経が後ろへ行き、足の緊張が緩んだ。
臀部に硬い異物を感じ声が漏れる。
硬く熱い熱を持った異物が、臀部の辺りを擦りあげていたのである。
その行為により、硬く閉じられていた脚の力が緩んだ瞬間、真の長い指が禁断の部分に割り込み、
糸の花弁をゆっくりと、なぞりながら、擦りながら更なる刺激を与える。
「うっ・・・うっン・・・はっ・ァ・・・・・・あぁ・・・」
糸の甲高い甘美とも取れる声が浴室に響き渡る。
「糸さんのココ、指に絡み付いてくるよ・・・」
「・・・っは・・・そ・そん・な・・・こと・・・・・な・・・・・・あぁっ・・・」
わざと卑猥な言葉を投掛け、糸の羞恥心を煽り立てていく。
何時しか、シャワーの水音が止み、代わりにねっとりとした水音が浴室に響き渡っている。
最初は1本だった指を、次第に2本3本へと数を増やしていくと水音は更に激しくなり、その音は糸を狂わせるのに、充分すぎた。
糸の身体の奥からは、溢れんばかりの蜜が流れ出してきている。
「ねぇ糸さん・・・糸さんのココ3本も銜えているよ」
「まこ・・・やァ・・・っ・・・」
恥ずかしさのあまり、やっとの事で言葉を口にする糸に、真琴は更に攻め立てる。
「ん?イヤ?・・・・・でも、糸さんのココはそんな事言って無いよ?」
「そん・・・な・・・っァこと・・・・・・ああァ…ンっ」
「ほら、身体は正直だよ。こんなに喜んでる」
「んんっ・・・あっ・・・」
糸は、声を抑える事もままならなくなってきた。
「糸・・・もっと俺を感じてごらん」
初めて聴く真の言葉に、糸は計り知れない快感を憶え声が漏れる。
「あああぁぁ・・・・・・」
糸の奥から蜜が溢れ出し、太腿の辺りに何か液体の感触を感じるほどであった。
糸の胎内(なか)に絡み付いている長い指が1本曲げられ、糸の中で別々の所を擦り始めた。
最初は規則的であった指の動きにが、徐々に不規則な動きに変わっていく。
胎内と乳房の2箇所を攻められている糸は、既に自分の力では身体を支えられなく、
真に身体を預けるしか術が無くなっていた。
「ンンっ…あっ・・・」
急に身体が開放され、不満とも思えるような喘ぎ声が糸の口から漏れる。
次の瞬間腰を抱かれ、目前には真の顔があった。
真の顔を見た瞬間、先程まで受けていた行為を思い出し、羞恥心が糸を襲う。
「かわいい・・・糸。」
瞼にキスをし、今度は糸の唇に唇を重ねていく。
柔らかい唇の間をすり抜け、糸の歯列を確認するかのようにゆっくりと動く真の舌は
更に滑りながら糸の舌に絡みつく。


