ごすん
「ぐ……が……へ、陛下、ぐーでどかんはなしでございます」
無言で拳をマジェストのみぞおちにきれいに納めるまお。
右うでがぴんとのびて、肩と腕が一直線になっている。
「うるさい」
ふーと右手拳に息を吹きかけて、彼女は自分のいすに戻る。
女の子というのは非常に容赦ない。はっきりいって。
「さてー。それでね、本題なんだけどね。あと2話で終わるじゃない」
腰掛けると、自分のコーヒーの上で手を組んで、やっぱり両肘をつく。
「そうでございますな」
ずず。
マジェストは自分のブラックコーヒーをすする。
「こんなところで止めたら、その。かゆいとこに手を当てただけで『かくんだったらかいてよ!』ってかんじ?」
「ふむ、いくにいけないというやつですな。……それがなにか?」
まおはむむむとうなると言った。
「作者の奴向こう一月通信環境途絶らしいのよ」
ががびびーん!
「な、なんですとー!」