・・・どれだけの時間が経ったのだろうか・・・



「!!っんぁ」
今までとは違う刺激を感じ、視線を下に落とすと、そこには真の頭があった。
「そんなとこ……っン…だ・・めっ・・・ぇえ」
真の頭を抑えながら、しきりに頭を左右に振り懇願するように叫ぶが、一向にその行為は止まらない。
真の舌先が、ゆっくりと花弁の襞をなぞって行く。
ザラついたその感触に、糸の身体は震えが止まらなく嗚咽のような声が漏れ始める。
その言葉とは裏腹に、糸の腰は真の動きに合わせて動いている。
糸は天を仰ぎ、身体を震わせながら必死で声が漏れないように自分の腕を噛む。
真の舌が更に奥へ侵入すると、糸の身体は軽く痙攣し始めていった。
「アァァ・・・んっ・・・まこ・・・・・・もう・・・」
ギリギリの所でまたもや現実に引き戻されると、下から糸の顔を見上げる真がいた。
「ん?もう・・・なに?糸さん?」
下から見上げる糸の顔は、新鮮で一段と悩ましい。
その顔は見る見るうちに紅潮し始めた。
頂点に達する途中に突然開放された糸の下半身がモジモジと動いているのを確認しながら、真は追い討ちをかけていく。
糸の唇に軽く触れ、優しく笑みを浮かべながら問いかけた。
「糸さんどうしてほしい?・・・いってごらん・・・」
「そ・・そんな・・・こと・・・ぃ・・ぇ・・・ない」
顔を真っ赤にしながら消えそうな声で答える。
「糸さん、ココ・・・こんなだよ?・・・いいの?」
「あぁっ・・・っ・・・ん・・・」
「ほら、どうして欲しいか言わなければこのままだよ?」
「まこの・・・いじわる」
「糸さん本当は、こうされると嬉しいくせに・・・」
「そんな・・・こと・・・・・・」
瞳に光る物を浮かべながら、懇願するかのように真を見つめる。
勿論真も、そろそろ限界が近くなってきているが、糸の敏感になった入り口を自分自身で擦りつけながら、糸が自ら求めるまで待っている。
すると喘ぎ声と共に、糸がついに嘆願するような声で呟いた。
「んふっ・・・あぁ・・・おねがい・・・」
「なにを?」
それでも更に追い討ちをかけられ困惑していたが、敏感な部分に真を感じながら我慢の限界が近づくと、何かが糸の中ではじけた。
「お・・・おね・・・がい・・・・・・まこ・・・し・・・・・・て」
その言葉を聴き終わると、糸の右足は大きく持ち上げられ露わになった糸の奥に、真がゆっくりと侵入していく。
糸はその侵入物を、愛しく放さないようにしっかりと銜えている。
真はきつく締め付けられながらも、ゆっくりと上下に動き糸に快感を与えていく。
「あぁぁ・・・っ・・・」
何時もとは違う糸の甘い声が響き渡る。
羞恥心が薄れていった今、糸は明らかに今までと違った。
真の胸に体を押し当て、自ら首に手を回し密着し、真の動きに合わせ自ら腰を振っている。
「糸さんのココ凄くアツイ・・・・・・・・・ココ、オレの事締め付け放さないよ」
もう、その声は糸の耳には届いていなかったのかもしれない。
「んっ・・・ま・・・っ・・・こ・・・ぉ・・・い・・・ぃ・・・」
糸の限界を察し真の動きも早くなり、糸の中で弧を描くかのように動き始めた。
2人の接合部分からは透明な粘液があふれ出し、その動きに合わせ卑猥な音を響かせている。
糸は今までと違う刺激を受け、吐息も激しく、悲鳴にも近い嗚咽をあげ始めた。
「かわいいよ糸、もっと乱れてごらん」
満足げな表情をし糸の髪を優しく撫で額に口付けると、糸の最奥に、自分自身を突き刺した。
「っふ・・・あぁーっ・・・・・・ン」
叫び声とともに、恍惚な表情を浮かべた瞬間、
真は力いっぱい糸の腰を曳きつけ最奥に突き刺すと糸の胎内は痙攣し熱い蜜が溢れ、真の液と混ざり合い太腿へと流れ出す。

どのくらいの時間、お互いのぬくもりを感じあっていたのだろう。
糸の身体を支えながら抱きしめ優しく髪を撫で呟いた。
「糸、愛してるよ・・・」
「・・・あたしも・・・」

どちらからとも無く唇を合わせ、見詰め合う。



「ねぇ糸さん?また一緒にお風呂入ろうねー?」
「イヤだ!もう、ぜってぇ一緒に風呂なんか入んねぇー」







・・・そして翌日、ジャンケンの時間。
またもや糸の断末魔が響き渡っていた。

今度は何をさせられるやら・・・・・・。





















<<管理人より>>

紅葉さん、ありがとうございましたーvv
きゃ〜〜エロエロ〜〜〜〜*^▼^*
糸さんのお誕生日記念にいただきました〜〜〜vv

でもって、このジャンケンゲームで、カードの数だけお話を書いてもらえるかもっ!?
とわくわくしている私vv
如何でしょうか??

と調子に乗ってさり気ないおねだりをしてみる♪♪♪

初めてでこんな(エロ)長文を書けるなんて・・・・・なんてスゴイっ!
ここで一気にこの世界で、一緒にばんばん創作活動いたしましょうvv
こっちの水も甘いですよ〜〜〜(^^)v

産みの苦しみ、密かにお察しいたします。ありがとうございましたっ\(^o^)/
ただただ、【感謝】のひとことです<(_ _)>

(2004.07.25)